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2020.12.04運開
利根川上流部②赤谷川・上牧発電所~佐久発電所

東京電力RP(株)  上牧発電所[水 力]
所在地:群馬県利根郡みなかみ町上牧
昭和33(1958)年11月  :運用開始
水路式・調整池式
認可最大出力:31500kW   常時出力: 5800kW
最大使用水量:25.00立方メートル毎秒
有効落差:144.13m
水車:出力32300kW×1台
発電機:1台
導水路:総延長10542.5m
取水位標高:559.60m
放水位標高:403.76m
流域面積:406.0平方キロメートル
取水:利根川[小森ダム]559.60
放水:利根川[岩本取水堰]403.76m

東京電力RP(株)  小松発電所[水力]
所在地:群馬県利根郡みなかみ町上牧
運開:大正11(1922)年11月[不明]
水路式・流込み式
認可最大出力:13300kW  常時出力: 8100kW
最大使用水量:14.00立方メートル毎秒
有効落差:113.55m
水車:3台 総出力14800kW
発電機:3台
導水路:総延長11329.6m
流域面積:460.2平方キロメートル
取水:利根川(湯桧曽川合流直前部)521.20m
放水:利根川[岩本取水堰]400.36m

岩本発電所利根川取水堰(仮称)
場所:403m
取水:利根川[小松発電所14.0m3/s・上牧発電 所14.0m3/s・[構想]月夜野発電所18.0m2/s]
利水:岩本発電所(最大30.5m3/s・利根川取水単独分不明)

潜在的に46m3/s程あるので最低でも16m3/s程は増強出来る余地有り。


~赤谷川~

東京発電株式会社 赤谷川第二発電所[水力]
所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣
昭和35(1960)年10月26日:運用開始
水路式・調整池式
認可最大出力:3100kW  常時出力: 100kW
最大使用水量:3.40立方メートル毎秒
有効落差:111.50m
水車: 出力3400kW×1台
発電機:1台
導水路:総延長4610.0m
取水位標高:735.00m
放水位標高:618.50m
流域面積:39.5平方キロメートル
取水:渋沢?→赤谷川→小出俣沢
放水:赤谷川

(中略)

群馬県企業局 桃野発電所[水力]
所在地:群馬県利根郡みなかみ町上津
昭和33(1958)年5月:運用開始
水路式・調整池式
認可最大出力:6,200kW  常時出力:1,900kW
最大使用水量:11.50m3/s
有効落差:66.34m
水車:出力6200kW×1台
発電機:1台
導水路:総延長3835.2m
流域面積:139.7km2 (8.2%)→片品川や利根川上流の水量流域比が3%程度なのに対して割りと普通の割合。。
取水:相俣発電所→須川川471.46m
放水:赤谷川[岩本発電所取水堰]399.07m

岩本発電所赤谷川取水堰(仮称)
場所:400m
取水:赤谷川[桃野発電所(11.50m3/s)]
取水量:最大30.5m3/s(赤谷川側単独取水量不明)
流域:桃野発電所取水域139.7km2(11.5m3/s)・岩本取水堰単独取水域39.2km2(→3.2m3/s程度)



(四釜川)

(薄根川)

<沼田市街>

片品川合流

東京電力RP(株)  岩本発電所
所在地:群馬県沼田市岩本町
運開:1949.3[日本発送電(株)]
水路式・流込式
認可最大出力:28,400kW→54,800kW[+28.4MW]   常時出力:11100kW
最大使用水量:30.50m3/s→61.0m3/s
有効落差:107.90m
水車:2台 総出力30000kW
発電機:2台
導水路:総延長16748.4m
流域面積:561.0平方キロメートル
取水:利根川赤谷川400.00m
放水:利根川[綾戸ダム]277.90m

利根川での推定可能取水量は46m3/s,赤谷 川の推定可能取水量は14.7m3/sで合計60.7m3/s程。
発電量を倍増出来る。

伏田発電所(片品川)
運開:1926(T15).10[東京電燈株式会社?]
認可最大出力:13,000kW→26,000kW[+13MW]
最大使用水量:22.54m3/s→45.1m3/s
有効落差:68.10m
導水路:総延長6741.1m
取水:片品川351.47m
放水:利根川[綾戸ダム] 277.00m

綾戸(あやど)ダム
種類:取水堰
堤高:14.45m、堤頂長:118.6m
流域面積:1,696.6km2
受水:岩本発電所(30.5m3/s→61.0m3/s)伏田発電所(22.54→25.1m3/s)
送水:群 馬用水導水幹線(農業用水:最大12.44m3/s・水道水:4.292m3/s)・佐久発電所(69m3/s・EL=270.70m)・綾戸発電所(11.23m3/s・EL=275.60m)

群馬用水
https://www.water.go.jp/kanto/gunma/jigyo/index.html
取水は沼田市岩本地点の利根川右岸から行い、赤榛分水工で赤城幹線・榛名幹線に分水し、分水口、揚水機場等を経由して用水の供給を行います。
 農業用水は、赤城山南麓や榛名山東麓の農業地帯のうち、前橋市など7市町村の耕地約6,300haの畑地潅漑、田畑輪換、既成田の用水補給のため、最大 毎秒12.44立方メートルの用水を供給します。
  水道用水は、県央地域の前橋市、高崎市、渋川市など8市町村に最大毎秒4.292立方メートルを供給します。



東京電力RP(株)  綾戸発電所
所在地:群馬県利根郡昭和村川額
平成10(1998)年4月  :運用開始
水路式・流込式
認可最大出力:670kW  常時出力:240kW
最大使用水量:11.23立方メートル毎秒
有効落差:8.06m
水車:2台 総出力766kW
発電機:2台
導水路:総延長52.7m
流域面積:1696.6平方キロメートル
取水:利根川[綾戸ダム]275.60m
放水:利根川266.63m


真壁(まかべ)ダム[水力][場 所]・[便 覧
河川     利根川水系利根川
目的/型式     P/非越流型重力式コンクリートダム
堤高/堤頂長     26.1m/535.6m
流域面積/湛水面積     1737km2 ( 直接:1km2 間接:1736km2 ) /12.5ha
総貯水容量/有効貯水容量     1143千m3/70.0万m3→使用水量は佐久1~3号機の69.0m3/s。2.8h=約2時間50分程持つ。
(運開当時の有効貯水量 約834,800立方メートル)→こんな人口的な調整池でも有効貯水量減るのか??
ダム事業者     東京電力(株)
着手/竣工     1922/1928
ダム湖名     真壁調整池 (まかべちょうせいち)
標高
 天端標高:271.820m
満水位標高:270.700m
低水位標高:266.030m
 基礎標高:245.760m



(吾妻川合流)

東京電力RP(株)  佐久発電所[水力]→4号機(吾妻川)
所有:関東水力電氣株式会社[運開]
昭和 3(1928)年11月  :1~3号機運用開始
昭和13(1938)年     :  4号機運用開始
水路式・調整池式
認可最大出力:76800kW(運開当時66000kW)
(1~3号機70,000kW、4号機6,800kW)  常時出力:29400kW
年間発生電力量:約400GWh(4億キロワット時)
最大使用水量:102.40立方メートル毎秒
1~3号機:69.00m3/s
  4号機:33.40m3/s
有効落差:116.68m(1~3号機) 24.16m(4号機)
水車:1~3号機:3台、4号機:1台 総出力86230kW
発電機:4台
導水路:総延長15631.7m
流域面積:3093.0平方キロメートル
取水:(1~3号機)利根川[綾戸ダム]→沼尾川→真壁調整池[真壁ダム]270.70m
取水:(4号機)吾妻川[渋川発電所(放水位:176.95m)]
放水:広瀬桃木用水(昔は利根川の分流、現在は佐久発電所の放流用)147.78m

調圧水槽と水圧鉄管


建屋

22.5

浅野セメント創業者、浅野総一郎氏により開設されたその室の作(さく)の雅号「佐久」より命名とのこと。木曽の桃山発電所みたいに地名無関係な命名例である。

渋川P/Sで検討した所に拠ると,41.5m3/sに増強出来るので取水位176.95mで8.1m3/s得られる。増強工事をするには一寸少ないので他 でも取水してみる。
利 根川(178.5m)でも取水してみる。佐久1~3号機の取水域の下流をカウントしてみるとこんな感じ。93.9km2もある様だ。3%で 2.8m3/s程度の取水となる

と云う事で10.9m3/s程度の追加水量が確保でけた♪
もし渋川P/Sで平沢川からも導水すると更に0.3m3/s上乗せ。11.2m3/sとなる。

導水管の増設は約7km程で合計2.3MW増える。0.33とギリギリ。