電 力総研 水 力あれこれ(東北)
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
22.7.16運開
常磐海岸(相双地区・磐城海岸・多賀郡)

阿武隈川(別頁) (←宮城県)|(福島県→) 宇多川 真 野川開発私案(+4.8MW) 新田川石神P] 太田川 請戸川(大柿D開発私案(+10.7MW)】高瀬川)  熊川 冨岡川 木戸川二P木 戸ダム開発私案(+8.6MW)】]  夏井川(別頁) 鮫川 (←福島 県)|(茨城県→) 大北川【増強案(+3.15MW)】 花貫川   十王川 久慈川(別頁)

無理矢理阿武隈川から久慈川までの間を常磐海岸として纏めた♪意外に発電所が立地している。
またダムが既存の発電所の途中(発電所と取水堰堤の間)に作られてることが非常に多い(木戸川・大北川・花貫川・十王川)



~阿武隈川~[→こちら]


~宇多川~

松ヶ房ダム


~真野川~    

(源流)────真野ダム──真野発電所──開発私案(+4.8MW)──(上 真野川合流・南相馬市鹿島市街)───(河口)
出典:福島県

東北自然エネルギー(株) 真野発電所[水力
所 在地:福島県相馬郡飯舘村大倉
運開:1992(H4).4.1[福島県企業局]/譲渡:2005.3.3[東星興業(株)]
ダム式・貯水池式
    認可最大出力:1,100kW      常時出力: 200kW[18.2%]  →ちいせえ,,
    最大使用水量:2.80m3/s[0.38]
    有効落差:47.24m
    水車:横軸フランシス水車 出力1160kW×1台
    流域面積:72.8km2
    取水:真野川[真野ダム(堰場川)]176.00m
    放水:真野川127.12m


真野ダム [福島県](まの) [便覧][福島県
河川     真野川水系真野川
目的/型式     FNWI/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     69m/239m
流域面積/湛水面積     72.8km2 ( 直接:64.4km2 間接(堰 場川):8km2 ) /175ha
総貯水容量/有効貯水容量     3,620.0万m3/3,480.0万m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     1971/1991
計画高水流量:800m3/s
計画最大放流量:420m3/s
洪水貯留準備水位(洪水期満水位?):173.0m
通常時最高貯水位(常時満水位?):176.0m

台風第19号(2019.10.11-13)の出水による真野ダムの洪水調節効果について
出典:福島県

【真野川開発】
折角の間接流域含めて72km2に3,500万m3近い貯留量が活かされず現況3.2m3/s・1,100kWという弱小発電しかしていない。3.2km 程導水すると EL.60m程に至る。

[私案]新真野川発電所
出力:4,800kW[+4.8MW]
水量:5.0m3/s
落差:115m
導水:3.2km
取水:真野川[真野ダム]176m
放水:真 野川57m

現行真野発電所は限りなく河川維持流量発電に移行すべし。


~新田(にいだ)川~

(源流)──(飯樋川:岩部ダム)───(野手上川:風兼ダム)────石神発電所(水無川・高の倉ダム)─(南相馬市原 町市街)──(河口)

(原町市街)
~水無川~

高の倉ダム[便覧] [wiki
 河川     新田川水系水無川
目的/型式     A/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     54.2m/124.4m
流域面積/湛水面積     13.4km2 ( 全て直接流域 ) /32ha
総貯水容量/有効貯水容量     6000千m3/5700千m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     /1975

新 田川水系は原町区中心部を横断し、流域は約970戸の農家が営農する約1,200haに及ぶ水田地帯であり、用水源を新田川とその支流の水無川に頼ってい るが、扇状地に位置し河床を伏流する河川であるために取水不能になる事態が発生し、毎年深刻な水不足に悩まされていた。1958年(昭和33年)、 1961年(昭和36年)に発生した大干魃により、灌漑用ダム建設の要望が大きくなり、福島県により1969年(昭和44年)に採択された県営かんがい排 水事業を受けて1972年(昭和47年)ダム本体工事に着手、1975年(昭和50年)9月貯水開始、1976年(昭和51年)3月に竣工した。1981 年(昭和56年)3月に2条の幹線水路が完成し全事業が終了した[2]。現在は当ダムの水路を利用した小水力発電の計画がなされている[3]wiki  


東北電力(株) 石神発電所[水 力][DB
所在地:福 島県南相馬市原町区大谷
運開:1944.11
 水路式・流込式
認可最大出力:8,700kW     常時出力:2,200kW
    最大使用水量:4.60m3/s[28.7%] ←比率小せえ。。
    有効落差:231.00m ←デカい!
    水車:横軸ペルトン水車×2台 総出力10200kW
      導水路:総延長8754.8m、(新田川→発電所)
    導水路:総延長671.9m、(比曽川→主要導水路)
    流域面積:159.9km2
    取水:新 田川比 曽川、三号沢(どれ?)他3(計6箇所こ こ?こ こ?こ こ?こ こ?)317.00m
    放水:新田川69.10m


風兼(ふがね)ダム(別名?:野手上ダム)[便覧][水辺遍路
新 田川水系野手上川[場 所EL.373m
目的/型式     AP/アース ←おお,目的にPがはいっとる!草木発電所岩倉ダムみたいなダムと取水口が離れてる形式?
堤高/堤頂長/堤体積     17.3m/81m/39千m3
流域面積/湛水面積     7.5km2 ( 全て直接流域 ) /4ha
総貯水容量/有効貯水容量     381千m3/381千m3
ダム事業者     原町市
本体施工者     東北建設
着手/竣工     /1937




岩部(がんべ)ダム[便 覧
河川     新田川水系飯樋川[場 所EL.630m
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長/堤体積     23.1m/119m/85千m3
流域面積/湛水面積     3.8km2 ( 全て直接流域 ) /15ha
総貯水容量/有効貯水容量     880千m3/880千m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     /1962



~太田川~

横川ダム


鉄山ダム



~請戸(うけど)川(別名泉田川(いずみだがわ)または室原川(むろはらがわ))~

(源流・請戸川)───昼曽根発電所──大柿ダム──[浪江](高瀬川合 流)─(河口)

原発は貴重な日本の国土を荒廃させたのである。旧浪江市街を貫通する請戸川は風向きの関係で最も濃厚に汚染された原発の北西方向に伸びている。

避難区域の状況(令和5年5月1日時点)
出 典:福 島県

【大柿ダム】(→諸元)     
その上流にある大柿ダムももろに帰還困難地域のど真ん中にあるようだ。
だが,既にダンプなどが出入りして工事を出来るぐらいにはなっているようだ。[遍路]
国際基準である年間20mSvを 作業員がクリア出来る範囲で工事はおこなわれているのであろう。

※国際放射線防護委員会(ICRP)では、 原発事故等の緊急時の対策について、各国政府は年間20~100ミリシーベルト(mSv)の範囲で、それぞれの国や事故により被災した現地が置かれている 状況を総合的に考慮して避難指示の基準を決定するよう勧告しています。
日本政府は東京電力福島第一原子力発電所事 故時に住民の安心を最優先し、事故直後から最も厳しい値である年間20ミリシーベルト(mSv)を避難指示の基準として採用しています。環 境省

大柿(おおがき)ダム[遍路…原発事 故10周年を機に思い切って、今なお帰還困難地域となっているエリアの池をめぐった。][wiki[便覧][農 水省]   
河川     請戸川水系請戸川
目的/型式     A/ロックフィル
堤高/堤頂長    84.5m/262m
流域面積/湛水面積     110.2km2 ( 全て直接流域 ) /93ha
総貯水容量/有効貯水容量     1,950.0万m3/1,730.0万m3
ダム事業者     東北農政局
着手/竣工     1972/1988
利⽤⽔深52m〜22m/ 満水位:170m

>浪江町と南隣の双葉町、北隣の相馬郡小高町(現南相馬市小高区)は、それまで小高川、宮田川、請戸川、高瀬川、前田川の5本の中小河川や地下水か ら灌漑用水を得ていたが、阿武隈高地がすぐ迫る地形のため、河川の水がすぐに太平洋に流れ出してしまい水利が悪く、また取水堰や用水路は藩政時代から用い られている小規模老朽施設が多く、用水系統も複雑になっており、維持管理の費用、労力がかさみ、狭小な水田区画も相まって農業の近代化が阻害されてきた。 そこで請戸川上流に当ダムを、支流の高瀬川上流に焼築頭首工を建設し、それぞれを結 ぶ基幹水路を整備することで下流の3,808haにわたる水田へ農業用水を供給する国営請戸川農業水利事業が行われ、1972年度に事業着 手、1988年度に竣工し、1989年度より請戸川土地改良区により管理されている。 [wiki]
出典:農 水省
出典:農 水省

出典:農 水省
大柿ダムも潅漑専用ダムである。
帰宅困難地域の定義は
>年間積算量が50ミリシーベルトを超えて、5年間たっても年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれがある区域は、“帰還困難区域”と して、引き続き避難の徹底を求めているんだ。[福島県
とのことで,かけがえのない国土がこんなになってしまった恨み(津波を予見できたにも拘わらず工事をしなかっ た東電国 策として安全を犠牲にするのを見逃してきた政府への)は筆舌に尽くしがたいが,ことこうなってしまった以上,大柿ダムも潅漑ダムとしての役目は諦 めて,周辺の工事は出来る様なので電力ダムに作り替えよう。

[改]大柿ダム
目的 P
流域面積/湛水面積     110.2km2 ( 全て直接流域 ) /93ha
総貯水容量/有効貯水容量    1,950.0万m3/1,730.0万m3
取水口:斜樋・最大9.085m3/s

[私案]浪江発電所    
出力:10,700kW[+10.7MW]
水量:9.0m3/s
落差:140m
導水:4.7km
取水:請戸川[大柿ダム]170m
放水:請戸川23.7m


なかなかいいものが出来たけど農水省や地元は大柿ダムを潅漑に利用するのは諦めていない様だ(それはそれで応援したい。頑張って欲しい。)

>放流⽔の放射性セシウムは、現在までの調査(2013年7⽉〜2017年12⽉)で、飲料⽔に適⽤される基準値(10Bq/kg(Bq/Lと同 等))を超えたのは、2013年9⽉と2015年9⽉の2回で、それ以降、超過は観測されていません。
セシウムに関してはそれなりに安全なレベルになっているのかな。。

とはいえ,潅漑需要の恢復は長期に亘るであろうし,発電用ダムで売電して土地改良区の運営を金銭的にサポートしつつ将来の再建を期すという方向性があって もいいのではないだろうか?

東北電力(株) 昼曽根発電所[水 力
所在地:福島県双葉郡浪江町昼曽根
運開:1913(T2),6[磐城水電(株)]
水路式・流込式
    認可最大出力:500kW   常時出力:320kW [64%] ←規模小せえ。。常時も高めだし増強の余地有 り
    最大使用水量:1.67m3/s
    有効落差:46.97m
    水車:横軸フランシス水車×2台 総出力597kW
    導水路:総延長2376.7m
    流域面積:81.6km2
    取水:請戸川 238.57m
    放水:請戸川 185.97m


~高瀬川~

(源流・高瀬川)──古道川発電所──高瀬川発電所──[浪江](請戸川合流)─ (河口)

焼築頭首工[] [地 理院

東北電力(株) 高瀬川発電所[水 力
所在地:福島県双葉郡浪江町井手
運開:1926(T15).6
水路式・流込式
    認可最大出力:5,800kW      常時出力:2,700kW[46,5%]
    最大使用水量:5.73m3/s[0.31]
    有効落差:128.73m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力6094kW
    導水路:総延長3887.9m
    流域面積:185.5km2
    取水:高瀬川+行司沢 218.55m
    放水:請戸川 148.65m


東北電力(株) 古道川発電所[水 力
所在地:福島県田村市都路町古道
運開:1940(S15).3
水路式・調整池式
    認可最大出力:2,490kW     常時出力:1,060kW  ←何この中途半端な最大出力の値は?
    最大使用水量:5.01m3/s  ←こちらは割と切りの良い数字♪(多分180立尺毎秒・例えば豊岡PSも近似の数字)。
    有効落差:63.40m
    水車:横軸フランシス水車×2台 総出力3000kW
    導水路:総延長1670.1m(古道川→発電所)
    導水路:総延長3088.7m(葛尾川→発電所)
    流域面積:168.8平方キロメートル
    取水:古道川[古道川ダム]+家老川→葛尾川 338.98m
    放水:古道川 273.56m


~前田川~


[破潰]東京電力(株) 福島第一原子力発 電所
運開:1971.6(1号機) 廃止: 2014.1(5,6号機)  
出力:0kW[4,696,000kW (▲4,696MW)]

~熊川~

常磐線から海沿いが帰還困難地域。

舘山溜池 [福島県](たてやまためいけ) [便覧
河川     富岡川水系富岡川(→熊川水系支流に見える)[場 所
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長/堤体積     20m/155m/80千m3
総貯水容量/有効貯水容量     1286千m3/1286千m3
ダム事業者     富岡町上岡村連合第二耕地整理組合
着手/竣工     1935/1940

坂下ダム[便覧
河川     熊川水系大川原川[場 所
目的/型式     AP※/重力式コンクリート ※…福島第一原発冷却水供給
堤高/堤頂長/堤体積     43m/231m/110千m3
流域面積/湛水面積     12.5km2 ( 全て直接流域 ) /21ha
総貯水容量/有効貯水容量     2840千m3/2532千m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     /1973

http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=645
 昭和40年代初頭、福島県大熊町を流れる二級河川大川原川上流部に農業用水を確保する目的で新たに土堰堤(溜池)が建設されることになりまし た。福島県が計画したこの溜池に昭和42年9月、東京電力から参加の申し込みがあり、福島県と東京電力との間で協定が結ばれました。これにより、アースダ ムから重力式コンクリートダムに型式が変更され、待望の「坂下ダム」は、昭和48年に完成しました。ダム本体建設に関する事業費2,235,092千円の うち、福島県が742,050千円(33.2%)、東京電力が1,493,041千円(66.8%)それぞれ負担したということです。
 一般に発電目的のダムが、水の位置エネルギーを利用しているのと異なり、坂下ダムの場合は、原子炉の沸騰用水を供給するものです。こうして40年近く首 都圏に電気を送る仕事を支えてきました。突然の方向転換は、平成23年3月の東日本大震災による原発事故後のことです。このダムの水はメルトダウンした原 子炉を冷却するための水として使用されることになり、冷温停止後も重要な冷却用水の水源として今日に至っています。



~富岡川~

(源流)─────(支流:毛戸ダム)───────(野沢川:荻ダム)───滝川ダム ────(河口)

帰還困難地域からは外れている。


滝川(たきかわ)ダム[便覧
河川     富岡川水系富岡川[場 所
目的/型式     A/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     74.3m/213m/277千m3
流域面積/湛水面積     31.2km2 ( 全て直接流域 ) /27ha
総貯水容量/有効貯水容量     5945千m3/5165千m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     1985/2010


荻ダム [福島県](おぎ) [便覧
河川     富岡川水系荻野沢川[場 所
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長     27.8m/89m
流域面積/湛水面積     km2 /7ha
総貯水容量/有効貯水容量     716千m3/716千m3
ダム事業者     滝川江筋土地改良区
着手/竣工     /1934 ←古い




毛戸ダム [福島県](もうど) [便覧
河川     富岡川水系富岡川(支流)[場所
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長     22m/180m
流域面積/湛水面積     5.2km2 ( 全て直接流域 ) /8ha
総貯水容量/有効貯水容量     544千m3/544千m3
ダム事業者     福島県
着手/竣工     /1965



[廃止]東京電力(株) 福島第二原子力発電所
運開:1982.4(1号機) 廃止: 2019(廃炉措置が決定)
出力:0kW[4,400,000kW (▲4,400MW)]

~木戸川~     

(源流)─木戸川第一発電所木戸川ダム木戸川第二発電所木戸川第三発電所─[楢葉付近]─(河口)

楢葉町はフクイチにも近い。現在の公共施 設の空間線量はこんな感じ。0.08~0,11μSv/hの数字が並んでいる。
これだけでは高いのか低いのか全く想像が付かないので検索掛けると環 境省の頁が引っ掛かって世界でも比較的高めの漢城(ソウル)や倫敦と南相馬/福島が0.11程度の様である。東阪札福と比べても未だ高い様だが, 科学的には特に問題ない範囲という感じか。
特に追加費用無く水発の開発も出来そうである。寧ろ太陽光だの風力だの開発するより福島に優先的に再エネ集積させるなら木戸川の発電所増強を促しても良い ぐらいであった。
とはいえ調べて見ると流域の平均年間降水量は1400mmだそう[福 島県]で,可成り小雨とは云えるか。。


東北電力株式会社 木戸川第一発電所[水 力]    
    所有:郡山電氣株式会社[運開]
    大正13(1924)年12月  :運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:2,570kW     常時出力: 2,100kW
    最大使用水量:4.45m3/s
    有効落差:77.42m
    水車:横軸フランシス水車×2台 総出力2775kW
    導水路:総延長1647.5m
    取水位標高:376.55m
    放水位標高:295.14m
    流域面積:161.0平方キロメートル
    取水:滑津川→木戸川
    放水:木戸川

木戸川第二取水堰堤[DB]      
 (主要取水設備) 取水河川             木戸川
  (主要取水設備) 型式             取水堰
  (主要取水設備) 材質             コンクリ-ト
  (主要取水設備) 高さ     (m)       8.18
  (主要取水設備) 堤頂長     (m)       43.50

谷室沢(やむろざわ)ダム[水 力][便覧] [DB]    
河川     木戸川水系谷室沢
目的/型式     P/自然越流型直線重力式コンクリート
堤高/堤頂長     22.7m/90.6m
流域面積/湛水面積     154km2 (  直接1.5km2  間接  ) /1ha ※寧ろ殆ど全てが間接流域である
総貯水容量/有効貯水容量     9.2万m3/5.3万m3
ダム事業者     東北電力(株)
本体施工者     日産建設
着手/竣工     /1936 (水力:着手/竣工 1952/1953)
  (貯水池) 総貯水量     (m3)       92,318
  (貯水池) 有効貯水量     (m3)       52,887
  (貯水池) 湛水池面積     (km2)       0.02
  (貯水池) 最高水位     (m)       279.42
  (貯水池) 最低水位     (m)       274.88
  (貯水池) 利用水深     (m)       4.54

木戸ダム[便覧]    
河川     木戸川水系木戸川
目的/型式     FNWI/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     93.5m/350m
流域面積/湛水面積     224.8km2 ( 全て直接流域 ) /63ha
総貯水容量/有効貯水容量/平常時最高貯水位     18470千m3/1,277.0万m3/181.5m
ダム事業者     福島県
着手/竣工     1983/2007
流域には昭和46年、52年、61年及び平成元年に洪水被害が発生し平 成元年8月の集中豪雨では過去最大の被害をもたらしました。一方、昭和49年、62 年及び平成6年から8年には深刻な水不足に見舞われ、中でも平成8年8月1日から20日までの降水量は福島県浜通りで2ミリと少なく、農作物等渇水対策本 部が設置されました。また、双葉地方は火力・原子力発電の電源地帯であることに加え、現在整備中の常磐自動車道の延伸により双葉の5町(双葉町・大熊町・ 富岡町・楢葉町・広野町)が推進している工業団地の造成など、急激な地域開発が進み、これまで依存してきた地下水の取水可能量が限度に達していました。こ うして、双葉5町より多目的ダムの建設が強く望まれ、木戸川総合開発事業の1つとして木戸ダムが建設されました。[福 島県
 


東北電力株式会社 木戸川第二発電所[水 力]     
    所有:日本産業株式会社-日本鉱業株式会社(木戸川発電所)[運開]-東北電力株式会社[現在]
    昭和11(1936)年11月  :運用開始
ダム水路式・調整池式
    認可最大出力:14,300kW      常時出力: 2,900kW
    最大使用水量:8.35m3/s[0.38]
有効落差:217.70m
    水車:立軸フランシス水車×3台 総出力17076kW
導水路:総延長6757.5m
流域面積:214.2km2
    取水:木戸川(調 整池あり?)・篠平沢(こ こ?)・乙次郎沢(こ こ?)・谷室沢[谷室沢ダム](こ れ?) 279.42m
    放水:木戸川[木戸川第三調整池] 52.72m


【増強案】

この辺は小雨地帯とは云え。木戸第二辺りは流域面積214.2kmに有効落差217mなのでもう一寸使用水量 を倍増させても良いのではないか。
現在は牧尾ダムと御岳発電所みたいな関係の木戸ダムとの関係は気になる所だが,原発事故後,地 域の水需要は激減しているのでは無いか?
寧ろ木戸ダムから木戸川第三調整池に向けて発電しても良い気がする。調整力電源として活用出来る。

木戸川発電所
ダム水路式・調整池式
出力:8,600kW[+8.6MW]
水量:8.0m3/s
落差:127m
導水路;
流域面積:224.8km2
    取水:木戸川[木戸ダム]184.5m
    放水:木戸川[木戸川第三発電所] 50.0m



木戸川第三発電所・調整池[こ れ?
(主要取水設備) 高さ     (m)       8.78
  (主要取水設備) 堤頂長     (m)       88.34
満水位:50.62

東北電力株式会社 木戸川第三発電所[水 力]        
    昭和14(1939)年6月  :運用開始
水路式・調整池式
    認可最大出力:1,000kW      常時出力: 420kW[42%]
    最大使用水量:7.79m3/s
    有効落差:18.28m
    水車:立軸カプラン水車 出力1179kW×1台
    導水路:総延長1282.1m     放水路:延長44.5m
    流域面積:235.2km2
    取水:木戸川50.62m (これが調整池?)
    放水:木戸川29.55m (これか?)



~夏井川~[→別頁=未]


~鮫川~





(福島県)
───・・───・・───・・───・・───・・───・・───
(茨城県)

~大北川~    

石岡第一発電所の脇にあるのが常磐炭田の曳索鉄道のトンネルとしても利用されていたという十石隧道である。水没しているらしい。→【山行が(よっき)】【youtube(八島廃路)

横川発電所取水堰堤

小山(こやま)ダム[便 覧][茨 城県
目的/型式     FNWI/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     65m/462m
流域面積/湛水面積     79.7km2 ( 全て直接流域 ) /28ha
総貯水容量/有効貯水容量     16600千m3/15000千m3
ダム事業者     茨城県
着手/竣工     1977/2005
最低水位     標高286.1m
常時満水位     標高291.4m
サーチャーシ゛水位     標高316.2m
設計洪水位     標高318.0m

>小山ダムは平成17年度に完成した、県内で一番新しいダムです。またダムの大きさも県内で一番となっています。[茨 城県

ダム直下に横川発電所建屋と石岡第二取水堰がある。小山ダムを水源にして調整力を大北川の発電所に持たせられないだろうか?

【増強案】
小山発電所
出力:1,350kW[+1.35MW]
水量:2.0m3/s
導水路;
流域面積:79.7km2
取水:小山ダム291.4m
放水:大北川[横川発電所放水・石岡第一取水堰堤] 248.32m


東京発電株式会社 横川(よこかわ)発電所[水 力][場 所
運開:1955.1
水路式・流込式
   認可最大出力:2,500kW       常時出力:1,300kW[52.0%]
    最大使用水量:2.80m3/s[0.46]
    有効落差:112.15m
    水車:立軸フランシス水車 出力2500kW×1台
    導水路:総延長4301.2m
    流域面積:60.3km2
    取水:大北川 370.08m
    放水:大北川 251.60m

石岡第一発電所取水堰[場 所][DB
(主要取水設備) 高さ     (m)       1.85
  (主要取水設備) 堤頂長     (m)       9.20
取水:大北川[石岡第二発電所(251.60m・2.8m3/s)]
送水:石岡第一発電所(248.32m・3.90m3/s)


東京発電株式会社 石岡第一発電所[水 力
    所有:久原房之助氏(久原鉱業)[運開]
    明治44(1911)年1月:運用開始
    平成20(2008)年3月:設備改修(5500kW)
水路式・流込式
   認可最大出力:5,500kW(改修前4,800kW)      常時出力:1,100kW[20.0%]
    最大使用水量:3.90m3/s[0.44]
    有効落差:161.10m   (改修前:161.80m/162.00m:改修前は水車が2台だったが有効落差が違った様だ。)   
    水車:横軸フランシス水車 出力5540kW×1台(改修前2台)
    導水路:総延長2831.8m
    流域面積:87.9km2
    取水:大北川 248.32m
    放水:大北川 77.37m

【増強案】

石岡第一は有効落差がデカいしポテンシャルはありそう。水量倍増ぐらい出来るのでは無いか。小雨 地帯だし倍は無理か。

石岡第一発電所
出力:8,300kW[+2.8MW]
水量:6.0m3/s[+2.1m3/s]
導水路;2.3km もう1条新設
流域面積:87.9km2
    取水:大北川 248.32m
    放水:大北川 77.37m


東京発電株式会社 石岡第二発電所[水 力
    所有:久原房之助氏(久原鉱業)[運開]
    大正2(1913)年12月:運用開始
水路式・流込式
  認可最大出力:1,300kW     常時出力: 550kW[]
    最大使用水量:5.00m3/s[0.52]
    有効落差:36.86m
    水車:横軸フランシス水車 出力1300kW×1台
    導水路:総延長745.0m
    流域面積:96.6km2
    取水:大北川 76.77m
    放水:大北川 37.09m


~花園川~

水沼ダム[便覧] [茨 城県
河川     大北川水系花園川
目的/型式     FNWI/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     33.7m/140m/40千m3
流域面積/湛水面積     37km2 ( 全て直接流域 ) /35ha
総貯水容量/有効貯水容量     2230千m3/1660千m3
ダム事業者     茨城県
本体施工者     株木建設
着手/竣工     1961/1966
最低水位     標高270.0m
常時満水位     標高280.0m
サーチャーシ゛水位     標高280.4m
設計洪水位     標高280.4m

>水沼ダムは昭和41年6月に多目的ダムとして県内で一番最初に完成したダムです。[茨 城県


1.3kmの導水路で腰 越(こしこし?)明 部(みょうべ)の川から取水出来る。約9.4km2。
広くは無いけど花園川PSの発電の足しにはなるだろう。


水沼ダム[改・私案]
河川     大北川水系花園川
目的/型式     FNWIP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     33.7m/140m
流域面積/湛水面積    46.4km2(直接 37km2・間接9.4km2 ) /35ha
総貯水容量/有効貯水容量     2230千m3/1660千m3
ダム事業者     茨城県
最低水位     標高270.0m
常時満水位     標高280.0m
サーチャーシ゛水位     標高280.4m
設計洪水位     標高280.4m


東京発電(株) 花園川発電所[DB
運開1953.04
水路式・流込式
最大出力: 2,000kW   常時出力:  900kW[45.0%]
最大使用水量:1.53m3/s
有効落差: 169.08m
導水路:無圧トンネル、暗渠 総延長2,513.1m
流域:35.3km3(水源の水沼ダムより小さい??)
取水:花園川[水沼ダム] 他     259.67m 3箇所
放水:花園川       85.76m

図 で見ると後から建設された水沼ダムから取水している様だ。DBの3頁目にも明記。
但しDB一頁目の諸元はダム直下付近からの取水位が書かれている。

またDBには取水点が3箇所となってるが位置不明。ダムで水没した?
空 撮で見るとダムの外側に発電所の取水堰がある様だ,,
勿体ないことしていそうである,,
建設年は近接してるんだからもっと計画的に建設しろよなぁ。。


[改造私案]花園川 発電所
ダム水路式・調整池式
最大出力: 4,050kW[+2.05MW]
最大使用水量:2.5m3/s[+0.97m3/s]
有効落差:190m
流域:46.4km2
導水:2.5km程度
取水:花園川[水沼ダム]     280m
放水:花園川       85.76m











~花貫川~

(上流)──花貫川第二発電所──花貫第一取水堰堤──花貫ダム──花貫川第一発電所──松原発電所──[高萩市街](河口)


東京発電株式会社 花貫川第二発電所[水 力
    所有:多賀電氣株式会社[運開]
    大正 9(1920)年 1月:運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:750kW      常時出力:355kW[473%]
    最大使用水量:0.83m3/s[0.355]
    有効落差:112.60m
    水車:横軸フランシス水車 出力750kW×1台
    導水路:総延長1198.4m
    流域面積:23.4km2
    取水:花貫川 336.08m
    放水:(花貫川支流) 218.83m

日本初のサージタンクがあったが震災で被災して,結局撤去されたそうな。(水 力さんにデカ目の写真有り)

花貫ダム [茨城県](はなぬき)  [旧名]鳥曽根ダム(とりそね) [便覧][茨 城県
河川     花貫川水系花貫川
目的/型式     FNWI/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     45.3m/223.6m/174千m3
流域面積/湛水面積     44km2 ( 全て直接流域 ) /24ha
総貯水容量/有効貯水容量     2880千m3/2000千m3
ダム事業者     茨城県
本体施工者     株木建設
着手/竣工     1966/1972
最低水位     標高161.0m
常時満水位     標高172.8m
サーチャーシ゛水位     標高175.0m
設計洪水位     標高175.5m

東京発電株式会社 花貫川第一発電所[水 力
    大正7(1918)年5月:運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:630kW     常時出力:525kW[83.3%]
    最大使用水量:1.11m3/s[0.29]
    有効落差:70.61m
    水車:横軸フランシス水車 出力630kW×1台
    導水路:総延長2249.2m
    流域面積:38.4km2
    取水:花貫川 197.64m
    放水:花貫川 122.11m


東京発電株式会社 松原発電所[水 力
    大正13(1924)年1月:運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:330kW      常時出力: 330kW[100%]
    最大使用水量:1.25m3/s
    有効落差:32.80m
    水車:横軸フランシス水車 出力330kW×1台
    導水路:総延長1048.3m
    流域面積:44.5平方キロメートル
    取水:花貫川 121.24m
    放水:花貫川 84.73m




~十王川~


十王ダム

東京発電株式会社 川尻川発電所[水 力
    大正10(1921)年5月:運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力: 800kW   常時出力: 430kW[53.7%]
    最大使用水量: 1.30m3/s
    有効落差:83.31m
    水車:横軸フランシス水車 出力800kW×1台
    導水路:総延長2463.3m
    流域面積: 35.2km2
    取水:十王川 137.00m
    放水:十王川 98.0m

~久慈川~[→こちら]