四国電力(株)広野発
電所[水
力]
[DB] 昭和35(1960)年5月:運用開始 ダム水路式・調整池式 認可最大出力:36,400kW(更新前357,00kW) 常時出力: 0kW 年間発生電力量:110000MWH(1億1千万キロワット時) 最大使用水量:14.3m3/s[1.41]←高い♪ 有効落差:292.70m 水車:立軸フランシス水車 出力36500kW×1台(案内板) 導水路:総延長17088.7m 流域面積:101.7km2 取水:坂州木頭川(川成堰堤)→藤ヶ内谷→樒谷(3箇所)→新居谷(3箇所)→[沢谷(沢 谷第二)→影泉川(沢谷第一)→]→泉谷→大美谷川[大美谷ダム]→発電所[計13箇所(1箇所 不明)] 526.00m 放水:発電所→坂州木頭川[長安口ダム]220.00m |
徳島県企業局 坂州
発電所[水
力] 所在地:徳島県那賀郡那賀町坂州 運開:1952.5・2018年改修 水路式・流込式 認可最大出力:2,500kW(+100kW) 常時出力:120kW(▲20kW) 最大使用水量:6.30m3/s[] 有効落差:47.90m 水車:横軸両掛フランシス1台(立軸フランシス水車×2台 総出力2400kW←改修前スペックであろう。) 導水路:総延長1755.0m 流域面積:40.4km2 →狭い。。広野取水域を抜いている様だ。 取水:坂州木頭川[追立ダム]276.85m 放水:坂州木頭川[(ほぼ)長安口ダム(満水位220m程)]225.36m |
~大美谷~ 大美谷(おおみだに)ダム[便覧][水力] [四電] 河川 那賀川水系小支大美谷 目的/型式 P/アーチ 堤高/堤頂長/堤体積 31.5m/86m/8千m3 流域面積/湛水面積 101.3km2 ( 直接:7.3km2 間接:94km2 ) /8ha 総貯水容量/有効貯水容量 451千m3/309千m3[6h]←取水量は広野Pを6時間程稼働させる程度の貯蔵量。少ない。。 ダム事業者 四国電力(株) 着手/竣工 1958/1960 満水位:広野P取水位/地理院 526.0m/521.0m 満水位標高:526m/低水位標高:520m [水力] より。地理院は低水位を示しているのかな?利用水深は6mという事になる。 四電に よると四国電力初のアーチ式ダムだそうである。竣工は1960(S35)。 23.3,大雨の日に訪問。ダム訪問時には既に雨は止んでいたが濡れた山道を登っていくと堰堤が現れた。 23.3 堤体にあるべき水門がないのでなんかものたりない。。 探してみると対岸の谷底付近に放水口らしきものがあった。 貯水量は30万トン程しか無く小さめの調整池である。直接流域は7.3km2しかなく,この程度の排水能力のもので対応が可能なのであろう。 帰宅後調べて見たら四 電さんも 「左岸岩盤内に建設されたバイパストンネルから放流を行うため、堤体に洪水吐ゲートはありません」とちゃんと書かれていた。 ダム看板 あらまし 23.3 利水標 23.3 湖面は大雨の直後で完全に濁水であった。 帰宅後調べて見たら四 電さんには 「ダムへ導かれた水は、湖底が見えるほど美しく澄んでいます」と誇らしげに書いてあったがw 放流水。上流10余箇所より導水されてくる。濁水が雪崩れ込んできている。 取水塔遠望 二つあるのは一つはバイパストンネル(放流路)用なのかな? さっき見た限りでは 放流水は濁ってないよう だっが,もっとダムの上流で取水してた方が四電のいう「バイパストンネル」っぽくもある。 23.3 濁水は完全に上流からの取水の様で,大美谷上流からの水がメインとなる画面左手では早くも濁りが取れている。 放流水は濁りの少ない湖底付近で取水したりし ているのかも知れない。 昭和30年代竣工のダムにそんな環境に配慮した選択的取水施設的なものが備わってるとは思えないが。 上流遠景。正面に見える吊り橋まで行ってから引き返してきた。 |
追立(おったち)ダ
ム[徳
島県] 坂州発電所取水ダム・砂防ダム 砂防用の追立ダムを利用したもの。 便覧がダム扱いしてなくて掲載してないのはそのせいらしい。縦割り行政めが。 21.6 |
~泉谷[場 所]~ 県道沿い(r16徳島上那賀線)にあるので一寸寄ってみれば良かったが21.6はスルーしてしまった。。 23.3の再訪時は勝浦川側からアクセスしたが,そのルー トこそが泉谷であった。 23.3 雨上がりで水量は多めだったのであろう。道は細く平日にも拘わらずクルマ通りは殆ど無かった。 峠付近では川は直ぐそこを流れている。 徐々に県道(r16徳島上那賀線)と川の比高が離れてきた。 こ の辺(高野)[地理院]。クリックして拡大。 23.3 取水堰擬定地拡大。地理院だとこ こ。G 空撮だとこれで間違いなさそう。 所が入口にはこ の先行き止まりというつれない看板が…。道も狭いし歩いておりてくのも大変そうだしということで断念。 ショックで写真も取り忘れたw 次回以降の課題としたい。ストビュウだと道路が凍結しているので冬期は要警戒である。。 |
~沢谷川~ 坂州木頭川随一の支流,沢谷川。その合流部。23.3は大雨の日で川は濁流であった。上流にダム建設して水貯めたいという眼で見てしまうw 大美谷ダムの貯水量は僅少なのである。。沢谷第二堰堤地点で流域面積26.6km2程。 本流,川成堰堤付近で43.6km2,まととに谷付近で30km2程である。 先ずは大轟の滝が現れる。 更に遡って行くと先ずは鉄管(サイフォン)が現れる。21.6は雲早隧道側から来たので最後に通りがかった(大轟の滝には気付かなかった。。)。 23.3は下流から遡ったので先ずサイフォンが登場。 沢谷を越える広野発電所の鉄管 21.6 23.3 さて,最初に来た時は沢谷第二取水設備を先ず見かけて第一はどこやろな,と首をひねりながら結 局パッと見全く想像も付かなかったが。調べて見るとサイフォンの手前(下流側)lにあったらしい。 二回目には停車して見て見た。 23.3 …画面左手の木の階段(マウスオーバーで表示)を上がっていくと見られる可能性は有りそうだ。画面左下には倒れた道路標識もあるし,雨上がりで全般的に濡 れてて長居は遠慮して先を急いだ。 次回の課題としたい。 ここらから県道をあともうちょい上がると沢谷第二取水設備である。第一は極小(地理院に取水元の川が記載されない)っぽかったがこちらはそこそこデカい。 沢谷第二取水設備 堤高/堤頂長:数m/25m内外 取水量:?m3/s 貯水量:なし? 流域面積:約26.6km2程度 大釜の滝(上流は釜ヶ谷川)の川(沢谷川?),へんど谷・菊千代谷の合流点に取水堰がある。 鮎喰川方面からR193(有名な国道上の素掘り隧道である大釜隧道がある)を那賀川側へ抜 けて山を下る と恰度そこに現れたるがこの取水堰である。 21.6 名を沢谷第二取水設備と云う様である。 21.6 残念ながら利水標は無し。また沢谷には此処にしか取水設備はなさ そうなのに何故か第二と付いている。第一が何処かにあるのかと首をひねる。 →探してみると発 見![すとびゅう]・こ こらにあるらし い。川の名前を 調べる地図では影泉川という様だ。位置的には先程の鉄管の手前である。 ~影泉川~ 沢谷第一取水設備 ~沢谷川・釜ヶ谷川~ この後上流,釜ヶ谷沿いには悪路で有名なR193で鮎喰川の神通谷更には川又方 面へ出る事になる。 大釜の滝 脇の素掘りのトンネル。R193,国道上にあるトンネルである♪ 釜ヶ谷砂防指定地 スーパー林道と交叉。写真は西方面への出入口(ggl に拠ると西コース東側出入口と云うらしい。) 看板。何やら突っ込み所満載。 峠。先程の西コースの東側入口に続き,スーパー林道 の東コースの西側出入口となる。県道側のトンネルを越えると鮎喰川,吉野川水系である。スーパー林道を行くと勝浦川上流で落合に出る。 |
[私案]川成発電所 最大出力:8,400kW[+8.4MW] 有効落差:198m 最大使用水量:5.0m3/s[1.25程] 導水距離:3.4(本導水路)+1.5(藤ヶ谷)=4.9km 流域面積:40km2程 取水:坂州木頭川[岩倉堰堤(37)]・じりそう谷・藤ヶ谷川・同第 二 750m 放水:坂 州木頭川(548m)[(仮称)川成堰堤]←川成堰堤でどの程度取水しているのかは課題である。5.0m3/s取れてないと此処で水を溢れさせて しまうことにはなる。。ただ広野Pの最大使用水量は多めの14.3m3/sで, 更に一旦は大美谷Dに貯める運用なので多めに取水出来る様に設定されている可 能性が高く,実際に本導水路の鉄管の太さも結構太い(この後に沢谷第二からの水が更 に合流する)と,ここ川 成で5.0m3/s程度は余裕で取水している可能性は高いのではないか? |
[私案]槍戸川発電所 出力:4,800kW[+4.8MW] 水量:3.0m3/s 落差:195m 流域:23.8km2 導水:6.9km (0.70) 取水:959m 放水:760m |