~小川~ 小森川方面へはこちらを遡上する。 現状,発電所やダムはなく開発篇で取り扱う。 小川との交叉点にある青看。古座川遡上は佐田(発電所の名前でもある),小川の遡上方面は滝の拝とある。 遡上開始 小川 暫く行くと瀧野拝太郎と小森川に分岐。結局滝ノ拝とやらの正体はわからずw こちらは源流小森川に用が…余りないけど目的地としている。 暫く行くとなんだか凄い川の様相となる。 どうもこれが滝の拝ということらしい。 ということでこれより奥は開発篇(小川)で扱う |
~三尾川~ 三尾川(みとがわ)とr224佐本深谷三尾川線 ▲ r39串本古座川線がR371(r38重複)から分岐するのが三尾川である。橋を 渡った対岸で更にr39から(一)佐本深谷三尾川線(分断)が 分岐(ストビュウ)している。 R371とr39が分岐する箇所とは云え,国道に上書きされてしまって潜伏しているr38すさみ古座線としては全くの中間点である。 そして此処が嘗て白浜近くの紀伊富田駅迄,三尾川紀伊富田停車場線と云う長大な県道が存在していたようだ がその起点と思われる。 この路線,ヨッキの白浜久木線の机上調査 篇の記述の中で知ったのだが,ヨッキはr38沿いの径路だと推定しているが,r38沿いのルートだったするとこんな中途半端な三尾川が起点なのは不自然である(1983年(S58)迄その路線だった。R371が国道指定されたのは1975年(S50)の様である。昭和40年代には三尾川富田停車場線は既に指定されていた様であるが昭和40年代当時のR371は恐らく和歌山県道だったとは思うが何線だったのかな?)。 さて,r213(とr36上富田すさみ線=正確には生馬佐本江住線と云う感じ)が三尾川紀伊富田停車場線の分割から産まれたようにr224も三尾川紀伊富田停車 場線の分割から誕生した様な気がする(→想定地図)。そしてr224が庄川(しゃがわ)越の,r36が地蔵峠の不通区間を抱えているように,r224が深谷地区に不通区 間を抱えていることになる。3箇所も不通区間を抱えて一気に整備したいという考えから各路線一箇所の不通区間を抱えた3路線に分割して各不通箇所に岐れて 開通運動させた方が良いと云う方針転換すら感じることができる。 現地では全くスルーしてしまって写真一枚ないが…。。なんとか再調査したいと思っては居る。 佐本川分流 |
[疑問]さ
て,その際に多少の謎がある。今,七川ダムの平常時最高水位である117mとなるが,例えば七川ダムのバックウォーターを遙かに離れ
た
古座川上流と思われるこ
の辺(小川から導水した水の放水先想定地)の川面の標高が未だ100m程である。 これより下流のこ こら(建物有り・陸上)が104m程。同じ場所のG 空撮だとこんな感じ。水没するようには見えない。詰まり地図の標高が低すぎるかダムの標高 が高すぎるのである。 同じ様に(佐本川に一番近く佐本川からの放水先の想定地である)添野川沿いのr38 の道路面付近の標高が114m程度となっている。川面だと100m程度。地理院はT.P.(東京湾中等潮位)でやってる(と思う)けど七川ダムは 別の基準を使ってないか?? 大阪湾最低潮位(O.P.)だったとしてもO.P=T.P.-1.30mなので整合的な感じでも無い。ダムの諸元の数字がT.P.+ 10m ぐらいだと恰度良い感じである。。K.P.(古座湾中等潮位とか熊野灘最低潮位)でもあるのかもしれないw(唐突であるけど『日本鉄道名所 6北陸線 関西線 紀勢線』(1987小学館)によると阪神電鉄の施工基面高はO.P.+29.3mという中途半端な数値を使っている。なんかの理由で七川ダム建設時に施工 基面高の数値をいじってそれがそのまま残ったりはしないかな??因みに同書では国鉄紀勢本線の古座駅の標高は4m20となっており,地 理院の4.9mと齟齬は無さそう。) |
ダム名 |
河川 |
目的 |
堤高 |
満水位 |
流域面積 |
有効貯水量 |
流域比貯水量 |
その他 |
七川ダム |
古座川 |
発電・洪水 |
58.5m |
116.00m(F期:106.5m) |
102km2 |
2,540.0万m3 | 24.90 |
佐田発電所(7.2MW・16m3/s) |
二川ダム |
有田川 |
発電・洪水 |
67.4m |
201.0m |
228.8km2 |
1,920.0万m3(P:1,670万m3) | 8.39 |
岩倉発電所(11.0MW・15.0m3/s) |
殿山ダム(合川ダム) |
日置川 |
発電 |
64.5m |
125.0m | 294km2 | 1,379.5万m3 | 4.69 |
殿山発電所(15.0MW・26.0m3/s) |
椿山(つばやま)ダム |
日高川 |
発電・洪水・不特定利水 |
56.5m |
206.5m |
396.5km2 | 3,950.0万m3 |
9.96 |
美山発電所(114.0MW・30.0m3/s) |
2020年09月21日 09時00分 現在 |
2020年11月08日 22時20分 現在 |
2021年09月13日 09時10分 現在 |
2023年05月07日 15時00分 現在 |
|
放流量 | 9.5 m3/s | 3.9m3/s |
6.8 m3/s | 12.9 m3/s |
流入量 | 5.2 m3/s | 2.2m3/s |
3.4 m3/s | 66 m3/s |
貯水位 | 103.82 m | 99.9m |
98.23 m | 99.4 m |
貯水量 | 1,067.7万m3 | 772.4万m3 |
667.1万m3 | 738.8 万m3 |
ダム名 |
河川 |
目的 |
堤高 |
満水位 |
流域面積 |
有効貯水量 |
流域比貯水量 |
その他 |
七川ダム |
古座川 |
発電・洪水 |
58.5m |
116.00m(F期:106.5m) |
102km2 |
2,540.0万m3 | 24.90 |
佐田発電所(7.2MW・16m3/s) |
二川ダム |
有田川 |
発電・洪水 |
67.4m |
201.0m |
228.8km2 |
1,920.0万m3(P:1,670万m3) | 8.39 |
岩倉発電所(11.0MW・15.0m3/s) |
殿山ダム(合川ダム) |
日置川 |
発電 |
64.5m |
125.0m | 294km2 | 1,379.5万m3 | 4.69 |
殿山発電所(15.0MW・26.0m3/s) |
椿山(つばやま)ダム |
日高川 |
発電・洪水・不特定利水 |
56.5m |
206.5m |
396.5km2 | 3,950.0万m3 |
9.96 |
美山発電所(114.0MW・30.0m3/s) |
ダム名 |
河川 |
目的 |
堤高 |
満水位 |
流域面積 |
有効貯水量 |
流域比貯水量 |
その他 |
七川ダム |
古座川 |
発電・洪水 |
58.5m |
116.00m(F期:106.5m) |
102km2 |
2,540.0万m3 | 24.90 |
佐田発電所(7.2MW・16m3/s) |
二川ダム |
有田川 |
発電・洪水 |
67.4m |
201.0m |
228.8km2 |
1,920.0万m3(P:1,670万m3) | 8.39 |
岩倉発電所(11.0MW・15.0m3/s) |
殿山ダム(合川ダム) |
日置川 |
発電 |
64.5m |
125.0m | 294km2 | 1,379.5万m3 | 4.69 |
殿山発電所(15.0MW・26.0m3/s) |
椿山(つばやま)ダム |
日高川 |
発電・洪水・不特定利水 |
56.5m |
206.5m |
396.5km2 | 3,950.0万m3 |
9.96 |
美山発電所(114.0MW・30.0m3/s) |
~添野川~ r38がR371と岐れて直ぐ渡る湯ノ花橋 橋の上からの湖面の様子 将軍川線分岐。ふるさと林道将軍川線の高規格区間がこちらにもあるようだ。将軍川線を介して日置川の市鹿野がこんな所と結びついているのかと一寸ダンジョン探索気分。 |
~佐本川~ ▲ 先程のr224が平行して遡上していく佐本川。その109m付近から取水可能。そこそこ流域面積ある35.9km2。導水距離:3.0km程で湖 畔に。ダムを造って標高を稼げば導水距離は2.2km程度で良い。 満水期には118m迄貯まる七川ダムなので水が逆流しないように水門を閉じるなどの措置が必要かも。上で述べたように七 川ダムの満水位118mには疑問があるのだが。。 取水堰で対応するとするとこ の辺(EL.127m)で取水して東 谷からも取水して3.5kmでこ こら(建物有り・陸上)104m程に至る。 ダム新設して七川堰堤と兄弟ダム体制にするとこ の辺(EL.79m)に堰堤建設して導水すると1.6km程で行ける。いずれにせよ35km2程確保出来そう。 可成り無理矢理導水してきたが,ここは比較的に穏当な投資でそこそこの距離を確保出来そうである。 IMG_1931s.jpg 110m位で貯水するとこんな感じになるけど,七川堰堤に余裕がある範囲でがばがば導水すればいいのでまあ本格的な堰堤は不要か。 100mでの面積が68,993m2だったので推計で98.0万m3貯められる様だ。意外に多いな,, 3.5m3/s程使用水量増やせるとなえると以下の様になる。 さて,r224 佐本深谷三尾川線の佐本深谷であるが途中深谷を経由するのでは無く起点が佐 本深谷という地名のようである。 佐本平野とか佐本根倉とか佐本の付いた地名が一帯に散在しているが,この辺は嘗て佐本という自 治体[佐本村:wiki]で,今はすさみ中学1校に統合されたが佐本中学校(最後 は小学校と統合)も比較的最近(2008年)まで残っていたようだ。 ここで七川ダムの先でR371から晴れて独立邸分岐してきたr38へ合流する。詰まりr224は大回りするr38の短絡県道ということになる(未通だけど)。上の地図でも判る様に山道では通じているようなので一度自転車かなんかで走破して見たいものである(山チャリストが走破してレポしてくれないやろか←他力本願w)
r224 起点付近 コミュニティバスの時刻とヘキサのアップ
防己(つづら) 珍しい地名である。佐本川はこのまま南下し,r36がそれに付き合ってr38から岐れてゆく。コカシ峠を経て着く先は周参見町南部の中心街,江住である。r36は朝来停車場江住停車場線みたいなものなのである。 |
小河内~周参見川~ ▲ r38は獅子目峠を超えて周参見(すさみ)方面へ抜ける。川は周参見川となる。 小河内(EL.237m)は山の中のジャンクションであり,r255大附見老津停車場線で日置川方面(大附聚落(下の青看だと更にその先の小附)と更にそこから先程(=栗垣内川合流部で)岐れたr36と再合流(r36は実際は分断県道)して城川を下りr37日置川本流方面と)つながっている。 r38は周参見IC(飽く迄漢字表記推しである)に直結しているので改良されていてこの交叉点でもr38を直進方向に出来る様に工事中であった。 またr255は路線名の通り,ここで終わりではなくそのままクロスして南下して海岸部を走るR42迄至ってゐる。隣のr36がコカシ峠を経て江住駅に至るのに対してこちらは香ノ塔峠を経て見老津駅に至ってゐる。かなりの狭隘区間であった。 r255とr37は統合して緑の径路にして不通区間と超狭隘区間は県道から市道町道に格下げしてもええんちゃうのと思わなくもない(政治的に難しいだろう ことは判る) 香ノ塔峠 見老津駅 |