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笛吹川の水力発電
水発状況概説笛吹川について降雨量沿川風景

概説
笛吹川の水力的なメインは広瀬ダム(V=140万m3)─広 瀬発電所(3.2MW)─天科発電所(13.3MW)─柚ノ木発電所(17.8MW)─藤木小屋敷1小屋敷2(計4.1MW)である。このメインの増強(+18.5MW)最上流部の増強(+28.0MW), そして今は発電していない重川の開発(+8.8MW),既設の発電所はあるが大 改造の琴川(+28.2MW)荒川(+31.3MW) の検討も加えた。

山梨県には圏域という括りがあるようだ。
釜 無川圏域河川整備計画[山梨県]
ちゃんと釜無川と笛吹川が行政の規定の中に生きているのは嬉しい。

この圏域分けに拠ると笛吹川は支流格なのに甲府市があるせいか下流圏域と上流圏域に分けられている。
金川の一寸上ぐらいが境界のようで,日川や重川は上流域か。それにしても何,この漢字一字+川の命名法則は?その他にも浅川とか境川とか天川とかそんなん だらけ。北の方は少ないけど兄川とか鼓川とか琴川とかちゃんとある。水発のある川だとこれ以外に荒川に芦川がある。釜無川圏域だと塩川,富士川圏域だと早 川ぐらいであるので矢張り比率は異常である。。

それは兎も角,笛吹川圏域の方が釜無川圏域より降水量多め,なのかな?

降水量
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
山 梨市
71 82 130 134 154 209 226 201 236 209 98 63 1,813
北 斗市 70 83 126 124 135 180 188 151 201 183 93 64 1,598
早 川町 89 108 167 172 187 251 260 204 287 238 131 87 2,181
忍 野村 82 100 156 157 165 219 213 182 256 231 122 78 1,961
まあこの辺北部は小雨は覚悟しなくてはならない。
出典:山梨県
但し急勾配ではあって落差は大きく取れるケースが多いので頑張って行きたい。釜無圏域よ り条件は良いかも。

~笛吹川・沿川風景~

(笛吹川・釜無川合流EL.237.3m)
ほぼ同じ場所に坪川・滝沢川・横川・秋山川・戸川・利根川・芦川・荒川等甲府盆地中の川が集まってくる。
このうち芦川(小水力発電あり)は笛吹川の支流扱いの様だ。富士川本流で扱う(予定)。荒川も地域的にはどちらかと云えば釜無川圏域っぽいが琴川接続の関係でこちらで扱う。


~(甲州)荒川~      

荒川には御岳発電所がある・ということでややこしい。荒川と云えば勿論,武蔵国の大河であり,御岳発電所と云えば勿論,関電の木曽は御岳山の山麓に拡がる 巨大発電所なのである。

(甲府市街)

(御岳昇仙峡)

東京電力RP(株) 御岳発電所[水力]
所在地:山梨県甲府市猪狩町
運開:1927.8
水路式・流込式
    認可最大出力:3,800kW      常時出力:2,800kW[73.7%]
    最大使用水量:1.45m3/s[0.27]
    有効落差:349.69m
    水車:横軸ペルトン水車×2台 総出力5600kW
    導水路:総延長5369.3m、主要導水路 延長3269.1m
    流域面積:54.0km2
    取水:荒 川冷 沢川、高谷沢川(どれだ?→これ[→地理院だとこ こ(沢なし)]だった。) 1068.64m
    放水:荒川 707.02m

水量が少なすぎる。54km2と349.69mあれば例えば高落差の場合の係数1.6を適応して7.25m3/sは取水して19.0MW[+ 15.2MW] とかに出来る筈である!
但し琴川開発の余波で上流部から26.3km2奪ってしまいたいと思っている。残りは27.7km2 を半減である。
それでも4.5m3/s程度には出来そうである。+9.2MWは増やせそう。
但し,そこは小雨の山梨県甲府盆地以北。。2.8~3.0位がせいぜいかなあ。。その場合は+4.6MWって所である。だいぶ小さくなったw

荒川ダム[便覧] [wiki] [山梨 県
河川     富士川水系荒川
目的/型式     FNW/ロックフィル
堤高/堤頂長     88m/320m
流域面積/湛水面積     126.4km2 ( 直接:72.4km2 間接:54km2[御岳発電所以遠] ) /41ha
総貯水容量/有効貯水容量     1,080.0万m3/860.0万m3
ダム事業者     山梨県
着手/竣工     1973/1985
管理用発電所:490kW
サーチャージ水位標高(洪水時最高水位標高)    800.90m
常時満水位標高(平常時最高貯水位標高)    793.60m
夏期制限水位標高(洪水貯留準備水位標高)    783.70m
最低水位標高    767.00m

出典:山 梨県

目的
不特定利水(N)
>既得用水の補給(かんがい面積766.0ha他)ならびに河川維持用水として二川橋地点で維持流量0.5m3/sを確保します。[山梨県]
上水道(W)
>甲府市上水道の高区、中区に対し、平瀬地点において上水道用水として新たに1日最大100,000m3(1.157m3/s) を供給します。[山梨県]
発電
>ダム管理費削減等、合理化を図るため、利水放流を利用し管理用発電を行います。(最大出力490kw)[山梨県]

>上流部は河川こう配が急で、昇仙峡(御岳昇仙峡)と呼ばれる絶景の渓谷を形成。古くから観光地として多くの人々に親しまれている。
>その一方で、大雨によってひとたび増水すると、沿岸部に水害をもたらした。特に1959年(昭和34年)には伊勢湾台風が襲来し、山梨県内だけで も90億円相当という大きな被害を受けた。荒川の河川改修を進める山梨県であったが、河道が市街地を縦断しており用地確保が難しいとされ、上流部へのダム 建設案が推進された。同時に、都市の発展とともに増加する上水道用水への需要をまかなうべく、貯水を上水道用水として確保する役割を持たせた。 [wiki]

490kWの自家発電であるが落差が50m程あるとすると1.15m3/s程度の水使用量か?
いずれにせよ,こちらは御岳発電所の取水域を間接流域としている位なので琴川新開発の影響はより軽微では無いか?


【荒川・御岳開発】          

[増強私案]御岳発電所
水路式・流込式
    認可最大出力:8,400kW[+4.6MW]      常時出力:2,800kW[33.3%(▲40.4pt)]
    最大使用水量:3.0m3/s[+1.55m3/s][1.08]
    有効落差:349.69m
    水車:横軸ペルトン水車×2台 総出力5600kW
    導水路:総延長5369.3m、主要導水路 延長3269.1m
    流域面積:54.0km2(直接:27.7km2・間接:26.3km2)
    取水:荒川、冷沢川、高谷沢川 1068.64m
    放水:荒川[甲州荒川発電所] 707.02m

[増強私案]亀沢川・荒川ダム導水
取水:御 岳川草 鹿沢亀 沢川
流域:15.3km2



[増強私案]荒川ダム発電所
出力:4,200kW[+4.2MW]
水量:6.0m3/s (荒川ダム管理用発電施設の水量を1.5m3/s程度と見込む)
落差:83m
流域:87.7km2(直接:72.4km2・間接:15.3km2(御 岳川草 鹿沢亀 沢川))
取水:荒川[荒川ダム]793.6m
放水:荒川[荒川発電所]707.0m

荒川ダム自家発電設備とは別に整備

[私案]甲州荒川発電所
出力:22,500kW[+22.5MW]
水量:8.0m3/s
落差:330m
流域:
導水:
取水:荒川[荒川ダム発電所・御岳発電所]・亀 沢川 707m
放水:荒川(亀沢川出合) 357m

   



~濁川~






~平等川~




(日 川・重川合流)EL.284m
ほぼ同じ場所で御手洗川・田草川などが合流。北へ向かう笛吹川に対して主に東側からの水を此処で集約する。

~日川~[山の東側は桂川圏域

東京電力RP(株) 柏尾発電所[水力
運開:1923.5
最大出力:2,400kW 常時出力:810kW


東京電力RP(株) 初鹿野発電所[水 力
運開:1918.11
最大出力:1.750kW    常時出力:440kW[]
    最大使用水量:1.40m3/s[]
   有効落差:177.67m
    流域面積:40.1km2
    取水:日川、大蔵沢川837.43m?
    放水:日川 649.43m?

(初鹿野市街付近)
東進していた日川もこの辺から北上する。
東隣は笹子川流域

上日川ダム(かみひかわ)[便覧
河川     富士川水系日川
目的/型式     P/ロックフィル→なんと電力用ダムだ。なんでこんな所にと思ったら葛野川発電所上池だ!
堤高/堤頂長/堤体積     87m/494m/4110千m3
流域面積/湛水面積     6.7km2 ( 全て直接流域 ) /51ha
総貯水容量/有効貯水容量     1147.0万m3/830.0万m3
ダム事業者     東京電力(株)
着手/竣工     1991/1999


~重川~

<竹森川>

<佐野川>

<文殊川>



【重川開発】   
EL800m位に水源有り。27.3km2


[私案]重川発電所
出力:7,600kW[+7.6MW]
水量:3.2m3/s[1.17]
落差:280m
流域:27.3km2
導水:
取水:樋 之沢重 川天 狗沢南 谷(仮称)竹 森川 800m
放水:笛吹川[柚ノ木発電所放流池]513.50m


その後は西へ支流が分かれていくのが目立つ。

堰EL.341m

万力大橋

~鼓川~

山梨県企業局 鼓川発電所[水 力
運開:1925.10[鼓川水力電気(株)]
最大出力:380kW 常時:190kW[50.0%]
最大水量:0.84m3/s[0.215]
有効落差:63.50m
流域面積:39.0km2
取水:鼓川 555.42m(この辺か)
放水:鼓川 489.37m



山梨県企業局 小屋敷第二発電所[水 力
運開:1926.4[笛吹水電(株)]
水路式・流込式
    認可最大出力:900kW  常時出力:480kW[49.0%]
    最大使用水量:6.07m3/s[0.25]
    有効落差:18.10m
    水車:横軸フランシス水車 出力938kW×1台
    導水路:総延長787.4m
    流域面積:237.0平方キロメートル
    取水:笛吹川[小屋敷第一]430.66m
    放水:笛吹川409.66m (此 処で広瀬Dからの連檐は一旦終了)

山梨県企業局 小屋敷第一発電所[水 力]
運開:1926.8[笛吹水電(株)]
水路式・流込式
   認可最大出力:1,300kW     常時出力: 690kW
    最大使用水量:6.40m3/s
    有効落差:23.99m
    水車:横軸フランシス水車 出力1290kW×1台
    導水路:総延長1581.2m
    流域面積:237.0平方キロメートル
    取水:笛吹川[柚ノ木(藤木)8.5(4.65)m3/s)]456.61m
    放水:笛吹川[小屋敷第二]429.16m

松留発電所みたいな未利用落差を利用と云いたいところだが,ここは藤木が先にあったので藤木に合わせる形で柚ノ木を建設した模様。
藤木発電所が買収されて旧一電に収まらなかったのは何故だ??
水力さんの記述だと笛吹水電(株)→琴川電力(株)→日本電化工業(株)→山梨県企業局となったようで,この日本電化工業ってのが日本軽金属みたいに電力 部門を分社化して無くて買収の資産査定に時間が掛かり結局日本発送電への統合を免れたケースがあったようだけど似たような感じ?

山梨県企業局 藤木発電所[水力]     
運開:1926.4[笛吹水電(株)]
水路式・流込式
    認可最大出力:1,900kW      常時出力: 700kW
    最大使用水量:4.65m3/s
    有効落差:50.80m
    水車:横軸フランシス水車 出力2030kW×1台
    導水路:総延長1276.6m    放水路:総延長986.6m
    流域面積:148.00km2
    取水:笛 吹川柚ノ木発電所(流込式だそうでこ んなのあるのに調整池ではないのか??) 511.0m
    放水:笛吹川[小屋敷第一] 456.92m

山梨県企業局 柚ノ木発電所[水力]      
所在地:山梨県塩山市下柚木
    所有:山梨県企業局[運開]
    昭和50(1975)年5月:運用開始
水路式・流込式
    認可最大出力:17,800kW   常時出力: 2,800kW
    最大使用水量:8.50m3/s[0.76]
    有効落差:246.60m
    水車:立軸フランシス水車 出力18300kW×1台
    導水路:総延長8173.2m
    流域面積:112.2平方キロメートル
    取水:天科発電所笛 吹川778.04m
    放水:藤木発電所(逆 調整池?) 513.50m

錯綜しているので周辺略図

錯綜する柚ノ木・藤木・小屋敷第一はもっと拡大した方がええなw

~琴川~        

峡東地域広域水道企業団 杣口浄水場空 撮][甲州市] [峡東水道
ダム取水量:1日最大20,000m³(2.0万トン/日)…平均すると0.23m3/s

琴川ダムのやつめ,小ぶりな癖に割と広域に給水頑張ってる様だ。
出典:[峡東水道

山梨県企業局 琴川第一発電所[水 力][山梨県
運開:1926.12[笛吹水電(株)] 改修:1987年から(+60kW)
水路式・流込式
出力:900kW 常時出力:610kW[67.8%]
最大使用水量:0.52m3/s[0.264]
    有効落差:216.00m
    水車:横軸ペルトン水車 出力680kW×1台→?出力900kWなのに??
    導水路:総延長1502.8m
    流域面積:19.7km2
    取水:琴川第二発電所(0.42m3/s)・琴川第一発電所残流取水口 (0.42m3/s)・大烏沢取水口(0.044m3/s)・小楢沢取水口(0.036m3/s)1059.9m
    放水:琴川[峡東地域広域水道企業団]853.26m

>昭和62年度から水車発電機の全面的な改修を行い、最大出力が840kWから900kWにアップしました。

琴川第一発電所残流取水口[山梨県
>琴川第一発電所の取水口として、琴川第二発電所地点(標高1,060m)の琴 川本流(右岸)で0.420m3/S(最大)の取水をしています。なお、ここの取水ダムの左岸側には大烏沢取水口からの導水管が、また沈砂 池には小楢沢取水口からの導水管が、それぞれ接続し、合流しています。

(琴川第一発電所)大烏沢取水口[山梨県
>大烏沢は琴川第二発電所付近を流れる渓流です。ここから0.044m3/S (最大)の水を取り入れ、琴川第一発電所残流取水口堰堤の上流部に注水しています。

(琴川第一発電所)小楢沢取水口[山梨県
>小楢沢は琴川第二発電所付近を流れる渓流です。ここから0.036m3/S (最大)の水を取り入れ、琴川第一発電所取水口の沈砂池に注水しています。

山梨県企業局 琴川第二発電所[水 力
運開:1928.1[笛吹水電(株)]
水路式・流込式
出力:640kW 常時出力:470kW[73.4%]
    最大使用水量:0.42m3/s[0.29]
    有効落差:202.40m
    水車:横軸ペルトン水車 出力940kW×1台
導水路:総延長1343.7m
    流域面積:14.5km2(+4.5km2)
    取水:琴川[琴3]1277.53m
    放水:琴川[琴1]1066.04m

山梨県企業局 琴川第三発電所[水 力
運開:琴川電力株式会社→日本電化工業(株)→山梨県企業局[廃止]
再開発:2008.4[山梨県企業局]
ダム水路式・貯水池式(運開当時:水路式・流込式)
    認可最大出力:1,100kW(運開当時340kW)      常時出力:    kW(運開当時160kW)
    最大使用水量:0.80m3/s[0.8] →ダム式なのに水量しょぼすぎやろと思ったけど流域10km2ではしゃーない。。
有効落差:164.60m
水車:横軸ペルトン水車×1台
流域面積:10.0km2
取水:琴川[琴D]1453.5m?
放水:琴川[琴2]1277.53m?

琴川(ことがわ)ダム[便覧][マニア][水 力
目的/型式     FNWP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     64m/262m
流域面積/湛水面積     10km2 ( 全て直接流域 ) /30ha
総貯水容量/有効貯水容量     515.0万m3/475.0万m3
ダム事業者     山梨県
着手/竣工     1985/2007
天端標高:1464.0m
洪水時満水位標高:1460.0m(サーチャージ)
常時満水位標高:1453.5m
最低水位標高:1428.5m
基礎標高:1400.0m
非常用洪水吐:自由越流頂×4箇所
常用洪水吐:自由越流頂×1箇所
低水位放流管:1門

常時満水位,1453.5m。高い!

>このダムは常用洪水吐、非常用洪水吐とも、ゲートを持たない自由越流式を採用しているとのこと。[マニア]
ほう,,超上流の高所でそれ程水が溢れることは考えなくても良いのかな?
ゲートを設置してあと水を数m上げて調整力電源を形成したい。

いま,標高は魅力だけど規模が小さい。
山向こうの荒川流域から17km2程引っ張ってこれはする。更に伝丈沢迄伸ばすと22.9km2となる。

この方向性で検討してみる。

注意したいのは
近くには水晶峠なる水晶が採れる(勿論持ち帰り厳禁)峠もあるそうな[→快適生活
バッタリ鉱山という水晶の採れた鉱山があったらしい。[→山梨県の水晶紹介
ここの廃坑はどうやらタングステンが採れた珪石の乙女鉱山らしくて流石歩鉄さん,ちゃんと到達している。[→ 鉱山軌道乙女鉱山軌道
>この鉱山では、灰重石の仮晶となった鉄重石、石英などが採れた。この石英は光学ガラスに使われていた。また、ここの水晶は商品価値を高めるため に、塩酸で洗い、周りについている鉱物を落としていた。石英は、二酸化ケイ素 が結晶してできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明なものを水晶と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。 石英を成分とする砂は珪砂と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石は珪石と呼ぶ。
とのこと。
>乙女鉱山(おとめこうざん)
>山梨県(やまなしけん)山梨市(やなましし)牧丘町(まきおかちょう)柳平(やなぎだいら)
https://trekgeo.net/m/m/pgREtit/otomeYAMANASHI.htm
>乙女鉱山(おとめこうざん)は、山梨県牧丘町(現山梨市)にあった鉱山である。1981年閉山。[wiki]
>乙女という名はこの鉱山で採れる、タングステンの鉱物を運ぶのが女性であったからだと言われている。若い男性は坑内で鉱石を掘り、年老いた女性は 鉱石の選別、そして若い女性は鉱石を運ぶという役割があったという。この鉱山では、灰重石の仮晶となった鉄重石、石英などが採れた。この石英は光学ガラス に使われていた。

なんとマニアが欲しがるらしい。売りに出てるw
>超貴重! 山梨県バッタリ鉱山 水晶 クラスター 国産鉱物
>販売価格 25,000円 13,750円
>商品番号 u8plv22636
https://jail.playanswer.best/index.php?main_page=product_info&products_id=22637

まあ猛毒だったりはしなさそうで一安心である。

【琴川開発】      
標高は申し分ないが規模が小さい琴川の一連の施設なので,水を引っ張って来て規模を拡大してみる。
更に金石沢や途中の川の表記もない沢からも取水して26.3km2である。
これ迄10km2だった流域が32.9km2と事実上3倍になる。
例えば最大使用水量を2.7m3/sに出来で今の琴2・琴1と並んで,更に下流にもう一箇所高低差200mで並べて新設出来たたとする。
琴3は3.7MW[+2.6MW]に。新琴1~4は全て4,600MWに揃えるとすると+4.6*3=13.8MWとなる。(既存の発電所も途中の沢水の 分残しておいて構わないのでは無いか。)
以下で検討する。

[新設私案]荒川引水
金 石沢[荒川支流]伝 丈沢[荒川支流]谷(無 名)[荒川支流]荒 川(廃鉱を避けて気持ち上流でとる) EL.1450m以上
流域:23.6km2

これによって琴川ダムの流域が増強出来る。

[増強私案]琴川(ことがわ)ダム[再]
目的/型式     FNWP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     66m(+2m)/262m+Xm
流域面積/湛水面積     36.3km2 (直接:10km2・間接:26.3km2) /30ha
総貯水容量/有効貯水容量     521.0万m3/535.0万m3(+60万m3)

[増強私案]琴川第三発電所
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:4,100kW[+3.0MW]
最大使用水量:3.0m3/s(+2.2m3/s)[0.82]
有効落差:164.60m
水車:横軸ペルトン水車×1台(既設)+ペルトン1台3050kW×1台(新設)
流域面積:36.3km(+26.3km2)
導水:送水管増設
取水:琴川[琴D]1453.5m
放水:琴川[琴2]1277.53m・新琴2 1275m

琴川第四発電所
水路式・流込式
出力:6,300kW[+6.3MW]
最大使用水量:3.0m3/s
有効落差:246.0m
水車:ペルトン水車 6500kW×1台
取水:琴川第三発電所・琴川 1275m
放水:新琴川第一発電所・琴川 1029m

琴川第五発電所[場 所
水路式・流込式
出力:6,300kW[+6.3MW]
最大使用水量:3.0m3/s
有効落差:246.0m
水車:ペルトン水車 6500kW×1台
取水:新琴川第二発電所・琴川 1029m
放水:琴川第四発電所・琴川 773m

琴川第六発電所
水路式・流込式
出力:6,300kW[+6.3MW]
最大使用水量:3.0m3/s
有効落差:246.0m
水車:ペルトン水車 6500kW×1台
導水:4.0km
取水:琴川第三発電所・琴川 773m
放水:笛吹川[藤木発電所](こ の辺) 517m

新規開発:3.0+6.3*4=28.2MW

やっぱり錯綜するので図示しておく。




~徳和川~   

山梨県企業局 下釜口発電所[水 力][山梨県] [山梨県
運開:1988.4 更新:2023.4(出力980kWに減少)
水路式・調整池式
認可最大出力:980kW(更新前1,800kW)      常時出力: 250kW(更新前データ)
発電量:5,422.0MWh/年
最大使用水量:0.82m3/s[0.45](更新前1.60m3/s[0.88])
有効落差:143.30m
流域面積:18.2km2
水車:横軸フランシス水車 出力1900kW×1台(旧施設)→横軸フランシス水車(新施設)
導水路:総延長627.0m
取水:徳 和川 810m
放水:笛吹川 653m

山梨市 県営水力発電所に災害対応型の設備導入
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230317/1040019610.html

03月17日 16時10分
…山梨市にある県営の水力発電所、下釜口発電所は、使用開始から30年以上が経過し、設備が老朽化したことから令和2年度から大規模な更新作業が行われ、 新しい発電機に入れ替えるとともに、災害が発生した際には、スマートフォンの充電など地域住民に電気を使ってもらおうと、県営の水力発電所としては初めて 非常用の電力供給設備が導入されました。…
県によりますと、今回の 設備の更新によって、年間の発電量はおよそ1.3倍に増えるということです。
また、発電した電気を電力会社に売ることで、年間でこれまでの2.5倍にあたるおよそ1億円の収入が得られる見込みで、経費を除いた一部は少人数学級の推 進など県の事業に活用されるということです。…

落差の変動には強いが水量の低下には発電効率が低下するフランシス水車なので,恐らく徳和川は低水量時が多くて


落差:285mあがってここらで取水発電しても2.7MW程度。ちときついな。。






<滑沢>

山梨県企業局 天科発電所[水 力]   
    昭和50(1975)年3月:運用開始
水路式・調整池式
    認可最大出力:13,300kW      常時出力: 1,800kW[13.5%]
    最大使用水量:7.60m3/s[0.935]
    有効落差:208.10m
    水車:立軸フランシス水車 出力13700kW×1台
    導水路:総延長3887.8m
    流域面積:81.3km2
    取水:笛吹川[広瀬発電所]1001.20m
    放水:柚ノ木発電所・笛吹川776.55m

山梨県企業局 広瀬発電所[水力]    
    昭和50(1975)年3月:運用開始
ダム式・調整池式
    認可最大出力:3,200kW    常時出力: 150kW[4.7%]
    最大使用水量:7.50m3/s[0.98]
    有効落差:51.60m
    水車:立軸フランシス水車 出力3300kW×1台
    流域面積:76.6平方キロメートル
    取水:笛吹川[広瀬ダム]1054.00m
    放水:笛吹川 [天科発電所]999.80m

広瀬ダム[便覧]       
河川     富士川水系笛吹川
目的/型式     FAWP/ロックフィル
堤高/堤頂長     75m/255m
流域面積/湛水面積     76.6km2 ( 全て直接流域 ) /55ha
総貯水容量/有効貯水容量     14300千m3/11350千m3
ダム事業者     山梨県
着手/竣工     1965/1974
ダム湖名     広瀬湖 (ひろせこ)

20.12

最後に源流方面は西へまがり,国道(雁坂越え)は東に折れて遡上の旅は終わり。


(雁坂トンネル[→荒川水系])


(源流・甲武信ヶ岳)


【最奥部開発】    

[私案]奥広瀬第二発電所
出力:6,900kW[+6.9MW]
水量:4.3m3/s
落差:190m
流域:26.6km2
取水:西 沢ア ザミ沢金 山沢信 州谷東 沢(釜ノ沢・西俣)鶏 冠谷ヌ ク沢1550m
放水:東沢1350m



[私案]奥広瀬第一発電所
出力:21,100kW[+21.1MW]
水量:7.3m3/s
落差:340m
流域:28.5km2+17.2km2(西沢間接流域)=45.7km2
取水:東 沢鶏 冠谷ヌ ク沢・ナレイ沢(西 沢東 沢)・久 渡沢久 渡沢南谷(仮称)1350m
放水:笛吹川[広瀬ダム]1000m




【メインストリーム区間拡張】   

[増設私案]藤木発電所
    認可最大出力:7,700kW[+5.8MW]
    最大使用水量:14.65m3/s(+10.0m3/s)
    有効落差:50.80m
    水車:横軸フランシス水車 出力2030kW×1台  2号機新設:6000kW×1台
    導水路:総延長1276.6m    放水路:総延長986.6m
    流域面積:148.00km2
    取水:笛 吹川柚ノ木発電所(流込式だそうでこ んなのあるのに調整池ではないのか??) 511.0m
    放水:笛吹川[小屋敷第一(既設)6.4m3/s・] 456.92m

[私案]山梨発電所
出力:11,500kW[+11.5MW]
水量:15m3/s
落差:90m
流域面積:237.0km2
導水:6.14km
取水:笛吹川[藤木14.65m3/s]456.61m
放水:笛吹川356m

公営水発王国山梨,これくらいはやってくれる筈だ♪