水力いろいろ 富士川 早川 笛吹川 千曲 川 天竜川
とはずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
22.1.17作成
釜無川の水力発電

富士川の本流格の釜無川。法律のせいで釜無川の名前が消えることは許されないのでここでは 釜無川と呼称していく。
また山梨県であるが,日照時間が長く太陽光発電に適した県として有名であるが,逆に言えば降雨量が少ないと云う事である。一応メイン(そんなものがあれ ば,だが)は釜無第一 第三のシリーズ発電所だろうが規模は小さい。
日照時間 は年間約2,200 時間で全国平均(約1,900 時間)に比べて長く、年間降水量は約1,100mm と全国平均(1,714mm(←全国平均そんなに小さいのか!?))に比べてかなり少なくなっており、日照条件に恵まれた地域といえます。[山 梨市
この結果,新規開発は南斜面に偏り,最奥部小武川開発大武川開発御勅使川以外では成立しな い様であった。まあこれだけ取れれば御の字か♪山梨県企業局の奮起を期待したい所である。
近年,県企業局が更新の追加投資負担に耐えかねて手放すケースが相次いでいる。水力開発は地元との協調が重要で,地元も利害関係者(ステークホルダー), もっと云うと利益配分者として組み込まれることが有効である。
全国の水力開発には公営企業体の他,第三セクターなどに拠る参入を促進したい。FITを中小大水力にも拡げ,企業庁や第三セクターへの自治体の出資に交付 税の増額措置制度などを導入したい。

それは兎も角,山梨県には圏域という括りがあるようだ。(その後気を付けて見てると他でも云う様だ。)
釜 無川圏域河川整備計画[山梨県]
ちゃんと釜無川と笛吹川が行政の規定の中に生きているのは嬉しいずら。釜無川の途中から北に岐れる二つの川は塩 川とその支流須玉川である。上流にはそれぞれダムも建設されて水力開発もなされている。

このファイルにも「年間降水量は、富士川流域や全国の平均的な値より少ない 1,100mm~1,200mm であり、特に冬は極めて降水量が少なく、空気は乾燥している」とある。可成り水量は少ないとみなくてはならない。。
とはいえ,これは多分一番雨の少ない平地の甲府辺りの数値で,例えば山梨市では年平均1,800mm程ある様だ。勇んで調べて見るとそれでも北斗市の降雨 量は少ない様だ。大して水のない場所なのに水と生きるとかいって近くに工場造ったり安倍後援会の桜を見る会の前夜祭に不正に寄付したりしてるサントリーは 何をしとんねん。

降水量
出典:山梨県

釜無川より北側,笛吹川から西側は降水量の少なさを示す真っ白である。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
山 梨市
71 82 130 134 154 209 226 201 236 209 98 63 1,813
北 斗市 70 83 126 124 135 180 188 151 201 183 93 64 1,598
早 川町 89 108 167 172 187 251 260 204 287 238 131 87 2,181
忍 野村 82 100 156 157 165 219 213 182 256 231 122 78 1,961

冬期の乾燥・好天は浜松辺りの遠州とよく似ていて冬期を含めて(勿論内陸部のこっちのほうが寒さは厳しそうだが・・)太陽光発電の方が期待が持てるのかも 知れない。
実は冷房を中心とする夏の電力需要ピークは概ね連動する太陽光発電で需給のギャップは僅かで揚水やLNG火力で調整可能であるが,一日中寒く電力総量が問題になるのに太陽光の発電は減少する冬の電力需要が問題な のである。
冬に合わせてパネルの角度を調節して設置して毎日の日中の日差しで発電して夕方からと朝方の電力需要を揚水発電所に溜め込む日周期で運用したい。
今は電力量で一律のFITだけど朝方や夕方,冬期の買い上げ単価を 上げて,南中時や春秋の休日なんかの買い取り価格を下げてインセンティブを付けて発電時間を誘導したいところ。遠州や甲州はチャンスである ♪遠州の空っ風とならぶ上州なんかも晴れ間が多いならその辺はがんこ集積していっても良いかも。ただしこの場合昼間の発電を朝晩を中心として終日に均して 行く必要があるから揚水のフル稼働も前提である。曇れば多少の降水量も期待出来るし適度な荒天なら風力も期待出来るし,容量確保が足りないと云う議論の前 にちゃんと発電に関して日本中曇って太陽が射さないのに雨も降らないししかも風も吹かないみたいなあり得ない天候を想定しているなら恥を知るべきである。 少なくとも遠州は冬は曇ったりしないし住んだ事無いから知らないけど山梨も曇らないのであろう。遠州は加えて風だって強いのである。まあ山梨県のコンテン ツで力説しても仕方がないけどw

一方で内陸部山岳部であるので高低差には期待が持てそうである。

山と云えば,富士川の本流格として山梨県を代表する釜無川なのに名前の由来と思しき釜無山はこ んな所(長野県諏訪郡富士見町)にある。この辺では釜無川が甲斐国と信濃国の境になっているようだ。富士川水系と天竜川水系の境界はこの富士見町内にある様だ。


~沿川風景~
では早速下流から遡りつつ見て行く。

(笛 吹川と合流)


(御勅使(みだい)川分流)…R52 双田橋付近・EL307m

~御勅使 (みだい) 川~   

なかなかよさげな感じの川である(発電的にも名称的にも。どんな由来があるのであろうか?また笛吹川との合流点が300m程度なのに対して山を出る地点で 既に500m近い)。

現状ではマイクロ小水力を除けば芦安発電所1,300kWが一箇所あるのみ。上の雨量図でも小雨の釜無圏域で もここは早川の多雨地帯の近傍でそれなりに雨量がありそうだ。
増強したい。

東京電力RP(株) 芦安発電所[水 力][加 藤][DB
山梨県南アルプス市芦安安通
運開:1930.4[山梨化学工業(株)]
水路式・流込式
認可最大出力:1,300kW      常時出力:480kW[36/9%]
    最大使用水量:0.95m3/s (0.32)
    有効落差:172.87m
    水車:横軸ペルトン水車 出力1640kW×1台
    導水路:総延長2355.0m、主要導水路 幅1.22m×高1.22m、延長2355.0m
    流域面積:29.3km2
    取水:金山沢川(0.48m3/s??)・御 勅使川(0.51m3/s?) 794.58m
    放水:御勅使川 615.25m

DBの流域面積29.3klm2なのでもう一寸水を取れる気がする。最大認可出力に 対して常時出力が結構大きいので取水余力はありそうである。
金山沢・御 勅使川双方に一寸した取水堰を設けて濁流時にも取水出来る様にして発電総量も最大(瞬間)取水量も増やしたい。
特に御勅使川は谷底みたいな所にあるのでそこそこ貯水出来そうである。有効落差も増やせるのではないか?更に発電所の下流にも高低差があるので発電出来そ う。

【芦安増強】      

[増強試案]芦安発電所
出力:4,400kW[+3.1MW]   常時:480kW[10.9%]
水量:4.0m3/s[+2.1m3/s・1.36]
落差:175m
有効落差:172.87m
水車:横軸ペルトン水車 出力1640kW×1台
導水路:総延長2355.0m+もう1条新設
流域面積:29.3km2
取水:金山沢川・御 勅使川 794.58m
放水:御勅使川 615.25m

[新設試案]御勅使川発電所
出力:10,100kW[+10.1MW]
水量:6.6m3/s[1.28]
落差:180m
面積:51.2km2(芦安から21.9km2追加)
導水:6.3km (0.6)
取水:御勅使川・御 庵沢塩 沢川 600m
放水:御 勅使川413m→もう一寸地下深く掘ってやる必要がありそう。。


もう一回ぐらい発電出来そう。[→やってみた



~金山沢川~


南アルプス市 金山沢川発電所[水 力
山梨県南アルプス市芦安芦倉
運開:2010.2[南ア市]
水路式・流込式
    認可最大出力: 98kW(国土交通省データ)
    年間発生電力量:約740MWh/年(74万キロワット時)
    最大使用水量:0.320立方メートル毎秒
    有効落差:42m    総落差:44m
    水車:横軸クロスフロー水車×1台
    水圧鉄管:延長138m×1条
    流域面積:10.10km2
    取水:金山沢川
    放水:金山沢川



もう一回出来そうなのでやってみた。

【芦安奥部開発】      



[私案(当初案)]奥芦安発電所
出力:5,900kW
水量:3.5m3/s[1.46]
落差:200m
流域:24.0km2
導水:5.6km
取水:上 荒井沢御 勅使川[堰堤982m]沢C沢B沢Aタ ツノ沢金 山沢 1005m
放水:御 勅使川[芦安発電所]798m

出力がイマイチなので取水位を1150mに迄上げてみた。

[私案(高落差案)]奥芦安発電所
出力:8,100kW[+8.1MW]
水量:2.8m3/s[1.50]
落差:340m
流域:18.7km2
導水:6.7km+1.5km=8.2km
取水:上 荒井沢御 勅使川[堰堤1,123m]ヤ ロク沢沢C沢B沢Aタ ツノ沢タ ツノ沢支流金 山沢 1150m
放水:御 勅使川[芦安発電所]798m

行けるね~。



(塩川分流)…御 勅使川分流の直ぐ北西。あんま知らない地味な川だったが結構でかそうな川巾である。
韮崎市街地は釜無川と塩川に挟まれた立地であった。 更に須玉を中心とした北杜市(変な名前だと思って居たが「(杜という漢字には)山野に自生するバラ科の果樹「やまなし」と「森」という意味があり」[北杜市]とのこと で杜の印象だけの安易な命名では無いようだが,此処らは山梨郡外の北巨摩郡だしなあ。。)は塩川沿いに拡がって居た。

~塩川~

上流で塩川と須玉川に岐れ,それぞれに塩川ダムと大門ダムが建設されている。

~須玉川 ~

東京電力RP(株) 津金発電所[水力] [DB
山梨県北杜市須玉町上津金
運開:1924.9
水路式・流込式
    認可最大出力:700kW    常時出力:575kW
    最大使用水量:0.70立方メートル毎秒
    有効落差:133.42m
    水車:横軸フランシス水車 出力860kW×1台
    導水路:総延長1936.5m
    流域面積:40.0km2
    取水:大門川910.39m
    放水:須玉川767.32m


大門(だいもん)ダム[便覧][山梨県
河川     富士川水系大門川
目的/型式     FNWP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     65.5m/180m/177千m3
流域面積/湛水面積     51.7km2 ( 全て直接流域 ) /19ha
総貯水容量/有効貯水容量     360.0万m3/235.0万m3
   洪水調節容量 130.0万m3
   利水容量 105.0万m3
ダム事業者     山梨県
着手/竣工     1968/1987
設計洪水位 EL904.41m
サーチャージ水位EL902.00m
常時満水位 EL894.50m
最低水位 EL886.00m
発電所 出力:230kW

津金発電所取水口EL.910.39m

津金発電所と大門ダムが交錯している。こんなマイナーでささやかな発電所とダムなのにややこしくしなくてもいいのにw
まあなんとか棲み分けできてるのかな。
大門ダムには川俣川から導水出来る(こ の辺(EL.900m)でL=800m程度)。発電量増やしたい。




東京電力RP(株) 江草発電所[水力
山梨県北杜市須玉町江草
運開:1931.5
水路式・流込み式
認可最大出力:2,400kW      常時出力:700kW
最大使用水量:2.23m3/s (面積比:26.1%)
有効落差:138.25m
水車:横軸フランシス水車 出力2600kW×1台
導水路:総延長3007.5m
流域面積:85.3km2
取水:塩川[塩川発電所]825.66m
放水:塩川682.92m

上流の塩川発電所とのシリーズ発電所の様である。
ただ上流よりも水量が少ないことになっている。下流の古い発電所と上流の新しい発電所の関係あるあるである。

山梨県企業局 塩川発電所[水力
山梨県北杜市須玉町比志
運開:1998.4[山梨県企業局]
ダム式・流込式 ← ダム式なのに流込式
認可最大出力:1100kW      常時出力: 230kW
最大使用水量:2.80m3/s (面積比:32.8%)
有効落差:50.34m
水車:横軸フランシス水車 出力1170kW×1台
流域面積:85.3km2
取水:塩川[塩川ダム]879.50m
放水:塩川[江草発電所]826.53m


塩川(しおかわ)ダム[水力] [便覧][山梨県
河川     富士川水系塩川
目的/型式     FNAW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     79m/225m/388千m3
流域面積/湛水面積     85.3km2 ( 全て直接流域 ) /48ha
総貯水容量/有効貯水容量     11500千m3/8900千m3
ダム事業者     山梨県
着手/竣工     1975/1997
天端標高:894.0m
平常時最高貯水位 EL879.5m
洪水時最高水位 EL889.5m
設計最高水位 EL892.0m
堆砂面 EL859.0m
洪水調節水深 10.0m
    計画洪水流量:450m3/s
      調節流量:200m3/s
     計画放流量:250m3/s




小武川の合流地点付近にあるのが釜無川第三発電所である。

東京電力RP(株) 釜無川第三発電所[水 力]    
山梨県北杜市須玉町若神子新町
運開:1938.2
水路式・流込式
    認可最大出力:1,000kW   常時出力: 560kW[56.0%]
    最大使用水量:8,34m3/s[]
    有効落差:15.12m
    水車:立軸カプラン水車 出力1265kW×1台
    導水路:総延長1352.3m
    流域面積:334.7km2
    取水:釜無川第二発電所474.09m
    放水:灌漑水路?457.92m



~小武川~   

塩川を上流を向いて右に(つまり左岸側)岐けた後。今度は上流を向いて左に岐れるのが小武川である。この先には大武川も 分岐する。

第三と第四しか無いのは第一と第二は廃止されたのであろう。三峰川電力の出番かも知れぬ。


東京電力RP(株) 小武川第四発電所[水 力
山梨県韮崎市円野町上円井
運開:1927.11
水路式・流込式
認可最大出力:1,100kW  常時出力:330kW[30.0%]
最大使用水量:1.40m3/s[0.33]
有効落差:103.30m
水車:横軸ペルトン水車 出力1280kW×1台
導水路:総延長1010.6m
流域面積:42.0m3/s
取水:小 武川[小武第三PS](調整池っぽいものがある )636.64m
放水:小 武川(これか?)530.80m


東京電力RP(株) 小武川第三発電所[水 力
山梨県北杜市武川町宮脇
    昭和 2(1927)年12月  :運用開始
水路式・調整池式
    認可最大出力:2,200kW      常時出力: 770kW[35.0%]
    最大使用水量:1.22m3/s[0.356]
    有効落差:220.02m
    水車:横軸ペルトン水車 出力2270kW×1台
    導水路:総延長3029.5m
    流域面積:34.3平方キロメートル
    取水:小 武川上 来沢川[調整池]872.45m
    放水:小 武川[小武第四取水堰]639.03m

大武川での検討結果小武川第四発電所放水位で発電すると良かろうとなった[→大武川開発]。
序でに甲斐駒ヶ岳東側で水流に乏しい山梨に貴重な(比較的)多雨ゾーンなのに不甲斐ない水量で流している小武川に凄いの導入検討してみる。[→小武川開発
検討する中で上下を分離すると良さそう。小武川の奥地から水を引っ張って来るには国中(くになか)の盆地に直送が良さそうである。小武3・小武4の取水量 は少ないから大丈夫である。

【小武川開発】      



[私案]新小武川第一発電所
出力:9,500kW[+9.5MW]
水量:3.5m3/s
落差:320m
流域:27.0km2
導水:4.59km
取水:湯 沢小 武川(ドンドコ沢)小 武川ゴ ア沢1035m
放水:桐 沢700m

[私案]新小武川第二発電所
出力:9,500kW[+9.5MW]
水量:3.5m3/s
落差:320m
流域:27.0km2+桐沢(補給)
落差:320m
導水:3.26km
取水:桐 沢700m
放水:釜 無川370m

[確認]小武川第三発電所
認可最大出力:2,200kW
最大使用水量:1.22m3/s[1.67]
有効落差:220.02m
流域面積:34.3km2[直接・7.3km2,間接:27.0km2]

[確認]小武川第四発電所
認可最大出力:1,100kW
最大使用水量:1.40m3/s[0.93]
有効落差:103.30m
流域面積:42.0m3/s[直接:15.0km2・間接:27.0km2]

小武川第三は一寸流域僅少になってしまってはいる。新小武川第一の湯川での取水は取り止めても良いかも知れない。



東京電力RP(株) 釜無川第二発電所[水 力]  
山 梨県北杜市長坂町日野
運開:1926.11
水路式・調整池式
    認可最大出力:6200kW      常時出力:3200kW
    最大使用水量:8.34立方メートル毎秒
    有効落差:89.00m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力6484kW
    導水路:総延長6426.2m(一部圧力トンネル)
    取水位標高:568.48m
    放水位標高:473.31m
    流域面積:272.0平方キロメートル
    取水:釜無川、釜無川第一発電所、大深沢川、欄干川、鳩川、他 568m
    放水:釜無川第三発電所、釜無川 473m

~大武川~    

大武(おおむ)川と読むらしい。小武(こむ)川もある笑。

小武川には小さいながら2件の発電所が立地してるのにこちらには何も無い。
小が活躍しているのに大が何も無い例,他にもあったけどどこだったかなぁー。。

まあやってみる。扇状地の出口730m付近で取水。一気に釜無第二建屋即ち釜 無第三取水口付近へ持って行ってみる。
流域57km2以上取れて,この辺は甲斐駒ヶ岳東側の比較的多雨ゾーンである。扇状地への潅漑用水を残さないと行けないかも知れないけど強気で行ってみ る。
放水先は小武川第四放水口付近が近い様だ。ここから纏めて行けば良い。

また好漁場らしい[→トラウトバム]。 両立が重要である。



【大武開発】      

先ず最上流部1416mで取水。石空川からも取り,石空川の南沢・北沢分岐が1416mの基準。


[私案]大武川第一発電所
出力:9,500kW[+9.5MW]
水量:2.5m3/s[1.30]
落差:445m
流域:19.2km2(内:石空川5.5km2)
導水:
取水:大 武川川 滝沢赤 薙沢赤 薙沢支流石 空川[堰堤1417m] 1420m
放水:大武川[大武川第二発電所] 950m



[私案]大武川第二発電所
出力:8,400kW[+8.4MW]
水量:4.2m3/s[1.28]
落差:235m
流域:32.8km2(大武川27.3km2・石空川5.5km2)
導水:
取水:大武川[大武川第一発電所]・篠沢・桑木沢 950m
放水:大武川[大武川第三発電所]715m



[私案]大武川第三発電所
出力:9,900kW[+9.9MW]
水量:6.5m3/s[1.17]
落差:180m
流域:55.3km2
導水:5.52km
取水:大 武川[大武川第二発電所]石 空(いしうとろ)川黒 沢川(支 流) 715m
放水:小武川[小武川第四放水・新小武川第二取水]530m

[私案]小武川第五発電所
出力:4,000kW[+4.0MW]
水量:7.3m3/s[1.00]
落差:65m
流域:72.7km2[ 17.43km2(小武川[小武川開発除く])・55.3km2(大武川)]
導水:2.17km
取水:小武川[小武川第四・大武川第二]530m
放水:釜無川[釜無第三放水]457.0m

[私案]釜無川第四発電所
出力:12,700kW[+12.7MW]
水量:20m3/s[]
落差:75m
導水:7.57m
取水:釜無川[釜無第三発電所(8.34m3/s)・新小武川第二発電所(案)(10m3/s)] 458.0m
放水:釜無川 368m






(尾 白川合流EL529m)

~尾白川(日本名水百選の川だそうな) ~

水力. comさんがレポしているが謎の多い発電所。
他では一切見かけない。。

大原発電所 跡
山梨県北巨摩郡白州町白須
   所有:不明[運開]-不明[廃止]
水路式・流込式
    取水:尾白川
    放水:尾白川




釜無第二発電所取水堰[場 所

この辺に向けて,尾白川・田沢川・神宮川の水を集めて落とせないだろうか?
EL820m程度(神 宮尾 白田 沢)で集水すると27.7km2。1.4m3/s程行けると2,900kWとなる。まあ小さいかな・・。


東京電力RP(株) 釜無川第一発電所[水 力]   
山梨県北杜市白州町花水
    1926.12:運開[不明]
水路式・調整池式
 認可最大出力:5,800kW     常時出力:2,600kW[44.8%]
    最大使用水量:5.34m3/s[0.305]
    有効落差:129.54m
    水車:立軸フランシス水車 出力6030kW×1台
    導水路:総延長7471.5m、主要導水路 幅2.18m×高2.24m、延長6024.4m
    流域面積:175.0平方キロメートル
    取水:釜無川、中津川、甲六川、他→頭佐沢川[頭佐沢ダム]700.62m
    放水:釜無川第二発電所、釜無川568.41m


頭佐沢ダム(ずさざわ)ダム[便覧][水 力][場 所][遍路
河川     富士川水系頭佐沢川
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     21.5m/75.8m
流域面積/湛水面積     178km2 ( 直接:2km2 間接:176km2 ) /1ha
総貯水容量/有効貯水容量満水位     4.5万m3 /3.9万m3700.62m?
ダム事業者     東京電力(株)
着手/竣工     1925/1926
送水:釜無川第一発電所(5.34m3/s)

釜無川取水堰堤
EL.707m


【最奥部開発】    
最後上流で一発かましてみる。

[私案]奥釜無発電所
出力:7,100kW[+7.1MW]
水量:3.3m3/s
落差:255m
流域:40.9km(釜無)
導水:6.34km
取水:釜無川・塩沢川 970m
放水:釜無川[釜無第一取水堰堤]707m



もう一声取水位上げてみる。

[私案]奥釜無発電所
出力:14,300kW[+14.3MW] 
水量:5.2km[1.3]
落差:323m
流域:40km2
取水:釜無川・塩沢川など 1040m
放水:釜無川[釜無第一取水堰堤]707m




直ぐ横は天竜川水系だけど此処らも判る図でこんな感じの降水量であった。冒頭の地図だと 1500~2000mっぽかったのにここだと1200~1400位に見える。。まあ深入りは避ける。
出典:国 交省河川局

(水源)[西側→天竜川水系・三峰川][南側→大武川(釜無川支流)・野呂川(早川源流)・大井川(源流)