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23.6.21運開
能生川と飛山ダム山行が2019.6][大黒屋][恋思 2017.8

能生は今では糸魚川に合併された糸魚川と直江津の間にある小さな町である。
ダムと尖端部通行止めのピストン県道と地滑り地帯がある。

(西)飛山ダム(能生川防災ダム)[便覧
河川     能生川水系能生川
目的/型式     F/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     44.6m/180m/102千m3
流域面積/湛水面積     20.4km2 ( 全て直接流域 ) /11ha
総貯水容量/有効貯水容量     1400千m3/1190千m3
ダム事業者     新潟県
本体施工者     佐藤工業
着手/竣工     1963(着工・ダムの建造銘板より)/1967


県道246号西飛山能生線[山行が(調 査)][wiki
指定/認定 ?/?
総延長:20.2355km
実延長総計:19.0653km
未舗装延長:1.2174km
改良済区間:15.1252km (幅員5.5m以上:14.4703km)
自動車交通不能区間:0.0197km→19m通行不能って何?
起点のある飛山ダム(西飛山ダム)からシャルマン火打スキー場付近までの3.6kmは土砂崩れのため、2000年(平成12年)5月25 日[2]以降終日通行止

>昭和4(1929)年には西飛山線と能生停車場線が県道認定線となっている
>これらの県道は昭和4(1929)年に初めて認定されたわけではなく、それ以前に認定されていた可能性が高い。
>能生停車場線と西飛山線…は…連続していて、両者を合わせて能生~西飛山を結んでいたようだ。またこれは「県道能生谷線」と総称されていたようで もある。
>なお、昭和29年に能生町が誕生するまで、能生谷流域には(旧)能生町と能生谷村の二つの自治体が存在していて、役場はそれぞれ能生と大沢にあっ た。
>この2本の県道が一本化して、現在の県道西飛山能生線が誕生した時期は、記録が見当たらず不明である。
>戦後間もない昭和22年(旧道路法の時代)には既に現在と同名の県道となっていたことが分かっている。
>もっとも、この頃の路線の起点はあくまでも西飛山集落で、それより奥地に西飛山ダムや火打スキー場はまだなく、県道も存在しなかったはずだ。[山行が(調査)

よっきの調査に拠ると昭和58(1983)年に出版された『日本百名谷』内にダム迄クルマで行ってから沢登りをした記述があるそうなのでその頃にはクルマ でダム迄行けたらしい。

工事の様子を説明する論文:
出典:『農 業土木学会誌』(1969)

>火打山麓スカイパーク整備事業は…当初は町営スキー場として平成7(1995)年冬のオープンを目指していたが、すんなり行かず、最終的には平成 10年冬に、第3セクター火打山麓振興株式会社の手でオープンしたらしい。
>火打山麓スカイパーク整備事業は、このスキー場を足掛かりとして、飛山ダム周辺を整備することも計画されていたが、平成17(2005)年に能生 町は糸魚川市と合併して閉町、事業も中途で終了した模様である。
>しかし注目したいのは、記事(とは註:『日本経済新聞』平成5(1993)年7月16日)にある「アクセス道路などで県と協力していきたい」とい う町の意向だ。
>この意向に沿って県は、県道西飛山能生線の起点を、従来の西飛山集落から、飛山ダムへ移動させたのだと私(とは註:よっき)は考えている。[山行が(調査)


また山行がの掲示板には
>自分の持っている古地図で(昭和44年発行)では西飛山集落から点線が延びていて(現県道246号と同位置)、飛山ダム付近を横断して尾根伝いに 御殿山(901m)を通過してさらに容雅山方面へ標高1150mあたりまで続いています。その点線には名称がふってあって「王子製紙林道」となっていま す。
との書き込みが。王子製紙の 所有林が広がっていたのかもしれない。手許の歴代の専用線一覧表などには現れてこないが,,


また測水所があるようだ。もっと昔は中央電気が水利権を得た事もあったようだ。

昭和初期に上越市(高田)辺りを地盤としていた中央電気が能生川で水利権を得た気配はあるな~。。廃 止になったか実現しなかったか。https://t.co/TkZsMqD0NR

— とはずがたり (@tohazugatali1) June 21, 2023

また能生谷を含む糸魚川市として小水力を模索する動きもある様だ。

平成26 年度(2014年度) 糸魚川市小水力発電可能地調査業務 概要版
https://www.city.itoigawa.lg.jp/secure/16567/suiryoku_g1_2.pdf
表2.1 現地調査箇所一覧


図2.1 調査箇所位置図


表2.2 調査結果のまとめ




新規開発の余地
まあ山行がのレポでも散々感じたように地滑りの巣みたいな所であるからまあ難しい。姫川の大所第三も廃止されたし,四国の白川谷でも地滑りで発電所が廃 止された。

難しいと思うので成るべく山を避けて且つ200mの有効落差を狙えるギリギリのラインを取ると此処田 麦平(EL.211m・なんか堰あり)になる。45.7km2とそこそこ取れる。6m3/s近く取れそうで10MW近く行けそう。
飛山ダムでも一寸水貯めたりして水量の安定化(不特定利水ってやつ)をしてくれたりすると良いんだけど。