電 力総研 水 力あれこれ
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20.9.27運開

木曽川水系概況

水量豊富な木曽川。開発が進み,各区間の水消費量にアンバランスが発生。途中,2ルートに分かれている。
木曽ダム・木曽発電所の完成で再開発は完了したようなんだけど,大桑発電所を筆頭に水利用上の隘路が発生しているような気がしてるんだけど。
王滝川源流~読書ダム迄はこちら 読書発電所~犬山付近迄はこちら 味噌川ダム等木曽川源流と阿木川・付知川・愛知用水はこちら 飛騨川はこちら(益田川はこちら馬瀬川はこちら)

年間降雨量は以下の通り。御嶽山を中心に多雨となっており,木曽川流域ではその水が利用され尽くしていると云えよう。

一方で大日ヶ岳を中心とする多雨は一寸外れた馬瀬川に岩屋ダムが設けられて盛んに利用はされているものの,その脇の和良川,更に木曽川を構成する3大河川の一つ,長良川に至っては殆ど利用されていない状態である。。

揖斐川に関しては冠山を中心に多雨地帯となっており,昔から揖斐川電工等水力開発は進んで来たと云えるが最近その最終段階とも云える徳山ダムが完成して利水が開始された。

中部山岳地帯の一つの利水の核となっている木曽川ではあるが,近年の豊水年と渇水年のバラツキの拡大のみならず,長期的な趨勢として降雨量が減少となっており(ソース),懸念される所である・。


年間降水量(出典:水資源機構)


降水量のトレンド(出典:中部地方整備局)