番号 |
路線名 |
電圧 |
回線数 |
設備容量 (100%*回線数) |
運用容量値 (MW) |
空容量 |
その他備考 |
|
当該設備 |
上位系統考慮 |
|||||||
51 |
道南幹線 |
275kV |
2 |
1466 |
733 |
0 |
0 |
基幹系統 |
57,58 |
函館幹線 |
187kV |
2 |
394 |
197 |
0 |
0 |
基幹系統 |
小計 |
930 |
これが現在の道央~函館の容量 |
所有者 |
送電容量 | 送電電圧 | 送電亘長 | システム |
工程 | |
既設ルート |
電発 |
600MW |
DC250kV |
他励式 |
1979年完成 1993年増設 |
|
増設ルート |
北電 |
300MW |
DC250kV | 約122km | 自励式 |
2014年4月着工 2019年3月運開予 |
北本連系はどんな設備? 本州と60万キロワット送受電 http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2012setsuden_winter/179064.html Q 電力が不足しそうになった時、北海道と本州を結ぶ海底送電ケーブル「北本(きたほん)連系」を使って、本州から電気を送ってもらうこともできるでしょう。 どんな設備なのか、詳しく教えて。 A 北海道電力が本州との送受電に使える唯一の設備で、電力卸大手の電源開発(Jパワー、東京)が所有している。2系統(各30万キロワット)あり、最大60 万キロワットまでやりとりできる。道内も本州も、陸上では交流で送電が行われているが、北本連系では、交流をいったん直流に変換して送電している。長距離 海底ケーブルの場合、直流にした方が設備投資が小さくてすむためだ。ケーブルはこれまで3本だったが、新たに敷設した予備ケーブル1本が12月から使える ようになる。 ![]() Q 2系統あるのに、ケーブルは奇数の3本だったの。 A その通りなんだ。電気にはプラスとマイナスがあるから、例えば乾電池に豆電球をつなぐ時のように、通常は1系統で2本のケーブルを使う。そうすると、2系 統なら4本のケーブルが必要な気がするよね。ところが技術的には、ケーブルが3本あれば、うち1本を二つの系統で共有することで、4本あるのと同じ効果を 出すことができるんだ。3本で済めばコストを安くできる。 緊 急用に温存 Q どうして予備ケーブルを敷設したの。 A これまでは、3本のうち1本が故障すると、1系統が使えなくなり、やりとりできる電力量が30万キロワットに半減していた。実際、今年1月には、ケーブル に船のいかりが引っかかって損傷し、4月まで1系統が使えなくなるトラブルが起きた。予備ケーブルがあれば、故障したケーブルと切り替えて使うことができ るので、供給の安定性が増す。 Q ケーブルが4本に増えたなら、その分、やりとりできる電力量は増えないの。 A 残念ながら、それだけでは増えないんだ。北本連系で電気をやりとりするには、海底ケーブルだけでなく、ケーブルにつながる陸上の送電線や、交流と直流の変 換を行う設備(変換所)などが必要だ。これら設備全体の能力を上げないと、やりとりできる電力量は増やせない。 Q 今冬(2012年11月の記事)の節電では、北本連系をどのように活用するの。 A 北電は、平常時はなるべく北本連系を使わず、火力発電所で大規模な計画外停止が起きるなどの緊急時に活用するため、能力を温存しておきたいと説明してい る。このため、来年2月の最大供給力見通し596万キロワットの中に、北本連系分は4万キロワットしか織り込まれていないんだ。ただ、北電は現在、自家発 電設備を持つ本州企業から、北本連系を通じて最大約3万キロワットを買い取る方向で調整している。契約がまとまれば、来年2月の最大供給力は3万キロワッ ト増の599万キロワット(うち北本連系分は7万キロワット)となる可能性がある。 |
所有者 |
送電容量 | 送電電圧 | 送電亘長 | 工程 | |
既設ルート |
電発 |
600MW |
DC |
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増設ルート |
北電 |
300MW |
DC250kV | 約122km | 2014年4月着工 2019年3月運開予 |