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21.07.07運開
穴内(あなない)川[吉野川水系]・ 新改(国分)川[二級河川・高知県]の利水(新改川篇)(24.7訪問)

【樫谷・穴内川ダム・r268蟹越繁藤線】【繁藤・繁藤堰堤・河ノ川】【角茂谷・角茂谷川】【土佐北川・久寿軒川】【甫 喜ヶ峰・r254未通部】【平山・新改・休場・平 山発電所休場ダム新改発電所

早明浦ダムの下流で吉野川に流れ込むのが穴内川である。
徳島県へ流れて行く吉野川の上流域の高知県山岳部から高知県の平野部への導水をしての発電は鏡川へ 流れ込む天神発電所仁淀川へ流れ込む分水第一~第四発電所と此処の計3箇所もある。愛媛県も似た様に分 水が三箇所ほどある。香川も香川用水が命の水甕となっており,四国全県の水源となっている吉野川である。

さて現在一番上流にある発電施設の穴内川ダムの満水位は419mである。繁藤で穴内川の下流部 の支流からの水を併せて高知平野側に持って行くことになる。


国分川水系は太平洋に流れ込む川であるが,そのままでは大した水量は確保出来ない。
そもそも多雨地帯ではあるが,紀ノ川なども同じ(紀の川は河況係数が3,740(最大流量と最小流量の割合)と日本一大きい川でした。降れば大洪 水、日照れば大渇水[国 交省)だったがざっと雨が降ってどばっと流れて行ってしまって普段は水不足に苦しむという状況だったようである。
紀ノ川の水を熊野川の水を併せて玉突きで奈良と紀ノ川流域の和歌山で利用したように,徳島の北岸用水などと併せて香川・愛媛・高知で吉野川水系の水を利用 し尽くそうというのが基本戦略である。その一環で高知分水が幾つか計画・実行されたが,ここ穴内川の水も高知側に導水されて利用されている。高知へ行く度 に夕立に見舞われててほぼ熱帯だなと思ってるんだけどダムがあれば水を貯めて置けそうなものだけどそうそう簡単には行かない感じかね?吉野川の水は香川の 為に取っておいて,降雨量の多い高知は高知の水を貯めておくことで全体の利用水量を増やせる気がするのだけど,,

頑丈なダムを造るよりかは通水した方が楽だったようで,付知川な どでも見たが江戸時代より用水事業は日本全国で広まっており,ここでもかの野中兼山などが構想したそうな。甫喜ヶ峰を穿って穴内川の水を新改川に持ってく る構想は実現しなかったけど新田,須江地区は野中の手によって新改川に堰が造られ新田開発されたそうである[ひまわり須 江は此処か?]
1873-74(M6-7)年の大旱魃で再び議論の俎上に登り,そうこうするうちに1893(M26)年に再び大旱魃をきっかけに「久礼田や新改の村長な どが計画を進め、高知県庁にも請願して、疏水の工事は明治29年(1896)に開始され、明治33年(1900)に」総延長1033mの疏水が完成したそ うな。[ひまわり四国災害アーカイブ
更に発電もこの水路を使って
>まだすごいのは、最初にも書きましたように、この疎水の落差を利用して発電をしょう、というもの。
>当時の高知県知事、宗像政が県議会に提案するも、「水から火ができる か?」と紛糾(とは註:水力発電所黎明期当時の雰囲気が良く伝わってくる)、なんとか説得して着工、明 治42年(1909年)に、(高知)県下最初の水力発電所として平 山発電所(第一発電所か?[看板参照(→平山センター前)])が完成。大正8年 には新改第二発電所ができて、高知の電力需要の大きな部分をまかのうた訳で す。今でも、新改の水力発電書は、立派に稼動しております。

同時に県道もあれこれややこしいので掲示しておく。


【樫谷】

穴内川ダム(旧称:樫谷ダム)[→穴内川]     
河川     吉野川水系穴内川
目的/型式     P/中空重力式コンクリート
堤高/堤頂長     66.6m/251.9m
流域面積/湛水面積     52.7km2 ( 揚水流域:49.6km2) /195ha
総貯水容量/有効貯水容量 /満水位    4,626.0万m3/4,330.0万m3/418.0m
ダム事業者     四国電力(株)
着手/竣工     1961/1963
満水位:418.0m / 利用水深:40m



【繁藤】

四国電力(株) 穴内川発電所[→穴内川]   
ダム水路式・混合揚水式
認可最大出力:12,500kW   常時出力:1,400kW(計画時は1,600kWか?『日立』)
年間発電量:24,677MWh  (2,467.7万kWh)
使用水量:発電最大22.0m3/s 発電常時4.35m3/s 揚水最大14.3m3/s
有効落差:発電最高69.5m 常時52.25m 最低29.0m 揚水最高75m 最低33.0m
流域面積:52.7km2
上部貯水池:穴内川[穴内川ダム]418.0m (満水位) 利用水深:40m
下部貯水池:穴内川[繁藤堰堤] 利用水深:2.0m (久寿軒谷川→角茂谷川→河ノ川→穴内川[繁藤堰堤])344.5m



繁藤堰堤[→穴内川]   
取水:穴内川[穴内川発電所]・導水[久 寿軒谷川→(角 茂谷川→)→(河 ノ川→)→繁藤堰堤]
送水:平山発電所・(旧平山発電所=こ れ?)346.4m
堤高:9.9m(88箇所) 11.7m(日立)  堤頂長:95.7m
総貯水容量:34.8万m3(88箇所=死水容量込みのもの?平山発電所のもの?) 有効貯水量:19.3万m3(日立・揚水用のものか?それとも平山発電所の容量込みか?) 利用水深2.0m(日立=穴内川PSのものか?三尾PSの木曽Dの利用水深も1.5mであった)
流域:102.3km2(直接:62.9km2 間接:39.4km2)



繁藤からは最後の吉野川水系北滝本川沿いに南下をして根引峠を超え,いよいよ太平洋側?に出る(吉野川が何側やろか。。)
峠の手前,巨大なロックフィルダム的な何かが見えてくる[ス トビュウ
北側にも同じ様なロックフィルのような斜面が。

道は特に掲示もなく黙って封鎖されている。

脇の広場に進入してみるとこれも封鎖されてた。産廃処理場かと思ったが高電圧とある。

調べて見るとダムではなくメ ガソーラーであった。

高知ソーラー発電所[NL
2017年2月11日より四国電力への売電を開始、出力は34.4MW (34,400kW) である。 年間発電量 は約 4,000万kWhを見込
【三菱商事パワー (三 菱商事100%子 会社)。 三菱∪F」 リース・ミタニ建設工業による共同出資

この辺りは太陽光発電が盛んなようだ。

JRE高知香美太陽光発電所[ENEOS] [場 所
初めての現地調査(2014年1月)より3年8か月、10MWの太陽光発電所としては異例の長い期間をかけて、JRE高知香美太陽光発電所は開発され商業 運転を開始しました。
高知県香美市土佐山田町は高知県東部に位置し、その約7割が山林です。発電所用地となった土地では荒地でここ30年程いくつかの事業計画があったものの、 実現したものはありませんでした。
山間部に6kmの自営線を敷設したメガソーラー[ス マートジャパン
2017年10月18日、高知県香美市で建設を進めていた「JRE高知香美太陽光発電所」が完成し、営業運転を開始したと発表
同社が所有する現在運転中の太陽光発電所の中で、最も標高の高い場所に位置している。約6km先の連系変電所まで自営送電線を設置し、山間部の地形を利用 して、土地の勾配とパネルの傾斜角度をほぼ等しくするなど、発電量の最大化を図った。

~新改川(国分川)~   

さてR32から平山発電所・休場ダムへはr253 新改停車場線を利用する。入り口は二車線の立派な道路[ス トビュウ]でタイヤ痕がかなり付いてて走り屋が遊んでる形跡があった。2車線を維持しつつうねうねと新改川の方へ降りてゆく。高知道を超えたとこ ろ,細い道と合流する地点(A)から道は狭くなり[ス トビュウ], 曽我部川の聚落(と云う程でもないが)がその先にある。どうも曽我部川の聚落の為というより高知道の工事道路として整備されたような気配がある。聚落は直 進だがダンプなどは交叉部に作られた広場を使って180度ターンして細い道に入っていったのではないか?その先には高知道の曽我部川橋がある。こちら側は 人家などはなさそうで離合も不要で細い道を行き来してた感じではないか?
細くなっても延々と下り続ける。農業用水や狭隘県道迄手を広げたら旅程が破綻する ぞと日頃から自戒してるけど余りの狭隘ぶりにヘキサをぱちり。


やっとr254繁藤西町線と 合流。青看撮り出したら旅程が(略)…パチリ。この先平山・新改駅方 面の青看はr254となってるがr253(新改停車場線だし)も重複してる上にそちらが番号上上位なんだけど,流動はr254(香美市市役所方面⇔平山方 面)がメインだからだろうけどr254としか書いてない。また路線名,西町は何処かは解らないが繁藤はさっき迄いた山の向こうである。行きはナビに表示が 出なかったが繁藤に直でつながってる感じである。

中山間道路通行支援システムなるものがあった。まあ対向車が狭隘区間の向こうから来ると対向車注意と表示が点灯するだけの様だが。


この先にトレノが捨ててあって息子が興奮していた。


此処迄来ると程なくダムである。諸元より,直接流域は7.3km2しかなく,殆ど管理された平山発電所の放流水(甫喜ヶ峰用水の水?)であるから自由越流型で問題はなさそう。

無骨な取水設備?と湖面


平山も休場の諸元の提示も未だなのに此処で新改の利水票。2号機 もあるのか,,しかも随分使用水量に違いが,,旧新改発電所分とか?(旧は1.25m3/sだから倍増されてる?)


さてダム湖面を渡る橋を渡って発電所方面を目指すもその前の交叉点(→地図])は情 報多 め。地理院図ではr254繁藤西町線は 此処 を左折だが直進もr254ら しい。ヘキサもちゃんと直進方向にも立っている(ここら[地 理院ス トビュウ]で終わっている。帰宅後纏めてると現地では全く無視したこちらも気になってくる(;´Д`)…アカンテ)。

まずは新改駅へ寄ってみる(実際は後から)

新改駅[wiki] [山陽・四国670駅(小学館S58.12)]
なんと「しんい」 だと!?我がバイブル『国鉄全線各駅停車』でまずは信号場として設置ってのは知ってた(1930年の土讃本線開通後の1935年(S10)設置,その後 wiki記載の「本土決戦準備のため新改信号場周辺が後方連絡線の要所として重視され、軍事要塞化がなされる。天然の要塞という利点から四国軍管区司令部 などの重要施設も新改に疎開。この頃の一時期、新改停車場は図らずも高知県の中心地と化した。」ってのは知らなかった…。繁藤の大災害も載ってないし筑肥 線の周船寺(の由来)迄知ってて先日吃驚された所であるが『駅』が扱ってる情報偏ってるな~w)けど,「しんかい」から「しんがい」への改称が1956年 にあったのは『駅』にも記載漏れしててしかなかった。三ノ宮や西ノ宮の表記,苅田の読みなど国鉄の横暴は地元の読み方を無視して来たが,『駅』に「地元住 民の運動によって山のなかの信号場を駅にした」とあるが,土佐自由民権運動が盛んで今も共産党が結構強い独自の気風の土佐である。県の中心と化していた時 期も信号場だった新改な訳であるが,頑迷な中央集権で地元無視の名前を付けて恬然としてる国鉄相手に駅昇格をさせたばかりかその後に名前もちゃんと正しい ものに変えさせた感じか?今は軍管区司令部が何処にあったのかもぱっと見,解らず(特に看板もなく),周囲に運動の担い手となりそうな人家は殆どないけ ど。。立て籠もるのに良さそうな山の中である。

駅舎と時刻表…県都高知方面行きの始発電車はなんと午後3時台である(帰宅後時刻表で調べて見ると朝の下り2本は通過するらしい)。

スイッチバック末端部(左)/本線方面(右) 線路も現役とは思えない錆びっぷり。。

朝,地域の中心方面に向かう列車が無い等,既に駅としての役割は終えていそうであるし信号場に降格で良いのではないか?

橋でダム湖の向こう側に渡る。ダム湖と云っても大した広さではない。有効貯水量25万m3程度の小ぶりな調整池である。新改も平山も貯水地式となってるの はちゃんと起点の穴内川ダムの水で穴内川発電所含め3発電所で連動して発電すると云うことであろうか?新改発電所の下に逆調整池が必要になりそうである が,確認するのを怠ってしまった。。


橋を渡ったところには商店と構造改善センター(公会堂的なもの?)があった。

センターの前には復興石碑が。98年に高知豪雨新改北部災害というのがあったらしい。繁藤と云いこんなのばっかりである。。

また同じくその隣には地区の案内図が。この辺走るとやたら推してくる「ほっと平山」なる施設はお山の小学校が (廃校に伴い)宿泊施設として衣替えしたものであり,ピザを焼いたり陶芸・木工体験も出来るようになった施設のようだ。
で,ぱっと目に飛び込んできたのが第一発電所。地理院図と付き合わせるとこれが現在の平山発電所である。

一方で,第一発電所の 方は見逃してたけど,まあ甫喜ヶ峰用水上にあったのであろう。こ の碑の記号(地理院)が怪しい。行っとければ良かったけどまあ復活を考えられるとかでも無い限りあんま食指は動かない。

さて直ぐ脇に平山発電所(→諸元)の排水口 がある[地 理院]。木に隠れて巧く取れなかったけど水が滾々と湧き出してるように排出されていた。

発電所には地理院に寄れば県道を辿ればその終点にあるらしい。県道に そって登っていく。途中,分岐点()があり,県道を逸 れると県道の目的地の繁藤に着くとの青看が。


ひとまずは県道沿いに発電所へ向かう。暫く行くと発電所が現れそこで道は終わりである。県道の終わりや新改駅に気を取られててまともな写真を撮ってなかっ たw


四国電力(株) 平山発電所[水力]     
所在地:高知県香美市土佐山田町平山
運開:1963.4  運開(旧平山発電所):1909.2
ダム水路式・貯水池式
    認可最大出力:41,500kW     常時出力:6,100kW[14.7%]
    最大使用水量:21.50m3/s
    有効落差:230.40m
    水車:立軸フランシス水車 最大出力43200kW×1台
    導水路:総延長8197.2m
    流域面積:102.3km2
    取水:吉野川水系 穴内川[繁藤堰堤]346.5m
    放水:新改川(国分川)[放水口休場ダム]108.0m

穴内川発電所の22.0m3/sに匹敵する21.5m3/sの水量を誇る。しかもこの水量で有 効落差はたっぷりの230mとなかなかの頼もしいヤツである。穴内川ダム(満水位418.0m)からほぼノンストップで休場ダム満水位(108m)迄 310m駆け下りて54MWを叩き出すって訳である。この下,休場ダムの水を使う新改発電所の下にも 逆調整池があると新改発電所(8.7MW)も尖頭用に使えるんだけど。。

休場(やすば)ダム[便覧]       
河川     国分川水系国分川[平山発電所21.5m3/s
目的/型式     P(→新改発電所16.50m3/s)/重力式 コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     18m/64.2m/5千m3
流域面積/湛水面積     110km2 (直接7.3km2 ・ 間接102.3km2 →便覧には全て直接流域となってるけど穴内川を図々しくも直接流域にカウントしてる様に見える) /9ha
総貯水容量/有効貯水容量     29.2万m3/25.4万m3
ダム事業者     四国電力(株)
着手/竣工     1961/1963

小さめのダムである。平山発電所からの放流水が殆どで国分川そのものの流量は殆ど期待出来ないと云っても良さそう。
今,平山発電所から21.5m3/s流れ込んで新開発電所で16.5m3/s使用するので差の5.0m3/sが流れ込む水量となる。14時間でいっぱいに なる計算となる。平山が頑張る尖頭需要発電のバッファー用としては十分な量という訳か。
流域を増やそうとすると1km程度の導水で5km2程増やせる。


【ふるさと林道平山公園線によ るr254繁藤西町線の補完】      

さて,ここでさっきからちらちらしてるr254が本来繋ぐ繁藤への道についてもレポする。
上の分岐点(→ここ)の続きと なる。
地図だと暫く細い道を上がっていくと太くなる。その交叉点(D)がここである。
これまたまともに写真が撮れて無くて忸怩たる思いであるが掲出する。

看板には草に隠れてる上にブレブレで読めないけどふるさと林道平山公園線[す とびゅう参照]とあった。

例の如くGoogleマップは適当に並行路線を県道認定してしまってる[G マップの様子はこんな感じ] けどここはふるさと林道であって県道ではない様だ(ふるさと林道を見るのは北川線に続きこの日二本目である)。

また平山公園とは,山のこちら側の平山と山の向こう側の甫喜ヶ峰森林公園を結ぶ路線ということで甫喜ヶ峰森林公園を平山公園という訳ではなさそう。

脇には平山発電所の水圧鉄管が走っている。もうこの日最終の獲物でいい加減疲れてたってことにしといて欲しい。この後高速ぶっ飛ばして奈良迄帰らねばなら ないのである。

実はr248の片割れが繁藤の方からちょろっと伸びているのも直ぐに見つかる。未成区間をふるさと林道が補完してる形の様であり,残りはその末端部がどう 接続してるかが関心の的となる。

暫く行くと公園の敷地内っぽくなる。ここ()に看板が出ててここから平山公園線か?特に起点と明記さ れて る訳ではないけど。ここは三叉路に見えるけど地理院図だと四辻になっている。今は森になって消えてる道(あ)だけど一寸前のストビュウだと確かに切り開か れて道になってる!(車止めはあるけど。。)[→ ストビュウ

結局公園内の地理院上では破線部分()も普通に走れて公園出 口付近()に。正面 が繁藤方面。左手から合 流する道が()であ る。

脇には林道甫喜ヶ峰線起点とある。
418.0m
更にここに路上に白墨でメモが。254DEP(起点:point of departure?)と読める。どうやらここが県道の起点で且つここからは林道でよさそう。
公園内の道路も林道扱いと云う事か?


で,こいつが繁藤の何処に出るのかとわくわくしながら走って行くとさっき渡った繁藤堰堤の天端[→繁藤]の先の道が県道だった。あんま意識してなかったけどこ こもr254だったかw


土佐山田市街─r253合流─県道r254―市道――ふるさと林道(平山公園線)――公園内道路(林道甫喜ヶ峰線)――県道r254―繁藤R32という結びで事実上道路を完成させてる感じの様である。

またB─C─平山発電所間はヘキサも特に見当たらなかったし本当に県道254号なのか?(地理院は正確なのか?)という疑念も出てくる。が,C地点の標識に,高知県という文字とヘキサっ ぽい意匠のシールが貼られてるのがス トビュウからギリ確認出来る,
一方で(G)から一寸(い)の区間も黄色に塗られてるけどこちらは地理院のミスっぽい。


新改発電所はもう十分土佐山田という感じの山が開けて来たロケーションにある。
隣接して変電所があり,その後ろに発電所があるようで,更に放流口はもっと下流にあるようだ。





新改変電所…電発と四電の送電罔が交叉する場所にある変電所のようだ。
出典:四 国電力

四国電力(株) 新改発電所[水力
所在地:高知県香美市土佐山田町大法寺
運開:1963.4 (旧新改発電所:運開:1919[高知県]810kW・1.25m3/s・有効90.0m)
ダム水路式・貯水池式(水路式・流込式:旧新改発電所)
    認可最大出力:8,700kW      常時出力:1,200kW[13.8%]
    最大使用水量:16.50m3/s
    有効落差:69.20m
    水車:立軸フランシス水車(1号機)、横軸フランシス水車(2号機) 総出力9390kW
    導水路:総延長1452.5m
    流域面積:110.0平方キロメートル
    取水:穴内川[繁藤堰堤]→平山発電所→新改川(国分川)[休場ダム]110.30m
    放水:灌漑水路、新改川(国分川)35.7m

新開放水時点でEL.35mなのでまあこれで普通は終わりだが物部川下流とコラボ出来そ う。
その放流口はこ こ(EL.38m)である。ここら辺に堰がある[地 理院ス トビュウ]が,,しまったなあこの辺迄行ってくれば佳かった。。
このおそらく潅漑用の取水堰との間で多少の河道貯留は出来そう。

そしてr248であるが,最終的に物部川辺りに出ると遠いのでうんざりする南国ICの利用を強いられるのだけどその時に曲がる交叉点に出る様だった[ス トビュウ地 理院]。高知道は繁藤辺りと立川川辺りにインターが欲しいところである。
欲を言えば曽我部川辺りからJCT作ってR194杉田ダム付近に支線を伸ばしてほしい。インター一区間なら支線伸ばせる制度があった筈である。更にはあぶ くま自動車道的に高知東部道辺り迄将来は伸ばして高速道路間を短絡できるとよい。