電力総研 水力あ れこれ(山陽)
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
23.8.15運開
高梁川の水発

吉井川旭川と並ぶ 岡山三大河川の一つ。雨の少ない山陽地方であるが小水力も含め特に支流の成羽川にそこそこ発電所は立地している。
千屋ダム千屋発電所・西川(高瀬川ダム三室川ダム河本ダム)・新見発電所小坂部川(大佐ダム小 阪部川ダム小阪部川発電所)・中流部開発(+26.8MW)】・成羽川 (帝釈川ダム新帝釈川発電所帝釈川発電所新成羽川ダム新成羽川発電所田原ダム田原発電所・黒鳥ダム・黒鳥発電所・羽山発電所【開発】)・小田川(山野発電所)

~沿川風景~
■高梁川

(高梁川源流・明 地峠(だわ)[現在R180]・茗 荷峠(だわ)・峠の向こうは日野川水系)

千屋ダムの上。EL530mで43.0km2。導水路8km超。落差135m。水量4.0m3/s。4.6MW。ちと厳しいな。。

千屋ダム(ちや)[便覧][wiki] [岡山県]    
目的/型式     FNWIP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     97.5m/259m/697千m3
流域面積/湛水面積     88km2 ( 全て直接流域 ) /111ha
総貯水容量/有効貯水容量     28000千m3/26200千m3
ダム事業者     岡山県
着手/着工/竣工/運開     1971.4(実施調査開始)/1989.3(ダム本体工事着手)/1998.10(竣工式)/1999.4(ダム運用開始)
常時満水位 標高385.5m
最低水位  標高347.0m
サーチャージ水位 標高400.0m
設計洪水位 標高401.2m

>洪水調節、流水の正常な機能の維持、新見市への上水道供給、下流の倉敷市水島への工業用水供給と、併せて発電を行うことを目的としている。 [wiki]
>ダムの名称である「千屋」とは当ダムより上流側にある地区であり、当初はここに建設される予定であった。その後、計画変更により大幅に下流側に建 設されることになったが、ダム名は変更されなかった。 [wiki]

>新見市の上水道に日量10,000m3(平均0.11m3/s)と倉敷市水島地区の工業用水に日量108,000m3(平均1.25m3/s)を 供給する為10,000,000m3(1,000万m3)を確保しています。[岡山県]

岡山県企業局 千屋発電所[wiki]     
ダム式・流込式(ダム放水従属式)
出力:最大3,000kW 常時出力: 430kW[14.3%]
使用水量:最大5.50m3/s[0.82]
有効落差:最大66.3m
年間供給電力量:13,270,000kWh(一般家庭約3700戸分)
発電開始:1998年(平成10年)8月1日
水車:横軸単輪単流渦巻フランシス水車 出力3090kW×1台
取水:高梁川[千屋ダム]385.50m
放水:高梁川316.50m

<未利用落差約80m>

[私案]馬塚発電所
出力:3,650kW[+3.65MW]
水量:5.5m3/s
落差:78m
導水:5.96km
取水:高梁川[千屋発電所]316.5m
放水:高梁川[河本ダム]231m

河本ダム高橋川取水堰堤[場 所231m]    
取水量?
流域:107km2
送水:河本ダム・新見発電所


(新見市街・熊 谷川合流EL.185m)

~本郷川~


~西川~


~高瀬川~

高瀬川ダム[便覧] [水 力]     
河川     高梁川水系高瀬川
目的/型式     FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     67m/273.6m/188千m3
流域面積/湛水面積     21.6km2 ( 全て直接流域 ) /28ha
総貯水容量/有効貯水容量     4530千m3/4080千m3
ダム事業者     岡山県
本体施工者     清水建設・アイサワ工業
着手/竣工     1974/1982
発電所
    認可最大出力:280kW      常時出力: 62kW
    最大使用水量:0.90立方メートル毎秒   常時使用水量?:0.28立方メートル毎秒





~見坂川~

(NPO)神郷水力発電の会 見坂川小水力発電所[水 力
出力:15kW
水量:0.16m3/s




~油野川~

三室川ダム(みむろがわ)[便覧]   
河川     高梁川水系三室川
目的/型式     FNWP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     74.5m/231m/243千m3
流域面積/湛水面積     22.6km2 ( 全て直接流域 ) /31ha
総貯水容量/有効貯水容量     8200千m3/7700千m3
ダム事業者     岡山県
本体施工者     前田建設工業・大本組・日本国土開発
着手/竣工     1987/2005

岡山県企業局 三室発電所[水力]    
 運開:2006.4
ダム式・流込式
 認可最大出力:460kW    常時出力:76kW
    最大使用水量:1.10m3/s
    有効落差:56.20m
    水車:横軸フランシス水車 出力500kW×1台
    流域面積:22.6km2
    取水:三室川[三室川ダム]492.50m
    放水:三室川434.90m



~神代川~

峠の向こうは東城・成羽川



(阿哲峡)

河本ダム(こうもと) [便覧][岡山県]   
河川     高梁川水系西川
目的/型式     FIP/中空重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     60m/258.6m/216千m3
流域面積/湛水面積     332.5km2 ( 直接:225.5km2 間接:107km2[高梁川] ) /80ha
総貯水容量/有効貯水容量     17350千m3/1,110.0万m3
ダム事業者     岡山県
本体施工者     大本組
着手/竣工     1958/1964
常時満水位 標高 225.0 m
制限水位 6/16-6/30・10/1-10/20 標高 221.0 m
       7/1-9/30  標高 218.0 m
確保水位 6/15-9/10 標高219.0-208.4m
最低水位 標高 206.5 m

>ダム名は当初計画のダムサイトの小字名が河本だったことによる。その後ダムサイトが15kmほど上流に大幅変更されたが、ダム名は変えなかった。 [便覧]






岡山県企業局 新見発電所[水力] [岡山県]    
 昭和38(1963)年9月:運用開始
ダム水路式・貯水池式
    認可最大出力:10,900kW      常時出力:0kW
    最大使用水量:24.0 m3/s 発電常時使用水量: 5.5 m3/s
    有効落差:54.85m
    水車:立軸カプラン水車 出力11500kW×1台
    導水路(高梁川→河本ダム):総延長3746.3m
    導水路(河本ダム→発電所):総延長662.48m
    流域面積:332.6平方キロメートル
    取水:高梁川→西川[河本ダム]225.00m
    放水:高梁川(本郷川出合付近)168.0m

(本 郷川合流EL167.3m)

(石蟹駅)

~小坂部川~


大佐ダム[便覧][wiki]      
河川     高梁川水系小坂部川
目的/型式     FAP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長     43.7m/108m
流域面積/湛水面積     49.5km2 ( 全て直接流域 ) /36ha
総貯水容量/有効貯水容量     3505千m3/271.3万m3
ダム事業者     岡山県
着手/竣工     1971/1981


>岡山県の農林水産部が管理する重力式コンクリートダムであり、小阪部川の洪水対策、新見市を中心とした農地への灌漑、および施設の維持管理費軽減 のための水力発電を行う多目的ダムである。土地改良法に基づく農林水産省の補助事業「農業基盤整備事業」「県営防災・かんがい排水事業」として昭和56年 に完成した。[wiki]

岡山県 大佐ダム発電所[水 力][wiki
運開:1988[wiki]
ダム式・流込式
    認可最大出力:510kW
    最大使用水量:2.60m3/s
    有効落差:約24m程度?
    流域面積:49.50km2
    取水:小坂部川[大佐ダム]
    放水:小坂部川

>農林水産省農村振興局所管事業によって小水力発電施設が設置されている。現在岡山県が管理する農業用ダム・井堰では大佐ダムと和気町の新田原井堰 の2ヶ所で水力発電を行っている。 [wiki]


(刑部駅)←ひょっとして刑部=小坂部=おさかべ!?でもしかすると大佐=おおさ≒おさかべ!?


小阪部川ダム(小坂部・おさかべ)[便覧][水力
河川     高梁川水系小坂部川
目的/型式     AP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     67.2m/145m/114千m3
流域面積/湛水面積     136km2 ( 全て直接流域 ) /75ha
総貯水容量/有効貯水容量     15625千m3/15136千m3
ダム事業者     岡山県→中国四国農政局
着手/竣工     1940/1954
    満水位標高:250.000m
    最大水深:60m

中国電力株式会社 小阪部発電所[水力
 運開;1962.2
ダム式・調整池式
認可最大出力:5,400kW  常時出力: 280kW[5.2%]
最大使用水量:12.00立方メートル毎秒
    有効落差:54.60m
    水車:立軸フランシス水車 出力5600kW×1台
    流域面積:136.00km2
    取水:小坂部川[小阪部川ダム]250.0m
    放水:小坂部川[小坂部調整池]193.60m

小坂部調整池

中国電力株式会社 小阪部調整池発電所[水 力][地 理院
運開:1962.4 ←本体より2カ月遅れ
ダム式・調整池式
    認可最大出力:500kW    常時出力: 130kW
    最大使用水量:6.40m3/s
    有効落差:10.35m
    水車:横軸プロペラ水車 出力550kW×1台
   流域面積:139.50km2
    取水:小坂部川[小坂部調整池]189.50m ←本体との間に4.1mの未利用落差ありw
    放水:小坂部川178.80m



(小 坂部川合流EL.154,4m)

(井倉駅)

【中流部開発構想】

新見発電所 (水量24.0 m3/s・放水位168.0m)以下がら空きである,,
合流するく小坂部調整池発電所の水量・放水位はそれぞれ6.4m3/s・178m。
これらを纏めて下流迄連続して発電していきたい。
水量は30m3/sで,有効落差30mで7600kWの同じ型の水車を複数製造してコストを抑えつつ,7km程度の導水路で繋いでみる。

[私案]小坂部川導水路
水量:10m3/s
延長:3.6km
取水:小坂部川176m
放水:高梁川170m

[私案]新見堰堤
満水位:168m

[私案]高梁川第一発電所
法 曽付近
出力:7,600kW[+7.6MW]
水量:30m3/s
落差:30m
導水;7.2km
取水:高梁川[新見堰堤]168m
放水:高梁川[井倉堰堤]130m

[私案]井倉堰堤
満水位:130m

[私案]高梁川第二発電所
飯 部付近
出力:7,600kW[+7.6MW]
水量:30m3/s
落差:30m
導水:7.7km
取水:高梁川[井倉堰堤]130m
放水:高梁川92m

[私案]川面堰堤
満水位:92m・場 所

[私案]高梁川第三発電所
落 合付近
出力:7,600kW[+7.6MW]
水量:30m3/s
落差:30m
導水:8.0km
取水:高梁川[川面堰堤]92m
放水:高梁川(成羽川落合)52m

[私案]玉川堰堤
逆調整池・場 所
満水位:52m

[私案]高梁川第四発電所
ダム式
出力:4,000kW[+4.0MW]
水量:60m3/s
落差:8m
取水:高梁川[玉川堰堤]
放水:高梁川

7.6*3+4.0=+26.8MWいけた♪






(備中高梁市街)

■成羽川

<道後川>
西側は落合(江 の川水系支流西城川

庄原農業協同組合 永金発電所
出力:140kW
水量:0.43m3/s

<持丸川>

庄原農業協同組合 小奴可発電所
出力:165kW
水量:0.70m3/s

~成羽川~

庄原農業協同組合 竹森発電所
出力:200kW
水量:1.15m3/s

中国電力株式会社 川西発電所
出力:75kW



~粟田川~

庄原農業協同組合 田森発電所
100kW


(東城市街)


~帝釈川~

西側は西城(江の川水系支流西城川)


帝釈川ダム[便覧(再)] [便覧(元)] [wiki]    
河川     高梁川水系帝釈川
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長    62.4m/39.5m (再) ← 62.1m/35.2m (元)
流域面積/湛水面積     120km2 ( 全て直接流域 ) /66ha
総貯水容量/有効貯水容量     14278千m3/7490千m3(再) ←  12995千m3(元)
ダム事業者     中国電力(株)
再開発着手/再開発竣工    2002 /2006
着手/竣工    1920? /1923or1924?

>完成後約80年を経過し老朽化が進んでいること、最大で約35mの未利用落差があることなどから、発電所の再開発と合わせて、ダムに堤体越流式の洪水吐を増設して洪水処理能 力の向上を図るとともに、既設堤体の下流面にコンクリートを打ち増して安 定性の向上を図る。
>1911年(明治44年)には電気事業法が制定され、全国各地に電力会社が誕生。こうした中で…高梁川水系で開発を行っていた山陽中央水電は、水 量が豊富で急流である帝釈川が水力発電の適地であることに着目し、1920年(大正9年)に下帝釈峡付近に発電用ダムを建設する計画を立てた。
>当初計画では高さ60メートルのものを現在位置より下流2キロの位置に建設する予定だったが、諸事情により現在位置に建設することとなった。とこ ろが、帝釈峡の観光や信仰の対象となっていた雄橋や、その下流にある雌橋が水没することが判明した。そのため地元を中心にダム建設反対運動が繰り広げられ た。そのため、ダムの高さを56.9mへ縮小し、雄橋や雌橋の水没を回避することでようやく地元からの着工の許可を得ることができた。そして4年の歳月を 掛けて完成したのが帝釈川ダムである。
[wiki]




~福桝川~


~阿下川~

(神石高原北部・南は小田川)




帝釈発電所福桝川取水堰堤


中国電力株式会社 新帝釈川発電所[水 力] [wiki]    
運開:2006.6.30
ダム水路式・調整池式
    認可最大出力:11,000kW    常時出力: 0kW
    最大使用水量:10.00m3/s
    有効落差:129.00m
    水車:立軸フランシス水車 出力11400kW×1台
    導水路:総延長4485.421m
    流域面積:120.00km2
    取水:帝釈川[新帝釈川ダム]369.94m
    放水:帝釈川233.90m

中国電力株式会社 帝釈川発電所[水 力][wiki]    
運開:1924.3[山陽中央水電]
  (元)ダム水路式・調整池式→(再)水路式・流込式
認可最大出力:(元)4,400kW→(再) 2,400kW      常時出力:   0kW
最大使用水量:(元)6.20m3/s?→3.10m3/s
    有効落差:95.17m
    水車:横軸フランシス水車 出力2610kW×(再)1台(←(元)2台)
    導水路:総延長6335.5m(再?)←一部導水路廃止
    流域面積:213.20平方キロメートル
    取水:(再)福枡川←(元)帝釈川[帝釈川ダム]・福桝川 333.50m ←wikiの記述だと取水先を入れ換えたように読めるけど水力さんの記述だと元から福桝川の取水もあった模様(そっちの方が自然に感じる)・未利用の落差 30mは導水中に減損してたか?
    放水:帝釈川 232.35m

>(建設に際し)ダム直下には発電所を設置するスペースが存在しないため、下流部の成羽川合流点に帝釈川発電所を建設。ダムか らトンネルを通じて発 電所まで導水し、認可出力4,400キロワットを発電するダム水路式発電所として1924年より稼働を開始した。
>帝釈川ダムは完成以後80年を経過し老朽化していた。ダム建設時、地震に対する耐震設計が 行われていなかったこともあって耐震性に不安があったこ と、1966年に完成した洪水吐きトンネルは径が小さく洪水処理能力の確実性に問題があったこと、貯水池と発電所までの落差に未使用の部分が最大で35 メートルあり、これを有効に活用することで発電能力を増強可能なことが判明し、これを一挙に解決するためダム再開発が計画された。
>帝釈川発電所横に新帝釈川発電所を建設し、従来に比べ約3倍の認可出力(11,000キロワット)を有する発電能力を備えた。なお帝釈川発電所は 取水元を帝釈川ダムから福桝川に変更し、出力を2,400キロワットに縮小した。 [wiki]

(帝 釈川合流232.5m)


~仁呉川~

神石高原町 仁呉川発電所(豊松発電所)[水 プロ][水 力][場 所
昭和3年1月発電開始(昭和32年改造)
出力:24kW
水量:0.11m3/S
落差:33.0m
流域:18.8km2



新成羽川ダム(しんなりわがわ) [便覧][wiki
目的/型式     IP/重力式アーチ ←多目的ダムか!?
堤高/堤頂長/堤体積     103m/289m/430千m3
流域面積/湛水面積     625.2km2 ( 直接:615.7km2 間接:9.5km2 ) /360ha
総貯水容量/有効貯水容量     127500千m3/80500千m3
ダム事業者     中国電力(株)
着手/竣工     /1968
満水:237.0m

中国電力株式会社 新成羽川発電所[水 力
   昭和39(1954)年 8月11日:工事着工
    昭和43(1968)年11月   :1、2号機運用開始
    昭和44(1969)年 7月   :3、4号機運用開始
混合揚水式
認可最大出力:303,000kW      常時出力: 0kW
 年間発生可能電力量:約398152MWH(3億9815.2万キロワット時)
 最大使用水量:424.00m3/s ←すげえ水量w
 有効落差:84.70m
水車及びポンプ水車:立軸フランシス水車×1台、立軸フランシスポンプ水車×3台 総出力312500kW
導水路(下郷川→新成羽川ダム):総延長808.4m
 流域面積:625.20平方キロメートル(上部貯水池)
流域面積:631.40平方キロメートル(下部貯水池)
上部貯水池:下郷川→成羽川[新成羽川ダム]237.00m
下部貯水池:成羽川[田原ダム]151.10m

>高梁川水系では成羽川の右支川である帝釈川に1924年(大正13年)帝釈川ダム(重力式コンクリートダム・62.1m)が完成していた他は水力 発電は特記するものが無かった。このため中国電力は新規電源開発地点として成羽川中流部を選定し、1963年(昭和38年)より「新成羽川発電所建設計 画」として3ヶ所の発電専用ダムを建設する計画を立てた。その根幹施設が新成羽川ダムである。 [wiki]
>1961年(昭和36年)岡山県企業局は、水島臨海工業地域への工業用水供給を図るべく「水島工業用水道事業」に着手した。そして河本ダムの他当 時計画段階にあった新成羽川ダムに事業参加し、水源として活用することとした。両ダムより供給された水は高梁川潮止堰(建設省管理)地点より取水し西之浦 浄水場を経て水島地域に送水する。これにより日量で708,000トンの工業用水供給を可能にするものである。更に1990年(平成2年)からは水島地域 に加え児島地域にも供給区域を拡大し、かつ老朽化した施設整備事業を展開することで日量20,000トンの供給を行う。水源については新成羽川・河本両ダ ムの他、1998年(平成10年)には高梁川本川最上流部に千屋ダム(重力式コンクリートダム・97.5m)が完 成して更なる補給を行えるようになった。 [wiki]

田原ダム(たばら) [便覧
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     41m/206m/112千m3
流域面積/湛水面積     631.4km2 ( 全て直接流域 ) /40ha
総貯水容量/有効貯水容量     7620千m3/5740千m3
ダム事業者     中国電力(株)
着手/竣工     /1968

中国電力株式会社 田原発電所[水力]
    昭和43(1968)年11月:運用開始
ダム式・調整池式
    認可最大出力:22000kW      常時出力: 3500kW
    最大使用水量:60.00立方メートル毎秒
    有効落差:43.20m
    水車:立軸カプラン水車 出力22900kW×1台
   流域面積:631.40平方キロメートル
    取水:成羽川[田原ダム]156.0m
    放水:成羽川110.6m

黒鳥ダム(くろどり) [便覧
河川     高梁川水系成羽川
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     15.5m/122m/12千m3
流域面積/湛水面積     710km2 ( 全て直接流域 ) /29ha
総貯水容量/有効貯水容量     1280千m3/960千m3
ダム事業者     中国電力(株)
着手/竣工     /1968

中国電力株式会社 黒鳥発電所[水 力
    昭和43(1968)年11月:運用開始
ダム式・調整池式
    認可最大出力:2,200kW   常時出力: 850kW
    最大使用水量:26.0m3/s
    有効落差:10.21m
    水車:横軸プロペラ水車 出力2310kW×1台
    流域面積:710.00平方キロメートル
    取水:成羽川[黒鳥ダム]112.00m
    放水:成羽川101.64m


~領家川(右)~

大竹ダム[便覧
河川     高梁川水系本谷川
目的/型式     A/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     26.9m/96.8m/26千m3
流域面積/湛水面積     3.8km2 ( 全て直接流域 ) /6ha
総貯水容量/有効貯水容量     360千m3/299千m3
ダム事業者     岡山県
本体施工者     森本組・佐野組
着手/竣工     1974/1980




~島木川(左)~


びほく農業協同組合 羽山発電所[水力] [山行が
運開:1964.9[成羽町農業協同組合]
出力:495kW
水量:0.42m3/s
有効落差:175m
水車効率68%←低い
流域:29.1km2
取水:島 木川(宇治川)285m梶 谷川(羽根不動滝)[山行が]
放水:島 木川123.4m

30km2近い流域と200m近い落差がありながら500kW弱は小さすぎる。


[更新私案]新羽山発電所
出力:4,600kW[+4.6MW]
水量:2.5m3/s
落差:220m
流域:29.1km2弱
導水:4.26km
取水:島 木川(宇治川)梶 谷川306m
放水:成 羽川75m


[廃止]羽 山水力発電所[山行が
成羽町大字羽 山字下り95番地
運開:1914.8.15起工/1915.3.9竣工[北備電気(株)]
出力:60kW
運開時:毎秒6立方尺






(成 羽川合流50.3m)

~小田川(右)~

(神石高原南部・北は成羽川支流阿下川)

仙養ダム [広島県](せんよう) [便覧]    
河川     高梁川水系床平川
目的/型式     A/アース
堤高/堤頂長/堤体積     30m/97.5m/104千m3
流域面積/湛水面積     2.2km2 ( 全て直接流域 ) /2ha
総貯水容量/有効貯水容量     195千m3/169千m3
ダム事業者     広島県
本体施工者     アイサワ工業
着手/竣工     1972/1976

山野発電所取水ダム(重力式) [位 置][水プロ
堤長:35.9m 堤高:10.185m
テンタゲート:4門(撤去) スライドゲート:2門 ゲート巻上動力:ディーゼル発電機(当初)

福山電気(株) 山野発電所[水プロ] [水 力][FB] [地 理院]   
着工/運開:1929/1931.7(一部)・1932(全部
ダム水路式・貯水池式
出力:2,006kw  常時:393kW
水量:1.419m3/s 常時;0.278m3/s 
落差:187m or 178.43m
発電機:2台 水車:ぺルトン(横軸・単輪複射) 総出力1440kW
水路延長:6,482m(内隧道区間 4,662m) 隧道:1.67m/h×1.32m/w  勾配:1m/1,183m
水圧鉄管:333m 落差:187m
流域:67.9km2
取水:小田川279.39m
放水:小田川105.27m

>山野発電所は備後の豪商・藤井家の頭首(ママ・当主?)が化学工場に送電するため福山電気株式会社を興し、昭和4年から着工、一部運開まで2年 半、3年で竣工させた。工費は150億円、取水ダムだけで30億円相当。
>昭和62(1987)年頃まで周辺の山野地区にも配電を行っていたが、現在は中国電力へ売電専用。駅家変電所へ高圧専用線で連系。
>平成27(2015)年7月中国電力子会社に譲渡、平成28年からリニューアルに着手、平成29年12月に新しく運開している。[水プロ]


明治ダム [岡山県](めいじ) [便覧
河川     高梁川水系横尾谷川
目的/型式     A/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     33.4m/106m/28千m3
流域面積/湛水面積     2.8km2 ( 全て直接流域 ) /5ha
総貯水容量/有効貯水容量     470千m3/409千m3
ダム事業者     岡山県
本体施工者     株木建設・小田組
着手/竣工     1974/1993

(井原市街)

~美山川~

鬼ヶ嶽ダム






(倉敷市街)


(河口・水島・玉島)


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