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関西電力火力発電(こちらからスピンオフ)

5.関電の火力発電所    
原発に固執する関電である。関電はLHVを公表していないようである。。関電のコンバインド化に関しては>>584を 参照。
東電に比べ古い発電所・石油系発電所が少ない印象。原発偏重の代わりであろう。姫路第二と和歌山のLNG火力の建設計画がある。
また石炭火力を計1500MW程入札を検討している。候補として関電*電発で高砂発電所跡,神鋼神戸発電所の増強などが考えられる様だ。→結局電発高砂火 発を増強及び神鋼神戸発電所の増強が落札した様だ。

老朽化する石油火発のリプレースに関しては相 生1,125MWの内750MWはLNGに,残るは200MWに規模縮小してバイオマス化が決まった。
赤穂1,200MWは石炭に 転換が決 まり,電発高砂は石炭のまま 500MWから1200MWに増強が決まったがその後断念。首都圏の蘇我・市原・袖ケ浦仙台秋田,同様,石炭火発の新設が沮止される形となった。

海南2,100MW・御坊1,800MWの計3,900MWは老 朽化が激しく,海南2100MWは廃止,御坊600MWは休止となった。御坊も早晩廃止となろう。
需 要追从性に優れたLNG火力の和歌山3,700MW が出来れば南港1800MW・御坊1200MWは廃止可能であろう。

石炭化が失敗した赤穂1200MWだけど本来は相生750MWよりちと新しい。どうせLNG化の投資をするならこちらが良かったのではないか?
赤穂・相生辺りの処遇も考える必要が出て来そうである。相生のLNG設備を利用して最新鋭のMACCでもおっ立てて1950MW全て廃止とかもあり得るか も。
発電所名
所在地
最大出力(MW)
ユニット
No.
単機
容量
運転開始
年月
設計熱効率
(LHV)
発電
種別
使用
燃料
その他・備考
堺港
堺市西区
築港新町
2,000
1号機
400
2009.4
58%[LHV]


MACC
LNG
2005年より設備更新・CC化が行われた>>NL
~旧スペック~
1~8号機:(250*8=2000MW)
1964(1号機)~1971(8号機)
LHV:約37% 汽力発電
重油・原油・天然ガス
2号機
400
2009.7
3号機
400
2009.10
4号機
400
2010.4
5号機
400
2010.9
南港
大阪市住之江区
南港南
1,800
1号機
600
1990.11

汽力(SC)
LNG

2号機
600
1991.2

3号機
600
1991.10

多奈川第二(廃止)
大 阪府泉南郡岬町多奈川谷川 0

1号機
2号機
(600)
(600)
1977.7
1977.8

汽力
重油
原油
2005年4月 長期計画停止
2020年3月 廃止
関西空港
エネルギーセンター
大 阪府泉南郡田尻町
泉州空港中
40
1号G/T
2号G/T
20
20
1993.11

GT
LNG
灯油

高砂(廃止)

(900)
1号機
2号機
(450)
(450)
1971-2006
1971-2006

汽力
重油
原油
隣接して電発の高砂火発。
電発高砂火力
兵庫県高砂市
500
1号機
2号機
250
250
1968
1969

Sub-C
石炭 供給先は関電250(>>5340),中電200 (>>5339),陸電50。
新1号機:600MW 2021運開 USC,新2号機:600MW 2027以降運開 USC,のリ プレース計画断念
姫路第一
姫路市飾磨区
中島
1507.4
G/T1号機
32.7
2012.8

GT
LNG
G/T1・2号機は緊急設置電源.
G/T2号機
32.7
2012.8

5号機
729
1995.4

CC
6号機
729
1996.5

姫路第二
姫路市飾磨区
妻鹿常盤町
5・6号機及新1~3号機
:2659.5
(5・6号及新1~6号機
:4119.0
[+1459.5MW])
(新1~6号機:2919.0)
(旧1~6号機:2550.0)
5号機
600
1973.10
約42%
汽力
LNG
当発電所はもともと 関電最大のLNG火力発電所(定格出力:2550MW)であった。
経年化が進むなか設備更新について2007.5から環境影響評価法等に基づく手続き及び事業性評価を進 めてきた。
1,600℃級G/Tを用いたCC方式に更新することでCO2排出量の低減と電 源の競争力強化の見通しが立ち
2009年より同計画を進めることとした。>>NL

(旧)1~4号機は廃止済み。新4~6号機は工事中。5・6号機は2020年廃止予定
新4号機は計画を2ヶ月程前倒しして2014.3より試運転開始>>NL
新1~6号機はいずれも暫定460MWで運転中
6号機
600
1973.11
新1号機
486.5
2013.8
約60%
MACC
新2号機
486.5
2013.11
新3号機
486.5
2014.3
新4号機
486.5
2014.7
新5号機
486.5
2014.9
新6号機
486.5
2015.3
姫路LNG基地
兵庫県姫路市
白浜町字常盤



1979.6



姫路第一・第二にLNG送出
LNGローリー出荷・ガス託送
相生
兵 庫県相 生市
相生字柳山
1125
→約950
1号機
375
1982.9

汽力
重油・原油
LNG・重油・原油
2016年を目途に1号機と3号機でLNGを利用可能にする工事の着工準備 中>>2197
併せて大阪ガスの姫路岡山ラインから導管を設置し供給を受ける。

残る2号機だが三菱商事と組んでバイオマス発電に転換する事になった。>>2921
「相生バイオエナジー」(関電60%・三菱商事パワー40%)
2号機
375
→約200
1982.11

重油・原油
バイオマス
3号機
375
1983.1

重油・原油
LNG・重油・原油
赤穂
兵 庫県赤 穂市
加里屋字東沖手
1200
1号機
600
1987.9

汽力
重油
原油
2020(H32)年予定で原材料の石炭への転換を予定。出力は変わらず。
从来,燃料転換にアセスは不要であったがこれを機に環境省は燃料変更にもアセスを必要とする変更の方針。
関電はそれに対して自主アセスを開始したが,結局リプレースは断念>>4271
2号機
600
1987.12

海南(廃 止)
和 歌山県海 南市
船尾字中浜
2100
→600(1500)
→0
1号機
450
1970.5

汽力
重油・ 原油
2号機:10年程停止していたが2012年に 再稼働(出典:関 電)
1~3号機は2017年3月に停止を発表。廃棄するかどうかは未定。
4号機は定期点検迄期間があるので今回の停止には含めなかったとの事>>4272
2019.4廃止

2号機
450
1970.9

3号機
600
1974.4

4号機
600
1973.6

御坊
和 歌山県御坊市
塩屋町南塩屋字富島
1800
→1200
1号機
600
1984.9

汽力
重油
原油
2019.4 2号機休止
2号機
(600)
1984.11

3号機
600
1985.3

電発:橘湾
徳島県阿南市
1400
1号機
2号機
1050
1050
2000.7
2000.12
45%
[LHV]
USC
石炭 関電1400MW・四電300MW・中電300MW・九電94MW
紀伊水道直流連系設備(容量1400MW)で四国から直結されている
詰まりこの連系線は橘湾発電所専用と云う事になる。
宮津エネルギー研究所
京 都府宮津市
小田宿野
0
(750)
1号機
2号機
(375)
(375)
1989.8
1989.12

汽力
重油
原油
長期計画停止中
舞鶴
京 都府舞鶴市
字千歳
1800
1号機
900
2004.8
45%[LHV]
USC
石炭

2号機
900
2010.8
45%[LHV]
和歌山
和歌山県和歌山市

3700(予)




CC?
LNG
>>2197
・数ヶ月おきに稼働開始するケースが多いようである。平行して建設して準備班だけ最後に一つ一つ稼働させてく感じなんか?
・原発がメインの関電だけど火力発電は少ない上に重油・原油が多いようだ。原発停止以後の関電苦闘の原因の一端はこの辺にもありそうだ。
・東電がCC・ACC・MACCと区別してた発電方式だけどコンバインドサイクルとしか記述して居らず詳細は不明。LHVも公表して居らずちょっと閉鎖的 な印象。