(越後)早川の水力発電
東北電力(株) 早川発電所[水
力]
新潟県糸魚川市梶屋敷
運開:1912.12[越後電氣(株)?]
水路式・流込式
認可最大出力:2,510kW 常時出力:1,410kW (56.2%)
最大使用水量:4.45m3/s[0.48]
有効落差:71.20m
水車:横軸フランシス水車 出力2830kW×1台
導水路:総延長3445.3m
流域面積:91.6km2
取水:早川88.45m
放水:早川7.44m
上流の北山発電所の使用水量10m3/sに対して4.45m3/sしかない。常時出力は高めって事で,増強の余地有りである。
追加で6m3/s取水して増強するともう+3.5MW程
は行けそう。合計で6.01MWクラスの発電所となる♪
<この間110m程の余地有り>
水量10m3/sで落差100mだと8.3MW程
の出力になる。
東北電力(株) 北山発電所[水
力][DB]
新
潟県糸魚川市北山(EL215m)
運開:1983.12
水路式・流込式
認可最大出力:7,100kW 常時出力:650kW (9.15%)
最大使用水量:10.00m3/s (1.92)
有効落差:85.90m
水車:立軸フランシス水車 出力7400kW×1台
導水路:総延長1305.1m 放水路:総延長633.6m
取水位標高:284.18m
放水位標高:193.70m
流域面積:52.0km2
取水:前
川・早
川、岩井谷川[こ
こか?→岩井谷は砂場
にある字名らしいので] 284.18m
放水:早川 193.70m
流域52km2に対して10m3/sと強気の流量設定である。流込式なのに余力取ってるのか?
放水路も結構長く取っていて放水位と建屋の標高を較べると発電所は地下20m位の所
にありそう。水
力さんの写真にも特に説明は無いけど地下式の木曽発電所や地下っぽい下小鳥発電所的な雰囲気の入口を持った建屋がある。
流石現代の(1980
年代はもう現代である!)設
計である。平谷発電所(中電・1996運開)や早木戸発電所(電発・1993運開)・北又渡発電所(中電・1991運開)なんかと似ている。
このぐらいの腕力が赦されるとなるとなかなか私の設計(妄想)の腕も揮いやすいと云うものであ
る。
常時/最大の差はだいぶ大きい。水が足りないのである(というか雨降った時にがばっと発電できて,LNGなんかで調整するという運用思想なのであろう)。
とはいえ継続的に出力アップは模索したい。どっかにダムを造れば良いのだが,それが難しいとなると導水で水を増やすしか無いかな~。
右岸に4.8km2ある。左岸にも3.5km2ほどある。
<30m程未利用落差あり>
上流の笹倉第二発電所との間に30m程の空隙がある。中山は東北電力,笹倉第二は黒部川電力で会社が違う事もあってか連檐はしていないようす。此の差にダ
ムでも挿入して水量を安定させたい所である。場所としてはこ
の辺。
上での増強・新設案と含めて合計で6.0MW+8.3MW+7.1MW=21.4MWの調整電源として機能出来る。
第一はどこだ?
常時水量は最大水量の1/7だが常時出力は最大出力の1/10以下である。この効率低下が水車の効率か?常時の方が有効落差が高い例が良くあるけどそれで
も出力が低いなら水車の効率がだいぶ下がると云う事か?
黒部川電力株式会社 笹倉第二発電所[黒部川電
力][水
力]
新潟県糸魚川市北山
運開:1977.1
水路式・流込式
流域面積 34.53k㎡
認可出力 (最大)10,200kW(常時)900kW (8.8m3/s)
使用水量 (最大)7.00㎥/s(2.03)(常時)1.04㎥/s
有効落差 (最大)176.00m (常時)182.80m
理論水力 (最大)12,074kW(常時)1,863kW
発電機出力 11,000kVA
有効落差:176.00m
水車:横軸フランシス水車 出力 10,600kW×1台
発電 60Hz
導水路:総延長3612.6m、幅2.15m×高2.15m、延長3509.9m
流域面積 34.53k㎡
流域面積:34.5平方キロメートル
取水:火打山川→焼山川 早川水系火打山川、焼山川、西尾野川、及び西尾野川支川アケビ沢 507.50m
放水:早川 316.00m