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2020.12.04運開
利根川上流部①矢木沢ダム~水上発電所

藤原発電所(運開:1956年)は玉原発電所(純揚水)の下部調整池である藤原ダムを水源として最大水量28m3/sで発電(22.2MW)している発電所である。
水上発電所(運開:1953年)は藤原ダムより上流の須田貝発電所(65m3/s)放流口付近で最大使用水量は16.70m3/sを取水して発電(18.6MW)している発電所である。
藤原発電所の放水(28.0m3/s)は利根川557m地点。ここの下流には上牧松発電所取水口(25m3/s)があって下流に送られる。(3m3/s逸失)
水上発電所の放水(16.7m3/s)は利根川528.22m地点。この下流の湯桧曽川合流直前には小松発電所取水口(14m3/s)があって下流に送られる。(2.7m3/s逸失)
上牧発電所(403m放水・31.5MW・25m3/s・1958運開)と小松発電所(400m放水・13.3MW・14m3/s・1922運開)は仲良くほぼ同じ地点にある。
互い違いになっていてややこしいが,結局,上牧が取り損ねてる3m3/s,小松が取り損ねてる2.7m3/sと湯桧曽川・阿熊川辺りが未使用の水量となっている。此処らから取水して岩本発電所の取水堰(400m)辺りで発電すると17.2MW程行けそう。


矢木沢(やぎさわ)ダム[独立行政法人水資源機構管轄][水力]
昭和34(1959)年:着手 昭和42(1967)年:竣工
堤高:131m、堤頂長:352m
 総貯水容量:204,300,000立方メートル  有効貯水容量:175,800,000立方メートル
流域面積:167.4 平方キロメートル
湛水面積: 5.70平方キロメートル
取水位:833.03m
放水:矢木沢発電所(混合揚水・最大300m3/s)

東京電力RP(株) 矢木沢発電所[水力]
昭和40(1965)年12月  :運用開始
平成 2(1990)年     :可変速揚水運転開始
ダム式・混合揚水式
認可最大出力:240000kW   常時出力:     0kW
最大使用水量:300.00立方メートル毎秒
有効落差:93.50メートル(最大) 通常有効落差:82.70m
喞筒水車:3台 総出力261800kW
発電電動機:立軸三相交流同期発電電動機3台
放水路:総延長554.9m
流域面積:167.4平方キロメートル
上部貯水池:利根川[矢木沢ダム](833.03m)
下部貯水池:利根川[須田貝ダム](737.63m)

日本で最初(1990年発電機3台の内1台を改造)に可変速揚水を行った水力発電所とのこと。
定速と異なり周波数の調整が可能となり火力発電に拠る調整運転を減らせることになる。


奈良俣川

http://www.suiryoku.com/gallery/gunma/naramata/naramata.html

奈良俣ダム[独立行政法人水資源機構管轄]
歴史
昭和49(1974)年:調査開始
昭和53(1978)年:着工
平成 2(1990)年:竣工
種類
ロックフィルダム
基礎地質:粗粒花崗(かこう)岩
大きさ
堤高:158m、堤頂長:520m、堤体積:13,100,000立方メートル
容量
 総貯水容量:90,000,000立方メートル
有効貯水容量:85,000,000立方メートル
        利水容量:69,500,000立方メートル(有効貯水容量の内)
      洪水調節容量:13,000,000立方メートル(有効貯水容量の内)
 洪水期河川流量調節容量: 2,500,000立方メートル(有効貯水容量の内)
非洪水期河川流量調節容量:15,500,000立方メートル(有効貯水容量の内)
標高
     堤頂標高:896m
 洪水時満水位標高:不明(サーチャージ)
    満水位標高:888m
洪水期制限水位標高:881m
 表層取水最低標高:860m
   最低水位標高:800m
面積
集水面積:95.4平方キロメートル(11.5%)
 直接流域:60.1平方キロメートル(集水面積の内)
 間接流域:35.3平方キロメートル(集水面積の内)
湛水面積: 2.0平方キロメートル
放水:奈良俣発電所(11.00m3/s)


群馬県企業局 奈良俣発電所[水力]
平成1(1989)年8月:運用開始
ダム式・貯水池式
認可最大出力:12800kW  常時出力:    0kW
最大使用水量:11.00立方メートル毎秒
有効落差:133.30m
水車:出力12800kW1台
発電機:1台
取水位標高:875.00m
放水位標高:740.00m
流域面積:95.4平方キロメートル
取水:(楢俣川+湯ノ小屋沢川)[奈良俣ダム]
放水:楢俣川



須田貝(すだかい)ダム 旧名:楢俣(ならまた)ダム[水力
昭和27(1952)年:着手 昭和30(1955)年:竣工
堤高:72m、堤頂長:194.4m
総貯水容量:28,500,000立方メートル 有効貯水容量:22,000,000立方メートル
満水位標高:741.82m 低水位標高:717.0 m
流域面積:310.1平方キロメートル 湛水面積: 1.3平方キロメートル
放水位:737.63m[矢木沢発電所]
取水位:743.00m[須田貝発電所]

東京電力RP(株) 須田貝発電所[水力
日本初の地下式水力発電所です。
昭和27(1952)年10月  :着工 昭和30(1955)年 9月  :運用開始
ダム式・調整池式
認可最大出力:46200kW  常時出力: 4000kW
最大使用水量:65.00立方メートル毎秒 常時使用水量:10   立方メートル毎秒
最大有効落差:82.82m 基準有効落差:77.0 m
水車:最大出力23900kW2台
  最大有効落差:82.82m 出力23900kW、水量32.5立方メートル毎秒
  基準有効落差:77.0 m、出力22100kW、水量32.5立方メートル毎秒
  最低有効落差:58.0 m、出力13800kW、水量27.5立方メートル毎秒
発電機:立軸交流三相同期発電機 出力容量24000kVA2台 変圧器:容量24000kVA2台
流域面積:310.1平方キロメートル
取水:利根川[須田貝ダム]743.00m
放水:利根川[水上発電所取水堰付近]657.75m

発知川

玉原(たんばら)ダム[水力][場所]
昭和48(1973)年:着手 / 昭和56(1981)年:竣工
堤高:116m、堤頂長:570.1m、
 総貯水容量:14,800,000立方メートル 有効貯水容量:13,000,000立方メートル
標高
 天端標高:1177m 満水位標高:1173m 低水位標高:1141m
流域面積:6.5 平方キロメートル 湛水面積:0.57平方キロメートル


水上発電所 利根川取水堰
場所:須田貝(668m)
放水量:65m3/s
取水量:16.7m3/s以下

~宝川~

水上発電所 宝川取水堰
場所:宝川

東京電力RP(株) 玉原発電所[水力]
昭和57(1982)年12月  :一部運用開始 昭和61(1986)年 7月  :運用開始
ダム式・純揚水式
認可最大出力:1,200,000kW 揚水最大入力:1,240,000kW
最大使用水量:276.00立方メートル毎秒
最大揚水水量:210.00立方メートル毎秒
有効落差:518.00m  総落差:543.1m 実揚程:549 m  全揚程:559.2m
水車:喞筒水車4台   基準有効落差518.00m、基準有効揚程559.2m
   最大使用水量69立方メートル毎秒、最大揚水量52.5立方メートル毎秒
   水車出力309000kW、ポンプ入力310000kW
発電機:4台 発電機時出力容量335000kVA、電動機時入力容量332000kVA
流域面積:407.5平方キロメートル
上部貯水池:発知川[玉原ダム]1169.50m
下部貯水池:利根川[藤原ダム]626.40m

藤原(ふじわら)ダム[国土交通省関東地方整備局管轄][水力
昭和26(1951)年:着手 昭和28(1953)年10月:着工 昭和32(1957)年12月:竣工
堤高:95.0m、96.0m(建設時データ)、堤頂長:230m
 総貯水容量:52,490,000立方メートル 有効貯水容量:35,890,000立方メートル
満水位標高:651m 低水位標高:624m
流域面積:401  平方キロメートル 湛水面積: 1.69平方キロメートル
放水位:626.40m[玉原発電所(混揚276m3/s)]
取水位:651.00m[藤原発電所(28.0m3/s)]


東京電力RP(株) 藤原発電所[水力]
昭和31(1956)年12月  :運用開始
ダム式・調整池式
認可最大出力:22200kW  常時出力: 4100kW
最大使用水量:28.00立方メートル毎秒
有効落差:92.07m
水車: 出力23000kW1台
導水路:総延長5715.4m
流域面積:401.0平方キロメートル
取水:利根川[藤原ダム]651.00m
放水:利根川[小森ダム]557.00m

小森(こもり)ダム[水力
場所:555m
昭和31(1956)年:着手 昭和33(1958)年:竣工
堤高:33m、堤頂長:107.4m
 総貯水容量:855,000立方メートル 有効貯水容量:239,000立方メートル
流域面積:406  平方キロメートル 湛水面積: 0.10平方キロメートル
取水:利根川[藤原発電所28.00m3/s
放水:上牧発電所(取水位559m・取水量:14m3/s)

東京電力RP(株) 水上発電所[水力
所在地:湯檜曽駅約2km
昭和28(1953)年8月  :運用開始
水路式・調整池式
認可最大出力:18,600kW  常時出力:9,000kW
最大使用水量:16.70立方メートル毎秒
有効落差:127.41m
水車:出力20100kW1台
導水路:総延長7852.9m
流域面積:350.5平方キロメートル
取水:利根川、宝川665.00m
放水:利根川528.22m

小松発電所利根川取水堰
場所:521m
水量:14m3/s

藤原発電所放水分28m3/sは小松発電所14m3/s・上牧発電所14m3/sで使用し尽くされている。
一方で水上発電所発電所放水分16.70m3/sや流域分は未利用に見える。→利用すべし

湯桧曽川
取水位:518.8m
流域:69.6km2→7.0m3/s程


湯桧曽川に加え・かの沢・阿熊川合流
取水位:470m
流域:117.2km2→11.7m3/s


なお湯桧曽川から谷川・阿熊川(除く:かの沢・代わりに母谷沢など)を経て小松・上牧辺りに注ぐ水発を建設出来そう。

[構想]月夜野発電所
出力:17,200kW[+17.2MW]
水量:18m3/s
落差:115m
取水:利根川[水上発電所16.7m3/s・小松発電所▲14m3/s]・湯桧曽川(70km2・7m3/s)・阿熊川他520m
放水:利根川[岩本発電所取水堰]400m