電 力総研 水 力あれこれ(九 州)
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21.7.10運開

川内川と発電

河口周辺の北薩の川はそれぞれこちら:米ノ津川野田川(高野尾川)高松川五 反田川八房川

[九電]湯田発電所・[九電]神子発電所・湯田ダム・[電発]川内川第二発電所・川内川第二ダム・[電発]川内川第一発電所・鶴田ダム・[新曽木水力]新 曽木発 電所・~羽月川~・[JNC]栗野発電所


~川内川~

(河口・川内市街)

放取水位差がこのレベルでも80m3/sとかあれば5.2MW行けるんだな。
落差は大きい湯田の方が水量が多いせいで有効落差は小さくなっている。

九州電力(株) 湯田(ゆだ)発電所[DB
 最大出力:5,200kW 常時出力:920kW
  最大使用水量:80.00m3/s
  有効落差:7.80m
  取水:川内川37.92m
  放水:川内川28.90m
  流域面積:850.0m3/s
  水路式・流込式
  当初運転開始年月     (西暦年.月)       1921.08
  現行施設運転開始年月     (西暦年.月)       1986.04

九州電力(株) 神子(こうし)発電所[DB
 最大出力     (kW)       1,400
  常時出力     (kW)       260
  最大使用水量     (m3/s)       22.00
  有効落差     (m)       8.00
  取水位     (m)       37.92
  放水位     (m)       29.20
  水系名             川内川
  河川名             川内川
  級別             1
  流域面積     (km2)       850.0
  発電形式             水路式
  発電方式             流込み式
  当初運転開始年月     (西暦年.月)       1916.11
  現行施設運転開始年月     (西暦年.月)       1960.11


湯田ダム[DB 神 子][DB 湯田][場 所
流域面積:850.0km2
堤高:10.23m   堤長:28.30m
取水:川内川[川内川第二100m3/s]37.92m
送水:湯田発電所80m3/s・神子発電所22.00m3/s

川内川第二ダムの逆調整池であろう。

川内川第二発電所[DB
電源開発(株)
最大出力:15,000kW   常時出力:3,900kW
  最大使用水量:100.00m3/s
  有効落差     (m)       18.10
  取水:川内川[川内川第二ダム]58.00m
  放水:川内川38.74m
  流域面積     (km2)       813.6
ダム式・調整池式
  当初運転開始年月     (西暦年.月)       1964.10


川内川第二ダム[便覧
河川     川内川水系川内川
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     24m/106.9m/17千m3
流域面積/湛水面積     813.6km2 ( 全て直接流域 ) /32ha
総貯水容量/有効貯水容量     272.5万m3/132.2万m3
ダム事業者     電源開発(株)
本体施工者     梅林建設
着手/竣工     /1964

ネーミングの流儀は岩屋ダムと馬瀬川第二ダムと同じである。


川内川第一発電所[DB
電源開発(株)
  最大出力:120,000kW  常時出力:18,900kW
  最大使用水量:150.00m3/s
  有効落差:93.10m
  取水:川内川[鶴田ダム]160.00m
  放水:川内川[川内川第二ダム]53.00m
  流域面積     (km2)       805.0
  ダム式・貯水池式
  当初運転開始年月     (西暦年.月)       1965.02

鶴田(つるだ)ダム[便覧(再)][便覧(元)
河川     川内川水系川内川
目的/型式     FP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長:  117.5m/450m
流域面積/湛水面積     805km2 ( 全て直接流域 ) /361ha
総貯水容量/有効貯水容量     1億2,300.0万m3/9,800.0万m3(再) 7,750.0万m3(元)
ダム事業者     九州地方整備局
着手/竣工     1959/1965(元)
着手/竣工     2007/2017(再)


曽木発電所[廃止]
運開:1909・曽木電気(株)[野口遵] 廃止:1965(鶴田ダム建設に伴い廃止)

旧曽木発電所遺構
曽木の滝下流約1.5kmに初夏から秋にかけてのみ姿を現すレンガ造の建物があります。1909年(明治42年)、現在のJNC(チッソ)や旭化成工業 (株)等の創業者である野口遵(のぐちしたがう)によって設立された曽木電気(株)の第二発電所の跡です。昭和40年、鶴田ダムの建設時まで、曽木の滝の 落差を利用した水力発電を行っていました。[工営エナジー

発電所名:新曽木水力発電所(しんそぎ)[aika
事業者名:新曽木水力発電(株)
出力:490kW  発電電力量:約4,000MWh/年
水量:
落差:13m
開始年月:2013(H25)年4月

出典:工営エナジー
設置場所:川内川・曽木の滝右岸に現存する旧曽木発電所の取水口、沈砂池を補強・改造利用し、沈砂池から旧水路ルートを50mほど下った地点の地下に設置 する。

鹿児島県の最北に位置する伊佐市は、周囲を九州山脈に囲まれた盆地を形 成しており、平地の中央部を川(せん)内川(だいがわ)が流れています。そこに、 「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる観光名所「曽木の滝」があります。新曽木水力発電事業は、この曽木の滝の流量、落差を利用した最大出力490kWの小水 力発電所の運営を行うものです。

 伊佐市、日本工営(株)および新曽木水力発電(株)(日本工営100%出資、現工営エナジー)は、2011年11月1日に、「曽木の滝再生可能エネル ギー創出事業」実施協定を締結し、曽木の滝周辺の小水力発電事業、再生可能エネルギーに関する学習型観光・教育啓発活動の推進及び地域経済の活性化を図る ことを目的に、事業を実施に移すことになりました。   [工営エナジー


~羽月川~

発電検討する。例えば204m辺りで取水して鶴田ダム155mへ投入。余り落差とれないな。。面積も大したことなさそう。。
調べてみると68.7km2。6.8m3/sとして,2,500kW。やはりねえ。。落差が小さい。。
230mに上げると7.6km2流域減。落差71mで水量は5.9m3/s。3,400kW。イマイチですなあ。。しかも鶴田ダムまで遠い。
もっと真面目に途中でも取水して見る。245mで途中の河川からこまめに拾って行くと75.45km2となった。
落差86mで水量を7.5m3/sとすると5,300kWである。導水距離考えるともう一寸欲しい気もするけどまあこんなものでしょう。

[私案]羽月川発電所
出力:5,300kW[+5.3MW]
水量:7.5m3/s
落差:86m
流域:75.45km2
導水路:主導水路17.15km・白木川支水路・馬鍬水流支水路
取水:山 野川羽 月川小 川内川井 立田川平 出水川(平 出水小谷馬 鍬水流谷)・白 木川宮 人川=面積狭・略可・辺 母木川北谷辺 母木川馬 渡川北谷馬 渡川
放水:川内川[鶴田ダム]

流石に一寸無理矢理感しか出ないw

十曽(じっそ)ダム[便 覧
河川     川内川水系十曽川(羽月川支流)
目的/型式     A/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     23.3m/90m/13千m3
流域面積/湛水面積     km2 /9ha
総貯水容量/有効貯水容量     480千m3/450千m3
ダム事業者     十曽土地改良区
着手/竣工     /1946

羽月川本流の上 流EL469mで流域5.47km2+1.917km2ある。0.55m3/s+0.2m3/s取れるかな。。
0.72m3/sではEL245mに放水しても大した出力にならんよなあ。。



羽月ちゃんのパフォーマンスはあんま良くない(盆地で落差が取れない)ので本流の可能性を探る。
170mで430km2程取れる。


[私案]伊佐発電所
出力:5,400kW[+5.4MW]
水量:40m3/s
落差:16m
流域:432km2
導水:7.4km
取水:川 内川(芋田川出合)川 間川針 持川 174m
放水:川内川[鶴田ダム]155m


鶴田ダム以下の100m3/sを考えると流域面積331km2で14.2m3/sは小さすぎる。35m3/s程度は使っても良さそうである。

[JNC]栗野発電所[DB
  最大出力:2,200kW  常時出力:1,000kW
  最大使用水量     (m3/s)       14.20
  有効落差     (m)       19.45
  取水:川内川 205.21m
  放水:川内川  183.86m
  流域面積     (km2)       331.0
 水路式・流込式
  当初運転開始年月     (西暦年.月)       1919.02

川内川231mから川内川176mで流下させると落差51m,導水距離8.4km程。
新発電所から栗野発電所の間の流域は35.5km2程。14.20m3/sの内,3.5m3/s程度はこの間で都合付けて貰うとして10.7m3/sが新 発電所の取水と競合。
新発電所の取水点では331-35.5=295.5km2あるので29.5m3/s程取水出来るので栗野に渡す10.7m3/sを差し引くと 18.8m3/sとなる。使用水量はこれでいく。


[私案]新栗野発電所
出力:8,500kW[+8.5MW]
水量:20.0m3/s
落差:50m
流域:295.5km2
導水:8.4km
取水:川内川231m
放水:川内川176m

最上流部での発電検討

川 内川430mから一気に川 内川246mに落としたい。
ところが鉄山川が随分低い所にある。鉄山川で一旦仕切り直して発電所を二箇所に分けると4,600kWと1,900kWで合計6,500kW。
鉄山川をサイフォンで亘って鉄山川での取水もしないと6,100kW
わざわざ固定費用掛かる発電所を造ってまで400kWを取りに行くことはないな。また鉄山川の水を支導水路延ばして取りに行くのも効率悪そう。ということ で一箇所パターンで行く。

[私案]えびの発電所
出力:6,200kW[+6.1MW]
水量:4.1m3/s
落差:180m
流域:40.9km2
導水:10.3km・サイフォン渡河(鉄山川)
取水:川 内川鳥 居谷内 山谷中 内谷小ヶ 倉谷・430m
放水:川 内川 246m


(源流・熊本県あさぎり町)

東隣は大淀川水系・岩瀬川である。