石徹白ダム 石徹白ダムは、九頭竜川右支川石徹白川に建設された自然越流方式のアーチ式重力ダムである。 このダムによって貯水された水は、石徹白川支川三面谷からの取水と合わせて、延長7,360mの集水トンネル(途中で石徹白川支流智那洞谷からも取水) によって九頭竜ダム貯水池に最大取水量26.0m3/sを注水している。 石徹白ダムは、昭和41年(1966)3月に仮排水トンネル(吐口)の掘削に着手し、昭和42年(1967)12月にダム本体を完成し、翌43年 (1968)2月27日に貯水を始め、3月1日トンネル内へ通水して九頭竜ダムへの導水を開始した。 出典:国 交省 近畿地方整備局 福井工事事務所『九頭竜川流域における水力開発の歴史』より |
なんと石徹白川沿いに巨大ダム(後野ダム・後 野はこの辺)を更に建設して発電する計画もあったようだ。電発と競っていた北陸電力の案だそうである。 出典:雀の社会 見学帖(原典:北陸電力 『北陸地方電気事業百年史』 (1998)) 今は九頭竜ダムの下部調整池に小ぶりな鷲ダムがあって,そこから石徹白川の山原ダムを経由して湯原発電所・仏原ダムへ流れ込む形になっているが後野ダムが 三面谷取水口・石徹白ダム・鷲ダムと山原ダムに分割された感じである。 |