電 力総研 水 力あれこれ
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21.6.11運開
根尾川の電源開発【現況篇】(21.10訪問)(24.9再訪)
木曽川 飛騨川 長良川 揖斐川牧田川 根尾川 粕川[22.8訪問]](岡島頭首工西 平PD左岸用水]・久瀬P・久瀬D東横 山横山坂内川広瀬・川上・金居原(計画)]徳山・冠山峠赤谷)

根尾川上流はお隣の揖斐川上流域(未着手)と一続きの3000mの年間降水量が期待出来る地域である。


然るに電源開発が進んでゐるとは云えない地域である。徳 山ダムにもイイ感じの地図が載ってた。

水路式・流込式の根尾(4.7MW・7.12m3/s)・金原(6.3MW・18.42m3/s)の他は純揚水の奥美濃のみと云う淋しさである。

但し標高は低めで流域も狭めではある。。揚水の立地はまあ順当という感じか。

新規開発を検討していきたい。

揖斐川から分流(EL=8.5m)→ひっく。もうこんな標高なのか。

山口堰堤・山口取水口[wiki] [岐 大教育学部][お話・岐阜 の歴史
場所:住友大阪セメント本巣工場付近・EL=46m
取水:席田(むしろだ)用水(旧糸貫川)・真桑用水
>戦国時代までは、根尾川の本流であったが、洪水により西寄りの流路に変わり支流となる。その後、用水路として改修され現在に至る。

席をむしろと呼ぶのは蓆(むしろ)の意味があるかららしい。

山が開け切る場所なので此処で最後の発電したい。後に検討する金原PSの増強後の水量をそのまま使う 感じでいいだらう。

[新設私案]本巣発電所
出力:11,400kW[+11.4MW]
水量:30m3/s
落差:46m
導水:8.85km
取水:根尾川[金原発電所]95m
放水:山口取水口(46m)


中部電力(株) 金原(きんばら)発電所[水力
所在地:岐阜県本巣市金原
運開:1929.6[東邦電力(株)]
水路式・流込式
    認可最大出力:6,300kW→10,100kW[+3.8MW]   常時出力:2,000kW
    最大使用水量:18.42m3/s (63.2%)→30.00m3/s
    有効落差:40.48m
    水車:立軸フランシス水車 出力6500kW×1台+カプラン水車4000kW一台追加
    導水路:総延長2538.0m  
 流域面積:291.5km2
    取水:根尾川[金原ダム]139.75m
    放水:根尾川95.01m

水量豊富だしこれくらいの追加はしたい。



金原ダム
取水堰
堤高:14.30m
流域面積:291.5km2
取水:根尾川139.75
送水:金原発電所

なんかもう一寸水を貯められそう。。

魚道

取水部

利水標…貯留量無し,,




下で見るように屈折してる根尾東谷の取水好適点がある(EL=246m)。
どこで発電しようかと思案するに結局一番下の金原ダムになってしまうw
途中の板屋谷川で対応するレベルで取水するとこんな感じか。

[私案]高尾発電所
出力:7,000kW[+7.0MW]
水量:8.3m3/s
落差:102m
導水:7.9km2
取水:板 屋谷川(宮井谷合流)[8.0km2・0.5m3/s]根尾東谷川[65km2・ 7.8m3/s]246m
放水:根尾川[金原ダム]140m


(根尾樽見・東西分流・EL=158m)
~根尾西谷川~

中部電力(株) 根尾発電所[水力
所在地:岐阜県本巣市根尾長島
運開:1923(T12).3[長島発電所・濃飛電氣(株)]
水路式・流込式
   認可最大出力:4,700kW(以前は4500kW)  常時出力:1,300kW
    最大使用水量:7.12m3/s
    有効落差:81.56m
    水車:横軸フランシス水車 出力2800kW×2台
    導水路:総延長2879.8m
    流域面積:98.7km2
    取水:根尾西谷川322.70m(304m 程度では?)
    放水:根尾西谷川236.13m(219m 程度では?)

流域面積98.7km2で降雨量潤沢に対して7.12m3/sはやや少ないイメージ。
将来的には水量増やしたいとこだけど。。


根尾発電所にあった発電所の歴史

~ 根尾東谷川~

根尾東谷取水適地点
EL=246m 65km2 →7.8m3/s程度取れそう。







根尾発電所のある根尾長島,その隣の根尾能郷(こんな所に能郷があるのか!)を越えると道路は急に不穏になっていく。
R175の"酷道"イメージは先ずはここでガツンと形成される。離合困難な狭隘道が続き,ガードレールがない箇所も多い。


根尾発電所取水堰304m

遠景
21.11


根尾越波(おっぱ)

定住者ゼロ&冬は立ち入り禁止!?岐阜のディープすぎる限界集落“根尾越波”を見守り続ける人々とその理由とは…
2023/11/30 17:05
https://hicbc.com/magazine/article/?id=special-program-column-23112501-2
かつて「村」だったこの集落には今、定住者はいません。冬になると、数メートルもの積雪を記録するこの地区。雪崩事故もあった為、昭和50年代からは毎年12月~5月までの半年間、集落に通じる道が通行止めになり、立ち入ることすらできません。ピーク時には200人以上いた住民は、減少の一途をたどっていますが、夏から秋にかけて10人ほどが、週末だけ帰ってくるといいます。

2021/11/20
岐阜の秘境で新たな出会い – 越波集落を取材しました
https://historica-web.com/column/882/

この集落には既に定住者はおらず、春から秋にかけての期間に時折集落へ訪れる家が何世帯かあるといった状態です。この集落のように定住者が存在せず、集落 としての機能を維持できない集落を、区分上は廃村と呼ぶわけですが、通常イメージされるような廃村とは違い、人が訪れる頻度も高く、村に流れる川では夏に は子供たちの遊び場になるなど、今でも人の往来や交流が盛んに行われている素敵な場所でした。


取り敢えず越波近くの落合谷川

[私案]根尾西谷発電所
出力:5,800kW[+5.8MW]
水量:8.4m3/s
落差:84m
流域:70.8km2
導水:6.9km
取水:落合谷川(越波)根 尾西谷(大河原) 392m
放水:根尾西谷川[根尾発電所取水堰]304m



大河原第一砂防堰堤[場所
標高:EL.500m程度 堤高:13.00m 流域面積:約17.9km2

24.9
DataChefで明るさを変えて見ると堤頂高13.00mと書いてあったようだ。


砂防ダムに流域面積という概念があるのか判らないが調べて見ると17.9km2程


標高500mでこれである。根尾谷,豪雪地帯ではあるが標高は低く,徳山ダムみたいな巨大なダムでも造って巨大な水量で発電出来ないだろうか?

(源流)

~根尾東 谷川~

24.9は能郷白山を越えて岐阜側へ来ることが多かった此迄と違って太平洋側から福井側へぬけたが,東海環状道関広見ICから武芸川・武儀川をR418を使って遡ってR157根尾に取り付いた。


上大須ダムの流域面積12km2なので1.2m3/s程度は期待出来 る。
河川維持的に使えないか?基本水を流さずに上げ下げする内に蒸発したり染み込んだりして水は失われるし継続的に放流する余裕はないのかな??

[私案]上大須発電所
河川維持流量発電+α
出力:620~850kW[+0.85MW]
水量:1.2m3/s
落差:62m~85m
取水:上大須低水位493m~516m
放水:根尾東谷川427m

上大須(かみおおす)ダム
中部電力(株) 目的:発電(純揚水・奥美濃発電所・下部貯水池)
堤高:98.0m
     総貯水容量:14,500,000立方メートル
    有効貯水容量: 9,000,000立方メートル
    洪水時満水位標高:517.5 m
     常時満水位標高:516.000m  低水位標高:493.000m
    流域面積:12.0 平方キロメートル
    湛水面積: 0.45平方キロメートル
着手/竣工:1976/1995






(源流:左 門岳(EL=1,223.5m)[gsi]付近)