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2020.09.11作成
吉野川最奥部開発検討・ボツ案集

3.3−1[【上流開発】・大迫ダ ム大滝 ダム大滝 発電所

〜沿川風景〜      

最上流に開発余地がありそう!21.5に訪問。

同じく川上村の北股川最奥部というには恥ずかしいぐらい手前で引き返して来たけど,こちらは googleのストビュウよりは一寸だけ奥へ行けてた。行き止まり県道r224大台大迫線から一寸入った所。入って直ぐに大迫ダム北側湖周道路の廃道へつ ながるっぽい橋も廃っぽい雰囲気。https://t.co/03HEVX1eUe pic.twitter.com/CcFKKi50CQ

― とはずがたり (@tohazugatali1) May 1, 2021


〜北股川〜
■この北股川の位置口部。先ずは北 股川(489m)で取水して20km2。大迫ダム(398m)迄100mしかない。。これではQ=2.1m3/sとしてP=1.4MW程度。不可 だ,,

もっと上流から,且つ北隣の中奥川 からも取水することに。中奥川の水を大迫ダムに貯められるという利点もある。山の向こうは櫛田川 水系蓮川である。本導水路だけで8km超なのに出力は7.5km

[妄想!]
北股川発電所
最大認可出力:7,600kW
最大使用水量:5.5m3/s
有効落差:198m
流域面積:28.0km2+1.9km2
導水:6.3+2.5+3.0=11.8km
取水:北 股川(593m)中 奥川支流(602m)中 奥川(605m)神 之谷川(603m)…北股川は10m程嵩上げして取水
放水:大迫ダム(398m)

もうちょいである,,

〜本沢川〜
こ の本沢川と北股川出合付近(大迫ダム最奥部)にに大台ヶ原側の豊富な水量を持ってくることも考えられる。
面積が小さいから落差を追いたい。放 水位が394mだからEL.600mは欲しい。
調べて見ると545mぐらいが広い。31.2km2程。ただ落差は145m程度で物足りず。水を集めようとするとこんな感じになってしまう,,

もう一寸高度を上げてみる。600mで21.4km2。


[妄想!]栃 谷発電所   
出力:6,100kW[+6.1MW]〜6,300kW
水量:3.6m3/s(3.8m3/s)
落差;200m
導水:7.5km(+2.1km= 9.6km)
流域:21.4km2(+2.4km2)
取水:本沢川(釜之公谷出合)(590m)・ 支流(596m)・ 白倉又谷(595m)・ 沢(611m)・ 黒石谷(592m)(・奥玉谷(595m))
放水:吉野川[大迫ダム]

奥玉谷からの取水・導水は無しでの方が良さそうだけどそれでもちょい厳しいかな?大台ヶ原降雨補正とか欲しいw


大迫ダム[便覧][Wiki]    
事業者:農林水産省近畿農政局→奈良県が受託?
目的:潅漑・水道(7m3/s:3.5m3/s奈良県営水道(→下渕 頭首工・下市取水場)・和歌山 県営水道0.45m3/s、橋本市営水道1.0m3/s、和歌山市営水道1.54m3/s・工業用水として和歌山市に0.51m3/s[国 交省])・発電(15m3/s大迫発電所)
天 端標高;401m
着手/着工/竣工     1954/1963.4/1973.9
流域面積/湛水面積     114.8km2 ( 全て直接流域 ) /107ha
堤頂標高/基礎地盤標高:400.50m/330.00m
満水位標高:398.00m
最大取水量:20m3/s
総貯水容量    2,775万 mウ
有効貯水容量    2,670万 mウ(潅漑及び上水道)→詰まり発電ダムとしての貯留量はゼロって事の様だ
潅漑面積:12,175ha

諸元



大迫発電所[水力
電気事業者(運開)    関西電力(1996年)
ダム式・調整池式
認可最大出力:7,400 kW(2001年出力増強)  常時出力:0kW
最大使用水量:15.00m3/s
有効落差:60.04or08m
水車:立軸カプラン水車 出力7700kWラ1台
流域面積:114.8平方キロメートル
取水:吉野川[大迫ダム]398.00m
放水:吉野川336.40m(→大滝ダム:常時満水位321.00m)


■大迫ダムと大滝ダムの間に30m程の開発余地落差が!
大迫ダムへ導水するかその導水路を使って更に発電するのか,右岸でやるのか左岸でやるのかC通りの場合分けが発生する。更には大滝発電所の放流水で発電し て途中の川で補水するのかで6通りである。
取水 放水 落差
左岸ルート
右岸ルート
途中の河川

上谷川
上多古川
下多古川
神之谷川


大迫ダム398.0m 60.0m
<1>
<2>
大迫ダム398.0m 大滝ダム315m
80.0m
<3>
<4>
大迫発電所336.4m 大滝ダム315m
18.0m
<5>
<6>
※:平常時満水位:321mだが315m付近での放流を念頭
現状大迫発電所は流域114.8km2で15.0m3/sである。ダムとしての取水量は最大20.0m3/s。

<1><3>
先ずは導水してみる。上谷川と上多古川。3.3kmで20.4km2。
発電は下多古川出合で行うと総導水距離7.1km,放水位315mで有効落差80m程度(→発電所諸元)

<2><4>
先ずは導水してみる。神之谷川。800mで7.4km2。
発電は中奥川出合で行うと総導水距離3.4km,放水位315mで有効落差80m程度(→発電所諸元)

大迫ダムの取水は5m3/sってとこかな。
<3>

[私案]川上発電所
出力:4,900kW
水量:7.2m3/s
落差:80m
導水路:4.5km
流域:上多古川・上谷川・下多古川
取水:吉野川[大迫ダム]398m
放水:吉野川[大滝ダム]315m
 
<4>

[私案]川上発電所
出力:3,600kW[+3.6MW]
水量:5.3m3/s
落差:80m
導水路:3.25km
流域:神之谷川
取水:吉野川[大迫ダム]398m
放水:吉野川[大滝ダム]315m

<5><6>
336.40m水準から左岸で取水<5>すると32.1km2になりそうである。+3.2m2/s程か。
一方で右岸で取水すると流域はほぼ <2> と変わら ずで+0.7m3/s程度。L=3.25km。

<5>有効落差26mで 18m3/sってとこかな。

[私案<5>]川上発電所
出力:2,700kW
水量:18m3/s
落差:18m
導水路:4.5km
流域:上多古川・上谷川・下多古川
取水:大迫発電所放流水337m
放水:吉野川[大滝ダム]315m
 
<6>有効落差26mで18m3/sってとこかな。

[私案<6>]川上発電所
出力:2,450kW
水量:16m3/s
落差:18m
導水路:3.25km
流域:神之谷川
取水:大迫発電所放流水337m
放水:吉野川[大滝ダム]315m

結果   
番号
延長
流域
落差
発電力量
建設効率
摘要
<1>
3.3km
20.4km2
60m
44.70
55.87
D導水のみ
<2>
0.8km
7.4km2
60m
123.46
37.64
E導水のみ
<3>
7.1km
78.4km2※
80m
627.36
88.49 A※:実効流域
<4>
3.4km
57.4km2※
80m
459.20
135.06
◎@※:実効流域
<5>
4.5km
146.9km2
18m
264.42 58.24 C
<6>
3.25km
122.2km2
18m
219.96 67.68 B


大迫ダムの最大使用水量は諸元より20m3/sであ り,大迫 発電所の最大使用水量は 15m3/sだそうなので,その差5m3/sは最大放流 する時間帯が長くないので最も効率的な使用水量が15m3/sとなったものと考えられる。そもそも流域が114km2なのでまあ15m3/sも利用できれ ば御の字であろう。

それよりは常時流量無しで恐らくダムの放水(水道及び潅漑)に从属的に発電しているものと思われる(とはいえ水道とか安定的に放水はしてそうではある)大 迫発電所に新規水源を開発して潅漑容量に余力があれば 貯留にも使わせて貰ったりすると良さそう。(本来大滝ダムで貯留する水量ではあるので大滝ダムで足りないと云われたら放流せざるを得ないけど。)


[私案]中奥川発電所
出力:8,100kW[+8.1MW]
水量:4.8m3/s
落差:200m
導水:5.5km
流域:30.4km2
取水:中奥川(gsi)・ 沢(gsi)・ 井光川(gsi) 515m
放水:吉野川[大滝ダム]307m






北股川発電所構想もとい妄想で取水する中奥川570m以下 400m以上(1支流含む)と神之谷川 400m以上から取水すると以下の様になる。
導水距離4.6km。

流域面積24.5km2
推定2.5m3/s程は取水出来そう。大迫ダムに導水すると4.6kmである。
15m3/sを増やせるかも知れない。が平準化を優先したほうが良いか?また北股川構想の流域面積の内,中奥川側の15km2程度は大迫ダムに取って新規 の取水であるからこの分は上乗せ出来る。1m3/s程。
元々強気の使用水量なのでこれらの分は貯水して通常的に発電に回せば良いだろう。新しい(とはいえ四半世紀経ってるけど)大滝発電所に更に発電機を増強す るのは多分投資効率的に引き合わない。


やるからには5MW程欲しいからちと物足りないかなあ。。2重に取水する中奥川の処遇も気になる所。とはいえ落差を有効活用していきたい。

大滝ダム[天 端:324m][水力][奈良県]   
1962着手
総貯水容量:8,400万立米    有効貯水容量:7,600万立米
流域面積:258km2    湛水面積: 2.51ha
平常時最高貯水位:321.00m  最低水位:271.00m   [国 交省] 
利水
 発電 18m3/s
 上水・工業用水 7m3/s …奈良県及び和歌山県、和歌山市、橋本市の上水道用水ならびに和歌山市の工業用水の補給を行います。(合計7.0m3/s)
21.5

ク ロベノエキがある。。

おお,本日,大滝ダムでクロベノエキを見学したけど何の為に使うかさっぱり理解出来なかったがこう やってつかってたのか!車輪が付いて動ける様になったけどコンクリバケットが到着する位置を変えれたんだな。 pic.twitter.com/xKUm9D82uN

― とはずがたり (@tohazugatali1) May 1, 2021

出 典:近 畿地方整備局

大滝ダムでは地滑りの兆候が発生したようだ。。

 大滝ダムは、平成14年度に建設を完了し、平成15年3月17日より試験湛水を開始しました。平成15年4月下旬までには貯水位が約35m上昇し、貯水 率は約50%になりました。

 しかし、平成15年4月25日にダムの上流約4kmの白屋地区にお いて、家屋の 壁や道路、擁壁、地面などに亀裂が発生していることが報告されました。…
 平成16年7月には白屋地区先行盛土工事に着手しました(同年12 月竣工)。そ の後、平成17年12月には白屋地区地すべり対策工事に引き続き着手し、平成21年2月28日に完成しました。出典:近 畿地方整備局

2020年9月13日 ジャーナリスト浅野詠子
大滝ダム湖岸地滑りでまた対策工事 試験貯水以降4カ所目 奈良・川上、トンネル内に亀裂で
http://voiceofnara.jp/20200913-news694.html
奈良県川上村の大滝ダム(吉野川、国土交通省)湖岸で、大規模な地滑り対策工事が始まる。湖岸を通る国道169号高原トンネル内の壁 面に、地滑り が原因とみられる亀裂が複数見つかっているためだ。同ダム湖岸では2003年のダム試験貯水以降、地滑りの発生や懸念による対策工事がたびたび行われてお り、今回で4カ所目。うち1カ所では、1つの集落が丸ごと移転する事態にまでなった。
 高原トンネルは延長495メートル。同ダム建設に伴う同国道の付け替え道路にある。1996年に完成し、奈良県管理となった。県は、地滑り抑止工の経験 がある国に工事を委託。国交省近畿地方整備局は入札により今月16日、発注業者を決定、工事に着手する。工費は43億9000万円。3分の2を国が負担す る。工期は2023年3月まで。
 2018年12月、以前からあった亀裂が拡大していることが確認された。それより5年前の点検時と比べ、亀裂の幅が最大で3倍近くの7ミリに拡大してい た。県設置の専門家会議「国道169高原トンネル安全対策検討会」(真下英人委員長、8人)が亀裂と地滑りの因果関係に言及した。…

 ダムに起因する国の地滑り対策工事は、2005年から2009年にかけ白屋地区でアンカー169本、鋼管杭122本を施工。2011年には大滝地区で鋼 管杭64本、高原トンネルの南入り口付近でアンカー123本。3地区いずれも湖岸に押さえ盛り土工を施した。…

 これら地滑り対策の総額は約382億円(白屋地区の建物移転補償費なども含む)となり、大滝ダム建設費3640億円(県負担金606億円)の1割近くに 達する。…
 高原トンネル内の亀裂は、南入り口から約50メートル入った地点などで確認されている。ダムの貯水と関係があるのか。国や県は明言していない。本年7月 まで6回にわたり開かれた高原トンネル安全対策検討会は「(貯水による)水位の上下や降雨による変動速度の関係は明確ではない」としている。工事を担当す る近畿地方整備局河川工事課の䋆本孝市課長は「この見解と当課の見方はほぼ一致する」と話す。 検討会は今回の地滑りについて複数の「滑り面」を想定。こ のうち深度64メートルにおける「滑り面」の地点は、本年6月までの1年3カ月間、2ミリの変動が観測された。公共工事における地盤管理の一つの目安(高 速道路調査会作成)では、10日間で1ミリ以上の変動があれば観測を強化し、5日間で5ミリ以上の変動があれば対策を検討するとされる。…



https://www.kkr.mlit.go.jp/kinokawa/index.php
リアルタイム情報  
■大滝ダム

20/09/25 22:00 21/05/05 14:10 2021/05/26 19:10
貯水位(利水容量貯水率): 288.58 m 312.82m(72.6%) 311.33m(68.2%)
流入量: 58.47 m3/s 7.72m3/s 13.65㎥/s
全放流量: 71.80 m3/s 14.90m3/s 17.20㎥/s
妹背(吉野発電所下流)水位 1.81 m 1.26m 1.22m

大滝発電所[水 力][関 電HP][関電NL]    
運開:2003年6月
ダム式・調整池式
流域面積     258km2
認可出力     10,500kW
使用水量     18.0m3/s(最大)
有効落差     67.5m
取水:大滝ダム309m
放水:樫尾取水口238.6m

その直下には直ぐに樫尾発電所がある。

発電所建屋と樫尾発電所取水堰

ダム堤体と堰堤と樫尾発電所導水路


以下頁を変える。