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23.8.6大加筆
22.2.3運開
多摩川(丹波川・秋川)の利水・発電
多摩川 秋川 丹波川・小 菅川 日原川

東京都が開発してきた多摩川。経営は他県の様な県企業局では無く交通局で嘗ての電鉄並営の電力会社みたいで萌え♪

現状で最上流はH.W.L.526.5mの小河内ダムである。未だ上を追える。先ず丹波川に沿って100m弱(+8.7MW),更に丹波川上流でもう一箇所(+15.2MW)(更に上流でもう一箇所行けた(+12.3MW)),高い後山川・片倉谷・モクボ谷・奥沢の比較検討,方向が違って小河内ダムに 流れ込まない日原川からは小河内ダムへ導水という感じか(上流で更に発電出来 そうだ(+7.3MW))。 下流は氷川発電所の使用水量が隘路になっているので並行して多 摩川第二発電所(+11.0MW) を建設したい。更に支流の秋川でも開発を検討中。色々合計してウホッ,+54.6MWも開発出来る♪

~丹波川・小菅川~

【丹波 川開発】     
小菅川発電所(案)[流域諸元 丹波川第一発電所(案)[流域諸元 丹波川第二発電所(案)[流域諸元 丹波川第二発電所(案)[流 域諸元

奥多摩湖から100m弱程度のEL.610mで南回りで153.5lm2取れる。      


[私案]小菅川発電所    
出力:9,500kW[+9.5MW]
水量:15m3/s
落差:75m
導水:9.8km
流域:153.5km2
取水:玉川・白沢川・小菅川・マリコ川・丹 波川 616m
放水:多摩川[小河内ダム]536m


距離規模のバランスが悪いので北回りしてみる。     


[私案]丹波川第一発電所     
出力:8,700kW[+8.7MW]
水量:14m3/s
落差:73m
導水:5.7km+小袖川支水路0.3km=6.0km
流域:146.4km2
取水: 丹波川・後山川(片倉谷)・小 袖川613m
放水:多摩川[小河内ダム]536m

小菅川発電所(案)の流域だけでも未だ150km2もある。丹波川の上流+200mだけでも行けそう。EL.830m で取水して見ると85.6km2


[私案]丹波川第二発電所     
出力:15,200kW[+15.2MW]
水量:8.5m3/s
落差:210m
導水:7.8km
流域:85.6km2
取水:小 室川・泉水谷丹 波川(柳沢川・一之瀬川) 835m
放水:丹波川[小菅川発電所(案)]616m

丹波川第二発電所(案)の取水位地点で未だ800m・85km2である。もう一 回行けそう。
調べて見ると一寸形状が苦しい気もしなくもないが未だ50km2近く取れる。


[私案]丹波川第三発電所(柳沢川発電所)     
出力:12,300kW[+12.3MW]
水量:5.0m3/s
落差:290m
流域:49.5km2
導水:8.6km
取水:大 常木谷・1130m
放水:丹波川[丹波川第二発電所]835m



~後山川・片倉谷・小袖川・モクボ谷・奥沢~

小菅川発電所とセットのケース。湖の北側を中心に取水して回る。こちらも距離的に無理め


[私案]峰谷発電所
出力:6,600kW[+6.6MW]
水量:3.7m3/s
落差:210m
流域:37.2km2
導水:
流域:37.2km2
取水:奥 沢ボ ウズ谷モ クボ谷小 袖川片 倉谷シ オ沢・後山川 755m
放水:多摩川[小河内ダム]536m

~日原(にっぱら)川~  
小河内ダム日原川引水路 日原川発電所(案)[流域諸元

先ずは導水路。

[私案]小河内ダム・日原川導水路    
取 水堰EL.550m
延長:5.4km
流域:58.3km2


更に此処へ向けて760mから取水して42.9km2。行ける。寧ろ峰谷よりも優先度(=効率)高そう。源流の一つ に天目山がある。武田勝頼が敗れた場所だ。こんな山の中迄逃げて来たんだな。。


[私案]日原川発電所    
出力:7,300kW[+7.3MW]
水量:4.3m3/s
落差:200m
流域:42.9km2
取水: 760m
放水:日原川[小 河内ダム導水路取水堰(この辺)]550m


~多摩川~     
小河内ダム 多摩川第一発電所 氷川発電所 多摩川第二発電所(案) 白丸調整池・白丸ダム 白丸発電所 多摩川第三発電所

小河内(おごうち)ダム[都交通局] [便覧][水力]    
    非越流型直線重力式コンクリートダム
    堤高:149m、最大長:353m
    堤頂幅:11.6m、底部堤体幅:131.1m
    有効貯水容量:185,400,000立方メートル
    最大水深:142.5m    有効水深:101.5m
    流域面積:約262平方キロメートル
河川     多摩川水系多摩川
目的/型式     WP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     149m/353m/1676千m3
流域面積/湛水面積     262.9km2 ( 全て直接流域 ) /425ha
総貯水容量/有効貯水容量     189100千m3/1億8,540.0万m3
ダム事業者     東京都
着手/竣工     1936/1957
有効水深:101.5m
満水位:526.5m
出典:東京都




>原水は、自然流下により村山・山口貯水池、玉川上水路などを経て、東村山・境の各浄水場へ、導水ポンプにより小作浄水場へ送られます。また、東村 山浄水場から原水連絡管により朝霞・三園の各浄水場へも送ることができます。


東京都交通局 多摩川第一発電所[水力][都 交通局]    
東京都西多摩郡奥多摩町原
    昭和32(1957)年12月22日:運用開始
ダム式・貯水池式
    認可最大出力:19,000kW     常時出力: 5,400kW[28.4%]
    最大使用水量:21.50m3/s
    最大有効落差:106.74m
    水車:立軸フランシス水車 出力10000kW×2台
送電系統     多摩川線 電圧 66kV
    流域面積:263.0平方キロメートル
    取水:多摩川[小河内ダム]526.50m
    放水:多摩川[氷川発電所]410.85m


東京発電(株) 氷川発電所[水力]     
東京都西多摩郡奥多摩町氷川
運開:1931.7[多摩川水力電氣(株)]/設備改修:1982.6/所有変更:2007.11.1東京電力から東京発電へ譲渡[東電
水路式・調整池式
認可最大出力:8,200kW      常時出力:1,500kW[18.3%]
    最大使用水量:9.20m3/s[0.34]
    有効落差:107.70m
    水車:立軸フランシス水車×2台 総出力8200kW(水力発電所データベース、改修後?)
    水車:立軸フランシス水車 4270kW×2台(事業様データ、改修前?)
    導水路:総延長5612.1m
    流域面積:270.10km2
    取水:多摩川第一発電所410.85m
    放水:多摩川[白丸調整池]291.17m

この発電所は、東京都が買収して多摩川第二発電所となる予定だったのが、水利権の関係で東京電力の管轄のまま残り,現在は系列の東京発電に移管された様 だ。

問題はこの氷川発電所の担当区間で使用水量が激減する点である。

[私案]新多摩川第二発電所    
認可最大出力:11,000kW[+11.0MW]
最大使用水量:12m3/s
有効落差:107.7m
導水路:5.6km程度
流域面積:270.10km2
取水:多摩川第一発電所410.85m
放水:多摩川[白丸調整池]291.17m

http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=0693
http://www.suiryoku.com/gallery/tokyo/siromaru/siromaru.html

https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/other/hatsuden/shiromaru_1.html
白丸調整池 [東京都](しろまるちょうせいち)    
河川     多摩川水系多摩川
目的/型式     P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     30.3m/61m/14千m3
流域面積/湛水面積     397km2 ( 直接:134km2 間接:263km2 ) /9ha
総貯水容量/有効貯水容量     893千m3/300千m3
ダム事業者     東京都
本体施工者     鹿島建設
着手/竣工     1957/1962
取水:多摩第三発電所・白丸発電所


東京都交通局 白丸発電所[水力] [都 交通局]    
東京都西多摩郡奥多摩町白丸
    平成12(2000)年11月:運用開始
ダム式・調整池式
    認可最大出力:1100kW      常時出力: 130kW
    最大使用水量:5.30立方メートル毎秒
    常時使用水量:0.84立方メートル毎秒
    有効落差:24.25m
    水車:横軸フランシス水車 出力 1,114キロワット 1台 +出力 160キロワット 1台
計 2台
   流域面積:237.0平方キロメートル
    取水:多摩川[白丸ダム]290.80m
    放水:多摩川265.60m

出典:都 交通局

東京都交通局 多摩川第三発電所[水力]    
東京都青梅市御岳
運開:1963.2.23
ダム水路式・調整池式
    認可最大出力:16400kW      常時出力: 6000kW
    最大使用水量:28.00 立方メートル毎秒
    常時使用水量: 8.487立方メートル毎秒
    有効落差:70.55m
    水車:立軸斜流水車×2台 総出力16400kW(水力発電所データベース、改修後?)
    水車:立軸フランシス水車 出力8500kW×2台(事業様データ、改修前?)
    導水路:圧力トンネル 総延長5085.0m
    流域面積:397.0平方キロメートル
    取水:多摩川[白丸ダム]290.80m
    放水:多摩川209.95m


~秋川~

秋川上流行けそうである。
秋川と北秋川が合流する檜原村中心部付近(EL260m・渓谷使って貯留も出来そう)で取水,導水路11km程で145mで流下。

流域は109.7km2
6m3/s程とする。かなり距離と容量のバランスが悪い,,

[私案]秋川発電所
出力6,400kW
水量:6m3/s
導水:11km
取水:北秋川(貯留)・秋川(貯留)
放水:秋 川(山田大橋付近)

この水域の南側は相模川水系の鶴川となる。