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とはずがたりな掲示板 ( 電 力スレ 利 水スレ )
21.6.19運開
伊豆半島の利水

施設詳細は100kW未満の小水力と狩野川水系を除く。2008年現在では全て東電系の東京発電(株)の小水力を中心とした水力発電が稼働していたがその 後マイクロ小水力など開発も進んだ。

静 岡県の資料に伊豆半島の系統罔の図が載っていたので転載・引用する。
<伊豆半島地域における電気の流れのイメージ>
(資料)東京電力㈱提供
配電線に接続された発電設備の電力は、配電用変電所の同一バンク内に接続されている負荷により消費される。これは、電気事故等を回避するために、配電用変 電所のバンク単位で逆潮流が生じないようにすることが系統連携技術要件ガイドライン(資源エネルギー庁)で定められていることによる。イメージとしては、 地域で発電した電気は、地域内で使用されることになる。具体的には、家庭の太陽光発電施設で発電された電気は、配電用変電所の同一バンクに接続された配電 線網の中で消費されている。
東伊豆町営風車の設備容量は3基で 1,800kW であるが、ここで発電された電気は、6,000Ⅴの配電線に流されており、この配電線の範囲内、具体的には東伊豆町稲取地区に電気を供給している。平成 22 年度の東伊豆町営風車の発電量は、390 万 kWh で、一般家庭の約 1,150 軒分を賄っている。これは、東伊豆町の一般家庭の約 20%である。

逆潮流無しってのはなんでかと思ったら安全の為なのだそうな。配電罔の需要以上の発電を繋げたいなら高圧線でより上位の系統に連繋しろと云う事らしい。


2008年度の施設一覧
発電施設
事業者
所在市町
認可出力
(kW)
設備利用率
発電量
(万kWh/年)
備考
白田川発電所
東京発電(株)
東伊豆町
2,900 61.1% 1,553 その後増強3,100kW
仁科川第一発電所

西伊豆町 100 73.6% 64 その後増強120kW
仁科川第二発電所


310
63.1%
171

仁科川第三発電所


520※
63.6%
290
水力だと450kW・東京発電だと530kW
梅木発電所

伊豆市 
685 73.8% 443
湯ヶ島発電所


1,600
37.3%
522

向原発電所


820
66.1%
475

落合楼発電所

100
50.0%
44

出典:「伊 豆半島地域のエネルギー事情」[静岡県]

~伊東大川~


発電所名:伊東市大川浄水場小水力発電所(いとうしおおかわ)[aika]
事業者名:(一社)地域発電推進機構
出力(kW):186
開始年月:2018年4月


発電所名:奥野ダム管理用発電設備(おくのだむ)[aika]
事業者名:静岡県
出力(kW):120
開始年月:2014年4月


~白田川~

東京発電(株) 白田川発電所[水 力
静岡県賀茂郡東伊豆町白田
雲海:1927.1
水路式・調整池式
    認可最大出力:2,900kW →3,100kW[2015年]  常時出力:1,000kW
    最大使用水量:2.07m3/s
    有効落差:179.29m
    水車:横軸ペルトン水車×3台 総出力2900kW→二輪四射二連ペルトン水車1台[2015年]
    導水路:総延長4981.1m
    流域面積:20.6平方キロメートル
    取水:白田川(堰口川)287.33m
    放水:白田川(堰口川)96.57m

結構落差がデカい。常時出力比は1/3超である。2014年の実績で設備利用率は60.6%と高め。この年は4月・5月に殆ど発電出来てないので定期点検 でもしていたのかも知れぬ。
東 伊豆町に拠ると2010年度実績の使用水量は39.9百万m3、発電量は14,581千kWh、設備利用率は57.4%とのこと。何故か県の資料 だと認可出力は3,100kWとなっている。
調べてみると2015年に出力増強したようだ。
建設・設備求人データベース
https://plant.ten-navi.com/news/7234/
東京発電が「白田川発電所」リパワリング工事を完了

2015年06月08日 20:00
出力2,900キロワットから3,100キロワットに増量

東京発電は6月3日、静岡県賀茂郡東伊豆町白田にある「白田川発電所」のリパワリング工事が完了したと発表した。

「白田川発電所」は昭和2年から運転を開始し、白田川と川久保川から毎秒2.07立方メートルを取水。約180メートルの落差を利用して、最大2,900 キロワットを発電していた。

東京発電は昨年8月から「白田川発電所」のリパワリング工事に着手し、各種設備の取り替えを行った。

これまでは単輪二射ペルトン水車を3台使って、最大2,900キロワットの発電を行っていた。今回の工事では効率を高めるために、二輪四射二連ペルトン水 車1台に取り替えた。

その結果、これまでと同量の水量・落差のままで、3,100キロワットへの出力増を実現。これまで3台だった水車が1台になったことで、巡視や点検などの メンテナンスの労力も大幅に削減できる。
今後も積極的にリパワリング工事を実施

今回のリパワリング工事により、東京発電が東甲信越エリアに保有する73か所の水力発電所の総出力は、18万5,200キロワットとなった。

今後も他の水力発電所のリパワリング工事を続ける方針で、2015年度から2019年度までに、同種のリパワリング工事を10か所の発電所で実施する計画 を立てている。


出典:静岡県

~河津(こうづ)川~

http://kisnet.dip.jp/~aika/hatuden/kantou.htm
発電所名:梨本発電所(なしもと)
事業者名:一般社団法人IZU・パワー
出力(kW):499
開始年月:建設中


~仁科川~

稼働率[出典:静岡県]
発電所
最大出力
常時出力(最大常時比)
水量
2008年
2015年
2016年
2017年
備考
仁科川第一
120kW
50kW(50%)
0.47m3/s
73.6%
78.5%
78.5%
77.3%
15年4・5月殆ど出力無し
〃 第二
310kW
261kW(84.2%)
1.39m3/s
63.1%
76.0%
80.9%
72.4%

〃 第三
530kW
250kW(55.5%)
1.95m3/s
63.6%
72.1%
62.2%
61.9%
16年11月殆ど出力無し


東京発電(株) 仁科川第一発電所[水 力
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里
運開:大正5(1916)年5月
水路式・流込式
    認可最大出力:100kW→120kW      常時出力: 50kW →ちいせえ
    最大使用水量:0.47m3/s→ちいせえ
    有効落差:31.53m
    水車:横軸フランシス水車 出力100kW×1台
    導水路:総延長1019.1m
    流域面積:20.8平方キロメートル
    取水:仁科川162.03m
    放水:仁科川126.85m



東京発電(株) 仁科川第二発電所[水 力
静岡県賀茂郡西伊豆町一色
運開:1918.9
水路式・流込式
    認可最大出力:310kW    常時出力:261kW
    最大使用水量:1.39m3/s
    有効落差:29.10m
    水車:横軸フランシス水車 出力310kW×1台
    導水路:総延長1155.8m
    流域面積:38.6km2
    取水:仁科川105.02m
    放水:仁科川72.54m


東京発電(株) 仁科川第三発電所[水 力
静岡県賀茂郡西伊豆町一色
運開:1920.4
水路式・流込式
    認可最大出力:450kW530kW or 520kW      常時出力:250kW
    最大使用水量:1.95m3/s
    有効落差:33.51m
    水車:横軸フランシス水車 出力450kW×1台
    導水路:総延長1191.5m
    流域面積:49.4km2
    取水:仁科川71.45m
    放水:仁科川32.7m