電 力総研 水 力あれこれ(九 州)
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
2020.11.27暫定運開
五箇瀬川の水力発電③祝子川[水力] [九 州地方整備局
五ヶ瀬川祝子(ほうり)川北川

流域概要図
出典:県 企業局


流石の水力さんも此処ら辺(九州・五ヶ瀬川水系)迄は手が回らないのか未着手である。自力で調べてみた。九電・宮崎県企業局・大分県企業局・旭化成・チッ ソなどが水力発電を沢山建 設・運営していて集中立地地帯である。高千穂線も赤字続きの中豪雨水害で廃止されてしまった。雨はざんざん降りそうな地帯である。
>五ヶ瀬川の水利用の歴史は古く、大正時代から電力量拡大のための発電所建 設が行われてきており、現在では、22発電所で最大約237m3/s(最大出力約138,000kw)が発電用水として利用されている。[mlit]

何処迄川扱いされているか不明だけど,延岡港の有る場所は未だ五ヶ瀬川扱いされてて北川や祝子川も五ヶ瀬川の支流扱いされているのかな?海 の真ん中に五ヶ瀬川って書いてあるww
此処では最初は纏めてやってたけど北川と祝子川は独立させる事とし,本頁では祝子川を取り扱う。「ほおり」と読むらしい。

なんとなく「はふる」と訓(よ)むのは記憶にあったので意外性はないけど初見では読みづらい。。

祝(はふり)は以下の説明が腑に落ちた。

その五十七 祝
[リビング静岡]

2010年1月23日号掲載

祝。「はふり」と訓読みします。元は動詞「はふる(放)」の連用形が名詞化したものです(放が祝?これはおいおいご説明します)。意味は、神に仕える人の こと。すなわち神職のことです。

では、祝は神主かといいますと、厳密にいうと違っていて、神主の指揮を受けて、神事を執り行う職をいいます。

神職には禰宜(ねぎ)という職種もあります。禰宜は、荒ぶる神を和ませる神事を執り行う職のことで、古語の「ねぐ」が語源です。ねぐは「労」と綴り、やは り神に向かって祈り、その加護を願うこと。労働というのはここから来ていたんですね。日本語は本当に奥が深い(さらに奥に行きますよ)。

話を戻します。祝(はふり)という職は、古代には、今でいうめでたい行事だけを担当していたわけではありません。人が死を迎えると、この祝が活躍しまし た。

はふりの動詞は「放」だと冒頭に記しましたが、「放」は木につるした屍(しかばね)を殴(う)ち、悪霊を追い払うこと。そうして魑魅魍魎(ちみもうりょ う)から清い魂を守ったのです。

また古代では、死体をある境界に置き、邪悪なものの内なる進入を防ぐ手段にも用いました。

さて、「はふる(祝)」に近い言葉に「葬(はぶ)る」があります。意味は死者を送って祀ること。葬儀という言葉はここから生まれます。そう、ここで一気に 「祝」が「死」に重なるのです。


さて,北川が大分県企業局主体だったのに対してこちらは宮崎県が開発主体で運営は宮崎 県企業局が担っている。

出典:宮 崎県


<宮崎県企業局>

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kigyo/somu/hp/business/map/index.html



~祝子(ほうり)川~

堰 EL4.1m
http://maps.gsi.go.jp/#16/32.602859/131.673342/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

堰 EL9.4m
http://maps.gsi.go.jp/#16/32.609240/131.638581/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

堰 EL.22.8m
http://maps.gsi.go.jp/#16/32.642022/131.622230/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

これらの堰でどの程度取水されるのかが課題。

北川と同じ様に最後ダム式の低落差でお茶を濁しているのでもっと下流に放水するダム水路式にリプレースしたい。3.8MW程は行けそうである。

[構想]新浜砂発電所
出力:5,000kW[+3.8MW](浜砂は河川維持流量気味に縮小する。発電機を2台→1台に)
落差:50m
水量:12.1m3/s
取水:浜砂ダム56m・六首谷・三足川
放水:北川河口0.8m


下赤に関して割りと今なら廃止を伴うリプレース出来そうな印象だけど,こ ちらは保留かも。
まず,工業用水がどこでどれだけ取水されているのか不明。
下赤よりも大部新しい。下赤よりは規模が大きい。

宮崎県企業局 浜砂発電所[宮 崎県][DB
  浜砂発電所(2,400キロワット)は、昭和58年から実施した 浜砂ダム・発電所建設事業によって建設されました。
 浜砂ダムは、発電及び工業用水の確保を行う利水ダムで、ダムに付随 して発電所があります。
所在地     延岡市宮長町107
水系河川名     五ヶ瀬川水系祝子川
発電所形式     ダム式
最大出力     2,400kW[→1,200kW]
最大使用水量     12.0m3/s
最大有効落差     26.01メートル
導水路長         90メートル+      1号 7メートル          2号 16メートル
水圧鉄管長(管径)    1号 19.3メートル             2号 20.4メートル(1.6メートル~1.4メートル)
水車最大出力・台数  横軸フランシス    1,300キロワット 2台
放水位:27.00m
取水位:53.60m
当初運転開始年月     (西暦年.月)       1992.04

名称     浜砂(はまご)ダム[便覧
河川     五ヶ瀬川水系祝子川
目的    IP
堤高     42.7m  水位標高:56m
流域面積/湛水面積     92.4km2 ( 全て直接流域 ) /22ha
総貯水容量/有効貯水容量     2430千m3/918千m3
ダム事業者     宮崎県
着手/竣工     1984/1992
管理者     企業局
費用負担割合    
発電74.90パーセント
工水25.10パーセント


https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kigyo/somu/hp/business/electric/shisetsu/shisetsu_10.html

宮崎県企業局 祝子発電所
所在地     延岡市檜山66-5
水系河川名     五ヶ瀬川水系祝子川
発電所形式     ダム水路式
最大出力     17,300キロワット
最大使用水量     毎秒8.0立方メートル
最大有効落差     251.72メートル
導水路長     6,053メートル
水圧鉄管長(管径)     373.8メートル(1.7メートル)
水車最大出力・台数     17,400キロワット 1台
発電機容量・台数     17,700kVA 1台
主要変圧器定格容量・台数     17,700kVA 1台

 祝子発電所(17,300キロワット)は、昭和44年から実施した 祝子川総合開発事業の一環として建設されました。
 祝子ダムは、発電のほか、治水、かんがい及び工業用水の確保を行う 多目的ダムです。
 
名称     祝子ダム
管理者     宮崎県(河川課)
流域面積     50.1平方キロメートル
堤高     60.0メートル
堤頂長     196.000メートル
費用負担割合:治水83.75%・発電10.15%・工水6.10%・
総貯水容量     577.4万m3 /有効貯水容量     486.4万m3

宮崎県企業局 祝子第二発電所[県 企業局
 祝子第二発電所は、祝子ダムの河川維持流量を利用したマイクロ水力 発電設備で、平成24年4月に運転を開始しました。
 河川維持流量とは、ダム下流の景観の保全など河川環境を維持するた めに常時下流に流す水量で、祝子ダムでは直下流に毎秒0.14立方メートル放水しています。

所在地     延岡市北川町川内名10659-20
水系河川名     五ヶ瀬川水系祝子川
発電所形式     ダム水路式
最大出力     35キロワット
最大使用水量     毎秒0.14立方メートル
最大有効落差     34.75メートル
水車形式     横軸前口フランシス
水車最大出力・台数     38キロワット 1台
発電機形式・種類     三相交流誘導発電機
発電機容量・台数     40キロワット 1台

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kigyo/somu/hp/business/electric/shisetsu/shisetsu_10.html

名称     祝子ダム
管理者     宮崎県(河川課)
流域面積     50.1平方キロメートル
種類     重力式コンクリートダム
堤高     60.0メートル
堤頂長     196.000メートル
費用負担割合    
治水83.75パーセント
発電10.15パーセント
工水6.10パーセント
総貯水容量     5,774,000立方メートル


宮崎県企業局 上祝子発電所[県 企業局
 上祝子発電所(3,300キロワット)は、昭和44年から実施した 祝子川総合開発事業の一環として建設されました。
 上祝子発電所は、祝子川総合開発事業で廃止となった九州電力の祝子 川発電所の機器類を上流に移設した流れ込み式発電所です。なお、機器の老朽化に伴い、平成9年3月に発電機器の更新を行い、最大出力が100キロワット増 加しています。

すげえw>上流に移設
九電祝子川発電所は元々旧延岡電気の祝子川発電所(3,200kW・1929.12運開・1972.7廃止)であった。[wiki]
流石に古くて1997年に更新か。移設後25年は活躍したんだな~。俺も廃止とかリプレースとか考える際に中古品の流用を視野に入れねば。

発電所名     上祝子発電所
所在地     延岡市北川町川内名字小野原山10835-22
水系河川名     五ヶ瀬川水系祝子川
発電所形式     水路式
最大出力     3,300キロワット(1997年リプレースに伴い100kW増強)
最大使用水量     毎秒2.3立方メートル
最大有効落差     180.54メートル
導水路長     1,228メートル
水圧鉄管長(管径)     414.1メートル(1.1メートル)
水車最大出力・台数     1,739キロワット 2台
発電機容量・台数     1,650キロワット 2台
主要変圧器定格容量・台数     4,000キロボルトアンペア 1台

名称     上祝子取水堰
管理者     企業局
流域面積     15.4平方キロメートル
種類     重力式コンクリートダム
堤高     1.6メートル
堤頂長     20.791メートル