21.6.10分割・加筆
20.10.21完成
20.10.16運開
小渋川(後篇)(→前篇)
『山行が』の隧道レポート 小渋ダムの
旧々県道隧道を受けて緊急上程した前篇では小渋川を遡り落合堰堤(生田ダム)に至り,この辺を拠点に13.9MWの発電所構想[これ]を得た。
今回の後篇では小渋ダム周りを検討して[→いまいち。],小渋ダムから北側の四徳川(発電所あり)を攻めてみる[→無理そうであった]。その後小渋川本流の大鹿発電所の奥地を検討し[→成案(17.6MW)],更に支流の青木川の上流を検討した[→成案(8.0MW)]。最後に鹿塩川と大鹿第二発電所を踏まえて検討した[→成案[15.6MW]]
1.沿川概要
小渋ダムは信州長野県企業局の保有する小渋第一~第三発電所10.05MWを発生させる水源池である。昔から存在した生田発電所が水源を確保しててイマイ
チの水量ではある。
小渋ダム[水力]
[便覧]
中部地方整備局
目的:洪水・不特定利水・潅漑・発電
堤高/堤頂長: 105m/293.3m
着手/竣工 1961/1969
容量
総貯水容量:58,000,000立方メートル
洪水調節容量:35,300,000立方メートル
かんがい容量: 1,800,000立方メートル
死水容量: 900,000立方メートル
堆砂容量:20,000,000立方メートル
標高
堤頂標高:620m
洪水時満水位標高:618.0m
通常時満水位標高:613.0m
台風期制限水位標高:604.8m
梅雨期制限水位標高:592.0m
最低水位標高:588.7m
面積
集水面積:288.0 平方キロメートル ( 全て直接流域 )
湛水面積: 1.67平方キロメートル
潅漑面積:785.8 ヘクタール
小渋第一発電所[水力]
長野県企業局
運開:1969
ダム式・貯水池式
最大認可出力:3,000kW 常時:98kW
最大使用水量:8.00m3/s
有効落差:46.10m
取水:小渋川[小渋ダム]613.00m
放水:小渋第二発電所566.01m
小渋第三発電所[水力]
長野県企業局
ダム式・河川維持放流
認可最大出力:550kW 常時出力:350kW
最大使用水量:0.88m3/s
有効落差:83.41m
取水:小渋川[小渋ダム]613.00m
放水:小渋川526.59m
(天
竜川に合流462m)
小渋第二発電所[水力]
長野県企業局
運開:1969.3
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:6.500kW 常時出力:250kW
最大使用水量:8.00m3/s
有効落差:99.90m
取水位標高:566.01m
放水位標高:458.85m
取水:小渋第一発電所566.01m
放水:天竜川458.85m
以下天竜川参照
2.増強検討(導水検討)
まあ小渋川本流で22m3/sは十分であるとは云える。
しかし飽くなき増強を狙う私としては導水も考えざる得ない。
小渋ダムが割りと標高が低い(610m付近から取水可能)ってととで無理無理集めに行ってみたが余り結果は良くなかった。
ダム北側
井戸入沢[Q]3.9km2 0.2m3/sってとこか?効率は73.4。近いけど如何せん狭い。

ダム南側・福沢川 同じく3.65km2程度 小渋ダムから2.9km程度。結構遠い。

その南側寺沢川: やはり3km2ちょい程度の3.3km2

更にその南側,間沢川 一寸まともな13.1km2。

間沢川導水路
距離:5.97km
面積:20.08km2=13.11km2(間沢)+3.32km2(寺沢)+3.65km2(福沢)
まあ遠回りだしその割りには取れても2m3/sではテンションは上がらない。
8m3/sで6.5MWなので2m3/sだと最大1.6MW程度に6km近くでは導水効率0.27でアウトである。発電効率で見ても50.26と基準の半分である。
小渋第二発電所に導水だと導水路を約3.0km,面積を24km2に増やす事が出来るが効率は81.0程度で厳しいことは厳しい。福沢川のみだと効率基準はクリアするようだ。

しかもこの辺の降水量は1600~1800mmと云った所か?
山の方へ行けば2000~2200mmが期待できるけどこの3河川の流域は其処迄辿り着けてない。しょぼいかなあ。。
推定水量:1.2m3/sと低めに推定。此処は断念だな。
出典:天竜川上流河川事務所
3.奥地(四徳川)篇
こちらにも小さいながら発電所は存在する。小渋ダムの竣工が1969であるから工事用の電源として開発されたっぽい(瀬戸の竹原,大井の奥戸的な感じ)。
長野県企業局 四徳発電所[水力] ▲
所在地:長野県上伊那郡中川村大草
運開:1964.2
水路式・流込式
認可最大出力:1,800kW 常時出力: 180kW[10%]
最大使用水量:1.37m3/s[0.60]
有効落差:165.0m
水車:横軸フランシス水車 出力1910kW×1台
導水路:総延長4469.0m[0.41]
流域面積:22.9km2
取水:四
徳川、能徳沢、銭沢785.00km 能徳沢、銭沢は何処か不明であった。。
放水:四徳川613.00m
こちらの上流も見て見る。が流域が22.9km2の時点でダメそう。。
<四徳川奥地開発>
3km奥の941.4m
地点と途中の番
場入沢・小
河内川で取水してみる。13.3km2である。1m3/s位?導水3kmで1.2MWでは不可。

3.大鹿奥部
大鹿発電所[水力] ▲
長野県企業局
運開:1990.5
水路式・流込式
認可最大出力:10,000kW 常時出力:1,200kW
年間発電量:50,109MWh(5010万9千キロワット時)
最大使用水量:4.50m3/s[0.83]
有効落差:266.40m
水車:立軸単輪四射ペルトン水車 出力10310kW×1台
流域面積:54.2km2
取水:小
渋川[七釜取水堰]、小
河内沢川[御所平取水堰]1,038m
放水:小渋川761.5m
現状で10.0MWはたいしたものであるが,水量が過小である。倍ぐらい行ける。
逆に言うと流域面積の半分ぐらいは奪っても良さそう。
上流27km2で有効落差400m位行けるとなかなかお洒落である。
最適点を探してみる。1200m地点で取水して見ると20km2程である。途中で取水していくと27km2が見えてくる♪

[私案]奥大鹿発電所 ▲
出力:17,600kW[+17.6MW]
水量:4.8m3/s
落差:430m
導水:9.8m3/s
流域:28.15km2
取水:小渋川(高山沢出合)・板屋沢1200m
放水:小渋川[大鹿発電所放水口・新大鹿発電所取水口(案)]761.5m
~青木川~ ▲
新大鹿発電所構想の際に使用した760mで39.1km2の水源。200m程高くするとどうなるか見て見る。

5.35kmの導水で青木川本流に到達。23.58km2

[私案]大鹿青木発電所 ▲
出力:8,000kW[+8.0MW]
水量:3.9m3/s
落差:230m
導水:5.4km
流域:23.6km
取水:勘馬沢・沢・沢・青木川1000m
放水:青木川[新大鹿発電所取水口(案)]760m
~塩川・鹿塩川~
大鹿第二も使用水量は物足りなくて倍増行ける。しかし上流はもう23.4km2しかなくて大鹿発電所の様に上に被せてやってみても巧く行きそうに無い。
大鹿第二発電所[水力]
長野県企業局
着工:1999.4
水路式・流込式
認可最大出力:5,000kW 常時出力:0kW
最大使用水量:1.70m3/s[0.72]
有効落差:356.22m
流域面積:23.4km2
導水路:4,360m 無圧トンネル、管路(主要導水路:3,639.1m 無圧トンネル 幅×高さ1.80m×1.80m)
水車:横軸ペルトン1台 定格出力:5,200kW
取水:塩川(樺沢出合)、入山沢川[地理院][グ
グ]、舟形沢川(1124.00m)
放水:塩川(758m)
一方で鹿塩川は新大鹿発電所構想の際に使用した760mで青木川を上回る47.6km2の水源。

大鹿第二の取りこぼしと鹿塩川からの水を併せて挑戦してみる。

鹿塩川766mから3.4kmで塩川1002m附近。5.5kmで鹿塩川,手開沢出合。ちょい遠目。しかし56.24km2も取れる。全体で9.6m3/s程度期待出来て大鹿第二で1.7m3/s分控除されるので残り7.9m3/s程。
[私案]鹿塩川発電所 ▲
出力:15,600kW[+15.6MW]
水量:7.9m3/s
落差:233m
導水:8.9km
流域:56.2km2
取水:塩川(入山沢出合)・黒川沢・鹿塩川(手開沢出合)1002m
放水:鹿塩川[新大鹿発電所]763m