吉野川下流域支流[+10.9MW]
穴吹川・貞光川・鮎喰川③~穴吹・山川ルート開発~
吉野川中下流域の河川ども。本総研でも色々検討した。
・穴吹川(奥穴吹ダム・木屋平付近・穴吹山川ルート)
・半田川(吉良の大改造で
一寸取扱)
・貞光川(吉良・切越・奥貞光川大改造)
・鮎喰川(こちらで検討)
穴吹のその後を色々検討してみた結果,どれもイマイチで,250m付近に標高を落として鮎喰川系統のみでやった方が良さそうであった。
[3]鮎喰川電源開発
結局下流の伏流水を護る為に穴吹とか山川経由も考えてたけど鮎喰川だけでやった方が良さそう
である。
[4]穴吹川開発
鮎喰川に近い東方迄弯曲した後,一気に西方・上流側に戻る穴吹川であるが,その最東部の穴吹側から一気に山川へ水
を引けると吉野川の放流レベルを下げる(有効落差を大きく取れる)事が出来る。ここで
検討したけど清流と呼ばれる穴吹川を水量が
減ってしまうことには成るので理解は得難いであろう。。
穴吹川と二戸谷の合流点に湛水位450mのダムを建設。湛水面積は8ha程になる。取水レベルは440m程度を想定。
これに併せて鮎喰ルートの標高を全て10m下げる必要がある。面積が広まって水量を増やせる代わりに有効落差は減るけどまあ細かい事は気にしない。
鞍部もサイホン無しで行けるからまあ落差も結果変わらない。
恐ろしく勾配が緩やかなので8万m2*平均深度3.5mとして29万立米と勝手に推測。
本流にダムを建設するのが清流を護る為に不味いとなれば二戸谷にダムを建設するのも一考。
700m地点で取水して発電する計画があるのでそれ以外の流域面積を計算するとこんなにも大きくなる!76,4km2である。
ダムと併せて7m3/s取水出来るだろう。
川田川249m
付近
蛍の里らしい。11.6km2
奥野井谷川248m
付近
6.1km2
峠(鞍部)越え245m
川沿いの高い山から水を落とすには如何しても此処を通らないとダメ(まあ知識増えた今ならサイフォン使えば此処で無くても良いと云えるけど・・。寧ろここ
でもサイフォン使えばもっと高度取れはする。なんなら取水口直下で落差取って地下深くで発電してこの辺は全て地下奥深くを放水路でゆるゆる流すのもあ
り)。
330m級の穴吹②を引っ張って来れなかったのもこのせい(ということで330mの穴吹も検討してもイイかも)。
現
地はこんな感じの様で或る。香ばしい感じの未成道である。
後は種穂忌部神社に気を付けつつ上部水槽を設置して吉野川沿いで発電,放
水(28m)である。
検討
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個別集
水面積 |
想定水量(m3/s) |
120% |
100% |
75% |
穴吹川
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76.3km2
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7.6m3/s
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川田川 |
11.6km2 |
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1.1m3/s
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奥野井谷川 |
6.1km2 |
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0.6m3/s
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合計
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94.0km2
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9.3m3/s
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それでも今回は出力が導水距離に見合った形になって良い感じである。
[私案]山川発電所
最大出力:16.600kW(+16.6MW)
最大使用水量:9.3m3/s
有効落差:215m
集水面積:94km2
導水管:18km(0.92)
穴吹川や鮎喰川と絡めないとなると半田川や加茂谷川同様一寸厳しい感じである。