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20.09.08完成
21.07.02分離・更新
物部川の電源開発(下流篇)(21.6逍遙)

概要篇上流篇中流篇下流篇

杉田ダムの下流で香長(かちょう)の高知平野(香長平野・香美郡と長岡郡)に入り,利水は発電から農業用水に替わる。

合同堰と統合堰の二つの合堰があるようだ。

合同堰(出典:国 交省)


昭和32(1957)年3月には物部川総合 開発事業の一環として永瀬ダムが竣工したことから安定的な取水が可能となり、二期作を前提とした早期栽培をめぐる水利紛争はなくなりました。その後、物部 川下流部に存在していた山田堰を含む8堰は、昭和41年完成の統合堰 および昭和48年完成の合同堰の2つの取水堰に統合されました。これらの利水事業により、現在も物部川の水は香長平野の重要な水源となっています。 物部川の8堰の統廃合は、昭和34年の南国市誕生の際に、下流側の6堰(野市上、野市下、田村、物部、久枝、吉原)からの要望により計画されたものです。 当初は、8堰全てを1つの堰に統廃合する計画でしたが、上流の山田堰では永瀬ダム完成により取水が極めて順調であったため、堰着工の見通しがつきませんで した。
その後、昭和38 年台風9 号の被害を契機として、下流6 堰のみでの統廃合が図られ、昭和41 年に統合堰が完成しました。
また、上流2 堰(山田、父養寺)では、舟入川上流部の水路コンクリート化に伴い統廃合が図られ、昭和48 年に合同堰が完成しました。[出典:国 交省四国整備局

物部川合同堰[場 所EL=39m]
潅漑・高知県・物部川合同堰管理組合
取水量:右岸8.41m3/s・左岸0.2m3/s
取水:物部川[杉田発電所40m3/s]

現地で実際に見たのはこちらのみ。たまたま南国ICに急ぐ途中に堰を見付けて急遽よったものである。








物部川統合堰(町田堰)[場 所EL=29.6m][G空 撮
取水量:6.89m3/s[Gス トビュウ
規模としては6堰を統合したこちらの方が大きそうではある。


杉田発電所の40m3/sは2箇所での潅漑用水の取水を経て此処でも未だ25m3/s程残っていそうである。(追加で 流入する水も当然ある)
6km程下ると7m程になる。落差20m程。4,000kW。
もう一寸水が欲しい。新改発電所の放流水[場所EL=35.7m・16.50m3/s]を持ってくるのはどうであろう?10m3/sでも持ってこれると計 35m3/sとなって5,500kWとなる。導水距離9km。
どうであろうか?発電所は野市町父養辺りに造って以下放水路で物部川橋の下流辺りへ。新改発電所の水が下流でどの程度使われてるかが鍵かな。。(新改発電 所の取水ダムである休場ダムの目的は発電のみのようである。15m3/s位目一杯取水しても良いかも。香美市の市街地を地下水路で通過する訳だが 15m3/sの鉄管通すコストが問題になろう。。)

[私案]香南発電所
出力:6,600kW[+6.6MW]
落差:20m
水量:40m3/s [0.165]←水量出力比
導水:9km [0.73]←導水出力比