流水管理・水利用の現状と課題 宮川水系河川水の適正な利用 ○…中流部では粟生頭首工から宮川用水とし て最 大約10m3/sの取水が行われている。 渇水時における対策の推進宮川ダムの運用状況 ○宮川の水利用の近況は、近年安定的に推移しているが、2005年、2007年、2011年には渇水となり、河川管理者、ダム管理者、水利使用者により構 成される「宮川渇水調整協議会」を設置し、水利使用の調整などについて協議を 行い、取水制限を行いながら、発電用水から農業用水への水融通が行われた。 宮川ダムの運用状況 ○不特定潅漑については、潅漑期間中 (4/11~9/10)に於いて伊勢市他4町4,700haの耕地に750万m3を上限として、最大4.62m3/s供給されている。 ○2003(H15)年4月には、発電水利権の更新に伴い貯留制限流量(ダム直下0.5m3/s)が、設定さ れている。 ○現在、粟生頭首工直下において、 3.0m3/sの流量確保を目標に、発電容量より年間1,000万m3の範囲内で補給することが検討されている。 宮川ダム貯水池容量配分図 |