電 力 総研 水 力あれこれ
とはずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
22.2.3運開
狩野川の利水・発電

(河口)

~黄瀬川~

~深良川→深良用水



(狩 野川放水路)EL9.2m


~大見川~

東京発電(株)  梅木発電所[水力
静岡県伊豆市梅木
運開: 1911.9.30/1911.12.1[駿豆電氣鐵道(株)→現在の伊豆箱根鉄道(株)]
震災 崩壊:1930 /運用再開:1931.9
改修 着工:2015.12/運開:2016.3,16
水路式・流込式
認可最大出力:810kW(改修前685kW)      常時出力:不明(改修前325kW)
    最大使用水量:4.731m3/s (170立尺)
    有効落差:20.08m(改修前20.76m)
設備(旧設備)
    水車:横軸二輪前口フランシス水車×2台 総出力685kW
    導水路:総延長982.6m
    流域面積:78.7km2
    取水:地 蔵堂川(大見川では?)122.97m
    放水:大 見川100.88m(改修前)



発電所名:落合楼発電所(おちあいろう)[aika
事業者名:東京発電㈱
出力(kW):100
開始年月:2006年8月




~猫越川~

東京発電株式会社 向原発電所[水 力
静岡県伊豆市湯ヶ島
運開:1941.11
水路式・流込式
    認可最大出力:820kW    常時出力:280kW (34.1%)
    最大使用水量:2.31m3/s (96.65%←ほぼ法則通り!)
    有効落差:46.80m
    水車:横軸フランシス水車 出力820kW×1台
    発電機:横軸三相交流回転界磁同期発電機×2台←水車1台に対して発電所2台??
    導水路:総延長1095.6m
    流域面積:23.9km2
    取水:狩野川(本谷川)[湯ヶ島発電所]237.51m
    放水:猫越(ねっこ)川(ほぼ本谷川合流地点)186.77m

湯ヶ島発電所もここも取水量面積比はほぼ(個人的な経験)法則通りである。まあ常時最大出力比はそれ程高くはないが。

現状,猫越川は発電と放水の場所に使ってるだけである。取水も出来るであろう。西へ2.3kmで猫越川と持越川である。29.65m3/sある。

勿論2.89m3/sぐらい取れば合計で4.2m3/sになって,1,120kW程増やせる。

まあこんな感じ:
[増強]向原発電所
出力:1,920kW[+1.1MW]
水量:4.2m3/s[+2.89m3/s]
導水:2.3km[0.48]

1.1MW如きに此処迄やるかどうか,ってのはある。下の増強案で狩野川の水流を安定させる為に猫越川と持越川の取 水堰に一寸貯留量確保するとかならありかも。



向原発電所取水堰


湯ヶ島迄到達!この辺は好きだった─高校の頃何度も3部作を読み返した─井上靖の消雪,もとい小説の『しろばんば』(と『あすなろ物語』)の舞台となった 場所である。たまたま軍医だった親爺さんが赴任してただけで北海道出身にされるのは静岡県民としては納得行かない。
修善寺から見てもだいぶ南に下ってる。門ヶ原の叔父とか出てきたような気もするが途中でそんな地名も見かけた。また土地勘を得た上で読み直して見ないと。 もう16.4km2しかなく天城峠ももうすぐである。
まあ伊豆半島よりかはアイデンティティとしては三河の方が同一性の高い遠州民だけど。
そしてこれで広かった静岡県の全発電所罔羅か!?色々ちょっと感慨深い。

東京発電(株) 湯ヶ島発電所[水 力
静岡県伊豆市湯ヶ島
運開:1930.9
水路式・調整池式[こ れか?
    認可最大出力:1,600kW    常時出力: 720kW
    最大使用水量:1.61m3/s (98.2%←ほぼ法則通り!)
    有効落差:134.99m
    水車:横軸フランシス水車×2台 総出力1600kW
    導水路:総延長2246.6m
    流域面積:16.4km2
    取水:狩 野川(本谷川)384.27m
    放水:狩野川(本谷川)[向原発電所]239.05m


流域面積7.35km2追加出来る。勿論0.7m3/s追加できて調整池から発電所迄の水路の容量と水車の増強が必要だけど増強出来る!
判りやすく0.8m3/sとって1.5倍増しだな。

[増強案]湯ヶ島発電所
出力:2,400kW[+0.8MW]
水量:2.4m3/s[+0.8m3/s]
導水:2.1km[0.38]

潅漑,もとい感慨に浸っているとこまーしわけないが,あんま効率は良くない。やるとしても向原の方のみ,かな。
基本,半島なので狭いな。。

増強策
支流の大見川で発電する梅木(標高105m)から14kmぐらいで大仁EL20mぐらいまで落とせそうだけどどんなもんかな。
調べてみると狩野川まで脚を伸ばせば251km2ある。20m3/s(25m3/s)で80mなら14,000kW(15,500kW)程起こせるが。

狩野川本流だけやたら標高低いのでそっちは省略or別途攻略した方が良いかも。14m3/sで80mなら8,700kWだし10m3/sでも 6,200kW,12m3/sなら7,500kW程度である。

[仮称]大仁発電所
出力:8,700kW[+8.7MW]
水量:14m3/s
落差:80m
導水:15km
流域:139.6km2
取水:深 沢川古 川年 川西 川大 見川 105m
放水:狩野川(大仁)20m


狩野川でやると12kmで150m(嵯峨沢)から20m(大仁)迄行ける。落差125m!
調べるとこちらも大体130m3/sである。温泉地から取水して大丈夫なのかってのはあるとしても13,500kW位は行けるかも知れない。


[仮称]新大仁発電所
出力:13,500kW[+13.5MW]
水量:13m3/s
落差:125m
導水:12km
流域:130.0km2
取水:湯 舟川柿 木川船 原川吉 奈川狩 野川(嵯峨沢・長野川) 150m
放水:狩野川(大仁)20m