



【福山発電所跡】 ▲ とそんな中面白い情報発見。ここも出典は『山 行が』(道道610号占冠穂別線の項) である♪ この区間,こ こ(地理院)に嘗て発電所があったそうな。 諸元はこんな感じらしい。 [廃 止]福 山発電所[山行が] [Google][き のこ屋(む かわ町富内・む かわ町富内)] 事業者:穂別電気利用農協(竣工:1957年7月 運開:翌年 廃止:1972年) 出力:1,600kW 水量:?m3/s 落差:?m 流域:? 導水:1.4km以上 水車:1640kW 取水:鵡川 此処?123m→ 山行がのここ(恰度覆洞区間にあるが外を覗 いて全天球画像を撮ってる!) 放水:鵡川 此 処ら(109m) 経緯はこんな感じらしい。1.6MWはそれ程小さくないのに廃止になってしまったのは何故だ?若し格差が14m程度と小さい場合,使用水量は20m3/s と可成り大きくなってしまう。もう一寸上流が妥当か? 実は福山という地名はもっと上流で発電所のある辺りは富内(富内線!)である。もっと上流の福山寄りに取水堰があったかも知れない。 一方で,使用水量が2.0m3/sなら如何にも在りそうで,その場合は出力が160kWの誤記ということになる。農業組合立の発 電所は中国山地にそこそこある(例えば成羽川な ど)けど,どちらかというと出力の規模感は160kW程度の方が有りそうだが, 『山 行が』に 載っ てる『穂別町史』より転載された建屋写真は可成り立派
またイマイチどの辺を通ってた富内線か謎が多い(鵡川〜苫小牧間は千歳線と同じ私鉄線だったこともあって日高本線と並行して線路を持ってて戦時中に休止さ れたりしている)が,富内辺り迄は鵡川沿いに遡り,ここから山を越えて沙流川沿いに転戦し沙流川を日高町更に金山方面迄至るという計画だったらしい。 その転戦の山越え工事がきっかけでこの富内にも電気が通じて,その工事の中止に伴い電力供給が中止されることになって地元の農業組合が中心となって発電所 を建設したと云う経緯らしい。好きな鉄道・廃道・水発が全部絡んで居てなかなかテンション上がる。 さて,規模がデカい過ぎるという上の疑問を解消する為に更にググってみると色々判明した。というか思いの外壮絶であった。。
因みにクロムはマントル深くにある橄欖岩など、鉄やマグマの底深く(超塩基性)を好む元素に含まれて。これがのちに蛇紋岩に変わるのだそうな。詰まり付近 のクロム鉱の存在とと福山発電所を苦しめた,そして道道610号を不通にせしめている主因は同じコインの表裏という訳か。 で,更にこのクロム鉱山,早々に掘り尽くされてしまって昭和30年代には閉鎖に追い込まれている。福山発電所の見込み違いは此処にもあったと云う訳であ る。 日本最大のクロム鉱山は島根と鳥取の県境付近にある若松鉱山で,桁外れに大きい7号鉱体で21世紀直前迄生き残ってたが突然停止,今でも廃墟が残っている らしい。 因みに此処の蛇紋岩は神威古潭変成体と云って遠く神威古潭の方から続いているらしい。神威古潭の函館本線の付け替えや国道の補修は蛇紋岩の脆さ(空気と触 れると膨張するらしい)で繋がっていたとは! …ということはこの計画は…?(泣) |
| ~厚真川~ ▲ 厚真川水系は鵡川水系とは別の川であるが近くで孤立したダムと発電所があるのでここに掲載。約4年半ぶりの更新だけど鵡川とは無関係な案件での追加となっ た。 厚別ダム(あっぽろ)[便覧] 河川 厚真川水系厚真川 目的/型式 FNAW/台形CSG 堤高/堤頂長/堤体積 47.2m/516m/490千m3 流域面積/湛水面積 105.3km2 ( 全て直接流域 ) /303ha 総貯水容量/有効貯水容量 47400千m3/43100千m3 ダム事業者 北海道 着手/竣工 1986/2018 発電所名:オニキシベ発電所(おにきしべ)[kiss.f5] 事業者名:厚真町土地改良区 出力(kW):250 開始年月:令和7年4月 |