電 力総研 水 力あれこれ
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
25.5.28大改造
21.7.10完成
21.5.29運開
天塩川・最北の電源開発

(河口)──(幌延)──[未成]神路発電所開発案1(+10.2MW)】─(音威子府)─[ペンケニウプ川・ペンケニウプ発電所・【開発案(+5.9MW)】──([計画]智恵文発電所)開発案2(+5.1MW)】[名寄川](名寄市街)───[雨竜川]──開発案3(+5.5MW)─岩尾内発電所──岩尾内ダム─ポンテシオ発電所─ポンテシオダム──(源流)

~沿川風景~

(河口)

(幌延市街)


(神路駅跡)[山行が
神路 (中川町)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/02 13:46 UTC 版)[Weblio]

神路発電所計画とその頓挫

昭和20年代末には神路集落のすぐ上流で天塩川をせき止め水力発電を行う「神路発電所」計画が立案された。この発電所計画はもうひとつの候補地であった智 恵文村(現:名寄市)智東との比較の結果選定されたもので[32]、1953年(昭和28年)11月23日には中川村のほか道北の計10市町村[注 6]による「神路発電所誘致促進期成会」が設立、翌1954年(昭和29年)2月には北海道電力本社も「経済審議会に申請、認可あり次第着工する準備をす すめている」と回答した[32]。この1954年(昭和29年)時点での北海道電力による計画では、堤高14.5 m のダムを建設し、有効貯水量は2,040,000 ㎥、発電所は最大出力7,600 kW、年間46,261,000 kWh の発生電力量を計画、建設費は12.2億円を見込み、同年10月にも着工し、1956年(昭和31年)3月にも完成を見込んでいた[33]。

しかし、上流の常盤村(現:音威子府村)が水没地区の農民の反対もあって賛成から反対に転じ、神路発電所は建設されなかった[32]。

ホロモイ地区の戦後開拓・発電所計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:32 UTC 版)[Weblio]

1953年(昭和28年)にはしばらく無人となっていたホロモイ地区の開拓計画が立てられ、1954年(昭和29年)にまず5戸が入植し、その後1958 年(昭和33年)にかけ、2戸が入植し、1戸が離農し6戸がホロモイに居住することとなった。最終的に1960年(昭和35年)が神路の人口のピークであ り、23戸123人を数えた。 また、同時期には神路集落のすぐ上流で天塩川をせき止め水力発電を行う「神路発電所」計画が立案され、1953年(昭和28年)11月23日には中川村の ほか宗谷管内稚内市・枝幸町・浜頓別町・中頓別町・猿払村・豊富村・宗谷村、留萌管内天塩町・幌延村(いずれも当時)の10市町村による「神路発電所誘致 促進期成会」が設立され、もうひとつの候補地であった智恵文村(現:名寄市)智東との比較の結果、翌1954年(昭和29年)2月には北海道電力本社も 「経済審議会に申請、認可あり次第着工する準備をすすめている」と回答した。 しかし、上流の常盤村(現:音威子府村)が水没地区の農民の反対もあって賛成から反対に転じ、最終的に神路発電所は建設されることはなかった。


早速検討してみる♪出来れば智恵文にも欲しい。
堤高14.5 m・最大出力7,600 kWとのことで低落差発電所っぽい。水量は60m3/s程か?

[私案]天塩川第一発電所
ダム式・貯水地式
出力:10,200kW[+10.2MW]
水量:60m3/s
落差:20m
取水:天塩川16m
放水:天塩川39m


[私案]天塩川第一堰堤
満水位:39m  堤頂長:190m
流域:   湛水面積:8.74km2
場所:天塩川[ここらEL.19m]






([天塩]中川市街)

(美深市街)


~ペンケニウプ川~

仁宇布川発電所[水 力
ほくでんエコエナジー(株)
 所在地:北海道中川郡美深町辺渓
運開:1920[北海道電灯(株)?] ・2003.4に北電から北海水力発電[現ほくでんエコエナジー]に移管・出力増加:2010.10(1930kW)
水路式・流込式
認可最大出力:1930kW(変更前1850kW)  常時出力: 480kW
最大使用水量:7.13m3/s[0.387]
有効落差:32.42m
設備:水車 出力1950kW×1台
導水路:総延長3542.0m
流域面積:184.4km2
取水:ペ ンケニウプ(辺渓仁宇布)川163.25m
放水:ペ ンケニウプ川124.72m


辺渓に仁宇布と云えば勿論日本一の赤字線国鉄美幸線であるけど川は辺渓仁宇布川というのか。

さて上流の歌登でこの降雨量

歌登 年ごとの値 年間降水量

降水量(mm)
合計 日最大 最大
1時間 10分間
2000
1446 123 43 ///
2001
1472 145 29 ///
2002
1382 66 15 ///
2003
1049 64 18 ///
2004
1320 72 16 ///
2005
1236 80 17 ///
2006
1434 94 34 ///
2007
1022 64 29 ///
2008
838.0 31.5 17.0 ///
2009
1245.0 ] 113.5 ] 12.5 ] 4.5 ]
2010
1568.0 79.0 37.0 15.5
2011
1329.5 55.5 18.0 7.5
2012
1329.5 102.5 15.5 8.0
2013
1357.5 69.5 28.5 15.5
2014
1317.5 98.0 19.5 8.5
2015
1180.0 104.0 13.0 ] 7.0 ]
2016
1736.5 112.0 39.0 18.0
2017
1070.5 72.0 41.0 12.5
2018
1402.0 82.5 17.5 7.0
2019
923.0 74.5 24.5 11.0
2020
1488.5 88.0 38.0 14.0
値 欄の記号の説明

北海道は基本的に雨が少ない島であるが,仁宇布止まりだった美幸線が伸びようとしてたのが歌登である。1300mm程度か。

[新設]仁宇布川第二発電所
出力:5,900kW[+5.9MW]
水量:7.0m3/s[0.5]
落差:100m
流域:95.2km2+10.65km2(ペンケ十号)+9.2km2(高広)+12.3km2(沼岳)+4.76km2(無名沢)=約140km2
導水:10.4km+2.0km(ペンケ十号)+1.2km(高広)+0.9km(沼岳)=約14.5km(0.4) →一寸低いけど北海道の地代は安いだろうからOK
取水:辺 渓仁宇布川ペンケ十号川高広川沼岳沢川無名の沢267.0m
放水:辺 渓仁宇布川163.25m

面積:95.2m3/s 
水量は9.52*13/30=4.12m3/s程度かな。これでは出力が小さいのであちこちから取水して見た。





[私案]天塩川第二発電所
ダム水路式・調整池式
容量:5,100kW[+5.1MW]
落差:15m
水量:40m3/s
導水:5.6km2
取水:天塩川75m
放水:天塩川[手塩川第二堰堤]93m

[私案]天塩川第二堰堤
天塩川[この辺EL.82m




~名寄川~


~サンル川~

サンル発電所[ほくで んEE][北海道通産局] [電 力技術土木協会
ほくでんエコエナジー(株)
上川郡下川町北町970番地4先
貯水池式・ダム式(ダム直下流右岸)
最大使用水量毎秒:5.9m3
有効落差:21.50m
最大出力:1,100kW
年間予定発電量:約1,700世帯分
水車:横軸フランシス1台


http://protectingecology.org/report/9577
完成したサンルダム。サンル川は?サクラマスは?どうなるか。

サンルダム[便覧] [場 所
北海道
目的:FNWP
堤高:     46m
流域面積/湛水面積     182.5km2 ( 全て直接流域 ) /380ha
総貯水容量/有効貯水容量     5,720.0万m3/5,020.0万m3
着手/竣工     1988/2018

(名寄市街)


~風連別川~
忠烈布ダム[便覧
河川    天塩川水系忠烈布川
目的/型式    A/アース
堤高/堤頂長/堤体積    18.5m/310m/70千m3
流域面積/湛水面積    22.5km2 ( 全て直接流域 ) /54ha
総貯水容量/有効貯水容量    2405千m3/2186千m3
ダム事業者    北海道
着手/竣工    1926/1930





~雨竜川~

概念図
いったいどないなってんねんと思ったけど,朱鞠内川の水を三股取水堰から朱鞠内湖(雨竜ダム)へ発電用に揚水し(チッソの内谷第一でもやっている。)雨竜 発電所を通じて天塩川に放流し,一方,夏期の農業期には逆に朱鞠内湖から雨竜川に農業用水として放水していたが,この放流水も揚水ポンプ更新を機に発電も 出来る様にしたということのようだ。
出典:北電

雨竜発電所[水力
北海道電力(株)
北 海道名寄市風連町西風連
運開:1943[雨竜電力(株)]
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:51,000kW 常時出力:17,500kW
最大使用水量:44.20m3/s
常時使用水量:13.64m3/s
有効落差:139.91m
常時出力時有効落差:167.67m
水車:水車×3台 総出力21700kW
導水路:総延長6765.5m
取水位標高:284.00m
放水位標高:109.00m
流域面積:368.5平方キロメートル
取水:ウツナイ(宇津内)川[雨竜第二ダム]→(雨竜川[雨竜第一ダム]+天塩川水系フトカマベツ(太釜別)川[雨竜土堰堤])・朱鞠内川[朱鞠内発電所 から揚水]
放水:雨竜川

雨竜第一ダム[水力
着手/竣工:1939/1943
堤高:45.5m
 総貯水容量:244,653,000立方メートル
有効貯水容量:172,118,000立方メートル(案内板)
有効貯水容量:172,119,000立方メートル(ダム便覧)
流域面積:368.5 平方キロメートル
直接流域面積:202.5平方キロメートル
間接流域面積:166 平方キロメートル
湛水面積: 23.73平方キロメートル
満水位標高:284m
低水位標高:273m


雨竜土堰堤[水力
着手/竣工:1939/1943
堤高:22m
ダム湖諸元は雨竜第一参照
放水:温根別川

雨竜第二ダム[便覧][水力
目的/型式     FP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     35.7m/230m/93千m3
流域面積/湛水面積     km2 ( 直接:109.7km2 ) /176.657ha
総貯水容量/有効貯水容量    2,158.9万m3/1,135.8万m3 → 21600千m3/11400千m3
ダム事業者     北海道開発局建設部
着手/竣工 / 再開発着手/再開発竣工: 1939/1943 /  2018/
満水位標高:285.4m
低水位標高:278 m




朱鞠内発電所[水力] [道電
北海道電力(株)
所在地:北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内
    昭和26(1951)年10月:揚水運転開始(朱鞠内揚水所)
    平成25(2013)年 3月:発電運転開始、設備更新
    平成25(2013)年 9月:発電出力増加(1120kW)
ダム式・流込み式
    認可最大出力:1120kW(発電開始当時880kW)      常時出力:    kW
    最大使用水量:4.36m3/s  (発電開始当時4.20m3/s)
    最大揚水量:2.75m3/s
    有効落差:32.2m
揚程:37.5m
水車:横軸両吸込渦巻ポンプ/ポンプ逆転水車 水車出力632kW?×2台
流域面積:202.5平方キロメートル(発電)
河川(発電)
    取水:ウツナイ(宇津内)川[雨竜第二ダム]→(雨竜川[雨竜第一ダム]+天塩川水系フトカマベツ(太釜別)川[雨竜土堰堤])284.00m
    放水:雨竜川[三股取水堰]249.30m
河川(揚水)
    取水:シュマリナイ(朱鞠内)川+ウツナイ(宇津内)川+雨竜川[三股取水堰]
    放水:(雨竜川[雨竜第一ダム]+天塩川水系フトカマベツ(太釜別)川[雨竜土堰堤])

夏は朱鞠内湖から朱鞠内川への潅漑放水,冬は逆の揚水だったが夏の放水量も発電に使う事にした。

三股取水堰[場 所
河川:朱鞠内川・宇津内川[雨竜第二ダム]・太釜別川[雨竜第一ダム]




~剣淵川~


~犬牛別川~

取水堰?(167m)

温根別ダム[便覧] [水辺遍路][場 所218m
河川     天塩川水系犬牛別川
目的/型式     A/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積     33.7m/178m/181千m3
流域面積/湛水面積     40.1km2 ( 全て直接流域 ) /136ha
総貯水容量/有効貯水容量     931.2万m3/859.0万m3
ダム事業者     北海道開発局農水部
本体施工者     前田建設工業・荒井建設(北海道)
着手/竣工     /1985
利水:潅漑用
 5/2~5/12:0.095m3/s
 5/13~5/26:1.493m3/s
 5/27~6/30,7/11~8/31:1.692m3/s
 7/1~7/10:2.419m3/s
 年間総取水量:1,137.1万m3

年間にダム一杯半も使わない事になる。
減水期には集落の廃墟が現れるとも遍路さんは書いている。
9月以降は雪解け水貯め出す迄は水抜きしているのかも知れない。
北海道の農業用貯水池は冬場に完全水抜き​をすることが多い[遍路]とも書いているが, 冬期使わないなら水力発電に使わせて貰えないだろうか?

勿論水抜きには意味があって,かいぼりと云って水質改善の為だそうだが発電と潅漑の多目的ダムもある訳で共存出来ない訳でもないだろう。
>かいぼりは、そもそも農業用の「ため池」の維持管理方法で、冬場の農閑期に*2 ため池の水を抜いて天日干しすることをいいます。 池底を掘り返して干すことで、土中の窒素は空気中に発散され、リンは水に溶け出しにくく変化します。 つまり水中の余分な養分が減ることで、水質が改善されるわけです。[N&S

此処でも流域面積が40km2程あるので2m3/s程度は取水出来そう。一寸下流の頭首工っぽい場所に向けて放水して発電を試みる。

[私案]温根別ダム発電所
出力:780kW[+0.78MW]
水量:2.0m3/s
落差:47m
導水:3.8km (0.205)
取水:犬牛別川[恩根別ダム]218m
放水:犬牛別川167m

流石に発電規模が小さすぎるな。。



(士別市街)

天 塩川(農業用水取水工?・EL=247m)

[私案]岩尾前発電所
出力:5,500kw[+5.5MW]
水量:35.00m3/s
落差:19m
導水:
取水:天塩川[岩尾内発電所]268.10m
放水:天 塩川(農業用水取水工?・EL=247m)

北海道企業局 岩尾内発電所[水力
所在地:北海道士別市朝日町登和里
着手/(一部)運開/(全面)運開: 1966.4/1970.12/1971.5
ダム式・貯水池式
認可最大出力:13,000kW  常時出力: 1,600kW
年間発電電力量:42,590.8MWh/年
最大使用水量:35.00立方メートル毎秒
有効落差:44.00m
水車:水車 出力13500kW×1台
流域面積:331.4平方キロメートル
取水:天塩川[岩尾内ダム]313.62m
放水:天塩川268.10m

岩尾内ダム[場 所][水力
[国土交通省北海道開発局管 轄] 目的: FAWIP
昭和38(1963)年:着手
昭和45(1970)年:竣工
堤高:58.000m
総貯水容量:107,700,000立方メートル 有効貯水容量: 96,360,000立方メートル  洪水調節容量:48,600,000立方メートル(有効貯水容量の内、7~9月期)堆砂及死水容量: 11,400,000立方メートル
流域面積:331.4 平方キロメートル  湛水面積: 5.10平方キロメートル
灌漑受益面積:14,687.6ha
 常時満水位標高:320.500m 夏期制限水位標高:318.400m(6、10月) 夏期制限水位標高:309.200m(7~9月)
  最低水位標高:289.400m  平均基礎標高:264.500m
常時満水位     EL320.55m
最低水位      EL289.45m

潅漑
受益面積      約15,000ha
最大取水量      約35m3/s
上水道
給水区域     士別市
最大取水量     0.114m3/s

<落差21m>

北海道企業局 ポンテシオ発電所[水 力
所在地:北海道士別市朝日町茂志利
昭和55(1980)年4月1日:事業着手
昭和58(1983)年6月1日:運用開始
ダム水路式・流込み式
認可最大出力:11000kW  常時出力:  540kW
最大使用水量:8.00立方メートル毎秒
有効落差:167.10m
水車: 出力11600kW×1台
導水路:総延長7798.5m
流域面積:93.8平方キロメートル
取水:天塩川[ポンテシオダム]523.50m
放水:天 塩川341.90m


ポンテシオダム[場 所][水 力][便覧
目的:発電 堤高:22.30m
 総貯水容量:996,000立方メートル 有効貯水容量:870,000立方メートル
流域面積:93.8km2
湛水面積: 19ha
着手/竣工     1979/1983