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21.6.22運開
斐伊川水系神戸(かんど)川
と電力開発
[wiki]
>斐伊川放水路の河川指定に伴い2006年8月1日より全域が(神戸川水系から)斐伊川水系に編入された。
>『出雲国風土記』には神門川(かむどのがわ)という名で記されており、神門水海(かむどのみずうみ。今の神西湖)に流入していた。当時は斐伊川も 神門水海に流入しており、土砂の堆積によりたびたび洪水が起こり、流れが変わった。
>寛永十一年(1635年)と十二年(1636年)の洪水を契機に人工的な流路変更(川違え)が実施され、斐伊川は宍道湖へと東流するよう固定され た。元禄年間までには築堤も完成し、神戸川の現在の流れが確定した。
基本的に2000mmの降雨量を楽しめる感じ。66%は行けそう。
出典:
国 交省
来島(きじま)ダム
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1735
河川 斐伊川水系神戸川
目的/型式 P/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 63m/250.9m/129千m3
流域面積/湛水面積 140.2km2 ( 全て直接流域 ) /160ha
総貯水容量/有効貯水容量 2,347.0万m3/2,118.0万m3
ダム事業者 中国電力(株)
着手/竣工 /1956
取水:
潮発電所(江の川水系浜原発電所付近へ送水)
・15m3/s
~江の川 ~
潮発電所
最大出力 (kW) 36,000
常時出力 (kW) 9,400
水量:15m3/s
志津見(しつみ)ダム
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1762
https://www.cgr.mlit.go.jp/izumokasen/jimusho/jigyo/shitsumi-dam/index.html
河川 斐伊川水系神戸川
目的/型式 FNIP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積 81m/266m/416千m3
流域面積/湛水面積 213.8km2 ( 全て直接流域 ) /230ha
総貯水容量/有効貯水容量 50600千m3/46600千m3
ダム事業者 中国地方整備局
着手/竣工 1983/2011
工業用水の供給
島根県に対し、馬木地点において工業用水として、新たに日量10,000m3の取水を可能とします。
発電
志津見ダムの建設に伴って、島根県が新設する発電所において、最大出力1,700kwの発電を行います。
例の如く導水を考える。東隣に波多川と穴見川がある。240m程の取水を考えると33.3kmで66%で2.0m3/s位取れそう。
島根県企業局 志津見発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/shimane/shitsumi/shitsumi.html
所在地:島根県飯石郡飯南町角井
平成23(2011)年4月:運用開始
ダム式・貯水池式
認可最大出力:1,700kW→
2,300kW[+0.6MW]
常時 出力: kW
最大使用水量:5.00m3/s(67%←すげえ,俺の
目安の数値
に近 い。)→上の導水で2号機を2.00m3/s程度で設置出来る。合計7m3/sとなるが,現行のコンジット?で最大8m3/s程放流するそうなので大改造 不要っぽい。
有効落差:42.40m
水車:横軸フランシス水車×1台
流域面積:73.6km2(来島ダム取水域を除く)
取水:神戸川[志津見ダム]湖面210m程度,,→新しいダム(2011年竣工)なので地図の更新が出来てへんの ちゃうか。
放水:
神 戸川(ダム直下201m)
勿論,これで終わりでは投資的にペイしないので増強は考える。
5.1km程下れば下の
窪田発電所
である。諸元では取水位は130mとなってるけど地図上では
144m 程
ある場所に取水池がある。。落差は53m程取れそう。
すぐ裏手(西隣)の伊佐川からも取水出来そう。22km2。1.4m3/s程度か。
水量…合計:8.4m3/s
志津見ダム…5.0m3/s
波多川・穴見川…2.0m3/s
伊佐川…1.4m3/s
これで発電をすると3.7MW程。ちと小さい。
このまま行くとこの下の窪田発電所も水量増強するなど大改造が必要である。纏めてリプレースすることにする。それまでどうかリプレース待っててくれよw
中国電力(株) 窪田発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/shimane/kubota/kubota.html
http://www.jepoc.or.jp/hydro/index.php?_w=usData&_x=detail2&pp=2&OwnerNo=007&AreaNo=07&RiverSys=7300&fd=1
島根県出雲市佐田町一窪田
運開:1915.11[不明]
水路式・流込式
認可最大出力:600kW 常時出力:210kW
最大使用水量:2.92m3/s (33.2%)
有効落差:28.79m
水車:横軸フランシス水車×2台 総出力680kW
導水路:総延長933.5m
流域面積:88.03平方キロメートル →志津見ダムより下流なのに流域が狭くなっているのは来島ダム(潮発電所)取水分を除いてカウントしている為の様 だ(地図上で確認して見た)
取水:神戸川130.40m→
144m に見える
放水:神戸川100.26m→
112.7m に見える
冒頭でも見た様に66%は行けそうなのに88km2で2.92m3/s(33.2%)はちと一寸少なすぎる。66.6%とれば6m3/sは行けるであろ う。
上流の志津見発電所で5m3/sあるので最低限それくらいは欲しい。
と云う事でもっと大きな絵を描く。上で見た様に
9.0kmの導水で志津見発電所放流水と波多川・穴見川・伊佐川から導水して発電してみる。
[私案]新窪田発電所
(現窪田発電所 0.6MW=廃止)
出力:
6,900kW[+6.3MW]
水量:8.4m3/s
落差:99m
導水:本導水路7.5km+支導水路(伊佐川)1.5km
取水:神戸川[志津見発電所放水口]・
伊 佐川
201m
放水:
神 戸川[現窪田発電所下流]104m
導水距離:神戸川発電所9.0km・波多川穴見川導水4.5km 合計13.5km
出力増強:神戸川発電所+6.3MW・志津見発電所+0.6MW 合計6.9MW
まあなんとか収支はプラスに出来そうである。
さてこの間30m程落差あり(新窪田104mに
乙立7
0m)。水力DBの標高が筑波原点を使ってない のか国土地理院の標高と窪田で10m,乙立で20m程差が出ている。ここでDBではなく地理院つかって標高を議論する。(因みに神戸川は斐伊川水系に入れ られたにも拘わらず乙立・窪田・潮の3発電所は神戸川水系のままで新しく出来た(=2006年の神戸川の斐伊川水系編入後の2011年に出来た)志津見発 電所は斐伊川水系に入れられてる。余りちゃんと更新はしてないようだ。)
ここで新規に取水出来るのは上の現窪田リプレースを前提とすると概ね,
志津見発電所
の流域 73km2から
窪田発電所
88km2の差の15km2程度である。志津見から窪田迄の神戸川の流域面積 ということである。詰まり新窪田使用水量8.4m3/sに1m3/s程度の上乗せが可能となる。
[私案]佐田発電所
出力:2,300kW[+2.3MW]
水量:9.4m3/s
落差:30m
導水:4.5km (0.6)
規模は小さいので優先順位は低そうだが中止する程でもないのではないか?こまめに拾って行きたい。
中国電力(株) 乙立(おったち)発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/shimane/ottachi/ottachi.html
http://www.jepoc.or.jp/hydro/index.php?_w=usData&_x=detail2&pp=3&OwnerNo=007&AreaNo=07&RiverSys=7300&fd=1
所在地:島根県出雲市乙立町
運開:1924.6[不明]
水路式・流込式
認可最大出力:1500kW 常時出力: 590kW
最大使用水量:5.57立方メートル毎秒
有効落差:34.09m
水車:横軸フランシス水車 出力1610kW×1台
導水路:総延長3965.0m
流域面積:136.06km2 …これも来島ダムを除いた面積っぽい
取水:神戸川92.88m→
70.6m に見える
放水:神戸川50.09m→
32.5m に見える
上流の水量増に併せて本発電所も増強してみる。
流域面積:本流:136.06km2+波多川穴見川33.2km2=合計169.2km2
水量:169.2*0.1*0.66=11m3/s
これで増強すると+1.6MWで3,100kWとなる。ここも優先度は高くないなあ。。
併せてしまってもいいかも
[私案]新乙立発電所
(現乙立 1,500kW廃止)
出力:
5,300kW[+3.8MW]
水量:9.4m3/s
落差:68m
導水:7.3km (0.52)
取水:
神 戸川101m
放水:
神 戸川29m
分けるより100kWだけ小さくなるけど固定費用を徒に増やすのは資本効率を低下させるのでこちらの方が圧勝の筈。
(立久恵(たちくえ)峡)…1964年の豪雨がきっかけで廃止された一畑電鉄立久恵線で結構峡谷を走ってるイメージだったけどこの辺は未だ20~30mの 場所だったとは。。
(出雲市(今市)市街)
(河口)