水力いろいろ 犀川
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21.6.1大改造
20.8.27完成
麻績川と小仁熊ダムの発電開発!!

ヨッキが筑北村の別所隧道なるミニレポを発 表した。そこで小仁熊ダムへの言及があり,一寸変わった名前に割と最近のダム建設と云う事で調べてみた。

小仁熊ダム(別名:富蔵ダム)[便覧][wiki
河川    信濃川水系東条川
目的/型式    FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積    36.5m/99m/27千m3
流域面積/湛水面積    20.8km2 ( 直接:4.9km2 間接:16km2[東 条川] ) /27ha
総貯水容量/有効貯水容量    193.0万m3/161.0万m3
ダム事業者    長野県
着手/竣工    1983/2004
総事業費: 約215億円
満水位:

小仁熊ダム(おにくまダム)は、長野県東筑摩郡筑北村(旧本城村)富蔵地先、信濃川水系犀川の支流麻績川に注ぐ東条川の治水も兼ね、並行して流れる別所川 の支流小仁熊川に建設されたダム。
富蔵ダム(とくらダム)という愛称をもつ、高さ 36.5 メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節、不特定利水、周辺地域への上水道用水供給を目的とした(詰まり発 電を現段階では目的に持たない)多目的ダムである。

歴史
筑北村(旧本城村・坂北村・坂井村)が位置する筑北盆地は、長野県内でも比較的降雨量の少ない地域で はあったが、台風の接近などにより大雨が降ると東条川が出水、しばしば水害をもたらしてきたことから、かねてより治水対策が求められてきた。また、長野自 動車道が開通し麻績インターチェンジの設置に伴って松本市、安曇野市等からのアクセスが向上したことにより、宅地開発が進み、上水道用の水源確保も急務と された。

長野県はこれを受け、筑北ダム建設事務所(のちの奈良井川改良事務所)を置き筑北盆地の抜本的な治水・利水事業を計画。麻績川を境として以南では小仁熊川 に小仁熊ダムを、以北では宮川に北山ダムの建設に着手した。

東条川総合開発事業としては、ダムを東条川の本線上ではなく、並 行して流れる別所川の支流、小仁熊川に建設。その上で東条川に分水ぜきを設け、東条川を流下する大水の一部を総延長2.8kmの導水路で小仁熊ダムへと導 くことで複数の河川の治水を行う。このトリッキーな治水計画の背景として、東条川流域がすでに集落が密集しており、さらにJR 篠ノ井線が並行して走っているとあって大規模なダム建設はおろか河川改修すら容易ではなかったことが挙げられる。

1983年(昭和58年)から1988年(昭和63年)にかけて実施計画調査が行われ、1989年(平成元年)より建設工事着工。東条川分水ぜきと、導水 路2,808m(うち開水路2,133m、JR線をくぐるトンネル675m)の建設工事、そしてダム湖に沈むことになる道路の代替となる新道の敷設工事が 並行して行われ、1998年(平成10年)3月ダム本体工事に着手、1999年(平成11年)9月よりコンクリートの打設を開始し、11月9日に関係者 170名を招き定礎式が執り行われた。コンクリート打設工事は2000年(平成12年)12月に完了し、平成14年10月8日より試験湛水開始。2003 年(平成15年)8月に完成した。

諸問題
2000年(平成12年)10月26日に長野県知事に田中康夫が就任し、多くのダムを始めとする公共事業の凍結・見直しが行われたが、小仁熊ダムはその本 体工事着手が1998年であったことから、脱ダム宣言後も順調に建設工事が続けられた。 ダム建設地点はちょうど旧炭坑跡地であり、コンクリート充填による止水対策… に労を費やすこととなり、工期は延長、事業費は1989年当初の見込み62億円の3倍以上、215億円となった。

また、試験湛水時にダムより上流300メートル先でクラック(ひび割れ)が発生し、道路が一部通行止めとなったというアクシデントも発生している。

なるほど,なかなか香ばしいダムでは無いか。

東条川の取水ルートもダ ムの訪問記さんから知ることが出来た。地理院図から満水は600m程。そこそこ期待出来そうな。
現時点では発電機能無し,もともと盆地で水は少ないなど発電が不利な条件故の現状は窺われた。
20.8のまだ素人だった私はせこせこ水を集める為に東条川の取水堰から更に久保田川中村沢の2箇所からせこせこ取水するプ ランを考えたが如何にも面積が足りない。同じくせこせこあつめてた 小仁熊川の西側の寺沢大側沢別所川の4箇所からの方が未だ可能性は ありそうだがそれでも小さい。。

別所川だけは可能性が一寸あってこの広さ。とはいっても9km2で精々0.6m3/sってとこかな。。

[改造案]小仁熊ダム(別名:富蔵ダム)
目的/型式    FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積    36.5m/99m/27千m3
流域面積/湛水面積    30.8km2 ( 直接:4.9km2 間接:26km2[東 条川・別所川] ) /27ha
総貯水容量/有効貯水容量    193.0万m3/161.0万m3

此処は中途半端な小仁熊ダムを直接利用するよりは寧ろ麻績川本流の流込で行きたい。ほら82.9km2も取れる♪豪雪地帯でもないので弱気の6.4m3/s程度にする。

篠ノ井線や長野自動車道の感覚だと麻績村・聖高原の隣が篠ノ井な感じだけど水は逆に流れて信州新町の方を大回りする様だ。
更に小仁熊ダムのある別所川からも導水すると15.2km2程とれる。


[仮称]麻績峡発電所
出力:6,000kW[+6.0MW]
水量:8.5m3/s
落差:83m
距離:5.5km(+別所川導水分1.2km=6.7km (0.79) )
流域:82.9+20.8+15.2=118.9km2
取水:麻 績川[東条川合流]・別 所川[小仁熊ダム]565m
放水:犀川[平ダム]479m

イマイチな出力なので寧ろ小仁熊ダムの水量も欲しい位である。
小仁熊ダムの下流別所川から導水して別所川や小仁熊ダムの水を利用してみる。

なかなかではないか♪