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徳之島の発電・配電事業

離島ながら流石?政争の島。さして広くもない島内は三つの町に分立している。
人口は合計約2.2万人。

系統図
出典:九電(14.8)[1]

九州電力
<火力発電>
発電所名
出力
ユニット数
出力
種別
その他
新徳之島 21.0
1号機
4.5+0.35
内燃力+排熱汽力
排熱汽力分廃止[2014年以前]
2号機
4.5
内燃力

3号機
6.0
内燃力

4号機
6.0
内燃力

亀津 7.5
1号機
1.5
内燃力



2号機
1.5
内燃力



3号機
2.25
内燃力



4号機
2.25
内燃力

(平土野 へどの)
(2.0)
1,2号機
1.0*2
内燃力
=廃止[2014年以降]

28.5




(出典:[1]・九 電(19.7)[2]九 電(02.6)[3]などよりとはずがたり推定)

<水力発電>
発電所名
事業者など
出力 発電量 その他
秋利神発電所 九州電力 140kW
流込式
徳之島ダム発電所 国 営徳之島用水土地改良事業 438kW 2169MWh/年 流込式・利水方法:ダム放流水・運開:2017.8


578kW

2018年の検証だと573kWとなっていた。
水流不足?

日光エナジー開発㈱
徳之島町山海岸近くのホテル跡の遊休地約5㌶のうち約2・5㌶を賃借して活用。
出力:900kW
2013年3月末の本稼動を目指
年間発電量は約946MWh見込

御船徳之島太陽光発電所
御船ホールディングス
鹿児島県天城町(徳之島)
出力1,990kW
初年度年間予想発電量は約2,312MWh
2014年8月に着工し、2017年3月に運転を開始する予定だ。→2015.4運開
出力1.99MW、容量780MWhという大型のリチウムイオン蓄電池

2018年3月下旬の徳之島の再生可能エネルギー発電設備
種別
出力
PV(高圧) 4,730kW
PV(低圧) 1,805kW
風力 0kW
合計 6,535kW※
(出典:電力広域系統運営推進機関18.4)[4]
※[1]に拠ると既連系量+今後連系予定量=太陽光のみで6,948kW。もう一寸増える見込らしい。

徳之島系統の電力需要(2011年度)(出典:[1])
出典:[1]
概ね24MW程度の発電力が確保出来れば良い(6~9月)。太陽光で7MW。
内燃力は24MW確保するとすると最低でも12MWは発電し続ける必要がある(最低出力が定格出力の50%)。
夏に関して云えばは12MW程迄導入しても無問題と云う事か。

さて問題は12月,3月,4月である。最大が16MWなので最小出力で8MW程で動かす必要がある。となると余りは2MW程しかなくて2MWだけ動かして 後の4.5MW程は止めざるを得なくなる。これはこれで正常な姿なのであるが,まあもっと内燃力を減らせないかと云う事になる。

徳之島に於ける太陽光発電の影響に就いて
●昼間最小から30日目の需要時のシミュレーション(徳之島)
出典:[1]
何故30日目なのかというと年間30日は無条件で止めることが出来るので30日目でも止めねばならないとなると電力がオーバーフローしてしまうことになるので接続を拒否出来ると云う(以前の)ルールからである。

昼間余ってる分を夕方の足りない分に毎日移すバッテリーが欲しい所。昼間曇ってて蓄電出来ないとなったらやおら夕方ピークに向けて内燃力発電を立ち上げれば良い。

電力系統運営推進機関19.6[5]に拠ると2018年度の出力抑制は徳之島はたったの3日だったそうな。未だ未だ全然再エネの導入が足りてないということになるw (種子島なんかは67日だそうな。)
この三日は以下の三日である。3月である。冬場と云う事もあってか水力は小さめ。内燃力は3/13は12MW(=6.0*2),3/27と3/31は10.5MW(=6.0+4.5)。
出典:OCCTO[5]

壱岐では日中一台止めて最低出力を9MWから7.5MWにして下げ代確保した様だ。
島内の蓄電池や発電所の運開を一箇所で運用してもっと最大限活用=内燃機関利用を縮小,出来ないだろうか?