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■奥尻島
(含む江差と上ノ国)

まずは奥尻島の対岸,道南地方の系統図
出 典:北 電(20.7)
基本真っ赤である。。

関 係しそうな系統の空き容量を表に纏めてみる。(出 典:同じく北電:187kV 以上110kV 以下)
番号
路線名
電圧
回線数
設備容量
(100%*回線数)
運用容量値
(MW)
空容量
その他備考
当該設備
上位系統考慮
51
道南幹線
275kV
2
1466
733
0
0
基幹系統
57,58
函館幹線
187kV
2
394
197
0
0
基幹系統
小計



930


これが現在の道央~函館の容量
101-105 江差線 66 2 90 45 0(105のみ15) 0 上七飯・大野系統
111
石崎線 33
1
10
10
10
0

113
鰔川線
66
1
21
21
1
0











上 ノ国が風ノ国と呼ばれる程風況が良い(こん なプロジェクトもあったようだ)場所である。

■稼働中風力発電
発電所名 設置者名
発電容量
(MW)
場所
運開年月
その他
江差風力発電事業
江差ウィンドパワー(株)※ 21.0
(0.75*28)
江差町
2001.11
2002.4
※江差町他2企業
リプレース計画中:21.0(3.4*7機)
江差北風力発電所
江差風力開発(株)※

19.5
(1.95*10)
江差町鰔川など
2010春
2011.4
先ず平野部の5基が運開。引き続き山間部の5基が運開。
2012.8日本風力開発(株)は保有株式をユーラスに譲渡
上ノ国ウインドファーム
㈱ジェイウインド
→電源開発(株)
28.0
(2.33*12)
上ノ国町夷王山周辺
2014.3

上ノ国第二風力発電所
(株)ジェイウインド上ノ国=電発
41.532
(4.3*10)
上ノ国町 2021.9末予
※環境アセスは120.4MW分済
2019.6北海道電力㈱実証試験枠選定分着工

合計
68.5



出典:NEDO電発・函館新聞社・斐田工務店G

江差風力の定格出力も本来は23.8MWであり,2.8MW分は発電できても制馭して電気を捨てざる得ない様だ。また北電の実証実験に漏れた電発の開発分は78.868MWもある。

更にそれに加えて我らが奥 尻島に巨大な地熱賦存がある。以下転記して註記。

バ イオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1082 とはずがたり :2014/06/08 (日) 15:58:35
地 域新エネルギー導入推進体制整備事業
報 告 書-概要版- 
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/000gaiyou.pdf
平成24年2月
北海道 経済部 

(1)後志総合振興局における小水力発電導入に関する取組
(2)檜山振興局における離島の再生可能エネルギー導入に関する取組→奥 尻
(3)上川総合振興局における地熱発電・熱水利用に関する取組→白水沢

1965 とはずがたり :2016/03/09 (水) 18:50:25
北 海道奥 尻町で地熱発電を検討へ 2016年の開始目指す
世界のエネルギー事情 2013年6月10日 10時05分 (2013年6月17日 08時48分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20130610/Energy_5842.html 

北海道奥 尻町、地元民間事業者が、奥 尻島での地熱発電所の建設を検討していることが、6月8日に分かった。経済産業省資源エネルギー庁によれば、実現すれば再生可能エネルギー 固定価格買取制度を用いた、初の離島での発電とな るという。
(参考:新日鉄住金エンジニアリング、霧島地熱の株取得で地熱発電事業を強化へ)

発電所の規模は出力500キロワット程度と なる見込みで、実現すれば人口約3000人、世帯数約1600の島内の消費電力の約25%をカバーできる計算となる。結論を出す時期は未定だが、早ければ 2016年までの稼動を目指すという。
現在奥 尻島は、町が運転する重油火力発電所に電力需要を依存している。もし地熱発電所が完成しエネルギー自給率が向上すれば、重油の運送などにか かる費用が削減され、発電コストが引き下げられるほか、災害で燃料供給が途絶えるリスクも低減できる効果がある。

1966 とはずがたり :2016/03/09 (水) 21:48:24
>>1965
年間1 億7000 万kWh の地熱エネルギー導入ポテンシャルがあるそうだが,25MWの地熱発電で稼働率70%(北電森地熱発電所程)で1億5000万kWh程。それ程突飛な数字 では無いのかもしれない。

宇久島では475MW(→稼働率20%で考えて実効出力95MW程,同15%で71.3MW)のソーラーで50kmの海底直流ケーブル敷設を考えているよ う>>1105な ので,25MWは出力はやや小さいのかも知れないが,こちらは20km程だ。

離島と大都市を結ぶ「高電圧直流」発送電網の敷設
山本 泰弘
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005568096

「人間の安全保障」に対する研究助成による、筑波大学「人間の安全保障/ヒューマンセキュリティ」講座(2014年度第11回 2015年2月14日(土) 筑波大学にて開催)における講義資料 
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=32891&item_no=1&page_id=13&block_id=83
離島と大都市を結ぶ「高電圧直流」発送電網の敷設

4.想定される離島の例
〔中距離〕
・瀬戸内諸島 ・五島列島 ・奥 尻
〔中遠距離〕
・伊豆諸島(→東京・横浜圏) ・奄美群島(→鹿児島) ・琉球諸島(→那覇、台北)
〔超遠距離〕
・小笠原諸島(火山活動が活発な西ノ島を含む) ・南鳥島

火山島として有名な奥 尻島は、年間1 億7000 万kWh の地熱エネルギー導入ポテンシャルがある

2168 とはずがたり :2016/04/10 (日) 17:26:42
>>1965で は「発電所の規模は出力500キロワット程度となる見込み」だったのに…orz
>発電出力は250キロワット
勿論奥 尻の実力>>890>>1082>>1966は こんなもんじゃない筈。

奥 尻に地熱発電所 地元業者が来夏稼働へ
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0256841.html
04/08 07:00

 【奥 尻】檜山管内奥 尻町の石油販売業、越森石油電器商会(越森修平社長)は7日、町内幌内地区に地熱発電所を建設することを明らかにした。6月に着工し、来年 夏の稼働を目指す。資源エネルギー庁によると、離島で再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を用いた地熱発電所は全国初。

 同社によると、発電出力は250キロワッ ト。発電量は一般家庭約500世帯分の消費量に相当する。発電所の稼働に使う電力以外は、FITにより1キロワット時当たり40円で15年 間、北電に売る。売電収入は年間6千万円を見込む。
 
更にで,ある,こんな資料も見つかった。
【補 助事業概要の広報資料】
https://www.enaa.or.jp/?fname=28-86-y.pdf
整 理番号 28-86
補助事業名 平成28(2016)
年 度 離島における地熱資源の活用可能性調査 補助事業
補助事業者名 一般財団法人エンジニアリング協会

2)風力発電所の概略設計 アメダス観測所(奥尻、米岡)の2地点を対象に、NEDOの風況データーとアメダス観測データを用いて発電量を算出した結果、2MW風車の設備利用率は奥 尻地点で43~49%、米岡地点で36%~41%と平均的な風力発電の2倍程度の値が得られ、風力発電は可能と判断された。
風車
項目
奥尻観測所
米岡観測所
東芝
2MW
年間発電量(MWh/y)
8,059.0
6,623.0
設備利用率(%)
46.0
6,623.0
日立
2MW
年間発電量(MWh/y)
7,602.8
6,248.8
設備利用率(%)
43.4
35.7


纏めると
奥尻島の地熱発電賦存…1億7000万kWh=17万MWh →24h 運転として定格出力にすると19.4MWほど。今の所開発されたのは0.5MWを計画していたが実現したの は0.25MW程。いずれにせよ未だ19MW以上 手つかず
更に島の2箇所で2MW級の風車の建設が可能。それぞれ3機ずつ立てても12MW程確保可能
発電量が多い東芝の風車を奥尻・米岡各3機立てるとすると8000*3+6600*3=2.4万+1.96万=4.36万Wh
年間に21万MWhの送電となる。一部は島内で消費されるから20万MWh弱と云った所か。

宇久島で は太陽光は475MW(→稼働率15%程度で71.3MW相当)ので50kmの海底直流ケーブル敷設を,風力は98.9MW(→稼働率20~30%で 20~30MW相当の通常電力源相当)で60kmの海底ケーブルを考えているようなので,20MW程度なら宇久島の風力と同じぐらいかやや小さい位の出力で,一方奥尻島の海底送電距離は20km程で済む。

高コストの離島の内燃力発電を減らす事も出来る。

実現は可能ではないか。

問題は既にいっぱいの系統である。