信濃川・千曲 川 水力あれこれ
29.10.30運開

信濃川水系魚野川

破間川佐梨川(+5.06MW)水無川(+3.0MW)宇田沢川三国川(五十沢川)[+2.6MW]・登川・上流部

支流に適地が一杯ある様に見える。
最上流は東京電力の湯沢や土樽発電所であるが,その下流は東北電力のテリトリー(しま)の様である

~佐梨川~
白洲次郎が開発権をふんだくって行った(というか東電がふんだくって行くのを全力で沮止した,が正確か?)我らが奥只見発電所への入口(奥只見シルバーラ イン)のある谷筋である。
奥只見ダムへ引水とかされてないか慎重に見たが大丈夫そうだ。

この谷筋には一箇所だけ発電所がある。1925年運開の古い発電所で1997年に設備改修を受けているが,流域面積80km2に対して使用水量が 3.34m3/s(流域・水量比4.2%)しかない使用水量の低い発電所である。
これでは立ち行かないので8%位で設計する。

東北電力(株) 湯之谷発電所[水 力
所在地:新潟県魚沼市葎沢
大正14(1925)年1月  :運用開始
平成 9(1997)年4月  :設備改修
水路式・調整池式
認可最大出力:720kW      常時出力:640kW→最大出力:1,370kW[+0.66MW]
最大使用水量:3.34立方メートル毎秒→流域面積80km2を念頭に置けば倍近く,6.4m3/s程度は行ける筈である。
有効落差:26.59m(以前は26.78m)
水車:出力765kW1台→765kW*2台or1500kWに置き換え?
導水路:総延長1251.9m(一部圧力トンネル)
流域面積:80.0平方キロメートル
取水:佐 梨川(調整池)171.80m
放水:佐 梨川142.77m(発電所っぽい建物の前の川の標高は153mもある。放流はもっと下流か?)

発電所直下に取 水堰(151m)っぽいのがあるが潅漑のようだ。


調べると揚水発電所の計画があったけど取り止めになったようだ。どんだけたくさんの揚水計画が日本にあったんだ。。
ポテンシャルとして太陽光や風力発電の導入時に色々使えそうだな。
湯之谷揚水発電所計画の中止並びに
「佐梨川総合開発事業」からの撤退について
平成13年(2001年)9月5日
電源開発株式会社

電源開発(株)は、湯之谷揚水発電所の建設に向けて諸準備を実施してまいりましたが、この度、本計画を中止せざるを得ないとの決定にいたりました。

湯之谷揚水発電所計画につきましては、約10年前の旺盛な電力需要の増勢を背景に、東地域電力2社(東北電力(株)、東京電力(株))におけるピーク需要 対応の広域電源として、新潟県湯之谷村と入広瀬村において、湯之谷揚水発電所180万キロワットを建設し、平成23年度の運転開始を目指し、これまで建設 に向けて諸準備を進めてきたところであります。

しかしながら、東地域電力2社の電力需要は、ここ数年の長引く景気低迷、省エネルギーの進展や負荷率平準化によるピーク需要の伸び悩み、並びにガス冷房や 自家発電の普及増等、需要構造の大きな変化もあり、ピーク需要の見通しを大幅に下方修正せざるを得なくなり、具体的な開発時期が見通せない状況となりまし た。また、電気事業をめぐる様々な経営環境の変化に加え、弊社においても民営化を控え一層の経営効率化を推進する必要がありますことから、東北電力 (株)、東京電力(株)2社と弊社の間において湯之谷揚水発電所計画の取扱いについて協議してまいりました結果、湯之谷揚水発電所計画を中止せざるを得な いとの結論にいたりました。

これに伴い、湯之谷揚水発電所計画は、新潟県が施行主体で進めております「佐梨川総合開発事業」を下池とする一体の計画であることから、本日、同事業から撤退することについて、新潟県をはじめ湯之谷村及び入広瀬村並びに小出町に対し、申入れを行うこととしております。




湯之谷揚水発電計画諸元
項 目 上 池 下 池 その他
河川名 明神沢川 佐梨川
発電方式 ダム水路式、純揚水
流域面積
2.8km2 27.9km2
調整池 上部ダム 下部ダム
有効貯水量 1,580万m3 2,340万m3
発電計画
基準有効落差 400.5m
最大使用水量 540m3/s
最大出力 180万kW(1,800MW)
ピーク継続時間 8hr

佐梨川発電計画諸元・発電計画
項  目 諸 元 その他
水 路(水圧管路) 共同設備 336.5m
発電専用設備 444.3m

有効落差 88.5m
最大使用水量 6.0m3/s
最大出力 4,400キロワット
年間可能発生電力量 1,690万キロワット時 稼働率43.8%

湯之谷発電所が設備改修はあったもののイマイチなスペックで放置されてきたのはこの計画があったせいか?

佐梨川(さなしがわ)ダム[便覧
新聞報道によれば、新潟県は2003(平成15)年1月22日、建設計画を中止する方針を固め、新年度予算に調査費の計上を見送ったという。電源開発がダムを利用する湯之谷揚水発電所の建設中止を決定したことに伴い、ダム建設の費用負担が困難になったため。
左岸所在    新潟県北魚沼郡湯之谷村大字宇津野 
河川    信濃川水系佐梨川
目的:洪水調節・農地防災
堤高/堤頂長:95m/380m
流域面積/湛水面積    27.9K㎡/ha
総貯水容量/有効貯水容量    29500千m3/23400千m3
ダム事業者    新潟県
着手/竣工    1972/

湯之谷P/Sの取水ポイントの調整池(名前未詳)へ放水する発電所を建設する。
取水地点に迷ったが320m付近で取ることにする。

[妄想]佐梨川発電所
出力:4,400kW[+4.4MW]すげえ,俺w上の計画を見ずに妄想したけど(有効落差とかは違うけど)出力が同じやんw
水量:3.7m3/s
落差:144m
取水:湯 の沢佐 梨川(灰の又沢)折 立又沢一 枚小沢セ ンノ沢中 の又沢西 の又沢320m
放水:佐 梨川(調整池)171.80m
導水:10.54km (0.41)・サ イフォン(一箇所:芋川沢)→ぎり

流域:46.3km2→3.7m3/s


すげえ,俺ww 佐梨ダムの流域面積27km2ってことは殆ど俺が想定した取水点がほぼダム建設予定地やんww
320m地点でま一遍ダム建設じゃあ。

計画では使用水量が6.0m/3だったけど流域面積27km2でそんなにはとれへんやろ。。
一方有効落差88mで導水路780mの距離から見るに標高280m地点で発電するのかな?だとすると取水標高は370mとなる。
大体此処で50m以上の堤高のダムを造る計画だったようだ。湛水領域はこんな感じかな?

と云う事で,取水標高370m・水量やや強気(無謀に思えるんじゃが・・)の6.0m3/sで再検討してみるか。

[ダム付妄想]佐梨川発電所
出力:9,200kW[+9.2MW]
水量:6.0m3/s
落差:185m
取水:佐 梨川(灰の又沢)370m
放水:佐 梨川(調整池)171.80m
導水:8.0km (1.15)・サ イフォン(途中の沢を低標高で抜ける)

うひょ~。なかなかですな。出来ればこっちの計画で行きたい。

~水無川~

[妄想]水無川発電所
出力:3,000~4,000kW[+3.0~4.0MW]
水量:2.01~2.63m3/s
落差:183m
取水:水 無川(378m)高 石沢(374m)
放水:水 無川(191.5m)
導水路:7.3km (0.41~0.54)

流域面積(水無川):23.27km2 →1.85~2.3m3/s程度かな?

流域面積(高石沢):3.3km2 → 0.26~0.33m3/s程度か。



~宇田沢川~

[妄想]宇田沢川発電所
出力:2,500~3,100kW
水量:1.6~2.0m3/s
落差:190m
流域面積:
取水:ハ ライ川(325m)広 堀川(335m)
放水:田 川130.8m
導水路:6.7km (0.37~0.46)→やや苦し。。

流域面積:20.36km2 →1.6~2.0m3/s程度かな?


[妄想(規模縮小)]宇田沢川発電所
出力:1,900
水量:1.6~2.0m3/s
落差:145m
流域面積:
取水:ハ ライ川(325m)広 堀川(335m)
放水:宇 田沢川(174.8m)
導水路:6.18km (0.30)→更に苦し。。


水無川と合同案

[合同案]水無川発電所
出力:5,300kW
水量:2.01+1.5→3.51m3/s
落差:183m
取水:水 無川(378m)高 石沢(374m)・追加:
放水:水 無川(191.5m)
導水路:7.3km +延長:7.35=14.65km (0.36)→未だ苦し。。

追加:流域面積(マス沢・ハライ川・屏風沢・広堀川)18.9km2 →1.5m3/s程度


とりまここは保留で。

~三国(さぐり)川~

三国川と書いて「さぐり」と訓(よ)む。その支流にあるのが五十沢川でこれは「いかざわ」と訓むらしい。そして何故か三国川沿いにある発電所に五十沢の名前がぼこぼこ付けられてゐる。。
上流・本流から見て行く。

東北電力株式会社 五十沢第一発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/niigata/ikazawa1/ikazawa1.html
所在地:新潟県南魚沼市舞台
    昭和42(1967)年11月:運用開始
水路式・ 流込式
認可最大出力:10500kW      常時出力: 1800kW
最大使用水量:7.00立方メートル毎秒
落差
    有効落差:178.10m
設備
    水車:出力10900kW1台
      導水路:総延長2977.1m
    導水路:総延長2810.8m
    導水路:総延長2099.4m(その他3本分)
    標高
    取水位標高:605.30m
    放水位標高:421.00m
面積
    流域面積:47.7平方キロメートル
河川
    取水:三国川、下津川、ジャクズレ沢、他
    放水:三国川


http://www.suiryoku.com/gallery/niigata/ikazawa2/ikazawa2.html
三国川(さぐりがわ)ダム
堤高:119.5m、堤頂長:419.5m
標高
      天端標高:439.50m
  洪水時満水位標高:432.00m(サーチャージ)
   常時満水位標高:427.00m
洪水期制限取水位標高:399.50m
    最低水位標高:394.00m
      基礎標高:320.00m
容量
 総貯水容量:27,500,000立方メートル
有効貯水容量:19,800,000立方メートル
   洪水期利水容量: 1,800,000立方メートル(有効貯水容量の内)
 洪水期洪水調節容量:18,000,000立方メートル(有効貯水容量の内)
  非洪水期利水容量:16,300,000立方メートル(有効貯水容量の内)
非洪水期洪水調節容量: 3,500,000立方メートル(有効貯水容量の内)
  堆砂容量: 7,700,000立方メートル
流域面積:76.2km2 湛水面積:0.76平方キロメートル

流域面積増強策:
野中沢6.7km2
近いとは云え流石に狭いか。。

これは下で検討する三国川最奥部の一部を永谷発電所へ流す代替措置。ほぼ同じ面積でダムの機能は維持されるのでは無いか?足りなければ更に五十沢川から取れば良い。


五十沢第二発電所と三国川ダム管理発電施設は同じ場所にあるようだ。どんな運用になってんだ?
合計11.65m3/sの水を使用しているが,折角なら共同発電所にして1号機2号機と同じ位の発電機2台用意すればどっちかが定期点検とかでも柔軟に対応できたんちゃうか?

東北電力株式会社 五十沢第二水力発電所[水力
所在地:新潟県南魚沼市清水瀬
平成5(1993)年2月:運用開始
ダム式・流込み式
認可最大出力:9,100kW  常時出力: 0kW
最大使用水量:10.00立方メートル毎秒
有効落差:107.70m
水車: 出力7700kW1台
取水:三国川[三国川ダム]427.00m
放水:三国川315.10m

三国川ダム管理用発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/niigata/ikazawa2/ikazawa2.html
国土交通省北陸地方整備局
平成5(1993)年2月:運用開始
ダム式・貯水池式
認可最大出力:1,200kW  常時出力:1200kW
最大使用水量:1.65立方メートル毎秒
有効落差:91.00m
水車:出力1200kW1台
流域面積:76.2平方キロメートル
取水:三国川[三国川ダム]427.00m
放水:三国川 315.10m


東北電力株式会社 五十沢発電所[水力
所在地:新潟県南魚沼市土沢
運開:1920.9
水路式・流込式
認可最大出力:1710kW      常時出力: 470kW
最大使用水量:5.57立方メートル毎秒
有効落差:42.45m
水車:2台 総出力2460kW
導水路:総延長1815.8m
流域面積:76.8平方キロメートル
取水:三国川(三国川ダム式発電所直下)314.51m
放水:三国川267.24m


三国川頭首工[三国川267m][信濃川水系
取水量:5.61m3/s→三国幹線用水路(→五城発電所)
河川維持流量:0.30m3/s
取水制限量:0.67m3/s

信濃川水系水力発電所さんが貴重な情報を載っけて呉れている♪
三国川頭首工から取水された水は三国幹線用水路を経由して,農業用水①,水道用水(0.88m3/s),農業用水②等を分けつつ発電した後に農業用水③④に送られ余りは五十沢川に吐水される様だ。(不完全从属分って何だ??)

~五十沢川(三国川支流)~

東北電力株式会社 永松発電所[水力
所在地:新潟県南魚沼市永松
    昭和21(1946)年6月  :運用開始   
水路式・調整池式
認可最大出力:3300kW      常時出力:1300kW
最大使用水量:1.20立方メートル毎秒
有効落差:349.05m
水車:出力3300kW1台
導水路:総延長2436.4m
流域面積:19.9平方キロメートル
取水:五十沢川(永松渓谷)ツボイケ沢割石沢、ヨウガイ沢、他630.24m
放水:五十沢川262.34m

流域面積が从(したが)って水量は少なく,落差で稼ぐタイプの発電所である。
ということで一寸増やしてみる。とはいえ,五十沢にはもう余地無しなので本流の三国川の最奥部から失敬する。
下津川(845m)五十沢川(832m)に2..65kmの導水路。下津川流域は7.1km2。0.56m3/s程取水可能か。


[拡張]永松発電所
水路式・調整池式
認可最大出力:4,800kW[+1.5MW]
最大使用水量:1.20m3/s→1.76m3/s
有効落差:349.05m
水車:出力3300kW1台→増設or交換
導水路:総延長2436.4m+2.65km(+2.65kmで1.5MW。0.56とまあまあ。)
流域面積:19.9km2
取水:五十沢川(永松渓谷)ツボイケ沢割石沢、ヨウガイ沢、他(630.24m)+下津川
放水:五十沢川262.34m


五城土地改良区 五城発電所[水力][水土里][信濃川水系
所在地:新潟県南魚沼市蛭窪
運開:2000.2
ダム水路式・流込式
認可最大出力:1100kW      常時出力: 330kW
発電電力量:7,829MWh/年 
 最大使用水量:5.440立方メートル毎秒
有効落差:24.01m
水車:出力1117kW1台
導水路:総延長1600.8m
流域面積:95.2平方キロメートル
取水:三国川[三国川頭首工]262.80m
放水:灌漑用水、五十沢川237.24m
送電:発生電力6.6KVを33KVに昇圧し、東北電力㈱永松線へ送電


今は三国川頭首工から導水した水を使用しているが,ほぼ同じ標高で永松発電所からの放水もある。こちらも使えば水量を倍に出来る。
1.2km程度の様である。

[増強]五城発電所
ダム水路式・流込式
認可最大出力:1,100kW→2,200kW[+1.1MW]
 最大使用水量:5.44m3/s→10.88m3/s[+5.44m3/s]
有効落差:24.01m
水車:出力1117kW1台→1117kW*2台
導水路:総延長1,600.8m+1,200m=2.8km
取水:三国川[三国川頭首工]・五十沢川頭首工262.80m
放水:灌漑用水、五十沢川237.24m