~南予用水~[水土里] 南予用水事業は、昭和42年の干ばつを契機に愛媛県が昭和45年に南予水資源開発計画を策定したことに始まる。昭和49年に宇和・野村の2町の同意を得て 野村ダムの建設が始まった。南予用水は、野村ダムの水を法華津峠の下を通し、吉田町大河内で北幹線と南幹線に分岐し、北幹線は八幡浜の布喜川調整池と伊方 調整池に通して三崎町まで運び、南幹線は宇和島市内の三浦半島まで配水され、途中から九島へ海底パイプラインにより配水するもので、平成8年度に完成し た。[四 国社会資本] (野村ダムの)取水塔で取水された水は、約6kmのトンネル(吉田導水路)により海岸地域に導かれたあと、南北に分かれた幹線水路(全長約90km)を通 じて宇和島市や八幡浜市・西予市・伊方町方面へ送水され、家庭やみかん畑で使用されています。[国 交省] 布喜川調整池 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2276 https://dam88.info/index.cgi?Sshop=62 愛媛県南予地方はそのリアス式海岸形状から、渇水の地である。それは飲用水のみならず、特産品であるミカン畑の農業用水としても同じことであった。たびた び起こる旱魃被害を一挙に解決したのが『南予用水』と呼ばれる南予全域を覆う水資源供給システムである。南予中央の『野村ダム』を中心とした送水ネット ワークは、宇和島市、西予市はもとよりここ八幡浜市から佐田岬に至るまでのミカン畑を広く潤している。そしてそのネットワークの中で調整池として八幡浜市 にとっての重要な役割を果たしているのが『布喜川調整池』である。 伊方調整池[水土里] 貯水量 89千㎥ 所在地 西宇和郡伊方町川永田 完 成 昭和62年度 東蓮寺ダム[水土里] 貯水量 954千㎥ 所在地 宇和島市吉田町沖村 完 成 平成8年度 |