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小又川水力発電と三菱マテリアル

広域図


出典:三 菱マテリアル

発電所位置図
出典:三菱マテリアル


小又川開発

2019年5月、秋田県で66年ぶりに新たな水力発電所「小又川新発電所」を着工
https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2018/18-1225.html

水力.com[米 代川水系] や三菱マテリアル(発 電所NL) の記述を纏めると以下の通り
運開 最大出力 常時出力 使用水量 有効落差 形式
森吉ダム 1953(S28)年 有効貯水容量:2,690万立方メートル 流域面積:139 平方キロメートル
小又川第四発電所 1953(S28)年 6,808kW 1,450kW 16.50m3/s 48.98m ダム式・貯水池式 2015(H27)年にFIT認定設備として水車(立軸フランシス)・発電機を更新
小又川第二発電所(廃予) 1944(S19)年 1,750kW 1,540kW 5.20m3/s 47.00m 水路式・流込式 当初は河川からの流込式さったが森吉ダム完成後は第四の放流水利用
小又川第一発電所(廃予) 1930(S5)年3月 5,720kW 1,750kW 13.51m3/s 52.86m 水路式・流込式 1963(S38)年に2号機を増設
小又川 新(建設中) 2022年12月予 10,326kW 4.17kW 13.00m3/s 91.50m/94.32m 水路式・流込式 水車容量5,339kW×2台・年間発電量:約48,500MWh
小又川 第三発電所(廃済) 1943(S18)年 水路式・流込式 2000(H12)年に森吉山ダム建設に伴い廃止。
森吉山ダム 2011年竣工 470kW※ 1.30m3/s※ ※ダム管理用電源・有効貯水容量:6,810万立方メートル
東 北:森吉発電所 2011年 11,200kW 0kW 20.00m3/s 63.40m ダム水路式・貯水池式 平均年間発電量:約50,132MWh(5,013万2千kWh)
東北: 小又川(廃済) 1930年 (3,000kW) (5.57m3/s) (69.09m) 森吉山ダム建設に伴い廃止。場所何処だ!?

さて,三菱マテリアルが新しい小又川新発電所(出力約10M・取水量13.0m3/s)を建設中であるが,ニュースリリース(NL) に拠るとそれに伴い古い小又川第一(水量13.51m3/s)第二(取水量5.2m3/s)発電所を廃止して純増としては2.6MW程度になるらしい。と すると小又川第一と第二の合計出力は計7.4MW(=10MW-2.6MW)となる筈だが,調べた所,第一1.75MWで第二5.72MWで合計 7.47MWであった。水力.comさんの情報と上記の東北発電所位置図の情報がズレているが増強してるのかも(此処では会社発表の数字を採択した)

ニュー スリリース読んでも,重複して使えるけどコストの問題で廃止という感じである。新発電所の位置が判らないので利水がどの程度衝突するのか判らないけど折角 の水力発電を廃止するのは勿体ないなあ。。導水路は割りと張り巡らされてるようだし。とは言え重複して26.5m3/sも使えずに発電量は落ちるのかもし れぬ。。
http://maps.gsi.go.jp/#15/40.042286/140.533011/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
特に下流の小又川第一川は水路が2本見えて水量増強して13.0m3/sにした気配がある(恐らく1963年の増強時)。
小又川第一・第二の廃止は勿体ない。小又第二も2本にして水量増やすなり小又第一の水路の一本廃止して出力抑制するなりできないのかな。

も し第二の導水管を一本増やして13.0m3/sにするなら1750kWから4.375kWに+2.6MW増やせる。逆に第一の導水管を1本廃止して使用水 量を5.2m3/s程度に落とすなら第一の出力を2.2MW(減少分は▲2.5MW)程度に抑えられる。この場合,残存水力は4.0MW程になるので,小 又新開発による増分は6.6MWの純増。

廃止後に何処かに売却して手を入れて再開発して貰うと云うスキームで以下の如く成る。
水量増強ケース水量削減ケース現行
最大出力最大使用水量最大出力最大使用水量最大出力最大使用水量
小又第一5,72013.512,2005.205,72013.51
小又第二4,54713.511,7505.201,7505.20
合計10.2673,9507,470