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2020.11.24独立
2020.8.24作成

水窪川水系低稼働率対策②西渡発電所

目次:水窪川概念図 [私案]戸中川発電所 水窪発電所 水窪ダム  西渡発電所 

水窪の山中に導水路を張り巡らせて集水する水窪発電所である。一部は水窪川流域を越えて気田川流 域に及んでゐる。それともろにかち合う西渡発電所のフォローが本項のアジェンダである。
【周辺流域増強図】
上流の水をだいぶ水窪・佐久間に取られてる様子の西渡である。下流域でこまめに取水したい。
出典:電源開 発(株)

西渡堰堤
西渡発電所への取水堰
水窪川
こんな感じ[手当次第]らしい。

西渡発電所
参考文献:[④水 力.com][② 静岡県]
事業者:中部電力
運開:1927年
形式:水路式・流込式
認可出力 最大:2.3MW 常時:0.15MW
最大使用水:3.26m3/s (常時水量:0.21m3/sか?)
有効落差:89.93m
水車:1台
設備稼働率:28.4%(2015 年実績)
流域面積:192.1km2(水窪P/Sと重複)

取水:西渡堰堤[レポ:手当次第]

ここも豊岡発電所同様可成り稼働率が低い。。
水窪発電所からの水は佐久間ダムへ行ってしまうので已む無しな所はある。翁川の水取りすぎるとこっちの稼働率が更にピンチになりそうだ。。上で書いた様に 河内川・相月沢川・門谷川等からの集水がコストに見合えば積極的にやるべきである。


全体として西渡が不良資産になりかねないので気田川の門桁ダムを優先すべきか。あちらは豊岡発電所は不良資産になりかねないけどあちらは石切川からの導水で活用可能である。

歴史
今では稼働率も低いし地味で水窪や佐久間と干渉する邪魔な発電所の印象すらある西渡だけど戦前に於いては静岡県の奥地電源開発の最前線であった。
wikiに 拠ると岡崎を発祥として地盤とする岡崎電灯が成長して三河地区の電力を統合した中部電力(株)という会社があり,戦後の中電と区別して中部電力(岡崎)と書かれることもあるこの会社は電力供給能力の向上に努め,
>中部電力は建設中の段階で同社(第二富士電力)と電力受給契 約を締結し、 出力全部を受電するとともに自社で発電所から自社変電所まで送電線を建設することとなった[46]。1935年3月に湯山発電所は出力2万4000キロ ワットで竣工し、同時に中部電力への供給が開始された。湯山発電所からは、西渡発電所に 至る約43キロメートルの間に77キロボルト送電線が架設され、既存送電線によってさらに豊橋市郊外の玉川変電所へ送電された。上記のように増強された電 源に対して、電力の供給先としては、1934年時点では日本レイヨン岡崎工場(現・ユニチカ岡崎事業所)、日清レイヨン岡崎工場(後の日清紡績美合工 場)、内外綿安城工場などと契約していた。
とのこと。wikiに 拠るとそもそも富士電力は今でもある富士紡(しらんなあ。。)の系列会社だったそうな。
それにしてもこんな所に西渡発電所が出てきて寸又峡の奥地と繋がってたとは!電発の遙か前から佐久間辺りはもっと東と直結してた様だ。
また岡多線の北岡崎に専用線のあったユニチカ,名鉄本線美合に専用線のあった日清紡など迄出てくる始末♪因みに中部電力は名古屋をその地盤の一つとする五 大電力の一つ東邦電力と関係が深く,後に東邦電力に吸収合併されることとなる。名古屋のガス会社は今でも東邦ガスであるが,電力会社は東邦電力ではなく中 部電力として戦後発足している。

また嘗ては2台有った発電機も一台に縮小されてる様子である。
出典:中部電力

この概要のファイル名がnisiwatariとなってるけど地名はにしどみたいだがどっちが正しいんだ?水力さんはnishido派の様にお見受けする。

2号機が撤去されたと云う事は途中の導水管にも余裕があるということで(多分水路をわざわざ狭くする工事はしない。但し一台にして水車を大きくした可能性もあるけど。。),上の図に既に書き込んであるが,西渡にこまめに導水してみる。


相月川導水:
流域:8.3km2  導水距離:0.5km(水窪川渡河) 取水位:210m


佐久間河内川導水…実は佐久間ダムに導水すると云う選択肢もあり得るのが悩ましい所

西渡引水
流域:6.78km2  導水距離:2.4km 取水位:210m


佐久間引水
流域:6.21km2  導水距離:1.76km 取水位:250m


もし建設するなら佐久間ダムへの方が面積はあんま変わらんけどより高いところから発電出来るし水も貯められるしでそちらだな。。

福沢川:
流域:7.6km2  導水距離:1.18km(水窪川渡河) 取水位:207m




水が溢れてるときは無理に増やさなくて良いので出力アップ無し。

以上の検討結果から纏めるとこんな感じ。流域と水量なんかも含めてまあまあいい感じにまとまったのでは無いか?

[増強構想]西渡発電所
出力:2,300kW
水量:3.26m3/s
落差:89.93m
導水:主導水路:4,681.6m 相月支水路:1,764m 福沢支水路:1,180m 合計:7,625m(新設:2,944m)
流域:44.335km2(水窪や佐久間に引水される分を控除)
取水:西渡堰堤(水窪川)相月沢福沢川
放水:天竜川(106.43m)