電 力総研 水 力あれこれ
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
2020.09.15作成
2021.05.25修正
22.01.28リプレース

君ヶ野ダムと八手俣川の電源開発

1.概要 ( 流域図利水量水需要の動向)  2.利水・治水施設 ( 君ヶ野ダム ・ 竹原発電所 )  3. 電源開発検討

今の所,同じ八手俣(はてまた)川の水を使い近所に位置しながら無関係な顔をしている君ヶ野ダムと中(部)電竹原(水力)発電所。
中(国)電管内にある竹原(石炭火力)発電所と一寸被る♪

2020年の夏休みに大井川上流を徒渉したのを一つの直接的なきっかけとしいて9月頃にこの水力趣味始めて直ぐの当時電力趣味が昂じてた私がこの頁作成に 際して引き合いに出したのが中電竹原の言葉遊びであるが,半年程拗らせた21年5月今なら近所に位置しながら無関係な顔をしていると云えば長島ダムと奥泉発電所生田発電所と小渋ダム日吉ダムと新庄発電所(と世木ダム)とか水力ネタが色々出てくる。小渋ダムでは発電してるし長島 も日吉も自家発電はしてるけど。

当時の素人っぽい記述に今では恥ずかしくなるが(今は今で鬼気迫る恥ずかしさはあるのが判る),面倒くさくて修正作業迄してられなかった。だいぶ全国を罔 羅して冷静になった22.1に更に手を入れて見る。 

1.概要    
1-1.流域図  1-2.利水量  1-3.水需要の動向

基本資料:雲出川の状況
https://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/pdf/kumozu-3.pdf
https://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/pdf/kumozu-5-05.pdf

1-1.流域図    
出 典:国交省
 

1-2.利水量   

目的 件数 最大取水量
(m3/s)
備考
発電用水 1 1.1100 竹原発電所
水道用水 5 1.4111 津市,三重県
工業用水 3 0.6300 三重県他
農業用水 許可 66 19.6344 潅漑面積
約4,400ha
慣行 194
その他 許可 5 0.2390
慣行 6
合計
280 23.0450
2005年12月現在

1-3.水需要の動向   
(1)農業用水  (2)水道用水  (3)工業用水

基本資料:国 交省河川局 (2006年) 「雲出川水系河川整備基本方針 流水の正常な機能を維持するため 必要な流量に関する資料(案)」

(1)農業用水(潅漑用水)  

 「水資源総合利用の基本方向」では、雲出川流域では、戦後、緊急開拓事業の一環として、県営雲出川沿岸用水改良事業が実施され、概ね 需要量は満足されているが、近年の水利用形態の変化に伴って期 別的な水需給にアンバランスが見られることから、既得水利権の見直しの中で水利用の効率化、安定化(発電用水への転用可能性は どんなもんだ?)を図るものとしている。

表 3.2  県営雲出川沿岸用水改良事業の概要                                     
受益市町 津市他1市4町(計画当時)
潅漑面積  2,762ha 
最大取水量 9.72m3/s
事業年度 1950(S25)~1966(S41)年度

(2)水道用水  
 「水資源総合利用の基本方向」では、雲出川流域を含む中勢地域は、新たな水需要が見込まれるものの、地域内での新たな水 源開発の可能性は低いことから、北勢地域を中心とした他地域からの導水により水源を確保するものとしている。

 …増加する需要に対応するため、平成10 (1998)年度より長良川河口堰を水源とする北中勢水道用水供給事業(中 勢系長良川水系)により津市他1市に一部給水を行っている。

(3)工業用水  
「水資源総合利用の基本方向」では、雲出川流域を含む中勢地域は、工 業用水としては君ヶ野ダムを水源とする中伊勢工業用 水道により供給されており、給水能力に余裕があるこ とから、新規の水需要については既存の中伊勢工業用水道で対応するとともに、津市北部地域などの需要発生地域によっては、必要に応じて北伊勢工業用水道 ※)から供給することも検討するものとしている。

表 3.4  中伊勢工業用水道事業の概要
事業名 給水区域 水  源 給水能力
 (m3/日)
契約給水量
(m3/日)
給水開始
年月日
その他
中伊勢工業用水道 津市 雲出川[君ヶ野ダム]
(50,000)※
33,000 
19,690 1971(S46).5.1 取水:笠 松頭首工(木造取水所笠松と木造は同じ 場所っぽい)0.625m3/s 
北伊勢工業用水道 4市2町(桑名市、四日 市市、鈴鹿市、津市、朝日町、川越町) 員弁川、 長良川、木曽川(岩屋ダム)



出典:三重県企業庁
・※給水能力の(  )内は全体計画量を,給水開始年月日は一部給水の日を表す

2.利水・治水施設   
君ヶ野ダム  竹原発電所

ダム名:君ヶ野ダム[三 重県][便 覧][場 所(天端162m)]
事業者:三重県
目的:治水・水道・工業用水・不特定利水
流量維持放流:0.07m3/s(ホロージェットバルブφ250から放水)
治水・利水:ホロージェットバブルφ900から放水。
流域面積/湛水面積     80km2 ( 全て直接流域 ) /80ha
総貯水容量/有効貯水容量     2,330万m3/1,970万m3
着手/竣工     1964/1971





名称:竹原発電所[水 力]
事業者:中部電力(株)
運開:1922.10[北勢電気(株)]
水路式・流込式
認可最大出力:700kW/ 常時出力:190kW
最大使用水量:1.11m3/s
有効落差:83.39m
取水:八 手俣川(171.67m)こ この沢(169m)では取水してないのかな??
放水:雲 出川(83.57m)


真見用水(慣行)0.08m3/s[場 所(76.1m)]

家城川口用水(慣行)1.55m3/s[場 所(72.4m)]

大仰井堰1.006m3/s

井生(いう)井水井堰(慣行)0.329m3/s[場 所(29m)]

高野頭首工[場 所(20m)]→中勢水道(1.019m3/s)・高野用水(1.84m3/s)

3.電源開発検討    
3-1.井生発電所構想   3-2.雲出川ダム構想

これから必要なのは只管(ひたすら)調整力である。
流込式の竹原は廃止!君ヶ野経由の調整池式に変更!する。

3-1.新発電所建設構想    
■集水強化
<取水堰>
雲出川:元 小西付近(151m) …2m3/s程度?・上流に更にダム作 るなら不要か?
中村川:飯 福田(いぶた)川合流点付近(147m)…2m3/s程度?

<発電所>
仮称:井生発電所
最大出力:6,800kW(+6.1MW)
最大使用水量:8m3/s…流域面積80km2あるし,余ってる水量があるか不明だが,竹原発電所1.1m3/s・雲津川2m3/s・中村川2m3/s・ 下流水利権への放流水(君ヶ 野ダムの水を利用してるか不明だが中勢水道(1.019m3/s)・高野用水(1.84m3/s)他)等を積み上げればこれくらいは直ぐ行けそう。。
有効落差:102m
取水:君ヶ野ダム(125m位?)
放水:雲 出川(23m)[高野頭首工直上付近]

10m3/s位に出来れば8,500kWに出来る。一応紀勢の多雨地帯ではあるけど。。

3-2.新発電ダム建設構想   

例えばこ の辺に発電用ダム(仮称:雲出川ダム)を造ると標高200m(余り高くない・・)・(直接)流域面積63km2位のダムを建設出来る。場所はこ んな感じ。無人の渓谷なので県道の立ち退きだけで行けそう♪とはいえ殆ど乗客が居ない癖に金満JR東海が所管してるってだけで存続している名松線 が只管邪魔だなあ。。ダム建設で地元にお金落とすのは廃止と引き替えしたい。。

差し当たってはダムは考えず先ずは取水のみ検討してみる。計測してみると直接流域63km2。そこそこ広いので6m3/sは期待したい。
とは云え標高200mから君ヶ野ダム(145m付近)では有効落差が精々50m台である。推計してみると2.6MW程度だった。流石に小さい。

水量よりも落差が足りないっぽい。波 篭(はこ・233m)付近でやってみる。33mも標高は上がったけど面積は余り減らず58.4km2。5.5m3/sは行けそう。

途中の島ヶ 上川より集水。2.98km2,0.2m3/s程度。

ここまでで結構水量を確保出来たが,今回は老ヶ野川は遠くなったが代わりに八手俣川・北小坪谷川からも導水可能となる。 結構近い上に広い,47.5km2。4.5m3/sは行けるだろう。


仮称:君ヶ野発電所
水路式・流込式
最大出力:7,400kW[+7.4MW]
最大使用水量:10.2m3/s=5.5m3/s+0.2m3/s+4.5m3/s
有効落差:88m
導水:本導水路9.0km
取水:雲出川(波篭)・島ヶ上川・ 北小坪谷・八手俣川 233m
放水:八手俣川[君ヶ野ダム]145m

まあまあだな。

まあ何千億も原発に入れ込むよりは国益に資する筈だ。