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安倍川水力開発
1.安倍川発電所 2.増強プラン(安倍川発電所増強新安倍川発電所梅ヶ島発電所)

ダムがない珍しい川だった安倍川であるが水力発電の可能性が無かった訳では無い。
中電としても支流の藁科川に小さな発電所が2箇所程保有しているが,今回,中部電力が本流に7MW級の水力発電所の建設を決めたことは大きな一歩である。
その前後に可能性が広がるでは無いか!

先ずは安倍川発電所の概要を述べ,その前後(下流と上流)に新発電所の適地を探ってみる☆

1.安倍川発電所   

中 電のNLに拠ると概要は以下の如し。

【計画概要】
発電所名 安倍川水力発電所
所在地 静岡県静岡市葵区
水系・河川名 安倍川水系・安倍川
発電/運用方式 水路式/流込式
発電出力 7,100kW
最大使用水量 7.00m3/s
有効落差 約121m
想定年間発電量
(想定設備稼働率)
約3,800万kWh
(61.1%)
CO2削減量 年間18,000トン程度
運転開始予定
(着工予定)
2022年度
(2019年度)

発電所概略位置とえん堤設置予定箇所現況写真[中電:PDF:384 KB]


一番大きい収穫は最大使用水量と設備利用率より,7m3/sが比較的安定的に取水出来そうと云う点である。
静岡県なので冬期は渇水することが見込まれるものの設備利用率61.1%はなかなかである。夏場4~10月迄7m3/sとして稼働率61.1%とすると冬場11月~3月は殆ど発電出来ないとなってしまうけど。。

2.増強プラン 
安倍川発電所増強新安倍川発電所梅ヶ島発電所

2.1 安倍川発電所本体増強

藤代堰堤[標高420m]
有東木堰堤[標高420m]
(名無し沢)堰堤[標高422]
辺りにも取水堰作ってもう一寸強化できんかやあ??

全部で3箇所併せて1m3/sでも取水出来るとすると最大利用水量を8m3/sに出来て,それに応じた出力も
8.1MW(+1MW増強)位には出来そう。
まあ新品の水車を直ぐに作り替えるのは勿体ないから2,30年後のリプレースの時の課題か?

2.2 新安倍川発電所(仮称)建設構想!

安倍川発電所の直下に取水口(仮称・渡本取水口
・標高282m)を建設して下流で発電するものである。
発電所は中河内川との合流点付近[標高156m]まで持ってきて発電かましたい。安倍川側に発電所に適した敷地が無ければ中河内川側に建設するのもありだろう。

高低差は矢張り130m程あるので,支流の
中河内川のこの辺[標高284m]からも取水して使用水量9m3/s位に増やして9.5MW位はいけんちゃうか。


2.3 梅ヶ島発電所(仮称)建設構想!

発電所は安倍川発電所の取水口(仮称・安倍川堰堤)に近い
ここら[標高355m]を想定するのが自然であろう。

取水は以下の3箇所ほど
藤代堰堤(仮称)[標高502m]
関の沢川堰堤(仮称)[標高501m] 沢名はここ(宝月の滝の存在)とここ(滝のある沢の名)より。
孫佐島(まごさじま)堰堤(仮称)[標高500m]
で行けそう。

安倍川発電所の取水口地点と比較して取り逃がす支流は三郷川と濁川だけなので,使用水量は6m3/sは行けるであろう。

標高差145mとまずまず。
想定発電容量は6.1MWってとこ。

関の沢川堰堤辺りをダムにして調整池作りたいけど巾広い安倍川本流を堰き止めるだけで結構水は貯められそう。

関の沢川


孫佐島堰堤のダム化

孫佐島堰堤は梅ヶ島ダムとでもして孫佐島聚落が沈まない程度(高台にありそうなので多分大丈夫)に川原一杯に貯水するのも手かも。
巨大ダムを建設する代わりに梅ヶ島東堰堤と孫佐島堰堤に分散して貯めるのである。

この2箇所で水流を調整と云うか雨水を一旦貯められると水量を調整出来て稼働率も上げられよう。