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吉野川下流域支流[+10.9MW]
穴吹川・貞光川・鮎喰川②吉良発電所と穴吹川開発

吉野川中下流域の河川ども。本総研でも色々検討した。
穴吹川概要・穴吹川開発(①奥穴吹ダム→木屋平P/S[+3.1MW]②木屋平→吉野川方面)
・半田川(吉良大改造で一寸取扱)
・貞光川(吉良[+1.9MW]切越大改造)
・鮎喰川(穴吹②に関連して本頁で検討)

残る課題は[1]穴吹②の終点を何処にするのか,[2]貞光川で吉良の下で開発余地,[3]鮎喰川の開発余地などである。

課題[1]穴吹②に関しては終点(発電所設置店)は②-(i)76m地点辺り,②-(ii)吉野川の畔貞光付近,②-(iii)吉野川の畔(ほとり),山川付近などが想定され得る。

②-(i)と②-(ii)を穴吹川の項で検討してみ た(②-(i)は穴吹発電所(案)②-(ii)は貞光吉野川発電所(案)が)がまあまあではあるけど(i)は導水路が長くなる割りには増加分はパンチに欠けるし,②-(ii)は残る中間区間が未開発で残されてしまうし,でしイマイチで あった。。

此処で②-(iii)を検討してみる。
330m程であわよくば鮎喰川水系からも導水可能かも知れぬ。

…と,色々検討してみた結果,どれも333mと云う高度がイマイチで,250m付近に標高を落として鮎喰川系統のみでやった方が良さそうであった。詰まり[1]を検討してたら[3] が出来てしまったのである。

さて残りの[1][2]であるが鮎喰川が単独で行けたので逆に定まった。穴吹と貞光(吉良)の統合である♪

[1]の穴吹②の発電所を吉良と同水準の85m水準に設けて,両者の放流水+αを併せて吉野川の畔に持ってけばOKじゃあないか!!
と云う事で穴吹発電所の位置が決定。x=85だ。

<1>此迄の検討で判明している吉良発電所増強に関してのまとめはこちら

<2>これに奥穴吹ダムからの標高700mの水をどうやって繋げるか,が鍵。

<3>木屋平~市初(はな)の水は鮎喰川で使う件に関してはこちら

これらを併せると

<A案>
<<1>>奥穴吹ダムからの水は●木屋平発電所で発電後,直ちに取水して,その後吉良発電所と同じ標高の穴吹川で発電(●穴吹峡発電所)
<<2>>●吉良PS放水の貞光川と穴吹峡PS放水の穴吹川から取水して吉野川付近で発電(●穴吹三島発電所)
が思いつく。→A案

穴吹川は上流部で奥穴吹ダム,中流部で鮎喰分水しているので,これ以上開発せず清流をそっと取っておくと云うのも見識である。その他色んな計画(三俣谷での貞光分水とか市初での鮎喰分水)とも干渉する。また発電所が4箇所にもなり固定費用が掛かる。
その場合,

<B案>
<<1>>奥穴吹ダムからの水は一旦木屋平に運ばず,北上し発電後,吉良への発電系に直接放水(●三俣谷発電所)
<<2>>吉良の発電所の下にもう一つ発電所を建設して吉野川に注ぐよりは,吉良を吉野川付近に移転と云うか吉良も廃止して吉野川付近に発電所新設(●吉野川貞光発電所)する

がソリューションになりそう。→B案

<A案>

穴吹峡発電所
取水:穴吹川
有効落差:333-x m → 230m
使用水量:3.71m3/s(=0.22+0.45+0.54+1.5)→取水:4.02m3/s
最大出力:?kW(=9.8*2.71*(333-x)*0.85) →8,300kW[+8.3MW]

落水させるのに必要なポイント探しに手間取り結局穴吹川100m地点にした。
導水路の距離は13kmと云った所である。


木屋平から取水しているのでこの場合鮎喰ルートへの穴吹分水は無し,となる。

吉良発電所[国 土地理院(85m)][goomap]
取水:貞光川
想定増強最大出力:3,700kW[+1MW]
最大使用水量:4.9m3/s
有効落差:92.78m

穴吹川方面と併せるので二重投資になるので吉良の穴吹川方面等からの取水はないケース(あ)となっている事に注意。

さてこの場合両発電所の放流水を取水して途中で取水しつつ下流にもう一箇所発電所を造ることになる。


見恵頭谷川[河川名][場所(96m)]
集水面積9.1km2 取水量…検討中0.3m3/s位?



黒子野谷[河川名][場所(94m)]
集水面積5.9km2 水量…検討中0.18m3/s程度?


渕名谷川[河川名][場所]
集水面積6.1km2 水量…検討中0.18m3/s程度?


山間部なので貯留可能かも。

底面積20,398m2で高さ40mの錐だと仮定すると体積は27万立米。渕名谷の取水量も増やせそう。0.4m3/s程度にしてみる。

こいつらから取水+αして

穴吹三島発電所
最大出力:4,300kW以上 4,600kW程度か
使用水量:9.77m3/s以上 (穴吹側4.6+貞光川6.5)11.1m3/s程度か
有効落差:50m
放水:吉野川(30m)
導水管延長:15km程 (4.6MWで0.306。これは保留だな。)

結局,+5.3+5.4+3.9程度=14.6MW程度


出力取水放水有効落差使用水量集水面積導水管延長
舞山発電所24.2MW貞光川・新明谷Dm(470m)他吉野川[舞山](55m)410m7.1m3/s
20km超
木屋平発電所3.1MW奥穴吹Dm(709m)穴吹川(333m)368m1.16m3/s14km210km
穴吹峡発電所8.3MW木屋平PS(333m)穴吹川(100m)233m3.71m3/s
13km
吉良発電所3.7MW土釜・半田川等(189m)貞光川(89m)100m4.90m3/s

穴吹三島発電所4.6MW吉良PS/穴吹峡PS(89m)他吉野川[穴吹]50m10.64m3/s
15km
山川発電所5.3MW鮎喰川他(250m)吉野川[川田](28m)215m2.97m3/s58.5km214km

45.1MW
本項(+18.2)






吉良もイマイチ中途半端でなんとかしたい。

と云う事で<B案>貞光発電所案である。

吉良を廃止して吉野川沿いの貞光に大きめの発電所を建設するプラン。

三俣谷P/Sを此処180m地点に設置。

ここから一気に吉野川(48m)迄水を送って発電する。

三俣谷には三俣谷発電所を建設する。奥穴吹で検討した②案に近いが発電場所がもっと上流となる。
凡そ10kmの旅である。

三俣谷発電所
有効落差:520m
取水施設名 距離 累積距離
流域面積 水量 累計水量
最大出力
川原谷堰堤 9.09km(奥穴吹から) 19.15km
3.52km2
0.3m3/s
1.6m3/s
6,900kW
尾根又谷堰堤 2.92km(〃) 12.98km
3.21km2
0.3m3/s
1.3m3/s
5,631kW
奥穴吹ダム 10.06km(三俣谷迄) 10.06km
10.02km2
1.0m3/s
1.0m3/s
4,331kW
それぞれ何処迄取水するかと出力の関係。それぞれ何処迄取水するかと出力の関係。
流石に倍増するのはなあ。。此処で検討。

水量検討
(い)合計部分が半田川に加え中谷や三俣谷を加えた場合。
河川名
流 域面積
推定可取水量
導水路
延長
(全体)
(除上流部) (全体)
(除上流部)
高清谷川
3.7km2
0.2m3/s 5.4km
東谷川 3.1km2 0.2m3/s
半田川
29.3km2
18.3km2 1.8m3/s
0.9m3/s
貞光川
99.1km2
39.9km2 9.9m3/s
3.8m3/s
3.05km
小計
131.5km2
61.3km
11.9m3/s
4.9m3/s(あ)
8.45km
中谷
6.0km2
0.4m3/s
6.9km
三俣谷
24.9km2
2.0m3/s
合計
166.1km2
95.9km2
14.5m3/s
7.5m3/s(い)
15.45km



導水管16km程度。

貞光発電所
最大出力:9,600kW
有効落差:132m
最大使用水量:8.8m3/s(=7.5+1.3)
導水距離:16km (0.60)

うん,こっちの方がいいなあ~。
導水路に対する出力の関係も山川は控えめに計算しているのを水量倍増させたりすると14kmに対して10MW程度は行けそうである。

出力取水放水有効落差使用水量集水面積導水管延長
舞山発電所24.2MW貞光川・新明谷Dm(470m)他吉野川[舞山](55m)410m7.1m3/s
20km超
切越発電所
(▲4.5MW)



(▲2.78m3/s)


奥穴吹発電所9.25MW
奥穴吹Dm(709m)三俣谷(180m)520m2.2m3/s
km222km
吉良発電所
(▲2.7MW)



(▲3.80m3/s)


貞光発電所9.6MW三俣谷PS・中谷・土釜・半田川等(180m)吉野川[貞光](48m)132m11.0m3/s

16km
山川発電所13.6MW鮎喰川他(250m)吉野川[川田](28m)215m6.47m3/s58.5km214km


本項
52.15MW
(+43.95MW)
(+18.85MW)



26.77m3/s
(+20.19m3/s)
13.2m3/s


まあ現状は吉良2.7MW・切越4.5MWの計7.2MWだったのが45.1MWになるのだから大増強ではある☆
導水路は長いが発電所は4箇所と絞られた。発電所2箇所のこの系列が一番発電量少ないのが一寸納得いかないけどまあ概ね満足である♪
(②の本項,よりも後に完成しており)これで貞光川穴吹川と始まった(吉野川中下流域篇は表紙は未だだけど)一旦完成としたい。