電 力総研 水 力あれこれ
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20.10.05運開

渡川(四万十川)の発電所

四万十川ブランドは私も認めざるを得ない。
とは云え宮廷公家藤原氏最高格の五摂家の直接の流れを汲む土佐一条氏が栄えた中村市が四万十市みたいな気持ち悪い名前になってしまったのは最大限の失望と遺憾と不満を表明せざるを得ない。
清流イメージなんぞ糞喰らへだ。本項では抗議の意味を込めて渡川で行く。大して綺麗でも無い(まあ勿論決して汚くはない)ようであり,要するに田舎で開発が遅れただけの川である。

四万十川[wiki
「日本最後の清流」といえば、「四万十川」を想起するほどに有名になっているが、河川法上では1928年から1994年まで「渡川(わたりがわ)」が正式 名称だった。1896年(明治29年)の旧河川法により、1928年(昭和3年)11月1日に「渡川」を法律上の公式名称に採用。1964年(昭和39 年)の新河川法でも「渡川」だったが、1994年(平成6年)7月25日に「四万十川」と改名された。河川法の一級河川名称変更はこれが初めてで、これは 「四万十川」が「日本最後の清流」として、全国的に有名となり認知されているという実情によるところが大きい[5]。しかし高知県内では、知名度では劣る ものの仁淀川の方に水質では軍配が上がる。

さて,開発が遅れた渡川であるが,決して水力発電が立地してない訳では無い。そこそこある。

(源流)

松葉川発電所[水力
四国電力(株)
運開:1925[四国水電]
最大出力:320km 常時:150kW
最大使用水量:1.50m3/s
有効落差:29.39m
流域面積:144km2
取水:渡川(266m)
放水:渡川(232m)…発電所より少し下流かも。

<この間開発余地>…14km程度の導水管で50m程の落差を造れる
と云うか松葉川PSそのものも小さすぎるし増強余地ありそう。。如何にも古い感じのスペック(諸元)である。

うねうね蛇行しながら源流から湧き出た渡川は窪川付近で海に近づく。(この窪川も四万十町になってしまった。怒)
但しここから大迂回をして海へ到達するのは未だ未だ先。

所が,先走って一部は海へ向かう。

佐賀取水堰(家地川ダム)(175.76m)[幡多と中村
堤高:8m
取水量:12.52m3/s→佐賀発電所(15,700kW・常0kW,落差147.30m,導水路:約7.2km,放水:伊与木川13m)

さて,此処で最大12.52m3/sを失うしm…失敬,渡川であるが,未だ支流を集めて順調に下って行く。
とはいえ一時は水返せの反対運動も盛り上がったのだそうな。。この先の開発妄想も慎重に行かねばならない。。

~梼原川~

この先で渡川に合流する梼(ゆす)原川は電源開発が進んでゐる。

山子(やまご・川口)ダム[山と森]
四国電力(株)
取水堰
取水量:6.50m3/s
堤高/堤頂長:7.3m/63.8m
 
梼原川第一発電所[水力]
四国電力(株)
運開:1939.7
水路式・流込式
認可最大出力:1,550kW  常時:330kW
最大使用水量:6.50m3/s
有効落差:30.20m
導水路:総延長1184.7m
流域面積:149.4km2
取水:梼原川[川口ダム]360.10m
放水:梼原川326.50

初瀬(はつせ)ダム[便覧]
四国電力(株)
目的:発電
堤高/堤頂長:23m/112.5m
取水量:15.62m3/s
流域面積/湛水面積: 171.2km2 ( 全て直接流域 ) /21ha
総貯水容量/有効貯水容量:145.4万m3/112.1万m3
着手/竣工:1935/1937
水系:梼原川(311m)

梼原川第二発電所[水力]
四国電力(株)
運開:1937.2
ダム水路式・流込式
認可最大出力:6,000kW  常時:720kW
最大使用水量:15.62m3/s
有効落差:48.25m
導水路:総延長1514.4m
流域面積:171.2km2
取水:梼原川[初瀬ダム](319.0m)
放水:北川(256.8m)
          
梼原川第三発電所[水力]
四国電力(株)
運開:1930.12[梼原水力電気]
水路式・流込式
認可最大出力:2,800kW  常時:1,200kW
最大使用水量:7.79m3/s
有効落差:41.80m
導水路:総延長1067.1m
流域面積:305.4km2
取水:梼原川255.40m
放水:梼原川209.70m

津賀(つが)ダム[水力]・[便覧
四国電力(株)
目的:発電
堤高/堤頂長:45.5m/145m
流域面積/湛水面積: 381km2 ( 全て直接流域 ) /139ha
総貯水容量/有効貯水容量     1,930万m3/1,400万m3
利用水深:15m
着手/竣工: 1939/1944
取水量:23.91m3/s
送水先:都賀発電所(1・2号機)


津賀発電所[水力]・[nef
四国電力(株)
運開:1944.4[渡川水力(株)]
ダム水路式・調整池式
認可最大出力:18,650kW    常時:5,860kW(3号機は1.15m3/s・330kWだとすると1・2号機は5,530kW程度となる。)
 1・2号機:18,100kW
 3号機:550kW
最大使用水量:23.91m3/s
 1・2号機:22.00m3/s
 3号機:1.91m3/s ←(河川維持流量)
有効落差:
 1・2号機:96.00m
 3号機:37.10m
導水路:総延長6335.8m
流域面積:385.6平方キロメートル
取水:梼原川[津賀ダム](213.00m)
放水:渡川(105.40m)

津賀発電所では、ダムから発電所放水口までの延長約22Kmが減水区間となっていたが、1989年の水利更新時に、減水区間における河川環境の改善・回復 を目的として河川維持流量を放流することとした。また、1998年4月には、これまでのダム洪水吐ゲートからの放流をダム直下導水路トンネルから放流する ため対策工を完了させるとともに、維持流量(1.91m3/s、有効落差:37.1m)を活用した当発電所3号機を運開させている。[nef

「津賀ダム検討会(1988年12月-1989年2月)」において、河川維持流量については、「津賀ダム検討会」での審議において、減水区間における景観 および水生生物への影響を主に考慮すべきとの確認を行うとともに、学識経験者の意見および試験放流の結果を踏まえ、…見解が示された。…この結果、河川維持流量は1.15m3/s(0.3m3/s/100km2)とし、4月1日から9月30日までの間については上乗せ放流量として0.76m3/s(0.2m3/s/100km2)を加え、1.91m3/sの放流を行うこととなった。(1989年4月から実施)

型式上上のように纏めて一箇所にある様に書いたが3号機は津賀ダムに附属してあるということであろう。

<以下開発余地有り!>

と勇ましく導水路を這わせようとしたがまあ[幡多と中村]といい[nef]といいなかなか厳しい水力発電を取り巻く環境に萎え気味である。。

発電所が立地するであろう下流方面へ弯曲する98m地点辺りで22.00m3/sを取水してがつんと下に送ろうかと思ったけどそんな雰囲気では無さそうである。。

一応20km程送れば標高6.4mの場所に送れて,水量がマックスの22m3/sだとすると大凡15,327kWが得られるw

例えば82.5m地点から此処(6.3m)迄ほぼ一直線に結んで21.7kmである。

水量が増えそうなこの辺(40m)で取水してやはり彼処(6.3m)で発電すると導水路距離も大して短縮できず19km。水量は一寸ふやして12m3/sにしてみる

[妄想]中村発電所
最大出力:3,000kW
有効落差:30m
最大使用水量:12m3/s
導水路延長:19.2km

一寸厳しいかなあ。。

色々距離と高低差を調べて一箇所よさげな場所みっけた。この辺を中心に微調整。

[A案]江川崎発電所
出力:6,800kW
水量:15m3/s
有効落差:55m
導水路:10.5km
取水:この辺(88m)
放水:この辺(28.8m)


[B案]江川崎発電所
出力:5,300kW
水量:15m3/s
有効落差:43m
導水路:8.2km
取水:この辺(85m)
放水:この辺(37m)

折衷案。

[折衷案]江川崎発電所
出力:6,400kW[+6.4MW]
水量:15m3/s
有効落差:52m
導水路:9.5km
取水:この辺(85m)
放水:この辺(28.8m)

まあこんな所だな。気運が高まればこの下に水量増やしてもう一箇所ぐらい造れるかも知れぬ。