年平均降水量の分布 天竜川流域は、3,000m級の山岳地帯から太平洋の平野部まで南北に長い地形のため、流域の気候には大きな地域差があります。天竜川上流域は内陸性気 候のため、年間降水量が約1,200~1,800mmと少ないのに対し、支川の源流域では約1,400~2,800mmと多くなっています。 出典:天竜川上流河川事務所 |
天竜川水系年平均等雨量線図 流域の年間降水量は、上流域は内陸性気候のため約 1,200~1,800mm と少ないが、支川の源流である中央アルプスや南アルプスでは約 1,400~2,800mm と多く、中流域は山 岳地形のため南からの暖湿気流の上昇により 1,800~2,800mm と多い。下流域は典型的な太平洋側気候のため 1,800~2,000mm となっている。 出典:国 交省河川局 |
中
電:豊岡発電所(→
諸元)
▲ 放水位:233.03m/取水位:467.58m 水窪も低稼働率に喘いでいる(2015年:27.3%)様に見えるけど門桁 (8.5m3/s)からどの程度取水してるのか? 流水量は1km2辺り年間300万m3・堰での取水率は5/12とすると巧く行くようである。(この辺参 照) 瀬戸ノ沢・門桁…56.8km2 推定流水量…1億7,000万m3/s 推定取水量(5/12)…7,100m3/s 流下水量…9,900万m3 豊岡堰堤独自…8.3km2 流水量追加…2,490万 累積流量…1億2,300万m3/s で,5/12はガチの堰で,豊岡みたいなゆるふわというかゆるふる(古)な堰は1/3程度ってとこである。 いずれにせよ1億2,300万ってことは逆算すると4.1m3/s程度相当ってことになる。4.1m3/s相当となると現行の 水利権:4.647m3/sはそんなに変でもないのか。。 稼働率と使用水量
2015年度実績 稼働率:28.0% 出典:静 岡県 2016年実績 稼働率32.2% 出典:静 岡県 2017年 稼働率:24.8% 出典:静 岡県 2009~2017年度 平均設備利用率:21.8% 出典:静岡県 概ね7,000万~1億トン程度のダム通過流量(=堰堤放流量+発電使用水量)の様である。2014年の堰堤放流量0万m3は機械の故障かなんかか? 2011年はとんでもない量が通過してるけど,濁流で指を咥えて流れていくのを見ていただけっぽい。 2015年3月なんかは効率的に(1.4百立米しか放流せずに)4.8百立米使い切って発電しているのに同じく4月や12月は何やってんだ? めっちゃ発電量少ないのに結構放水しちまっている。。流込式で殆ど溜め込み出来ないから一気に流れる時に流れて後は川が干涸らびてたってことか?? と,そもそも今,門桁取水口にいる1m3/sの水を考える。下流のことも考えるとルートは二通り 水窪ルート:門桁取水堰→水窪発電所[1.887MW発電](取水 位:505m)→佐久間ダム→佐久間発電所[1.144MW発電]→佐久間第二発電所[0.104MW発電]→秋葉ダム→ 秋葉第一発電所[0.45MW]→船明ダム 合計3.585MW 気田ルート:門桁取水堰→豊岡ダム→豊岡発電所[1.62MW発電](取水位:467.58m)→気 田発電所[0.479MW発電]→(新設発電所?:[0.8MW発電])→秋葉ダム→ 秋葉第一発電所[0.45MW])→船明ダム 合計3.36MW である。(下で検討する新設発電所を 経由して 秋葉ダム へ流して行くルートを見切りで積むせいもあって)見かけよりは発電力に大差が付いてる訳では無いけど,水窪P取水位と豊岡P取水位の40m近い取 水位の差もあり,こちら(気田川ルート)に勝ち目はないのである。 更に(豊岡低稼働率ではあるのだが)門桁には低稼働率の水窪発電所を活性化できるというメリットがある。また必要な時に必要な電気を起こせるのが重要であ るが,水窪・佐久間・秋葉とダム を連ねる天竜川ルートの有利さは明らかである。 ということて豊岡発電所 は門桁 の水は水窪PS(それは佐久間Dで貯留される)に送るとして(出来れば水窪ダムに水を送って貯留含めトータルで水利用効率を増加させたい),豊岡には別の 水源を開拓したい。 |
以下では新規水源の開拓(上流からの導水)はこんな感じとなるか。巨大なダムを建設する場合は湖面も拡がるが,本案の場合は湖面が小さくて遠いので導水距 離は一寸伸び る。更には気田堰堤に送水する意味合いも少なくなるかもしれない。 (とはいえ結構広いので出来れば調整池に流し込みたい。)
欲張れば杉川の南側に熊切川がある。 これも230mちょいから取水可能。
また既存の流域も143km2ある。この143km2の内,53.6km2は門桁から水窪へ行くので独占出来るのは89.4km2。 9.0~12.0m3/sは行け るのでは無いか。現行5m3/s程度しか無いので増強が必要である(倍増出来よう)。 併せるとこんな感じ。
杉川上流は豊岡発電所に送水する構想(妄想)もあるが結局気田で使う事が出来る。奥気田発電所構想(妄想)で8.8km2 程使用する予定なので160km2ちょいに対して16m3/s程度を設 定 してみる。また昨今のイノベーションを反映して水車効率は87%を採用。 最大20m3/sで165.1万m3だと23時間近くフル稼働で持たせることが出来る。 [増強]気田発電所[水力][DB] ▲ 水路式・流込式→ダム水路式・調整池式 認可最大出力:2,400kW(発電効率74%)→8,500kW[+6.1MW] …効率 の悪い現行水車を温存して付加するので少なめ。160km2超の流域から水を集水したいので水量平準化の為にもダムは欲しい所。 最大使用水量:5.009m3/s(豊岡PSと等しい)→16.0m3/s(161.9km2よ り) 有効落差:65.70m (逸失落差:▲5.26m) 設備利用率:59.4%(2015 年実績)→?? 流域面積:143km2[門桁・瀬戸ノ含まず]→170.7km2[杉川・熊切川含む(杉川・京丸川最奥部での奥気田構想8.8km2も含む・除くと161.9km2)・→参照] 導水:総延長4221.2m→10.9km (1.14) <気 田川[気田堰堤](4.2km)+杉川・熊切川取水口(3.5+3.2=6.7km)> 水車:2台 総出力3146kW→水車:3号機10,000kW追加? 取水:気田川[気田堰堤]231.61m→気田川[堰堤増強]・杉川・熊切川240m 放水:気田川 160.65m |
~熊切川・不動川~ 間接領域(熊 切川・不 動川:導水距離5.14km・/熊切川迄なら2.36km・41.7km2)
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常時満水位 |
利用水深 |
湛水面積 |
流域面積(直接・間接) |
推定有効貯留量 |
摘要 |
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京丸川ダム |
500m | 20m | 8.9ha | 36.4km2(間接流域含む) | 170万m3 | 川面:451m・調整可能水量:4m3/s(118h[4d22h]) |
門島ダム(気田堰堤) |
238m |
10m |
14.8ha |
86.5km2 |
155万m3 | 川面:225m・調整可能水量:3m3/s(143h[6d]) |
平木堰堤 |
162m |
5m |
10.6ha |
196.2km2(直:154.5km2・間:41.7km2) |
53万m3 |
川面:152m・調整可能水量:1m3/s(147h[6d]) |
378万m3 |
累積調整可能水量:8m3/s |