電 力総研 水 力あれこれ
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
20.10.05運開

渡川(四万十川)の発電所(中下流・松田川篇)

上流篇 中下流・松田川篇

降雨量であるが源流付近で3000mmに達し3,200mmを超える。強気の取水政策が可能であろう。一方近永辺 りは水系と云えども2,000mmちょいである。
下流は再び増える傾向ではあるけど中筋川などそれ程の雨量では無い。
資料:国 交省

さて現状では最後の発電所津賀の下から始める。

津賀発電所[水 力]・[nef
出力: 1・2号機:18,100kW
水量: 1・2号機:22.00m3/s
落差: 1・2号機:96.00m
導水路:総延長6335.8m
流域面積:385.6平方キロメートル
取水:梼原川[津賀ダム](213.00m)
放水:渡川(105.40m)

<以下開発余地有り!>

と勇ましく導水路を這わせようとしたがまあ[幡多と中村]と いい[nef] といいなかなか厳しい水力発電を取り巻く環境に萎え気味である。。

発電所が立地するであろう下流方面へ弯曲する98m 地点辺りで22.00m3/sを取水してがつんと下に送ろうかと思ったけどそんな雰囲気では無さそうである。。

一応20km程送れば標高6.4mの場所に送れて,水量がマックスの22m3/sだとすると大凡15,327kWが得られるw

例えば82.5m 地点から此 処(6.3m)迄ほぼ一直線に結んで21.7kmである。

水量が増えそうなこの辺(40m)で取水してやはり彼処(6.3m)で発電すると導水路距離も大して短縮できず19km。水量は一寸ふやして12m3/s にしてみる

[妄想]中村発電所
最大出力:3,000kW
有効落差:30m
最大使用水量:12m3/s
導水路延長:19.2km

出力が小さいので明らかにバツである。

色々距離と高低差を調べて一箇所よさげな場所みっけた。この辺を中心に微調整。

[A案]江川崎発電所
出力:6,800kW
水量:15m3/s
有効落差:55m
導水路:10.5km
取水:こ の辺(88m)
放水:こ の辺(28.8m)


[B案]江川崎発電所
出力:5,300kW
水量:15m3/s
有効落差:43m
導水路:8.2km
取水:こ の辺(85m)
放水:こ の辺(37m)

折衷案。

[折衷案]江川崎発電所
出力:6,400kW[+6.4MW]
水量:15m3/s
有効落差:52m
導水路:9.5km
取水:こ の辺(85m)
放水:こ の辺(28.8m)

まあこんな所だな。気運が高まればこの下に水量増やしてもう一箇所ぐらい造れるかも知れぬ。

江川崎は位置に関して一寸保留なのでそれ以外の上で得られた構想を書き込むとこんな感じになる。


~後川~

降雨量でみるとここ,後川は期待が持てる領域である。
117mで住 次郎川後 川・片倉川から取水すると38.1km2
4m3/s程度は期待持てる。
これをEL =14m位迄落とすと落差99m程度は行ける。
9,800kWの一丁上がりである。


[私案]後川発電所
出力:9,800kW[+9.8MW]
水量:4.0m3/s
落差:99m
取水位:住 次郎川後 川・片倉川117m
放水位:後川14m










~中筋川~



~横瀬川~

横瀬川ダム[便覧
河川     渡川水系横瀬川
目的/型式     FNW/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     72.1m/188.5m/170千m3
流域面積/湛水面積     11.4km2 ( 全て直接流域 ) /40ha
総貯水容量/有効貯水容量     7300千m3/7000千m3
ダム事業者     四国地方整備局
着手/竣工     1982/2019




中筋川ダム[便覧
河川     渡川水系中筋川
目的/型式     FNAWI
流域面積/湛水面積     21.1km2 ( 全て直接流域 ) /70ha
総貯水容量/有効貯水容量     12600千m3/12000千m3
ダム事業者     四国地方建設局
着手/竣工     1982/1998

<ダム>
 位 置  高知県宿毛市平田町黒川
型 式  重力式コンクリートダム
堤 高    73.1m
堤頂長    217.5m
堤体積    274,000m³
天端標高   EL.98.1m
基礎岩盤標高 EL.25.0m

<貯水池>
集水面積      21.1km²
湛水面積      0.7km²
総貯水容量     12,600,000m³
有効貯水容量    12,000,000m³
設計最高水位    EL.96.1m
洪水時最高水位   EL.93.6m
平常時最高貯水位  EL.74.1m
洪水貯留容量    8,600,000m³
洪水貯留準備水位  EL.72.1m
利水容量      3,400,000m³
最低水位      EL.49.0m

大きさ

3.1kmで3mへ流下できる。
落差73m・水量2.1m3/s




~二級河川・松田川~

坂本ダム[便覧
河川     松田川水系松田川
目的/型式     FNP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積     60.3m/193.5m/170千m3
流域面積/湛水面積     82km2 ( 全て直接流域 ) /99ha
総貯水容量/有効貯水容量     18150千m3/16100千m3
ダム事業者     高知県
本体施工者     熊谷組・佐藤工業・新進建設
着手/竣工     1972/2000

出典:高 知県

出典:高 知県

坂本発電所