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20.8.27完成
小仁熊ダムの発電開発!!

ヨッキが筑北村の別所隧道なるミニレポを発表した。そこで小仁熊ダムへの言及があり,一寸変わった名前に割と最近のダム建設と云う事で調べてみた。

小仁熊ダム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E4%BB%81%E7%86%8A%E3%83%80%E3%83%A0


流域面積 21.6 km2
湛水面積 25 ha
総貯水容量 1,930,000 m3
有効貯水容量 1,610,000 m3
利用目的 洪水調節・不特定利水・上水道
事業主体 長野県
備考 愛称: 富蔵ダム
総事業費: 約215億円

小仁熊ダム(おにくまダム)は、長野県東筑摩郡筑北村(旧本城村)富蔵地先、信濃川水系犀川の支流麻績川に注ぐ東条川の治水も兼ね、並行して流れる別所川の支流小仁熊川に建設されたダム。
富蔵ダム(とくらダム)という愛称をもつ、高さ 36.5 メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節、不特定利水、周辺地域への上水道用水供給を目的とした(詰まり発電を現段階では目的に持たない)多目的ダムである。

歴史
筑北村(旧本城村・坂北村・坂井村)が位置する筑北盆地は、長野県内でも比較的降雨量の少ない地域で はあったが、台風の接近などにより大雨が降ると東条川が出水、しばしば水害をもたらしてきたことから、かねてより治水対策が求められてきた。また、長野自 動車道が開通し麻績インターチェンジの設置に伴って松本市、安曇野市等からのアクセスが向上したことにより、宅地開発が進み、上水道用の水源確保も急務と された。

長野県はこれを受け、筑北ダム建設事務所(のちの奈良井川改良事務所)を置き筑北盆地の抜本的な治水・利水事業を計画。麻績川を境として以南では小仁熊川に小仁熊ダムを、以北では宮川に北山ダムの建設に着手した。

東条川総合開発事業としては、ダムを東条川の本線上ではなく、並行して流れる別所川の支流、小仁熊川に建設。その上で東条川に分水ぜきを設け、東条川を流下する大水の一部を総延長2.8kmの導水路で小仁熊ダムへと導くことで複数の河川の治水を行う。このトリッキーな治水計画の背景として、東条川流域がすでに集落が密集しており、さらにJR 篠ノ井線が並行して走っているとあって大規模なダム建設はおろか河川改修すら容易ではなかったことが挙げられる。

1983年(昭和58年)から1988年(昭和63年)にかけて実施計画調査が行われ、1989年(平成元年)より建設工事着工。東条川分水ぜきと、導水 路2,808m(うち開水路2,133m、JR線をくぐるトンネル675m)の建設工事、そしてダム湖に沈むことになる道路の代替となる新道の敷設工事が 並行して行われ、1998年(平成10年)3月ダム本体工事に着手、1999年(平成11年)9月よりコンクリートの打設を開始し、11月9日に関係者 170名を招き定礎式が執り行われた。コンクリート打設工事は2000年(平成12年)12月に完了し、平成14年10月8日より試験湛水開始。2003 年(平成15年)8月に完成した。

諸問題
2000年(平成12年)10月26日に長野県知事に田中康夫が就任し、多くのダムを始めとする公共事業の凍結・見直しが行われたが、小仁熊ダムはその本体工事着手が1998年であったことから、脱ダム宣言後も順調に建設工事が続けられた。 ダム建設地点はちょうど旧炭坑跡地であり、コンクリート充填による止水対策…に労を費やすこととなり、工期は延長、事業費は1989年当初の見込み62億円の3倍以上、215億円となった。

また、試験湛水時にダムより上流300メートル先でクラック(ひび割れ)が発生し、道路が一部通行止めとなったというアクシデントも発生している。

なるほど,なかなか香ばしいダムでは無いか。

東条川の取水ルートもダムの訪問記さんから知ることが出来た。
現時点では発電機能無し,もともと盆地で水は少ないなど発電が不利な条件故の現状は窺われた。
と云う事でなるべく広く集水することを前提として案を作成してみた。

小仁熊川の西側から寺沢大側沢別所川の4箇所から,東条川の取水堰から更に久保田川中村沢の2箇所からも取水するプランである♪
水の乏しい盆地だとすると農繁期には水をそちらに分ける必要も出てこようが春先の雪止め水も溜めておけるしそれ程問題にはならないのではないだろうか?

小仁熊ダムに貯められた水は麻績川に岩殿寺付近で一気に45mの落差を設けて発電する。水量に対して落差も小さいがやむを得まい。。
取り敢えず水量を4,0m3/s,発電効率を85%として発電量を計算してみた:
P=9.8*45*4.0*0.85=1500kWとなる。小せえ(;Д`)
水量を8.0迄増やせば3.0MWである。事業の可否は水をどんだけ使えるかに拠りそうである。

ダム便覧さんによると計画高水琉量配分図は以下の如し。

計画高水流量の解説はこちらなど。流量の定義はm3/sなので東条川からの導水路(分水路)の計画最大流量は67m3/sと云う事のようだ。
ダムの下流が9m3/sとなってるのは治水後の安定的な流量かな??各沢から取水すれば8.0m3/sもそれ程荒唐無稽な数字では無いのかもしれない。

小水力発電に徹するなら発電位置は変えずに導水は別所川だけに絞るなど投資額を減らす工夫が必要か。

更には高低差を稼ぐって手もあるかも。
差切峡を一気にパスして下流(479m地点)迄水を持っていくのである。

これだとP=9.8*120*4.0*0.85=4,000kWとなる。
4.0MWは発電量として多いとは云えないけどまあ小規模水力発電にはありがちな規模である。
地図は切れちゃって描いてないけど勿論,別所川久保田川中村沢の取水堰はそのままで,水量は確保したい所。
6.0m3/sなら6MW,8.0m3/s確保出来れば12MW迄増強出来る。この辺までくればいっぱしの水力発電所ではないか♪長野県だし60Hzの中電管内ではあるけど,50Hzで発電しつつこの辺に並んでても違和感ないぞ(笑)