電 力総研 水 力あれこれ
と はずがたりな掲示板(利 水スレ電 力スレ)
20.10.02運開

八東川の発電所

なかなか隙無く建設されてる上に,結構水量が少ない。。

おまけ 旧戸倉隧道の鳥取側
いきなりで失敬であるが,旧戸倉隧道の鳥取側である。兵庫側はこちら
八東川流域の最奥部に存在する。明治時代に山県有朋が姫路~鳥取の最短ルートとして無理矢理に開削したのが縁で今でも旧一級国道の証しである二桁国道のR29が今も通過している。
最もメインの交通路は江戸期以来の交通路である智頭急行や鳥取道の通る志度坂越えに回帰して,こちらはがらんとしてゐる。
その有朋のごり押しで"樵夫しか通わぬ国道"(出典:『廃道本』・とは総研は税金を納めようとしない三浦某や松本某をCMに起用するアマゾンに徹底的に敵対して行きますw)とされた明治期の国道もこの旧隧道の上を通っており,更には戦時中に着工されるも未成の侭,抛棄された軍用隧道の跡もあるらしい。何時か探索してみたい。

横には旧戸倉トンネルの管理棟みたいなのもあるが,窓硝子は割れ肝試しに最適っぽいが勿論,良い子も田舎のヤンキーどもも不法侵入はしないと云うのがとはおじさんとの約束だよ!

西側に開けた明るい地形と云う事もあって廃管理棟があっても全然怖さみたいなものは感じない。現役扱いの旧天辻隧道とか戸倉兵庫側の恐怖感は湿気や日影の影響も強い事が示唆される。
また醸造施設かなんかに転用されたそうで,一寸入口の封鎖がシャッター付きのものに更新されている。

閑話休題(それはさておき),早速取水口探しである。

落折川
国道の傍にでんとゐる。高速で坂を駆け下りていくと見逃してしまう。ロックシェッドを抜けた地点には要注意である。
最大取水量は1.209m3/sである様だ。ここで取水された水は舂米発電所(の上部水槽)に送られる。
20.10



ハサリ川
さて先程の落折取水口の直ぐ下の橋を絡めた急カーブに取り付く林道がある。
その荒れた林道を上がっていくと程なく美しいすだれの様な砂防ダムチックな堰堤が現れてよく見ると川原には取水溝が走っている。

その辺をうろうろしてみたが利水標識は見当たらなかった。。余水吐?の様子。割りと規定量満量取水出来てる様であった。


久曽木谷川
設備の更新か災害復旧かで真新しくなってたけどここも利水標が見当たらなかった。省令なんかで掲げよってなっとんちゃうん??

因みに堰堤そのものは古くて苔むしている。


~加地川~
加地発電所[水力
鳥取県企業局
運開:1996.8
水路式・流込式
認可最大出力:1,100kW   常時出力:92kW
最大使用水量:0.55立方メートル毎秒
有効落差:242.10m
導水路:総延長2154.3m
流域面積:6.9km2→小さっ!
取水:加地川(711.10m・この辺か?)
放水:加地川(457.10m)

~舂米川~
茗荷谷(みょうがだに)ダム[場所]
堤高:40m
総貯水容量:612,000立方メートル    有効貯水容量:400,000立方メートル(貯留量400,025m3)
流域面積:50.4 km2(  直接:17.4km2 ・ 間接:33km2)
湛水面積: 5ha
着手/竣工:1958/1960
送水:舂米発電所(4.00m3/s)
着手/竣工:1958/1960

20.10


湖畔を通ってたしょぼい国道はめっちゃええバイパスを湖上を跨ぐ位置に建設してしまったので,これはダムを嵩上げして貯水量増やして行くしか無い。


舂米(つくよね)発電所[水力
鳥取県企業局
運開:1960.12
ダム水路式・貯水池式
認可最大出力:7900kW      常時出力: 800kW
最大使用水量:4.00立方メートル毎秒
有効落差:242.16m
導水路:総延長13600.6m
    取水位標高:481.30m
    放水位標高:228.43m
    流域面積:50.6平方キロメートル
河川
    取水:(481.30m)
  舂米川導水路:宮の谷川(この辺?)→舂米川[茗荷谷ダム](477m)(4.00m3/s)発電所
  八東川導水路:ハサリ川落折川(1.209m3/s)久曽木谷川カジナミ川大瀬谷川若浪川根安川→発電所
    放水:発電所→八東川(228.43m)

舂米PSの最大使用量は4.00m3/sだと!?
茗荷谷ダムの最大使用水量が4.00m3/sなんだけど。。
他の沢からの取水が出来てる時はその分だけダム湖の使用を止めとく運用スタイル??

実際に見たハサリ川・落折川・久曽木谷川のどの沢も潤沢に取水出来てたしもっとアグレッシブに行ってもいいのではないか?
但し落折川の取水口には利水標があったけどハサリ川にも久曽木谷にも見当たらなかった。天ノ川辺りには完備されてたのに。。
因みに戸倉峠の向こう側の音水川にも見当たらなかった。

1.209m3/s等を足して5.5m3/sとすると発電力は10,800kW[+2.9MW]に増やせる。これで行こう♪

もっと云うと,見学した谷の取水口には溢れんばかりの勢いで水が吸い込まれていき,取水後の水量も豊富とまでは行かないが涸れてる訳では無かったので本当は8.0m3/s位は行けそうな。。
可能性として国土地理院の地図とは矛盾するけど一旦茗荷谷ダムに貯める様にしたとか?

では有効落差228.43mの勇姿をごらんあれ♪


(舂米川・八東川合流点・舂米発電所放流口・230m)

~細見川~

丹比発電所[水力]
八東町電化農業協同組合
運開:1958.8
水路式・流込式
認可最大出力:175kW
最大使用水量:0.25m3/s
有効落差:95.10m
流域面積:11.40km2
取水:細見川(464m)
放水:細見川(来見野川取水口直上・365m)

~来見野川~

来見野川発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/tottori/kurumino/kurumino.html

中国電力(株)
運開:1935
水路式・流込式
認可最大出力:3000kW      常時出力: 240kW
最大使用水量:2.780立方メートル毎秒
有効落差:131.82m
導水路:総延長4642.7m、主要導水路 幅1.40m高1.78m、延長4580.9m 
流域面積:40.01平方キロメートル
取水:来見野川[来見野川取水ダム](354.10m)、細見川(丹比PS直下)[352m]
放水:来見野川(207.71m)

(八頭川・来見野川合流)[八頭発電所取水口](193m)

八東発電所[水力]
中国電力株式会社
所在地:鳥取県八頭郡八頭町日田
運開:1930.11[山陽水力電氣株式会社?]
水路式・流込式
認可最大出力:2700kW  常時出力: 500kW
最大使用水量:6.02立方メートル毎秒
有効落差:55.02m
流域面積:215.00平方キロメートル
取水:八東川194.22m
放水:八東川134.11m

(八東発電所放水口134.11m・竹市発電所取水口135.00m・136m)

竹市発電所[水力]
中国電力(株)
運開:1957.5
水路式流込み式
認可最大出力:5,500kW    常時出力:660kW
最大使用水量:12.00m3/s
有効落差:56.00m
流域面積:238.00平方キロメートル
取水:八東川135.00m
放水:八東川71.16m

(千代川合流)

八東川の発電所群はこの竹市で終わり。
ただ敢えて造るなら竹市発電所の放水口でそのまま受水。
 
[試案]河原発電所

取水:八東川・大江川(71.6m)
放水:千代川

有効落差;38m
使用水量:14m3/s

出力:4,400kW[+4.4MW]

用瀬発電所や佐治川の新発電所を併せてこちらで検討