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20.9.17運開

安濃(あのう)ダムと安濃川の電源開発!


三重県に良さそうなダムみっけ♪

~安濃ダムのデータ~[場所]・[三重県]
管理運営:三重県
堤長:212m
堤高:73m
堤頂標高:174.5m
設計洪水量:730m3/s
流域面積:27.5km2
湛水面積:0.49km2
有効水深:37.4m
総貯水量:1,050万立米m
有効貯水量:980万立米
着工1981/1989.12

令和 2年 9月  17日 9:00現在        貯水位:156.58m          有効貯留量:3,849,000m3 
                          有効貯留率:39.3%         平年貯留率:50.8% 
とのこと。

標高は大したことないけど160m辺りから取水出来そうである。

目的には洪水もなく農業用水とのこと。
出典:農水省東海農政局

<取水>
取り敢えず農業用水を邪魔しない形で発電できないか検討してみる。
ダムは利用するけど安濃ダムの流域面積外から集水してそれを元に発電するのだ。

11km程の導水路建設。既存の河川維持流量を考えると余り大量には取水出来ないけど

宝並川172.8m[場所]
滝川175.6m[場所]
北大谷川171.9m[場所
生水川172,1m[場所]
大谷川170.6m[河川DS][場所]
舟山川171.6m[場所]
北高座原川173.0m[場所]
高座原川173.8m[場所]
穴倉川173.6m[場所]
こんな感じ

集水路のスペックを確認の為,国土地理院
先ずは導水路距離。8.9kmと麻痺したのかこの水路を妄想してた(未だ最初の)頃,この長距離導水は無いよなあと思ったけど,今になってみるとなんてんことないなw

ただ面積は小さくて,こんだけ頑張っても10.6km2。0.8m3/s程度が精々っぽい。。

もう一寸足を伸ばすと長野川があるが,津上水道の水源になっているのでどれだけ取水可能は不明。
延ばすとなると1.8km2程。1.4m3/s程度?とりま保留としておく。


これで経ヶ峰をぐるりと半周して取水したい。各河川には小さな調整池作って降雨を平準化して取り込んで行きたいが,そんな余地あるのかどうか?

取り敢えず,取水が終わって,一部農業用水の転用等も行って導水する。

第三頭首工(18.7m)辺りに引っ張って行けたら。。

しかしなかなか建設に適した箇所がない。。第三頭首工が山から遠すぎるのである。山裾はそこそこ標高があって

ダムの水は此処に一旦回されるようなので,第一~第三頭首工から取水される安濃川の流れも含めてダムから一旦此処へ流す際に発電するのが良いかも知れない。

とは云へ,なかなか適切な斜面と落差を確保出来る場所がない・・。

と云う事で農業用水を正面から利用する方策に転換。
潅漑プロジェクトを無視して計画は立てられないので調べてみた。

国営中勢農業用水という事業のようだ。

https://suido-ishizue.jp/kokuei/tokai/F1/F2/Mie_Chusei%20yousui.html

3.国営かんがい排水事業「中勢用水地区」
(1)目的
 近年まで、安濃川に沿って開けた水田は、わずか1,400ha程度であり、雲林院井堰をはじめとする礫、木杭等を材料とした22箇所の井堰で反復取水さ れており、井堰の維持管理に多大な労力と経費を費やしていました。また、丘陵地では、約100箇所に及ぶため池とわずかな小河川(渓流)が水源で、山間の 谷がわずかに水田となっている状況でした。(とは註:現代ではこんな言い訳は通らない。高い米しか作れずに国民はコメ等買う気が失せパンに移行しているのである。米生産量確保は政策の正統性を担保し得ない。今重要なのは寧ろ電源の確保である。勿論,農民の利水権は保護されねばならぬが。)
 一方、畑に至っては、水利施設は皆無でありこの不安定な水利条件が、本地域の農業経営不振の原因となっていました。このため、安濃川の左右岸に広がる2 市3町(現在は津市、亀山市の2市)に跨る3,630haの受益地を対象とし、昭和43年度~45年度の3ヶ年で調査計画を行い、昭和46年度に全体実施 計画を行なった後、昭和47年10月に事業着手されています。

出典:水土の礎
 

(2)事業概要
 安濃川の上流に有効貯水量約1,000万m3のダムを建設し安定した水源を確保するとともに、維持管理の軽減を図るために22ヶ所の井堰を4ヶ所の頭首 工に整理統合する。また、新規利水地域には、用水路約97kmを新設することにより、計画的・効率的な配水を図ることとされています。
 これら施設のうち、安濃ダム及び第三頭首工については国営で、第一、第二、三泗頭首工は県営で施工され、また、用水路のうち、上流部の約20kmは国営で、下流部の77kmは県営で施工されています。
 なお、事業着手以降、受益面積の変更、安濃ダム関連の補償工事、パイプラインの管種の変更等により、平成2年度末の事業完了までに2回の計画変更が行なわれています。

(とは註:ダムからはダム放流水と共に導水路で一旦南北分水工に流し込み,其処から南北の幹線水路に分流し域内に供給する様だ。又安濃川経由で送水される水は第一(県営)・第二(県営)・第三(国営)・三泗(県営)の4頭首工で取水される様だ。さて問題は取水量である。)

(3)主要工事計画

取水量、 受益面積:

取水量 受益面積
ダム全体
9.94 m3/s
3,630ha
導水路 5.69m3/s
2,430ha
安濃川注水工 4.25 m3/s
1,200ha
第三頭首工 左岸取水1.73m3/s 500ha

3)幹線水路
 安濃ダムから南北分水工までの導水路は、自由水面をもつ供給主導型の水路であり、南北分水工以降の幹線水路は、パイプライン型式の需要主導型の水路となっています。
 したがって、その接点に南北分水工を設け、調整能力を持たせた水利システムとされています。


(水路模式図)
①導水路
 トンネルを主体に、地形条件より一部区間でサイホン、暗渠が採用されています。

(導水路の概要)

トンネル構造 サイホン構造 暗渠構造
規模 2R=2.20m(2R標準馬蹄形) D=1.8m 現場打ボックスカルバート
(B)2.0m(H)2.2m 
1,436m
★2
延長 1,224m 103m 110m
取水量 導水路: 5.69 m3/s 、受益面積:2,430ha
(内訳) 北幹線水路:3.61 m3/s  受益面積:1,600 ha
南幹線水路:2.08m3/s    受益面積:830 ha
  
②南北分水工[場所(G)][地理院(130.6m2)
 下流パイプラインの需要変動に対して、安濃ダムからの送水を円滑にするとともに送水時における管路内への空気の混入を防止する等のために、約6,300m3の調整容量が確保されています。

((南北分水工断面図)

http://miedoren.or.jp/home/mag/337.pdf

2.安濃ダムの概要
安濃ダムは、農業用水専用の利水ダムとして農林水産省の国営かんがい排水事業により建設され、平成元年12月から三重県が管理しています。
ダムの最大有効貯水量は 980万m3(東京ドーム約8個分)で、1年間に約2.5杯分の水を中勢用水土地改良区の受益地3,183ha に補給しています。

3.治水に配慮した水位調節
安濃ダムは「洪水調節容量」をもたないダムですが、次のような運用により洪水調節を行っています。
洪水期(6 ~10月)には、利水に支障のない範囲で、貯めることができる水位(制限水位)よりも低い水位(管理水位)で運用しています。

管理水位の設定による空き容量の確保

6,7月 8月 9月 10月
空き容量 141万㎥ 294万㎥ 207万㎥ 163万㎥
有効貯水量比 14.4% 30.0% 21.1% 16.7%

特に、夏の終わりにはダムの水を使い切り、大きな空き容量
ができますので、台風などの大雨の際には貯留して洪水を軽
減することができます。


色々資料が集まったが,

取水量9.94 m3/s
(内訳)
・導水路: 5.69m3/s
・安濃川注水工:4.25 m3/s

この辺が重要である。
導水路と安濃川放流併せて10m3/s弱がこの農業用水の利用量である。
これに先程の集水路を併せて11m3/s程度での発電を考える。


そして,発電部に戻ってこの南北分水工130.6mが下部調整池となりうる。  小さいので倍ぐらいの大きさにする必要があるかも知れない。
寧ろ安濃川注水工分はそのまま安濃川(75,3m)辺りへ放水するのでその先に逆調整池が必要である。

と云う事で以下の様になる。

安濃川第一
最大認可出力:3.200kW
有効落差:35m
最大使用水量:11m3/s

安濃川第二
最大認可出力:2,500kW
有効落差:55m
最大使用水量:5.5m/3

洪水期(6.7.9月)は水量を下げて運用しているので取水口も下部にもう一つ必要かも。その場合安濃川第一の出力は少々下がる事になる。
また長大な導水管の建設費が改修できるかも未検討である。ダム,第一,第二迄とするのが現実的かも知れない。

結局こんな感じとなる
出典:河川DB