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吉野川下流域支流穴吹川

穴吹川概要・穴吹川開発(穴吹ダム→木屋平P/S[+3.1MW]木屋平P/S→穴吹P/S[+5.9MW])

<穴吹川>
四国全県が寄ってたかって開発している四国三郎吉野川(香川県も池田からトンネル掘って香川用水で導水)であるが,何故か水力発電が余り開発されていない 穴吹川である。下図の美馬市に於いて吉野川本流から南岐する支流である。
同じく剣山から湧き出る西隣の貞光川もそれ程開発されてないので水量や,更に海側,東隣の鮎食川も全く開発されてない様子なので高低差の問題などあるのか もしれない。
検討してみる。
出典:四 国電力[巨大pdf注意]

■穴吹川源流域(美馬市)水力開発計画

◆(仮)奥穴吹ダム:ダムor取水堰建設(708m)[場 所]…穴吹川の源流,富士の池谷等から集水
②R438・R439・R492の改良

源流域で発電と思ったが地域では清流を推してるらしい。。一寸反対が出るかなあ。。

“日本一の清流”穴吹川[美 馬市]

但し穴吹川潜水橋剣峡(紅葉)閑場の滝(かんじょうのたき)清流の郷 ブルーヴィラあなぶきも もっと下流域である。
清流域の水量が減る訳ではないけど濁った水が下流に流れることは避けたいけどどんなもんなんやろ。。正常なら濁水が下流に流されるって事はないとは思う が…。

奥穴吹ダム
有効落差は十分なんであとは水量確保。奥地にダムを建設したい。奥只見ダムばりの気概と気合いで奥穴吹ダムと仮称するw

流域面積28km2の名頃ダムで3.50m3/s の流量を確保出来る様だ。3.50/28=12.5%である。貞光川の引越は流域面積60km2で2.78m3/sと5%程度だったので可成り高い。
ただ名頃は名頃・松一・松二で700MWを発電する為の調整力やピーク対応力を意図しているので流量从って発電力を高めに設定してあるものと思われる。

こちらは精々10km2程度である。。

これは物部川程度(10%)だとすると1m3/s程度。

因みに頁冒頭の四国の年間降水量図に 拠ればこんなもの。

概 ね2,000mm~3,000mmの地点である。平均して2,500mm(流されずに全部その場で貯まるとこの高さになるんだそうな)の雨が16万km2 に降るとすると年間の貯水能力は2500mm=2.5m*16万m2=40万m3となる(こんな計算で良いのかどうか)。
名頃の1/3ぐらい規模のダムを作れば1年を通じた計算で放水管理が出来そうである。
名頃ダム
穴見川源流ダム想定地

似たような最源流の発電所に十津川水系の弥山(み せん)取水堰がある。
流域面積6.8km2で0.557m3,高度844.75m。例の数値(0.557/6.8)は8%程度である。
ここから弥山発電所では有効 落差96.40mを確保して420kWを発電している。調整池はない。

流域面積ではこちらの勝ちである。
保守的に見積もって0.8m3/sとして708m地点から取水するとする。



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/1717で開発した三角錐論法wで推論してみる。
今取水レベルである710mでの面積が4,135m2,満水レベルである740mでの面積が28,841m2(2.88ha)である。 
計算すると貯水量は43.9万立米となる。
結構でかいなww

小ぶりなダムを持つ近隣の吉野川水系のダム比較
ダム名
場所 標高 河川名
流域面積/湛水面積  
有効貯水量 取水量
出典
[私案]奥穴吹ダム
720m
穴吹川
10km2 / 2.88ha 43.9万トン

若宮谷ダム

祖谷川
 / 1ha 5.8万トン 9.46m3/s 便覧][水力]
明谷ダム つるぎ町一宇平
452m
貞光川
45.0km2 (直:14.67km2・間:28.41km2)※/1ha 3.8万トン 2.78m3/s 水力] ※:とは総研推計
[私案]白川谷ダム

白川谷
2.97ha 19.8万トン 2.2m3/s 総研
名頃ダム 三好市東祖谷菅生 943.3m 祖谷川
21.2km2 (直のみ) /9ha 121.3万トン 3.5m3/s[名頃PS]
[便覧][水力]



ここから何処へ送るか,である。
何案か検討してみる。


出力取水放水有効落差使用水量集水面積導水管延長
舞山発電所24.2MW貞光川・新明谷Dm(470m)他吉野川[舞山](55m)410m7.1m3/s
20km超
木屋平発電所3.1MW奥穴吹Dm(709m)穴吹川(333m)368m1.16m3/s14km210km
穴吹峡発電所8.3MW木屋平PS(333m)穴吹川(100m)233m3.71m3/s
13km
吉良発電所3.7MW土釜・半田川等(189m)貞光川(89m)100m3.80m3/s

穴吹発電所4.6MW吉良PS/穴吹峡PS(89m)他吉野川[穴吹]50m10.64m3/s
15km
山川発電所5.3MW鮎喰川他(250m)吉野川[川田](28m)215m2.97m3/s58.5km214km

45.1MW
本項(+18.2)






吉良もイマイチ中途半端でなんとかしたい。
①右岸を下り行けるとこ迄行って一気に落とす
②左岸を下り行けるとこ迄行って一気に落とす
③右岸を下り適当な場所で発電,更にその後水量を追加してもう一箇所で発電
左岸を下り適当な場所で発電,更にその後水量を追加してもう一箇所で発電

ルート概念図は以下の通りである。




先ずは700m級で取水して落とせるとこ迄行って落としてみる(上の選択肢の①と②)。

①右岸で行けるのは此処らである。

ここ(702m)
http://maps.gsi.go.jp/#16/34.019755/134.170661/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

から

ここ(63m)
http://maps.gsi.go.jp/#16/34.017691/134.154804/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

に落とせる。

途中で先ず尾根又(708m・3.2km2)や水系の最東端の川原谷(708m・3.5km2)で取水が可能だ。

多雨地帯であるのでそれぞれの谷で0.32m3/s及び0.35m3/s取水するとする。

有効落差630m
穴吹ダムからの水量を1.0m3/sとして合計1,67m3/sであるので8,700kwも出る!なかなかだな~☆

ただ30kmもの導水管を設置する必要があるヽ(゚∀゚)ノ

穴吹川が大きく東側にぐるっと迂回してゐる所為(せい)でもあり,そのお陰で途中で取水も出来る所為でもあるけど一寸遠回り過ぎるw

最大出力:8,700kW←Wow♪
有効落差:630m
最大使用水量:1.67m3/s

次に②左岸で行けるのはここいら。

貞光川と穴吹川の間:
http://maps.gsi.go.jp/#14/33.992726/134.108391/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

ここから
http://maps.gsi.go.jp/#16/33.991543/134.103949/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

ここへ(98m)
http://maps.gsi.go.jp/#17/33.995283/134.090023/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
落とす!

有効落差は600mぐらい。途中での取水が出来なくなるのが痛いかも。
導水路は半分の15kmぐらい。

穴吹川発電所(案)
最大出力:4,950kW
有効落差:600m
最大使用水量:1.00m3/s

随分下がってしまうが,凡そ5MWはなかなかである。

勿論,先程とは逆に川原谷,尾根又谷で取水して奥穴吹ダムに貯めることも可能である。導水路建設は9.5km結局余分に掛かってしまうが。。

しかしこちらであればダムに貯水できるメリットが生まれる上に,放水後,直下に吉良発電所があるので纏めて取水してもう一発発電したりも検討できる。その辺はこちらで検討。
そして放水先を吉良の取水口辺りに短縮すると取りも直さずとなるのであろう。

残る③であるがこの源流のダムで貯めた水1.0m3/sに加えて先程の尾根又の水0.34m3/sを使って先ず木屋平付近まで落として発電,更に木屋平P/Sで使用した1.34m3/sに加えて穴吹川の水を加えて以下下流にシステム形成であろう。

さて,穴吹川堰堤から取水したのち,谷から取水。上で見た様に,まともに取水出来そうなのは屋根又谷と川原谷。

屋根又谷
http://maps.gsi.go.jp/#16/33.879501/134.156671/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

0.16m3/s取水


途中内宇夫谷はサイホンで跨ぎ川原谷からの支導水線と合流。

川原谷704m
http://maps.gsi.go.jp/#15/33.897350/134.218984/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

0.2m3/s取水


上部水槽をこ の辺(701.4m)に 設置し333m 地点にある此処に落とす。

木屋平発電所(案)
有効落差:368m
使用水量:1.16m3/s(0.8穴吹堰堤+0.16屋根又谷+0.2川原谷)
最大出力:3,100kW

直下のこ こら(333m)で取水。取水量は下流の清流への影響が気になりつつも,放流水1.16+穴吹川本流の1.34m3/s程の計2.5m3/sと想定して一気に田野内川の3本の支流が集まった直後のこ こ(333m)[取水量0.35m3/s]迄通す。

流域面積は約9.3km2。0.54m3/sも取れれば御の字かな。各地点には草木ダム程度の小さめの調整池を設けたい。


その次は内 田谷川(333m)
7.5km2なので0.45m3/sぐらいか。


そして北 又谷川(333m)
3.7km2なので0.22m3/s。


ここ(北股谷)から高度を保ちつつ北上,こ こら(332m)に上部水槽こ こら(76m)で放水。結局①の63mに近い。

穴吹発電所(案)
有効落差:256m
使用水量:3.71m3/s(=0.22+0.45+0.54+2.5)
最大出力:9,300kW

①案に似てるとは云ったが,①が発電所1箇所のみで8,700kW叩き出すのに対して,こちら③は一旦木屋平で発電し,そこから途中でこまめに取水するので合計12,400kWとこちらの方が良い♪

とは云へ貞光川での松尾型発電系の計画に成功(笑)した私としてはここでも二番煎じ,三番煎じを狙いたいと思う。

高度333mを保ったまま吉野川に接近を試みる。探せば見つかるもんだ♪

放水ポイントは34m
有効落差295mは取れそう♪ただし導水路は22kmもw

穴吹吉野川発電所(案)
有効落差:295m
使用水量:3.71m3/s(=0.22+0.45+0.54+1.5)
最大出力:10,700kW

総延長22km。恐らく8km程は伸ばして+1,400kWである。
何処迄延ばすのが効率的かは一つ検討の余地はありそう。。

④案
川原谷から700mで取水して奥穴吹ダムから太合を経て一気に三俣谷出口で190m落として有効落差505mで発電する野心的なスタイルの発電所w
導水距離:21km 実際の計画では取水を優先してこれよりは一寸遠回りして21.5kmぐらいかな?

集水面積:21.7km2 約2.2m3/s
やるからには徹底的に取水したい。


[私案]奥穴吹発電所
出力:9,250kW[+9.25MW]
水量:2.2m3/s
落差:505m
導水:21.5km (0.43)

発電量も多いしなんとかOKではないか!?

その後
③も④ここで終わりでは無くこの先は貞光川の此処で検討。結局,似ような吉野川本流まで運んで大出力の発電をするのでご心配なくw


また鮎喰川との絡みで穴吹から引水する必要が出てくるが,その際の穴吹川の集水面積76.362km2から本プロジェクトで取水する21.719km2・2.2m3/sは差っ引く必要が出てくる。
がそちらにも対応はしている。