電 力総研 水 力あれこれ
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20.11.14運開

破間(あぶるま)川の発電所

偉い珍しい名前だよ。。ファイル名をhamaにしちまったじゃねえかw
htmlは直したけどpngはそのままである。。

破間川は小出で魚野川に注ぐ只見線沿いを流れる川。何も無い,最早廃線にすべきと思ってる只見線だけど,死んだ様な活気の無い沿線と思いこんでたけど,幼 少の砌(みぎり)より嗜んだ鉄道趣味で覚えた駅名で見知っている地名を関した水力発電設備が次々と現れてめっちゃテンション上がり,頼もしい印象に変わった(身勝手w)。まあ無人の 発電所が淡々と発電してるだけだろうから平行バス路線に役割を譲って只見線そのものの役割は終わったと云う個人的な結論そのものは余り変わらないが・・。田子倉や奥只見レベルの開発が今後もあるなら別だよ?

直ぐ北側は信濃川水系であり,下流域の北側は旧山古志で土砂ダムで寸断された芋川等があり,中流域北側は同じく信濃川水系刈谷田川流域で県企業局の発電所が1つある。上流域のどん詰まり,六十里越の峠を越えれば田子倉・奥只見であり阿賀野川水系に変わる。

上流は黒又川の頁に纏めた(未完成)

~黒又川~

黒又(くろまた)ダム[水力][場所
歴史:大正15(1926)年:竣工
種類
自然越流型重力式練石積コンクリートダム
大きさ
堤高:24.5m、堤頂長:217.5m、堤体積:11,000立方メートル
容量
 総貯水容量:1,454,000立方メートル
有効貯水容量: 469,000立方メートル
面積
流域面積:117.5 平方キロメートル
湛水面積: 0.31平方キロメートル
取水:破間川(250m)・黒又川


~西川~
標高320m付近で20km2程の流域があるんだけど,上条発電所付近迄(高低差135m)落としても2.2MW程度,イマイチパンチに欠けるなあ。。


標高461.4m付近に10km2の水源あり。



東北電力(株) 上条発電所[水力
所在地:新潟県魚沼市渋川
運開:1927.2[北越水力電氣?]
水路式・調整池式
認可最大出力:6,000kW  常時出力: 0kW
最大使用水量:13.91m3/s
有効落差:61.21m
水車:2台 総出力8356kW
導水路:総延長580.2m、主要導水路 幅2.39m高2.74m、延長420.6m(破間川→黒又ダム)
導水路:総延長3069.2m、主要導水路 幅3.33m高3.42m、延長2844.0m(黒又ダム→発電所)
流域面積:250.1km2
取水:破間川(250m)黒又川[黒又ダム](248m) (248.29m)
放水:破間川(182.54m)

上条発電所周辺の様子。上条発電所で使用された水はそのまま須原発電所への水路に流されるが使いきれない分は破間川に流される様に見える。
また発電所の左上の堰は上条発電所が出来る前の須原発電所の取水堰で,水路は無いし使用水量の関係で今は取水には使ってない感じであろうか?


東北電力(株) 須原発電所[水力
所在地:新潟県魚沼市細野
運開:1913.12[北越水力電気(株)?]…水力さんは?を付けてるけど北越水力電気の発電所だった事は確かな様で,地域の黎明期の電力会社の様なので運開もほぼ同社だったであろう。
水路式・流込式
認可最大出力:1,600kW  常時出力:580kW
最大使用水量:6.68m3/s
有効落差:31.20m
水車:2台 総出力1840kW
導水路:総延長3632.6m、主要導水路 幅3.94m高2.73m、延長1382.3m →戦前の発電所の導水路らしく山をトンネルでぶち抜くのでは無く地形に沿って下流に流している。
流域面積:107.3km2→上流の上条が250.1km2だから可怪しい。なんの数字だ?
取水:破間川[上条発電所]183.03m
放水:破間川146.80m

上条発電所の取水域から須原発電所迄約61.3km2の流域面積があるのに,須原P/S(最大使用水量6.68m3/s)では上条発電所(同13.91m3/s)の放流水の一部だけしか使わないという暴挙を犯しており,此処は改善するしか無い。6.1m3/sは追加で使える筈で都合20m3/sには出来る筈である。

須原(1913運開)の方が上条(1927運開)より古くて上条の使用水量に見合った能力に増強されないまま今日迄来てしまったのであろう。此処はぶっとい導水トンネルを掘り直すか平行して掘るかして20m3/sを通水する。
下流の藪内ダム迄未だ標高差があるようにも見えるが,藪内ダムの取水位が144mもあるので比高は殆ど無い様だ。なんならもう一寸須原を下流に寄せて有効落差も稼ごうかと思ったけどこれでは無意味だな。。

更には上条にも増強の余地はある様に見える。流域面積250km2に対して13m3/sしか使っていない。倍増近く出来そうなポテンシャルがある。所がこちらは恐らく不可。上流には黒又川第一発電所があって此処をスルーして下流に直送している。


更には上条にも増強の余地はある様に見える。流域面積250km2に対して13m3/sしか使っていない。倍増近く出来そうなポテンシャルがある。ところがこちらは恐らく不可。上流には黒又川第一発電所があって此処をスルーして下流に直送している。みかけの流域面積程水量は無さそうである。

[増強私案]須原発電所
出力:5,100kW[+3.5MW]
水量:20.0m3/s
落差:31.20m

(松川川)

(黒又川第一P/S放水口?)

東北電力(株) 藪神(やぶかみ)ダム[水力
昭和16(1941)年:竣工
堤高:23m、堤頂長:120m容量
 総貯水容量:185.7万m3 有効貯水容量: 67.1万m3
流域面積:373.2 平方キロメートル 湛水面積: 0.21平方キロメートル
放水:薮神発電所30m3/s薮神第二発電所30m3/s

名前,「やぶかみ」なんか。。(只見線の駅名で知ってたけど)「やぶ"が"み」だとずっと思ってた。。

東北電力(株) 第二藪神発電所
平成25(2013)年 7月   :着工
平成25(2013)年 8月   :工事開始
平成28(2016)年 6月23日:運用開始
ダム式・調整池式(未確認)
認可最大出力:4500kW
最大使用水量:30.00立方メートル毎秒
有効落差:17.85m
取水位標高:144.14m
放水位標高:
取水:破間川[藪神ダム]
放水:破間川

~和田川~

新潟県 広神(ひろかみ)ダム[水力][便覧
旧称:和田川(わだがわ)ダム
目的: FNP
堤高/堤頂長:80.5m/225m
着手/竣工    1979/2011

容量
 総貯水容量:1,240.0万m3
有効貯水容量:1,070.0万m3
洪水調節容量:880.0万m3(有効貯水容量の内)→
 不特定容量:190.0万m3(有効貯水容量の内)
  堆砂容量: 170.0万m3→(総貯水量-有効貯水量が堆砂容量のようである。洪水容量としては全部使えるって訳か。計画堆砂位=最低水位だしな)
面積
流域面積:42.1 平方キロメートル
湛水面積: 0.65平方キロメートル
灌漑相当面積:約330ha(不特定容量の放流分)
標高
       堤頂標高:241.000m
    設計洪水位標高:240.000m
   洪水時満水位標高:237.500m(サーチャージ)
非常用洪水吐越流頂標高:237.500m(クレスト)
    常時満水位標高:213.500m
常時洪水吐呑口下部標高:213.500m
     最低水位標高:200.500m
    計画堆砂位標高:200.500m
  減勢工導流壁頂標高:180.000m
     減勢工床標高:163.000m
  副ダム下流河床標高:161.000m
       基礎標高:160.500m

新潟県企業局 広神発電所[水力][新潟県
所在地:新潟県魚沼市小平尾
平成23(2011)年3月:運用開始
ダム式・流込式
認可最大出力:1600kW  常時出力:   0kW
年間発生電力量:約8100MWH(810万キロワット時)
最大使用水量:5.00立方メートル毎秒
最大有効落差:40.20m
水車:出力1600kW1台
流域面積:42.1平方キロメートル
取水:和田川[広神ダム]213.50m(常時満水位)
放水:和田川170.48m

ダムをバックにしてるのに流込式らしい。。刈谷田川も同様の様である。

広神発電所の後,何もせずに和田川経由で破間川に流して終わりである(怒)
当然有効活用を考える。

3.12km上流に薮神ダム(138m)がある。此処に水を流す。


[構想]和田川発電所
出力:1,120kW[+1.12MW]/870kW[+0.87MW]
水量:5.00m3/s
落差:27m/21m
導水路:3.12km(0.35)/(0.27)
取水:和田川[広神ダム直下]170.5m
放水:破間川[薮神ダム]138m/144m

勿論,この発電所だけでは元は取れないかもしれないけど,薮神発電所の発電量も1.4MW分程度増やせて合計2.52MWを3.12kmで増やせる。実際は
これなら効率0.81なのだが,実際は薮神P/Sの導水路も増強する必要があるとするともう4.85km必要で,合計7.97kmとなり効率は0.316となり可成り微妙に。。

但し調べてみると薮神ダムには第二薮神発電所も設置されてて流域面積:373.2km2に対して60m3/sの水使用能力がある。5m3/s位を発電を増やすことでの受け容れ余地は十分あるだろう。
なんならこれを機会に薮神発電所の出力を倍増して第二薮神発電所は廃止したりしても良いかも。

[妄想]水量を増やす必要がある。。西側の越又川(213.8m)小屋柄川(215m)から持ってきてみる。(結論を先取りするとこの計画は不効率。。)

流域は僅か4.3km2。増えても水量は+0.4m3/sの5.4m3/sである。

この場合:
広神:1,760kW[+0.16MW] 1,800kWの水車に交換
和田川:1,210kW[+1.21MW] 広神の水車を流用??
薮神:10,380kW[+1.58MW]

7.97+2.11=10.08kmで+2.95MW増強。効率→0.29。。orz…もっとあかんわ。。

と云う事で大人しく(=薮神導水は諦めて),下流で発電してみる。此処でも導水有りは無しだな。。
導水無しケースでも発電量は大したことなし。。薮神ダムへの導水メインの870kWの出力で我慢とする。

[構想]和田川発電所
出力:1,790kW/1,930kW
水量:5.00m3/s/5.40km2
落差:43m
導水路:3.76km(0.47)/5.87km(0.32)
取水:和田川[広神ダム直下]170.5m/和田川[導水あり]
放水:和田川122m

導水路:3.76km(0.47)




東北電力(株) 藪神発電所[水力
運開:昭和16(1941)年5月
水路式・調整池式
認可最大出力:8,800kW→10,200kW[+1.4MW]
  常時出力:3200kW
最大使用水量:30.00m3/s→35m3/s[+5m3/s(和田川発電所放流水)]
有効落差:35.00m
水車:立軸フランシス水車2台 総出力9280kW
導水路:主要導水路 幅4.35m高4.35m、延長4855.9m 断面積は18.9m2
取水:破間川[藪神ダム]144.14m
放水:破間川104.34m


(魚野川分岐)